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Photo : Official Site of the Houston Texans


いよいよ日本時間で明日 ( 8/15 ) の08:00からプレシーズン第一戦目、49ersとの試合を敵地で開催致します。
"ようやくこの時が来たかー!"という気持ちとは裏腹に"本当に大丈夫ですかね?"という思いが入り混じる不思議な気持ちですが、とりあえずここまでレギュラーシーズンに影響を及ぼすような大きな怪我が誰にもなかったことは喜ばしいことです。
あとは各々今まで練習でやってきたことをそのまま出し切るのみですが、ただただキックオフ開始の時間まで正座して待つことのできない方は私と一緒に妄想しましょう ( 笑 )
ということでプレシーズンながらも試合開始前のプレビューを行いたいと思います。




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Photo : Brett Coomer - Houston Chronicle
1. 欠場予定の選手


まずは期待し過ぎて肩透かしを喰らわないよう、今の時点で欠場が決まっている選手を見てみましょう。
いまだPUPリストに登録されるDE J.J. Watt、OT Duane Brown、S Lonnie Ballentineは言わずもがなですが、今週の練習を休んでいるC Nick MartinとOLB Jadeveon Clowneyが欠場予定で、更にILB Reshard Cliettも恐らくは五分五分といったところでしょう。
今のところMartinとClowneyはプレシーズン明けの練習から復帰予定で、期待値の高いMartinのデビュー戦は次週のSaints戦となりそうです。
その他の選手に関してはまだ練習復帰時期は未定ですが、気がついたらサイドラインにいたCliettは情報が少ないため何とも言えません。
またロスター入りが確定しているベテラン選手のNT Vince WilforkやCB Jonathan Josephらはチームからの公表はないものの、恐らく体力温存のため試合には出てこないでしょう。
TE Ryan Griffinもアキレス腱の怪我から復帰しトレーニングキャンプは制限なく練習に参加しているものの、定期的に休息日を設けられているようですので、もし試合に出てくるとしてもかなり限られたスナップ数になるのではないかと思われます。




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Photo : Official Site of the Houston Texans
2. いよいよベールを脱ぐ"72Mの肩"


"72Mの肩"とはもちろん新先発QB Brock Osweilerのことを指します。
Osweilerは今季FAでチームに加入してからずっと1stチームでスナップを受け続けていますが、O'Braienヘッドコーチが就任してからオフシーズン中に1人の選手だけが先発待遇で練習を行っているのは、なんと実は今季が初めてのこととなります。
それだけ多くの時間と金を費やしている以上は、プレシーズン初戦と言えどファンの目は厳しいものとなるでしょう。
個人的にプレシーズン初戦は簡単なパスルートの組み合わせをもとに、レシーバーとの実戦レベルでのタイミング合わせで十分だと思っています。
しかし昨年のプレシーズンを観る限りですと、初戦と言えど複雑なパスコンビネーションを積極的にコールする可能性もありそうです。
まずはレシーバーとの呼吸合わせとランを交えたバランスアタックが展開できるかどうか、そして今季特に肝となるであろうプレイアクションの質に注目してみるのが良いかもしれません。

またはっきり申し上げますと、私は初戦から全て上手く行くとは考えておらず、今のOsweilerに何ができて何ができないのかコーチ陣が見定める機会になればそれで良いと思っています。
どんなQBにも長所と短所があり、肝心なのはコーチないし選手自身がそれを把握し、上手く使いこなせるかどうかだと考えます。
ややRick Smith GMが無理矢理連れてきた感のあるOsweilerですが、最低限オフェンスで試合をマネジメントできれば勝ち星を手繰り寄せられるディフェンスを有していますので、とりあえずはファンの心臓に負担を掛けないようなプレイを期待します。




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Photo : Official Site of the Houston Texans
3. 新レシーバー陣の初陣


キャンプでは評判の良かったルーキーのWR Will Fuller VとWR Braxton Millerですが、実戦レベルでどの程度機能するのかいよいよ明日知ることとなります。
まずFuller Vはディープスレットとして、MillerはCBと1対1でも相手を抜けるのかどうか、またランアフターキャッチでどれくらい魅せられるかが大きなポイントです。
また今季のブレイクが期待されるWR Jaelen Strongも楽しみの1つで、もしこの3人が早々に結果を出せるのであればチームのオフェンスは生まれ変わるでしょう。
そして毎日のように記事に名を連ねるTE Stephen Andersonもかなりのスナップ数を受けることになるはずで、本当にスリーパーなのか単なる思い過ごしなのか答えも出るはずです。
更にはロスターの当落線上にあるレシーバー陣も今年はいつになく質が高そうで、誰がどこで何をアピールするのか終始目が離せない試合となりそうです。




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Photo : Official Site of the Houston Texans
4. 攻守ライン戦の出来は如何に?


両先発OTを欠くオフェンスラインは、今季先発に抜擢された新人C Nick Martinをも失って試合を迎えます。
ラインは周知の通り個々の動き以上にユニットとしての連携が非常に大切で、ほとんどの練習を1stチームで行っていたMartinのいないオフェンスラインはどの程度機能するのか全くの未知数です。
今季FAで加入したベテランのC Tony Bergstromは本来先発でもおかしくないポテンシャルを持っていますが、上記に挙げたように連携面の問題がクリアできるかどうかが最大の焦点となるでしょう。
また先発OTの代わりに1stチームに入っているOT Chris ClarkとOT Kendall Lammは相当数の練習を重ねているので、逆に言い替えればこの2人ですら綻ぶようであれば今季もオフェンスラインの質に悩まされるシーズンになるかもしれません。
加えてACL ( 前十字靭帯 ) 断裂から復帰したOT Jeff Adamsのパフォーマンスがどの程度戻っているかも要注目です。
49ersのフロントセブンは両先発DEが共に昨年と今年の1巡指名の選手であり、他のポジションと比べると比較的人材の揃ったユニットとなります。
プレシーズン初戦と言えどももし彼らを相手に良い試合を展開できるのであれば、今季はランオフェンスの復活を信じても良いでしょう。

