電脳コイル最終話01

「見失っても、必ず道はどこかにある」
「人は、細い道で繋がっている・・・時々見失うけど」
「でも、きっと繋がっている」

ヤサコのキスとイサコの嫉妬で生まれたミチコさん、
イサコを甘い言葉で迷い込ませようとするが、ヤサコの叫びで現実へと導く。
見失いかけた道は1人で見つけ出すのは困難なのかもしれない、
けどこれからは違う、1人ではなく2人、ヤサコとイサコ2人の絆が道を強固にし、
心の繋がりが正しく進むべき方向へと導いてくれるだろうから・・・今回のようにね。

電脳コイル最終話、素晴らしい最終話だったと思います。
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最終話にして登場、ヤサコのオジジでイサコの主治医。
心を閉ざしてしまったイサコを救うため、ヌルキャリアにより意識を分離させ
医療空間へと飛び込み、イサコの意識を呼び戻すことには成功するが、
オジジ本人は戻れなくなりそのまま異空間の住人へと・・・。
でも不思議な繋がり・・・オジジのあの姿を見ると、
ヤサコがデンスケにつれられ迷い込んでいなかったら、オジジはそのまま彷徨い人で、
イサコも助けられる事がなかったのではないのかな。
ヤサコが迷い込まなければミチコさんは生まれなかったのかもしれない、
けど結果そのおかげでイサコが助かったのだから皮肉にも思えるけど運命にも思えたり。

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デンスケに導かれ出口へとこれたヤサコだけど、そこでデンスケと本当のわかれ。
ここはグッとくるね・・・ヤサコを守ろうと勇敢に戦い消されてしまったデンスケ。
あの姿を見た時は悲しいものがあったけど、最後にヤサコはデンスケの温もりを、
デンスケはヤサコに甘えることができ、以前は心残りな別れ方だっただけにお互い
サヨナラが出来た事は、ペットの末路を考えると幸せな事だったのかもしれないです。
そういえば、カンナのペットもハラケンの事を忘れずに形見を託して消えて言ったけど、
たとえ電脳のペットでも愛情を注ぎ育ててあげればリアルと変わらない恩恵をもたらす。
電脳ペットはこのアニメの象徴でもあるので、その代表格のデンスケを
最後の最後まで確りと描いてくれたのには好感もてるし悲しいけど嬉しくもありますね。

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悲しい話が続いたけど、おばちゃんのバイクがレッカー移動とちょとした笑いも忘れずw
ここで意外な人物が登場、玉子の元上司でヤサコのお父さん、そしてなんとなんと、
コイル探偵局会員ナンバー1番であることも判明!なおもメガマスの要請で監査活動も。
コイルスと繋がっているメガマス内部の人間そして猫目宗助を調べているようだが・・・
で、猫目もコイル探偵局のメンバーで3番だったのかwコイル探偵局のメンバー凄いなw
にしてもちょい役だと思っていたヤサコの親父が、ここでカッコいい所を見せるのだから
親父の扱いも意外だったけど、改めてキャラの扱いが巧いアニメだと認識しました。

そして猫目の呆気ない最後・・・弟に裏切られメガネを破壊され失踪・・・。
気持ちは分かるけど、周りを省みないやり方はあまりにも行き過ぎた行動でしたな。
弟に見捨てられる哀れで惨めな最後だが猫目も道を見失っていた一人だったという事か。

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ヤサコが子供の頃、デンスケを通じて迷い込み出会った4423はイサコの兄で信彦。
全ての始まりはここからで、イサコのキスを見たヤサコが嫉妬でミチコを生み出し、
特殊な空間を作り上げてしまう・・・苦しみも悲しみも無い逃避空間とでも言うのか。
今ヤサコはそこに取り込まれ、というよりは自ら居座っているのか・・・。
あの空間はイサコが作り上げたもの、だからこそ抜け出すも出さないもイサコしだい。
ヤサコの呼びかけで飛び出そうとした時、ミチコの言葉で出れなくなってしまったのは、
まだ迷いがあったからなのでしょうね、苦しみと向き合うだけの決意が足りないと。
苦しみの大部分は兄への思いなのだろうけど、迷わすミチコの存在も大きいのだろうね。

