2006年09月19日

上野広小路 旅の終わりに江戸老舗の味を 〜「蓮玉庵」

方6時、ほとんど空っぽの東北線が上野駅に到着した。列車を降りてホームに立つと、これから埼玉・栃木方面に帰っていく長距離帰宅のサラリーマンが黄色い線に並んでいる。早く乗って家に帰りたそうだが、これから車内清掃だ。
まさに北と東京との玄関口、夜行列車を待つ人はまだいないが、何故か上野にくると「上京」とか「帰郷」とかいう言葉が思い出される。

それでも上野駅はずいぶん変わった。東北線の列車もステンレスのきれいな車両になり、宇都宮あたりから通うサラリーマンも当たり前。駅もきれいになって、まだまだ変化に飽き足らない工事中のエリアがそこここに。

そんな中で変わらないのは「雑踏」だろう。
ちょうど空が暗くなったこの時間は、街の明かりが必要以上にきらきらと輝いて見える。大都会への希望や渦巻くいろいろな人生が、その輝きの中に見える気がする。


野で行きそびれていた「連玉庵」に行ってみよう。
不忍口をでて、道路工事とアフターワークの人々が入り乱れるあわただしい中を、広小路方面に向かって歩いていく。右側に不忍通りが見えたら渡る。すぐに右に曲がると、そこはちょっといかがわしい看板が目に付く通り。目的なくフラフラと迷い込むと、勘違いされるので注意だ。
まさしくそんな看板のすぐとなりに、「連玉庵」と書かれた照明看板が道に出されている。注意しないと見逃してしまうほど、回りは華やかで明るい。

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2006年09月18日

「ベタ」さ加減が大当たり 〜江戸ソバリエシンポジウム

「江戸ソバリエシンポジウム'06」なるイベントに行ってきました。
副題は「江戸蕎麦を語る」。いかにもベタだが、「蕎麦」と「シンポジウム」というミスマッチと、このベタさ加減がなぜか「マッチ」しましたな。
ブームの「趣味の蕎麦打ち(あわよくば開業だ)」と、やはりブームの「そば食べ歩き」の人々には、なんとなくアカデミックなこのタイトルは、行かなきゃライバルから取り残されるかも、という強迫観念十分だ。まさしくそういう人々の代表と言っていいほどステレオタイプなワタクシは、このイベント行かないわけに行きません。

先着400名という入場者制限もあり、まさかと思うが入れなかったら困るので(これがいかにも小市民っぽい)、開場時刻の少し前に、会場である明治大学リバティホール(これまた、人々の高尚感を満足させるに余りあるロケーション)に到着。すでにホール前は大学らしからぬ年齢の方々がざわざわとしている。
実際には本編が始まるのは1時35分予定だったので、先着に漏れることの心配がなければ、「松翁」に行って1枚腹ごしらえしたかったが、そこは小心者、年齢的にはそれなりなのに何故かガキンチョに見られるワタクシは、そこらを所在なげにうろうろ、とうとう外に出て待つことにした。

やがて時間になり列をなして入場。250〜300人くらいの来場者と思われる。心配は外れたが、やはり十分な集まりようではなかったか。平均年齢は55歳というとこか。若いカップルなんかもいたし、若い女性がけっこう見られた。ブームを反映している。

さてイベントは3部構成。
第1部 「神田まつや」店主小高登志さんの講演「蕎麦と粋」
第2部 江戸ソバリエ認定講座説明会
第3部 座談会「明日の蕎麦屋」

ベタなイベント名にあって、さらにベタなこのタイトルたち。ま、解りやすくていいですけど(中身とあっていたかは全く別問題)。


1部の「神田まつや」小高さんはいかにも「神田の旦那さん」という和服のいでたちで(主催者側からのオーダーだったらしい)、ご自身の半生を語られました。タイトルの「蕎麦と粋」に関しては、実際には最後の5分くらいでしたが、要するにこの方の生き方自体が「粋」なのであって、粋は語って教えてもらっても簡単に身に着くものではないのだ、ということがよく解った。

