2009年06月22日
新型インフルエンザ
6月17日に「新型インフルエンザ」について部会を担当しました。
初期には一大事として報道されていたのに、今では終息モードとなってしまっています。
ここでもう一度、情報の整理をするとともに、様々な問題点や何が今後求められるのか、我々に何ができるのか、話し合う機会を設けたいと思い、このテーマにしました。
内容としては、1回生向けとして感染症の基本から、インフルエンザの特徴などをまとめ、N95マスクの体験を盛り込み、課題点等ついて話し合いを行いました。
やはりN95マスクは長くつけていることは難しく、慌ただしい現場において長時間使用し、診療にあたることは無理であろうとの意見が出ましたが、実情にも合った感染防御対策が求められることが感じられます。
また、一般にはマスクの予防が先行して伝わっているとの意見もあり、正しいメディアからの情報発信が不可欠であると再認識させられました。
行政や医療機関レベルでの早急な対策が求められることはもちろんですが、医療に携わろうとする学生として、無関係ではありません。
医療の場に近い我々だからこそ、正しい知識、確かな情報を知っておかなければいけないし、身近な人に伝えることも必要だということが、新入生に伝わっているといいなと思います。
まず考えることから始める、その場になる部会は貴重なものだとも改めて感じました。
これからも旬なトピックも混ぜて部会が開かれるといいなと思います!
2009年05月10日
いつか旅立ちを手伝うために
4月16日の部会を担当した名部です。
またまた部会報告が遅れてしまいました… ごめんなさいm(_ _)m
映画「おくりびと」上映会の連動企画として、「いつか旅立ちを手伝うために」というお題で部会を作りました。
新年度初部会ということで、新入生の方々もたくさん来てくださいました。これで次から新入生が来なくなったら、僕もMSGには居れないなぁ、なんて内心は不安でいっぱいでしたがそれはさておき。
やっぱり新しい人も来てくれる最初の部会なので、めいっぱいディスカッションしてお互いのことを知り合える部会にしたいなと思いました。
うまくいったんじゃないかなと思っています。うれしいです。
部会の内容はというと、映画の感想を語り合って(ほとんどの人はここで部会が終わったでしょうか?)、そして「余命わずかな患者さんとどう接するか」考えるというものでした。
思うんですけど、誰しもいつかは死にますよね? もちろん、長く生きられるにこしたことはありませんが、そのたった一度の自分の(あるいは自分にとって大切な人の)死に納得して臨めるかどうかって、すごく大きな問題だと思います。その問題に、医療者としてどのように関わり合えるかを考えたいと思いました。
医療とは、患者さんの健康を回復・増進することを通じてその人の幸福に寄与する行為だと思います。普通は、患者さんに健康で長生きさえしてもらっていれば、その人の幸せはその人自身が見つけてくれるのだろうと思います。でも、どうやっても治しようのない病気にかかってしまった患者さんには、「健康の回復」という手段に限界がある以上、他の手段を用いて「その人の幸福」を実現することを考えなければなりません。
そして、そこは「医学」が答えを与えてくれない分、自分の人間性がもろに試されるように思います。だから、医療者って大変な職業ですし、そのぶんやりがいもあるのだと僕は思っています。
映画「おくりびと」を観て僕が思ったことを書いてみたいと思います。(以下ネタバレを含みますので、まだ映画を観てない人はご注意ください)
「おくりびと」の納棺の儀式があれほど感動的なのは、定められた様式というものが存在していて、でも人それぞれにその様式からはみ出た部分があったからだと思います。そのはみ出た部分に思いやりとか優しさを感じるのだと思います。
納棺の儀式には、儀式として定められた手順がありましたね。例えばご遺体の姿勢とか、死に装束とか。
でも、その様式を敢えて崩して、例えばスカーフを巻いてみたり、男性に女性の衣装を着せたり、ルーズソックスをはかせてみたりキスマークを付けてみたり、そういう場面が胸を打つように思います。
だとしたら、それは医療の現場にも当てはまる部分があるのではないでしょうか?
例えば、入院患者の主治医が勤務時間外なのに様子を見に来たりとか、あと余命わずかだからと禁止されていた酒を許すとか、もちろんできることとできないことがあるとは思いますが、そういった「規則や何やの枠をはみ出す心遣い」が患者さんの心に届くかもしれません。
そんなことを、僕は考えました。
以上、まとまりのない長文失礼しました。来てくださった方、本当にありがとうございました。
2009年01月12日
心地よい医療〜医療従事者とは何なのか〜
12月18日部会担当の岩野です。
今回のテーマは「心地よい医療〜医療従事者とは何なのか〜」でした。
最終部会ということで、テーマをかなり悩んでしまいましたが、
医療を考へる会ですし、結局今回は原点である“医療”をテーマに。
来年度就職を控え、今一度医療従事者はどんなものなのか、
学生の内に考える事って大切なのではないかと感じているため、
皆さんに医療を考える時間をこの部会で持ってもらうことにしました。
就職すれば、医学知識や技術を身に付けることや
CureやCareなど目の前の業務をこなすことに手一杯になるでしょう。
しかし、だからといって理想の医療を考える暇はないと言っていては、
いつまでも医療従事者として本当に成長することはできないのでは?
