2016年12月03日 08:29

ストーンズの新譜

imageストーンズの久々の新譜はブルース回帰だという話を音楽好きの先輩からメールが来た。昔は自分はどちらかというとビートルズ派でストーンズはあまり好きではなかったのだが、この十年くらいブルースを演るようになり、ストーンズも気にはなっていた。かつてストーンズがアメリカのブルースの巨匠のマディー・ウォーターズに会いに行ったという話は有名だ。ストーンズもオリジンはブルースということなのだろう。そもそもブリティッシュロックのバンドはアメリカのブルースを聴きかなりのバンドがブルースの曲の数々をコピーしている。クラプトンなんかは今でもブルースの名曲を歌い弾いている。ジミー・ペイジも数年前に公開された映画でもブルースのレコードをかなり聴いたと語っていたし、イギリス人が海の向こうのアメリカのブルースに憧れていたことがよく分かる。自分も高校時代からブリティッシュロックに目覚め、それらの音楽のオリジンがアメリカのブルースだったということはずっと後になってから分かったわけであるが、こうやってブルースを好きになって演奏してみると、やはりブリティッシュロックを好きになったことはその奥にあったブルースもその当時から好きであったということなんだろうと思うわけである。ジャズやフュージョンやソウルと趣味嗜好が変遷していったが、やはり学生時代に聴いたオールマンブラザーズなどはやはり自分の中では大きな核となっていて、彼らもやはりティーボーン・ウォーカーの曲やブルースの名曲を演奏していた。いわゆるブルーズロックと言われているジャンルなんだろうけれどこのブルースロックというジャンル分けは好きではないのだが、ブルースもロックもジャズもあえてカテゴリー分けする必要は無いわけで、良いものは良い、好きなものは好き、ということである。

朝飯もしっかり食べてかなり寛いでいるのでこんなことを書いているが、それにしても昨晩Amazonでポチったストーンズの、ブルース曲ばかり演奏したという新譜が来るのが楽しみである。そういえばエアロスミスもスティーブ・ミラーバンドもそれぞれブルースナンバーばかりを演奏したアルバムを出している。アメリカのプリミティヴなブルースをロックにするとこうなるという、ある意味昔のブリティッシュロックの原点ともいうべきアルバムなのである。ジェフ・ベックも今ではまったくブルースは演奏しないけれど、第1期のジェフ・ベックグループではブルースデラックスなんていう曲も演奏していた。あれを歌っているのはロッド・スチュワート。なかなかカッコ良いスローブルースだったことを思い出した。また聴いてみよう。
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全てがブルースのカバー曲だった。

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