sobarie3部の座談会は、パネラーの方々がそれぞれ個性があり、楽しい時間であった。
「ほそ川」の細川貴志さんは、もはや雑誌で有名人なので、饒舌かと思いきや、緊張もされてたみたいでべらんめいっぽいしゃべり。でも自分に素直なストレートな発言で、笑いも誘い、結局真ん中にいた。
「鞍馬」の吹田政己さんは、スーツに真っ赤なシャツという独特のいでたち。アーティスティックなこだわりを始終見せていた。
「蕎上人」の平沼孝之さんは、蕎麦教室で教えてらっしゃるからかもしれないが、最も饒舌で蕎麦と蕎麦屋を語ることに慣れていらっしゃる。片倉氏の教えや、入江侍従長のエピソードなども入れ、きっと講演をされても飽きさせないネタを持っているものと思われる。
「本陣房」の山本育磨さんは、社長として社員に向かってしゃべる立場なので、やはりうまい話のされ方だった。蕎麦屋の従業員を「社員」と呼ぶのを聞くのはやはり違和感があったが、目指すものやっていることは職人と同じであり、ナルホドと思わされた。(こちらだけ伺ったことがなかったが、今度行ってみよう。)

司会進行の大槻氏の質問に答える、という形式だったが、職人であるパネラーの方々は終始、どちらかというと職人気質・アーティスティックな印象の話しに行くことが多かった。「明日の蕎麦屋」の「経営」に必要な要素をもう少し聞きたかった。
それと1部の小高さんの講演でもそうだったが、蕎麦屋という商売が「いかに楽しいか」ということがあちこちで語られ、蕎麦屋開業検討組の人には夢が膨張するのに十分であったろう。それを引き戻すかのごとく「いかに大変か」ということも語られたが。特に小高さんの「一日300人前の蕎麦を毎日打つようになったら、蕎麦屋でもやってみようか、と思ったほうがいい」という言葉は目覚ましになったか。

会場の参加者は、パネラーが自分を語れば語るほど、蕎麦屋としての自分を映して夢が膨らんでいく。そこへ第2部の「江戸ソバリエ認定講座説明会」が差し込まれる。
どう考えても主催者側としての今日のメインテーマはココだったのだろうが、これも先着で募集するという、飢餓感をあおる戦略。25,000円という決して安くない受講料だが、その場でも申し込めるとあって、多くの人が申し込んでいた。

・・・そしてワタクシも申し込んだ。わざわざ、都合よくホール内に設置されているATMでお金を下ろして。こんなヤツがいて、主催者側は大喜びだろう。



2006年09月17日

旅蕎麦・高崎 問屋の町のシックなお店〜凡味そばきり

い夏休みを利用して、電車でひとり、ぶらり北関東の旅。

新宿から毎朝乗り池袋で降りる「新宿湘南ライン」は、東北線や高崎線に乗り入れている。毎朝、「このまま宇都宮に行きたいナー」などと考えていたので、それを実践した旅であった。

際は高崎線方面に行き、終点の「籠原」という駅から、また次の電車に乗り・・という要領。
11時半頃に高崎あたりに来たので、このあたりの蕎麦屋を探す。

tonyamachi帯電話に仕込んだ蕎麦屋リストから探す探す。あった、リストに見つけたのは「凡味そばきり」という店。ケータイの「iタウンページ」や地図サイトを駆使して、場所を確認。どうやら、高崎駅の次の両毛線「高崎問屋町」と言う駅で降りるのが近いようだ。

 

 