対してDE J.J. Wattを欠きながらも練習ではまずまず好調なフロントセブンですが、先発待遇で練習に参加しているDT Christian CovingtonやDT Devon Stillらの出来は今季の勝敗に直結しかねない重要事項です。
恐らくDEのポジションは試合中、終始何人もの選手が入れ替わりながらのオーディションになるのではないかと予想しています。
ただしロスターを争う選手数に対し用意されている席が少ないというのが実情で、この試合ではコーチが選手それぞれに先発のチャンスを与えるつもりでいるならば、何かしらのビッグプレイを決めることよりも1つ1つのミスの方がロスター争いに影響を与える可能性がありそうです。

またLB陣は4番手OLBが誰になるのか、そして何よりもILBの序列争いに目が離せません。
今季はカバーチーム以外でも大きく期待されているILB Brian Petersがやはり注目の的となっており、チームが切望しているニッケルLBとして十分に起用できるのであれば、今後数年間に渡ってチームを支える中心選手の1人となるかもしれません。




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Photo : Official Site of the Houston Texans
5. RB Alfred Blueはパワーバックとして貢献できるのか


キャンプ中はほとんど話題に挙がらなかったBlueですが、BlueがRB陣の編成上パワーバックを担うのは誰もが理解していることです。
そして実際にどこまでBlueが通用するのかは来年のドラフト戦略にすら影響を与える非常に深刻な問題で、ここの計算が狂ってしまうと一気にオフェンスはボールコントロールの手段に悩まされることになります。
正直なところBlueはアウトサイドゾーンを最も得意としたゾーンランナーであり、体格には恵まれているもののフィジカルフリークとはなり得ないタイプです。
とりあえずチームとしては必要なときに必要なだけ稼げればそれで十分だと思いますので、まずはボールセキュリティーに気を配りつつ丁寧なランを心掛けてくれることに期待します。
また同時に元LSU時代のチームメイトであるRB Kenny Hilliardもパワーバックの座を狙うライバルで、地元記者団の話では昨年に比べ課題だったレシービングスキル等全体的なレベルアップが見られたそうです。
単純な縦真っ直ぐのスピードではBlueと絶対的な差はありますが、ポジションの役割の都合上Blueもウカウカしていると簡単にHilliardに仕事を奪われるでしょう。




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Photo : Official Site of the Houston Texans
6. セカンダリー陣のレベルアップなるか


CBは昨年と面子がほぼ変わりませんでしたが、代わりに今季はシーズン開幕直後から連携面でのアドバンテージを期待されています。
もし昨季のシーズン後半のレベルを開幕直後から維持できるのであれば、例年よりもタフな今季スケジュールも無事乗り越えることができるでしょう。
またキャンプ中は評価の高かったCB A.J. Bouyeはまだ24歳で、才能が開花するタイミングとしては一番期待できる時期かもしれません。
地元記者団の言っていることが嘘か誠か分かりませんが、日本の多くのTexansファンを敵に回した ( 多分現地でもそうだとは思いますが… ) Bouyeがどの程度信頼を回復させられるのか、物凄い上の方から見下ろして観戦するのも一興かと思います ( 笑 )
上記でも触れたようにJosephは恐らく試合には出ないと思いますので、若手の多いCB陣の成長を見届けるには絶好の機会でしょう。

SもFAとドラフトで補強しましたが、再三言っている通りはっきりとした序列がまだ見えてこない状況です。
どうか最後に消去法でロスター枠が決まらないことを祈っておりますが、少なくともS Andre Halという新しいプレイメーカーがものになりつつあるだけでも幸せかもしれません。
SSは最低でもリーグ平均クラスの能力は望めるだけの人材がいると思いますので、最悪あまり目立った選手が出てこなくともネガティヴになる必要はないと思います。




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Photo : Brett Coomer - Houston Chronicle
7. キッキングゲームの行方


今季はSTコーチにLarry Izzoが加わっただけでもワクワクが止まりませんが、UDFAながらもロスターを勝ち取る可能性のあるK Ka'imi Fairbairn、そして数多くの有力なリターナー候補者による争いは楽しみとしか言いようがありません。
スペシャルチームがいかに重要かこの2シーズンでTexansファンは学んだことと思いますが、少なくともレギュラーシーズン開幕までには相手に簡単にリターンを許すチームにはなっていないでしょう。
リターナーもまず"スピードがある選手"自体がTexansには皆無だったため、それだけでも幾分かマシと言えるはずです。
さすがにプレシーズンと言えどビッグリターン連発を期待するのはナンセンスかと思いますが、例年に比べおおらかな気持ちで観れることが嬉しくて堪りません。




ということで49ers戦のプレビューは以上となりますが、項目が多いわりに若干雑な記事になってしまったのは私も調整期間だと思って学習致します ( 笑 )
そして散々言いたいこと言っておいてアレなんですが、まずはあーだこーだ言わず、純粋に試合を楽しんで観ましょう! ( 笑 )
ちなみに私は明日試合を観ながらツイッターであれこれ書き込むと思いますので、ネタバレが気になる方はご注意くださいませ。
それでは皆さん、また明日。

Go Texans !!!


2016.8.14

2016 Preseason Week1 HOU @ SF - Precap -
2016 Preseason Schedule

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