ミチコはイサコの兄への思いが具現化した物と考えると、イサコを留めようとする理由も
やはり兄の存在が大きく、兄を忘れ捨てようとするのが許せないのかもしれないです。
なおも分身のようなものだから、イサコの揺れ動く心を良く理解し隙間を付いてくる。
もちろんイサコの行動ってのは捨てると言う意味ではなく、現実と向き合う意味が
大きいのだが、複雑な感情から生まれただけに思いも強く陰湿で執拗なのだろうね。

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そんな執拗なミチコの思いとイサコの迷いを断ち切ったのはヤサコの心の叫び。
「ユウコのユウは勇ましいのユウ!」叫びが心を通じてイサコの胸へと痛みを届ける!
2人が生み出した空間でありミチコ、そのためそれが媒介にもなっているのだろうか?
2人の心は繋がっており、それだけにヤサコの気持ちがイサコへと流れ込むのだが、
その強い思いに胸の痛みが現実味ってのを感じさせ、いかにこの世界が虚構であるのか、
迷うイサコの気持ちを突き動かし、現実と向き合う決意を決めたのかもしれませんね。
兄に結ってもらった髪が解ける演出がいいです、何か吹っ切れた清々しさを感じますが、
ここでイサコは理解したのかな、兄が居なくても一人ではないと。
ある意味兄に縛られた人生を送っていたイサコが、新しい世界へと踏み出す一歩、
そんな感じの素晴らしい演出で、非常に感慨深いものがありました。

でも思ったなぁ・・・ミチコは寂しかったのかな・・・最後の叫びを聞くと思う。
孤独を味わってきたイサコの分身のようなものだから、
寂しさってのを痛いほど分かっているのではないのかなと・・・ちょっと悲しいかもね。

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騒動の後のヤサコとイサコ。
イサコがいうには、友達というのはよくわからない、でも仲間
ヤサコとははそういう関係だそうだが、イサコらしい言い回しですよ。
微妙な言い回しだけど、仲間と友達どちらが上か下か、そういう事ではないのだろうね。
本当に友達がどういうものなのか、イサコが理解していないからそう言ったのかは不明。
でも仲間と例えたと言うことは、最大限ヤサコを評価しているのだろうし・・・
ん〜、でも評価とはちがうかなぁ・・・対等とでもいうか、肩を組むとかではなく、
心通じて思いを共有する、半身だね、そういう特殊な絆で結ばれているって事でしょう。

「私はイサコ・・・名付け親はあんただ」

このセリフはいいよなぁ・・・ヤサコの叫びが心に響いたのだろうね。
何を意味するのかわからないけど、あの呼びかけその瞬間私はイサコとなった。
今の私が居るのはお前のおかげ、そういう意味でとらえておきましょう。

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そして最後のデンスケの面影。
粋な演出ですねぇ・・・これは泣ける!反則ですよ。
メガネをかけずに見えていたってのがポイントなんでしょう。
虚構でもなく・・・現実でもなく・・・そういうことなのだろうね。

それとあれほど泣いていた京子が微妙な微笑みと言うか、感慨にひたるというか、
そんな何とも言えない素顔が印象的で、時間もあるのだろうけどデンスケの死を
乗り越え受け入れたって事なのだろうね。
悲しみを越えて人は成長していく・・・最後の京子の素顔は成長の証なのかもしれない。

でも本当・・・このシーンは何度見ても泣ける。
ヤサコと京子の姿から時間の流れを感じるんだけど、その流れから来る哀愁がね、
デンスケとの距離を感じてしまい凄く切ない、けど嬉しいのかな・・・感情は複雑。


電脳コイル 最終回を終えて余韻を感じながら総括でも



ブログランキングバナーまだ理解していない部分も多々あると思うので2週目行きますよw