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2006年09月10日

神田 「独特」の裏打ちは完璧な蕎麦〜「眠庵」5

昼食に近頃話題の「眠庵」へ。

丸の内線・淡路町。改札を出ると「かんだやぶそば」の大きな看板。そっちも惹かれるが・・。

nemurian01外に出て、さてこのあたりと言うあたりに、それらしき店構えはない。そればかりか神田の古い商人街という感じで、その通りには飲食店すら見当たらない。
一往復して大通り(靖国通)に出ようかというその時に、左目の端に赤い小さな暖簾が引っかかった。「ん??」寄っていくと、狭い路地の入口に門がしつらえられており、その柱に「眠庵」と手書きの文字が。裏路地は半間もないような狭さでずっと日陰で暗い。知らない町で絶対に迷い込みたくないような場所だ。

その路地を進んでいくと、一軒の古い家の扉があり、行き止まり。真鍮のノブをギリギリっという音とともに開けると、そこは蕎麦屋だった。

注文:「二種もり」1,160円
行った日:9/7

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2006年08月28日

本郷三丁目 こんな町そば屋が近くに欲しい〜森の

ちょっと暑さが和らいだ日、久々の外出を13時のアポイントにした。もちろん、昼食を蕎麦屋にするためだ。
アポイントは小石川。丸の内線の後楽園なので、一つ先の本郷三丁目まで行って、歩いて3分、本郷通りから壱岐坂通りという道に入ったところにある「森の」を訪れた。


ビルとビルの間の狭い間口ののれんをくぐり戸を開けると、奥に長い店内の右に二人がけのテーブルがいくつか並び、そしてデッドスペースとなる場所に壁向きのカウンターが二ヶ所ある。それぞれ椅子は2つほどで、限られた店内の有効活用だ。左側はガラス越しに打ち場があり、続いて配膳窓兼レジがある。窓の内側は当然厨房なので、左側にはその先客席はない。ちょうどあいた一番奥の例の有効活用カウンターに座る。

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2006年08月26日

旅蕎麦・茨城 柏・千葉だけど。酒が飲めれば。〜竹やぶ

金砂郷を出たのは午後3時すぎ。次を目指すが、今度は夕食だ。少し時間があるので腹ごなしもかねてちょっと観光でもするか、と思い、雨の中「竜神大吊橋」というところへ行く。

ただ、その後の候補店として見繕っていたつくばや取手あたりの店の営業情報に見誤りが見つかり、好都合の店がなくなってしまった。
東京に帰って、というのも面白くないし、特に今日はUターンラッシュのピークらしく、常磐道といえども混んでいる。
そこで、千葉県になってしまうが柏で下り、やはり長年ぜひ行きたかった「竹やぶ」さんにすることにした。電話すると7時半までとのこと、渋滞予想の中あまり時間がない。

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2006年08月17日

旅蕎麦・茨城◆ゞ盧酋拭生産地の努力と闘い〜西金砂そばの郷

「那由他」を出て常磐道に戻り、ひたすら北上。目指すは金砂郷、「西金砂そばの郷 そば工房」という施設。
近所のおばちゃんたちが交代で蕎麦打ちをして出してくれるという蕎麦屋を併設しているとのことで、蕎麦畑を見に行くことと併せて、そのそばもぜひ味わいたいと思って、向かっていった。

本に出ていた地図は常陸太田駅から10分くらいのように書かれているが、カーナビは道なき道をひたすら進め言ってる。カーナビ任せで進むこと1時間、車の通行もままならぬようなところを抜け、どんどんと山間に入り込んで行く。

sobakoubou00本当にあってるのか?と思ったそのとき、「そば工房」の幟を発見。ようやくたどり着いた。

意外にも併設の駐車場には何台もの車が止まっており、我がクルマの前を行っていた四駆車からも若いカップルが降りてきた。
早速お店へ。

2軒目:西金砂そばの郷 そば工房


 

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2006年08月16日

旅蕎麦・茨城 ヽ惘狹垰圓箸泙犬甼焦〜那由他4

短い夏休み、旅行の予定もしなかったので日帰り蕎麦喰いの旅に出る事にした。
群馬、栃木、茨城、静岡で迷ったが、一度は行ってみたい蕎麦の産地「金砂郷」を訪れるべく、茨城に決定。

