総評 ■■■□□□□ 3
シナリオ ■■□□□□□ 2
主人公  ■■□□□□□ 2
ヒロイン ■■■■■□□ 5
CG   ■■■■■■□ 6
音楽 ■■■■□□□ 4
声優 ■■■■■■□ 6
演出 ■■■■■□□ 5
2019-06-24 (5)
ファウストの真に満足を得た表情、アンデルセンと一緒に風景一望、カグヤちゃんのアイドル出演等どれが良かったかと言われれば返答に困りますが、とにもかくにも『ハッピーエンドを叶える』瞬間をあまりに美麗な本気のCGで見せつけられただけでも、単純な自分は満足感に浸れた作品でした。やや本筋の物語以外のサブストーリーが中身が無く冗長気味だった気もしますが、蓬菜さんの『時代が経てばこの物語も人々から忘れられ自分もいずれ消えてしまうだろう』と独り言つシーン含め惹かれるシーンも複数存在していたのも事実。完成度が高い作品でした。

良かったところ
1.グリモワール

2019-06-22 (6)
第八章のグリモワール(CV風音)とイストリア(CV卯衣)の対峙シーンが強烈に印象深かった作品です。お母さまの望む色鮮やかな世界を作るために他の物語からページを奪い去る曲解した行動に手を出すグリモワール。そしてそのグリモワールの幼き時に正しき教育を施すことが出来ず、その捻じ曲がった性格を垣間見たときに、もはや彼女を救うためには存在そのものを消さざるを得ないと意識してしまい涙するイストリア。両者の主張はどことなくすれ違いもう修正不可能としか思えないところまで来てしまう。
2019-06-12
イストリアが「すまぬ…イリス…」と謝りながら刃を向けるシーンが好き。グリモワールには何を言っても届かないと自身の愛娘を諦めざるを得ない感情。また昔感情と呼べるものはほとんど持ち合わせておらず、機械的にしか物語を読むことが出来なかったイストリアが愚かにも物語を自分の手で作り上げようと考えてこうした哀しき結末を作り上げてしまったことへの後悔ともとれる感情。そしてそうした感情を抱きながらも「イリス」という昔の呼び名をグリモワールの言い放つことにより今彼女の脳裏に浮かんでるのは幼き日の「イリス」の面影であり目の前にいる「グリモワール」にはたぶん目もくれて向き合えていないんだろうな……ということも一台詞から感じられてしまいました。

で、この後のグリモワールが激昂するシーンの演技が声優さんの喉大丈夫かな…?と思わず心配になるくらい凄まじくて、苛立ちの感情が前面に押し出された迫真の台詞だらけで鳥肌立ちまくりだった。今までの章がおとぎ話を舞台にしてる故もあって全体的に良くも悪くもふわふわしていたように感じていたので、この章でのそうした真に迫るかのような演技は余計記憶に残された気がします。
2019-06-24 (3)
ただ「抜かせ!そなたの言うような母はどこにもおらぬわ!」「いないのならば!私が作る!」という真の母性カノジョを追い求めてるかのような限界オタクみたいなグリモワールと「出来る!」「できないィイイイ!」と子供な癇癪のように叫び出すグリモワール面白すぎて笑いがこらえられなかった…。真剣シーンなのに…。

2.アトリエっぽいBGM
2019-06-24 (6)
『残り五分のお約束』『夢 鮮やかに』『わたしたちを待っている世界へ』等高品質なBGMが十二分に作品を盛り上げてくれたように思える。『残り五分のお約束』はあまりに多用されやや飽きてしまう部分もあるのだがこれが流れたらヒロインが逆転劇・大活躍を見せてくれるんだな。とワクワク感に浸る緒が出来ました。とくにルパンちゃんの脱出劇における奇想天外な行動を起こす場面で流れていた印象ですね。『夢 鮮やかに』あたりも最終局面であることを自覚させそれまでのお話と一線を画すような気分にさせてくれましたし、他の曲も暇があれば思わず『音楽鑑賞モード』で開いてしまうほど良いBGMの数々でした。

3.約20名にも及ぶ複数ヒロイン

2019-06-23 (1)
発売前はアリスちゃん一択だったのに、いつの間にか推しがルパン、グリモワール、琴葉詩織、アンデルセン、アリスの五人にまで膨らみあがってました。こうした膨大なヒロイン数が起こしてしまう欠陥としてエッチシーンが少ないという声や主役と言えるヒロインが存在しないことにより纏まりがないという意見も散見されましたし、実際その通りなんですけどね。それでも物語ごとに特徴性のある服装を比較しながら見るのも一興だったし、こんだけヒロインがおることによる実現可能な3Pエッチの数々とか含めるとプラス面も確かに存在していたように思えます。続編で琴葉詩織お姉ちゃんだせよな。