とある科学の超電磁砲 第10話「サイレント・マジョリティ」

佐天の立場になって物事を考えられなかった自分を悔やむ美琴ちゃん。過去を顧み何が悪かったのか思案して悔い改める。極端な自己中心的考えの持ち主である上条君では絶対に行わない行為ですねｗ　

美琴の不用意な発言は前回気になっていた所なんですが、今回黒子と屋上で佐天とのやり取りを語るシーンのように、過去を顧みる描写を入れていたのは少し意外だったりもしたり？

禁書と同じ作者なので、きめ細やかな心理描写と言うわけではないんだけど、ん〜なんて言うのかなぁ･･････上条君と作者の考えは同じだと思っていたので、考えを張り巡らすよりも感情が優先された考えを表にだしてくると考えていたんですよね。それが彼のヒーロー像？　だから少し意外だったりも。

でも一応キャラクターごとの性質を考慮しながら行動させているようですね。まぁ個人的にはあの美琴が佐天への対応を悔やむシーンは、美琴への好感度がアップしたしｗ　それにこのアニメに対する先入観とでもいうのかなぁ･･････打ち消すまではいかないけど、別な視点でこのアニメを見て考えさせてくれるだけの要素をもらった気がする、何気に今回1番良かったシーンでしたね。

なわけで、昏睡状態に陥った佐天さん。能力者への嫉妬心が、心の内に眠る黒い炎を燃え上がらせ、結果暗黒面に落ちると思ってたんですが違いましたかｗ　佐天は佐天のままだったと。初春の言葉が効いたんでしょうかねぇ･･････佐天と初春の掛け合いも良かったですね。少し感動しましたよｗ

とある科学の超電磁砲 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray] ジェネオン・ユニバーサル 2010-01-29 売り上げランキング : 74 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

only my railgun <初回限定盤>TVアニメ「とある科学の超電磁砲」OPテーマ fripSide ジェネオン・ユニバーサル 2009-11-04 売り上げランキング : 48 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

Comments

[1. とおりすがり]

上条は馬鹿正直なくらいまっすぐな性格で、自分の信念は曲げない、ぶれがないところが彼の良いとこでもあるんですが、やはり一方的に自分の考えを押し付けて終わっている感が否めないんですよね。
美琴も性格的には上条に近いんですが、彼女の場合、自分の行為を後から悔やんだり、葛藤したりする描写が多いんですよね。そういう描写が多いせいか感情移入しやすく、彼女が長いこと支持され続けている気もします。

ちなみにこれだけキャラクター描写が上手いのは、今回監督をしている長井龍雪氏によるところが大きいですね。

[2. あ]

けれど「絶対にぶれない熱さ」って彼の長所は記憶喪失後の話ですからね
禁書目録を助ける時の彼、いわゆる初代上条さんの方は自分も嫌いです

＞でも一応キャラクターごとの性質を考慮しながら行動させているようですね。
そりゃそうですよ。美琴も、もし禁書に2期があるなら活躍するとある少年も、上条さんに似てはいてもダブる事はありません

それと説教癖。今やネットでは一つの有名なネタとして楽しまれてるようで(自分もその一人)すが、

真剣な話、自分はあれはなぜあるのかわからないんです。

助けられて仲間になった人も、倒され若干改心した人も、その心理描写に説教言葉が出てきた事は多分一度だってありません。
彼は自分達のために立ち上がってくれた、とか、あいつはなぜここで立ち向かってきたのか、とか。

説教は単にインパクトとしてでしょうか(笑)

[3. 後藤隊長]

コメントありがとうございます。

＞とおりすがりさん。

上条くんのブレない性格は良くも悪くもなんだろうけど、自分にとっては悪くも悪くもで、良いところが感じられなかったのは、残念というか･･･別に残念とも思ってないけど、妙な心残りが？ｗ

長井龍雪さん、とらドラの監督さんですねぇ。なるほど、何となくわかる気が。


＞あさん

まぁ、記憶喪失前にしろ後にしろ、一度嫌いになってしまったら、なかなか好きになるのは難しくｗ

美琴に関しては、上条君で感じられた、独善的な妙な理念とでもいいますか、そこらへんが感じ取れなかったのはよかったなと。ただそれだけです。

説教ネタは揶揄的な意味も込められているのでしょうね･･･よくわかりませんがｗ

[4. 海優]

>極端な自己中心的考えの持ち主である上条君では絶対に行わない行為ですねｗ　

上条さんは人から言われたことで悩んだり失敗したときに何が悪かったかきちんと考えますよ。ただ、立ち止まらずに前へ進むのでそう感じるのかもしれませんが。

>あさん
説教はやはりアニメ化に際して小説の台詞をアニメ用に直さずそのまま使ったので台詞が長くなってしまい説教じみて聞こえるようになったのではかってながらに思っています。

[5. 後藤隊長]

海優さんコメントありがとうございます。

自分が見た範囲では全く感じませんでしたが、そうなんですか？　ていうか、立ち止まって考えてもらいたいものですね。

[6. エル]

あさんのおっしゃってる、記憶喪失前の上条さんが嫌い…ってのはわかります。

上条さんのそげぶ(説教鉄拳)は本来なら、何の罪もない人間を傷つけた敵に振るわれるものですからね。
普通はそこそこ割とスッキリするものなんですよ。テンポは凄まじく潰れますが(笑)

ただ・・禁書を助ける最初の上条さんは、途中でくじけそうになったりするし、努力した神裂に｢無能｣なんてトゲのある説教をしますからね。
折れない上条さんがブレてどうすんだ！説教にトゲがあってどうすんだ！
って感じです(笑)

[7. 後藤隊長]

エルさんコメントありがとうございます。

個人的な見解ですけど、上条君の説教には、人としての情が全く込められていないんですよね。己の欲望を満たす為だけの説教とでもいうんですか。相手の理念とか思想とか、それらを考慮しているならわかるんですけど、感じられないので好きになれないというか嫌いなんですよね。