早昼、遅昼、そして夕食の3食を満たすべく、20冊近くたまっている雑誌をひっくり返して、茨城の蕎麦屋を抽出。お盆の最中だけに、雑誌の情報だけでは営業しているかどうかわからないので、先に電話を入れる。
実際何件かはお盆休みとのことだった。

目的地を最も遠い金砂郷に置き、まずはつくばで早昼を。

nayuta031軒目:那由他

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2006年07月29日

三軒茶屋・まじめにモダン〜東風

ほんっとうに久々です。

今日は、もう15年来通う世田谷のカットハウスで髪を切り、久々に昼間っからの蕎麦屋酒にすることにした。初訪の店も久々。

三軒茶屋「玄そば 東風」

今日の注文
王禄800円
出し巻き玉子800円
せいろ750円
しめて2350円なり。


kochi「こち」と読む。去年あたりから蕎麦屋案内の雑誌で取り上げられ始めた店で、行ってみたいと思っていた店だ(と思ったら、今日買った「男の隠れ家」にも出ていたね)。

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2005年10月30日

武蔵小杉 蕎麦にも国際化?「蕪庵」3

南武線の駅というのは、どうも垢抜けない。沿線はNEC、富士通、東芝・・という錚々たる高度成長からITまでを牽引してきた一流企業がならんでいた。中央線から京王、小田急、東急を横切る首都圏では貴重な縦貫路線だ。なのに、電車は中央線や総武線のお古。乗り換え駅もいつまで経っても整備されない。

なんなんだろう川崎市って。この間選んだばかりの市長さん、がんばってね。

 そんな垢抜けない駅のひとつ、武蔵小杉。それでもここはましなほうである。さすが東急東横線だ。駅がきれいになるのは比較的早かった。

kaburaan1ただそれも東急線の構内だけ。駅を一歩出るなり、パチンコ屋や一杯飲み屋が同居する下町風商店街に出くわす。これはこれで、あったかみもあっていいものだが。

 商店街の真ん中をとおり、法政二高の生徒がぶらぶら、だらだら歩いてくる道を進むと、右側に「手打ち蕎麦」ののぼりが見える。

kaburaan2今日の蕎麦屋:武蔵小杉「蕪庵」

今日の注文:せいろ

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2005年10月20日

奥沢・違った名前で出ています  〜 「つち江」 

またまた久々の投稿となってしまいました。すっかり蕎麦屋巡りのできない近頃。新蕎麦の季節に向かって、体勢を整えなければ。


今日は田園調布に行く機会があったので、今日のランチはちょっとそれて奥沢へ。前回来た時は臨時休業で涙をのんだ「織田」へ行こう。時間があまりなかったが、駅からも近いし・・・。


この辺だったな、さあはいろうーーんんん・・・ん?
勢いよく近づいていって、なにか店の外観が違うようでどこにも「織田」と書かれていない、蕎麦屋っぽいけど。あれぇっと店の前を通過して、「もうちょっと先だっけ?いやいや、やっぱりここだな。」
ちょっとうろうろしたのが恥ずかしかったけど、舞い戻ってきてさっきの店をよく見ると、お品書きも出ていてまぎれもなく蕎麦屋だ。こんな看板が出ている。

tsuchie1

本日の蕎麦屋:奥沢「つち江」
本日の注文:せいろ¥800

 

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2005年10月01日

青山一丁目 国立競技場走ったよ。〜「くろ麦」

日は朝から、国立競技場で今期第1戦目のマラソン大会、「チャレンジランinナショナルスタジアム」に参加。外苑を5周走る10kmだけど、国立競技場を走れるのはうれしいものだ。


気候はやや暑く、それでも何とか自己ベスト更新。と言っても、ぴったり1時間の亀ランナーです。グッタリとしばらく休んで、さぁ、昼ご飯はどこの蕎麦屋にしようかな。


実は朝から考えていた。青山「くろ麦」に久々に行きたいし、渋谷の「夢月庵」、赤坂の数ある蕎麦屋のどれか、六本木にも電車で一本だし、帰り道の代々木上原「山せみ」か三軒茶屋の「東風」か。はしごしてもいいぞ!