もちろん理想ばかりを追っていてはいけませんが、
日々、より良い医療を考え、追い求めようとする気持ちは大切です。
最善の医療の創造へ向け、みなさん想像を重ねていってください。
そのために、時間のある学生のうちに多くを見て、聞いて、知って、
たくさんの経験をして想像力を伸ばしていってください。
非常につたない部会に参加してくださり、ありがとうございました。
ではまた、部会で会いましょう♪
2009年01月11日
藤原部会
わらびー(藤原)@6年です。
12月3日ごろに部会をさせていただきました。
ラスト部会と思うとなかなか難しいですね。
自分が6年間やってきて思ったこと
それとも現在のMSGに対する何かしらの思いなのか。
メッセージ性というのを意識していたのですが、結局のところうまくまとめれなかったというのが本音です。ちょっと悔しい。
今回の部会は一つは患者さんの背景を考えるをテーマにしました。
最近のFWの傾向として、島民の方への健康についての知識啓蒙というのがあると思います。ただ、それに対して個人的に少し違和感があったのが今回の部会の発端でした。
MSGの部室に幾代か前の先輩が「地域に還元というのはおこがましい」的なことが書いてあったと思います。(もとの文章は忘れましたが、極論するとそういう意味だったと思います。)地域方に迷惑をかけまくりながら僕たちはフィールドワークをやっています。だからこそ少しでも何かしら地域の方に還元できるものはないか?と思うことはいろいろな立場の方から自然発生的に生じうるものだと思います。
地域への還元をいう視点を考えると、"よい医療従事者"になることが最終的な答えでしょう。ただ、もちろんこれは答えではなくて、求められるのはすぐに提供できる還元だと思います。そうするとどうしても生活習慣の改善というのが答えになると思います。(もちろん他にもあるのでしょうが、僕はその先にbreak
throughできませんでした。)
生活習慣の改善しようという試み事態は大事だと思います。"島民"を生活習慣という一視点からすれば不自然な点、改善点がいくつもあるでしょう。とはいえこれは当たり前、だいたい"理想的な"生活をしている人間はほとんどいないのでしょうし。
医学的な理想の視点で島民をみ、その上で!その改善点を島民の現場視点からの意見とすりあわせてよりよい妥協点を探していく・・・のが大事なのかなと思います。事件は現場でおきている!ではないですが、医療はMassでみたときの理想値をたたき出します。一方で医療は地場産業、患者の満足度がさがったんじゃー意味ないです。個人的にMSGの本質は共感できる医者、相手の立場を想像できる医者かなと思っているので。医療は地場産業です。
ただ、一歩間違えば妥協点をさがすどころか医学的な理想を勉強するだけで手一杯になり&それに固執してしまい、その理想を島民をあてはめるだけになっちゃわないかなという危惧が、なんとなくですがあるんです。
今国家試験の勉強をしていると、やっぱり医者と学生の知識格差ははなただしいんだろうなぁ・・・ってのをつくづく思います。それ故に、最近ではMSGのFWで知識格差をうめつつ(つまり理想を学びつつ)、島民との妥協案を探すのは困難じゃないかな、と思うようにもなりました。学生時代は島の暮らしにどっぷりつかるだけでいいんじゃない!?という意見。
・・・前置きがながくなりましたが、そういう思いが部会のベースにはなります。
今回の部会ではDM患者の気持ちをまず考えてもらいました。高学年は臨床実習で患者さんと話しますし、低学年でもFWなどで患者さんにあったことはあるでしょうから。その上でDM患者さんのブログや僕の知ってる話をベースに、患者さんのもう少し深い部分があるんじゃないかなーということをパワポで提示しました。
まあ、後輩優秀だから別にいわなくてもわかってるだろうし、「島の暮らしにどっぷりつかれば?」みたいな意見が妥当とも思っちゃいないんですが。理想を学び妥協を探す過程は多大な労力をさかなければいけませんが、その分得られるものはあったと思っています。なんというか、学生生活終わりになるとこんなことも思うもんですね。(自分の感想かよ、おいw)
人の思いや行動は、思ったよりも過去や周りの影響をうけてます。もちろんそれはいいことで、人から影響をうけられるというのは若さ故であり、どんどん影響をうけたらいいと思います。一方で芯となる部分は忘れないで欲しい。そんな部会でした。
うまくまとまりませんが、来ていただいた部員の皆様、ありがとうございました。by 藤原崇志