ところが、予想以上にグッタリで、はしごはおろか、「くろ麦」まで歩くので精一杯。


今日の蕎麦屋:青山一丁目「くろ麦」


今日の注文:エビスビール(小)¥400、せいろ¥750


 


 

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2005年09月25日

菊練り特訓2日目

昨日に続き、特訓二日目だ。
こんな感じのものを、
kikuneri1


こんな感じへ。
kikuneri2


「内に練りこむ」というのが言葉では判っていても、手が動かなかったのだが、なんとなく判ってきたような気がした。だいぶリズムもよくなってきたが、まだ一定のリズムにならないために、きれいな菊にならないね。
あと、粘土はかなり固いし、蕎麦のようにだんだん扱いやすくなることもない。腱鞘炎になりそ。


さて、夜に本物をやってみた。同居人曰く、「今までとは全然違う!」
まあ、今までがひどすぎたからね。

2005年09月24日

菊練り特訓

高橋名人による「趣味悠々・こだわりのそば打ち入門」も3回を数え、あっという間に水回しから、のし、たたみ、ゆで、と二八そばが完成してしまった。
生徒の「WAHAHA」の佐藤正宏は、ホントのシロートなのかよく判らないが、名人からは「完全なシロウトですね」などと言われてもめげずにやっている。

この番組、佐藤正宏さんが生まれて初めて打つそば、という内容(ホントかどうかは「?」)で、手つきもおぼつかない佐藤さんに名人がちゃちゃも入れつつ指導をしていく、という構成。
少しばかり経験があり、いろいろな本を読んだりビデオを買ったりしている私くらいの知識の持ち主には、素人のやり方のどこが悪いのかが判ったりして、なかなか新発見があっていい。
ただ、ホントに初めての人にとっては、言葉の意味もわからないような気がするよ。名人の実演の時間もほとんどないし。たった2回、番組時間にして50分で全くの素人向けのそば打ち番組はちょっときついのでは。

というわけで、番組を録画して繰り返し見つつ、ほぼ毎週打っている。が、なかなか長さ10cm以上のそばになってくれない。いわゆる「つながらない」というやつ。そこで、恐らく水回し(コネ)に問題があるのだろうと決めつけた。これはそば打ちの回数だけでは上達に限界がある、と「コネ訓練・菊ねりへの道程」を企画。
さっそく文房具屋で「ほいく粘土」なる子供用粘土を調達。nendoおやまー粘土を触るなんて、うん十年ぶりだね。図工の時間に粘土で創作するのっていうのが、最も苦手な時間のひとつだったんだよねー。「粘土」と聞くだけで顔をしかめるほどキライだったのだ。
だが、これなら蕎麦と違っていつまででも捏ねていられる。練習はこれしかない!

dvdこれまた高橋名人DVDの「こね」の部分をリピート再生させ、ひたすらこねこね、ねりねり。
陶芸経験のあるかみさんにも教えを請い、いつしか二人して粘土細工教室のようになっていた・・。

でも、テレビ画面とにらめっこでできるコネの練習は、玉が乾く心配はないし、何度やり直してもいいし、だんだんリズムも感じてくる。やっぱり練習って必要だよね。
さてさて、成果は出るやら・・。


粘土で「延し」や「切り」の練習はできるんだろうか・・?

2005年09月21日

銀座1丁目 さすが銀座と言わしめる〜「流石」

内勤者の外出の楽しみは、昼ご飯。
それはもちろん手打蕎麦!
今日は花の銀座だよ。休憩時間になるなりダッシュ。

今日の蕎麦屋:銀座一丁目「流石」
今日の注文:「せいろ」1000円


お店の場所は昭和通り沿い、すごい所にあります。入るとすぐにカウンター席がありその先にテーブル席がある。テーブルのレイアウトやシックな色合いも含めて池袋の「美蕎」によく似たつくりだ。
真ん中辺のテーブルについて品書きを拝見。
さすが銀座、た、高い。せいろ1000円、田舎は1500円・・・。40過ぎても若造に見られがちな私(今日はかっこもカジュアルだし)は、ふらっと入ってきて高いメニューに目を白黒させ、いちばん安いものを頼んだ、と思われないように、細心の注意を払い「せいろをください。」

1000円という値段でふと想像。もうひとつのトーキョー・ザ・リッチエリア、66の丘に茂る竹の林で登場する、同じ値段のこじんまりとしたざるを思い出し、こりゃ今日は昼間からはしごが必要かな、と想像しながら待つこと5分ほど。
やー、銀座よゴメン。見くびっておりました。ポン、と置かれた平ざるには、きれいな細打ちでつやのある上品な蕎麦が十分な量盛られておりました。味もびっくりするくらい濃い蕎麦の味わい、細打ちながらコシもしっかりしていて、かなり好みの蕎麦でした。
ツユはこちらもシッカリとだしの出た、味わい深いもの。薬味はワサビしかついてない。へぇ〜、自分はネギも入れないから気になんないけど。

さらっとした蕎麦湯でツユをゆっくり飲み干し、とにかく十分な量、というケチくさい満足でいい気持ちになって席を立ちました。レジでご主人かな、姉妹店や修行元である修善寺の「朴念仁」さんの話などを気さくに話してくれました。

お酒の種類もなかなかいいものが揃っています。もちろん肴も豊富に揃えられており、銀座の夜をじっくりすごしてみたい気がします。続きを読む

2005年09月18日

西大島 んんんんっ・・ざん・・・ 〜「銀杏」2

池袋界隈での昼ご飯以外で、蕎麦屋にいけない日々が続いていた。やっと連休で、今日は相方を連れてなんと江東区へ。ここのところ何かと話題の「銀杏」初訪だ。
リフォーム番組で見たときから、一度は行ってみないかんだろう、と思いつつさすがに遠い。なかなか足が向かなかった。そうこうしているうちに、なんでもCMで使われた?と思っていると、軒並み雑誌に登場。う〜ん、ずいぶん積極プロモーションだな、と。とにかくこれは行ってみにゃ。

乗り換えは3回だが、まーー遠いよー。それに今日はこれだけが目的のお出かけだよ。少し秋めいて、暑さも和らいだことが救い。

さーて、辿り着きました、西大島。もう予め道順はチェック済みなので、ずんずん歩く。
日曜日の午後1時15分、入店。午後2時、おいとま。

結論から言いましょう、っっっっ残念っっ!。

本日の蕎麦屋:銀杏
本日の注文:生ビール\650、玉子焼き\650、せいろ\650、田舎(相方)\750。
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2005年09月11日

この夏4回目の自作

高橋邦弘名人による「趣味悠々・蕎麦打ち」が始まった。う〜ん、やっぱり蕎麦打ち、いいよなー。

というわけで週末は蕎麦打ちだ。蕎麦打ちのときは必ず、高橋名人の蕎麦打ちビデオをリピートで流しつづける。何度見ても新鮮な発見と驚きがあるから大したものだ。

今日の発見は「菊練り」と「丸出し」の工程。う〜ん、深い

さて0509101今回の作品

いつもと大して変わらず、今回も箸でつまんで、長く垂れ下がるところまでいかなかった。ただ、当店唯一の客であり常連客の本日のコメントは、

「いつもより麺が滑らか。でもその分香りが弱いね。」

確かに今回は少し色がベージュっぽく、つるんとした感じだ。茹で上げたものは、コシはあるが味がいつもより弱い。何か物足りない感じがした。写真で見ても水っぽい感じがするが、ざるで水切りはいつもと同様にしているに、なんとなく水切れが悪いようなインパクトのなさが残った。それでも「ソバソバ」した味はすごいんだけど。

0509102本日のメニューは「もり」と「ぶっかけ」。ぶっかけには「蕎麦の芽」「ミョウガ」「ネギ」「梅干」「辛味大根」に「かつお節」。当店のツユは、永坂更科の市販品です。

本日の酒は「東北泉・瑠璃色の海(純米吟醸)」。居酒屋評論家の太田和彦氏絶賛だったので探していたがなかなか見つからず、とうとうネット通販で購入。確かに、滑らかでありながらキリッとしていて、後味もよくおいしい。お勧めです

 

 



2005年08月23日

池袋4・東武百貨店の老舗 〜永坂更科 布屋太兵衛」

昨日に続き、ショッピングセンター内の蕎麦屋で昼食。
今日は池袋東武百貨店の「永坂更科 布屋太兵衛」
今日の注文:生粉打ちせいろ\756
 

袋東武百貨店のレストラン街はなかなかバリエーションも広く、いいお店が揃っている。間違えずに「東」口ではなく、「東」武側に行くことをお勧めする。
正面はカレーうどんで有名な「古奈や」、他にも蕎麦屋が13階に「たつみ」がある。
以前来た時は外に行列ができていたが、今日は大丈夫。
 
ここへ来たら注文は更科粉の「御膳そば」が当然と思われるが、さまりすは真っ白い蕎麦はあまり興味を引かない。そこで、品書きを見ると他にはこの「生粉打ち」があったので、それを頼む。
 
ました。3mm角のごっつい黒い蕎麦。「美蕎」の田舎蕎麦もこんなだったな。
ツユが甘口と辛口と二つついてくる。「お好みでどうぞ」と説明してくれるが、麻布の更科堀井で食べた時も思ったが、お好みとしては「それぞれで食べたい」。そこで蕎麦猪口がひとつだと、困る。
 
今日はまず甘口つゆをちょびっといれて、4〜5すすりして、ツユを飲み干し、辛口をいただく。混ぜる手もあるんだろうが、今日はそれぞれで。
意外に甘口の方が太打ちの蕎麦にあってるような気がした。
 
蕎麦湯はここもすっきりとしたもの。好みである。
 
ころで、ととろそばなどを頼むと、せいろに乗って出てくるそばは、普通の中細の蕎麦なのだが、「せいろ」としてのメニューにはこの種の蕎麦が載っていない。なんで?
御膳蕎麦か田舎蕎麦かという選択はずいぶん極端ではないだろうか。
 
ま、ともかく、老舗としての安心感のある蕎麦でした。
ごちそうさま。
 

昨日の「一香庵」の書き忘れ。
 
入店の時に脇の打ち場で打たれていた分厚い麺帯が、ちょうど店を出る時に「切り」の工程だった。
白く太い麺・・・うどんだった。
そりゃそうだよな。
 
 
 


2005年08月22日

二子玉川 デパートへ蕎麦屋飲みに行こう〜「一香庵」

夏休みも今日まで。
明日から仕事と思うと腰が重いのだが、平泉で悔しい思いをした真間終わるわけにもいかず、おいしいそばも食べたいし、近場でちゃんと食べていない店に行くことにした。


今日の蕎麦屋:二子玉川「一香庵」
今日の注文:せいろ\840






タコマダムの集う玉川高島屋。南館6階のレストラン街は、南館増設以前からある。ここ一香庵もそうだ。以前一度入ったことがあると思うが、その頃は単に、この場所で安上がりなのはそばかな、程度の理由で選択していたと思う。
今回は、ちょっと構えも違えて入ってみる。
入口のすぐ右横で実演蕎麦うちをやっている。伸しの工程だが、ずいぶんと大きく分厚い麺帯だな。


店内は明るくモダンだ。真ん中に14人がけの大テーブル、ほかに4人掛け、2人がけのテーブルが6つほど、さらに板敷きの小上がりがあり、テーブルが3つある。午後4時ごろでお客さんは4組ほど。
一番手前の2人がけのテーブルに席を取った。


れるはバイオリン協奏曲。クラシックは蕎麦屋にしては珍しい。
酒肴の豊富な品書きより、いちばん最初に書かれた「せいろ」を注文。一茶庵系らしく「友蕎子」と言う文字が見える。
酒の揃えは多くないが、季節により仕入れを選んでいるようだ。今は「真澄」「新政」「春鹿ときめき」がおすすめ。


一香庵蕎麦がきた。
一茶庵系の長方形の箱に、つやのある薄いグレーの蕎麦が3つに分けて盛られている。時期的には不利な季節と思われるが、十分蕎麦の味がし、適度なコシでのど越しも滑らかな二八蕎麦だ。透き通った出汁のきいたツユはやや辛口でおいしい。


蕎麦湯はすっきりとさらさら系で、桶をまわし振りして白濁部分を混ぜて注ぎいれる。好きなパターンの蕎麦湯だ。


一香庵2


ち着ける雰囲気で、使える蕎麦屋だが、ショッピングセンターの中はどうしても買物ついで、というシチュエーションになってしまいがち。ゆっくり飲みに来る、というのにはやや不便かな。



おいしゅうございました。


 




2005年08月20日

奥州平泉・夏草や種ものどもが夢と散り

夏休みの旅行は北東北である。二人で往復48,000円というフリー切符を握り締め、初めての北東北をできるだけたくさん回ろう、というけち臭い旅だ。

観光名所や、その土地の居酒屋で土地の酒と肴を堪能することを目的として、青森と盛岡、そして平泉を回った。

東北はあまり蕎麦屋の情報がありません。インターネットで探してもみたのですが、これというのが無く、今、義経で盛り上がっている平泉にある「地水庵」に全ての期待を背負わせて、最終日、平泉に向かった。

午前中に平泉駅に到着、毛越寺から平泉郷土館、そして藤原三代の繁栄を蝋人形で展示する「ゆめやかた」をまわる、平泉駅の観光案内所でもらった地図に書かれた「駅長さんのお勧め★平泉散策コース」にそのまま従い、散策し、次の予定である中尊寺を前にして、腹ごしらえ、と、いよいよ自分の予定に組み込んだ「地水庵」に向かう。

「ゆめやかた」から国道4号線にでると、そこにあるはずである。

・・・・・

あった、あった!さすが国道だけにこんな場所ながら(失礼!)交通量の多い道を横切って走り寄る。今日は、昨日までの青森と違って、蒸し暑い。ビールを飲んでしまおうか、蕎麦を徹底堪能するか・・。

な〜んか、物静か・・・。地水庵02

ぜっっっっく!!

 

 

 

 

初の旅蕎麦にして、この仕打ち・・。立ち直れない。

 

駅に戻れば「わんこそば」の店もあるが、わんこそばってあんまり興味ない。

とぼとぼと中尊寺の方向に向かう。おなかもすいてるし、中尊寺の入口にあるみやげ物店の2階の食堂で、それでも蕎麦を食う。

平泉

メニューの名前は忘れてしまいましたが、値段は1200円。

 

天ぷらはカリッとしていて、意外に身も大きかったです。ワサビは異様な緑色でした。そばは・・・まあ、その、つまり・・とほほ。

でも、とろろとなめこおろしのおつゆもついて。ごちそうさまでした。

 

研究熱心との噂の「地水庵」さん、もうたぶん来ることないだろうなー。

 

地水庵01