総評 ■■■■■□□ 5
シナリオ ■■■■■□□ 5
主人公       ■■■■■■□ 6
ヒロイン ■■■■■■□ 6
CG   ■■■■■■■ 7
音楽 ■■■■□□□ 4
声優 ■■■■■■□ 6
演出 ■■■□□□□ 3
2019-08-30 (11)
前作小鹿日和√で起きた『父親に別れを迫られ二階から飛び降り事件』の反省が生かされ、全体通してノーストレスな作品に仕上がったことが単純に大きい。特に最後の一枚絵で見せる後味が素晴らしく、凛々しい彼女が主人公の強いアプローチの数々で篭絡させられこれから先に起こる更なるいちゃラブを予期する終わり方で、この一枚絵を見ただけで買って良かったと思わされました。ただしエッチシーンが処女喪失から合わせて三連続で『電車』で行われるというエロゲ特有のガバガバ世界観に多少疑問符を浮かべてしまった。普通に隣の車両に人がいる状態でもするし性犯罪者やろ。

良かったところ
1.主人公の行動

2019-08-30 (12)
主人公は開幕『恋愛成就のお守り』を手にすることで今まで会話したことも無かった彼女との縁を得ることになるのだが、彼はそういう神頼みなアプローチではなくて積極的に仲良くしようとする『押し』の姿勢が見られたのが好感触。よく他作品で散見される『人助けをしていたらいつの間にかヒロインが好きになっていました展開』ではなく『明らかに彼女一人だけを狙い撃ちして自分の女にしていこうと努力する展開』がこの作品では描かれることとなる。電車の中で毎回会いに行ってイヤホンで一緒に好きな音楽を聞かせて自分の好みを知ってもらう…そうした地道な努力が魅力的に感じられました。
2019-08-30 (10)
高嶺の花としてクラスの中で一人孤高の存在として浮いている鳰に対して、普段仲良く下校している主人公が彼女の『クラスの中では話しかけられたくない気持ち』を無視しながらずけずけと会話をしようすとするシーンがつぼでした。彼女を素直にさせる為に外堀から攻めていくことに卑怯さを感じながらもそこまでして彼女と親密になりたいという強い意志を感じさせてもらいました。
2019-08-30 (6)
しかしこれを台無しにしてしまったのが『電車内のエッチシーン』であり、特に『二回目』の展開が酷い。在田川さんとの距離を縮めるために『甘いものを一緒に食べる』のは納得はいく。でもなんか知らんけど唇についたクリーム取る時に指をしゃぶらせていたら主人公が勝手に『ちんぽを彼女の眼前に叩きつける』ガイジムーブをかましてくるのだ。これは比喩じゃなくてびっくりするぐらい突然の出来事で焦ってしまいました。これを含めてやや公共の場を考えた特にそぐわない行動が多く若干株を下げてしまいました。ちなみにエッチシーンは強姦してるみたいなアングルが多くて比較的抜ける。

2.在田川鳰(CV奏雨さん)
2019-08-30 (8)
やはりCV奏雨さんの感情を吐露した声(号泣、絶叫など)は他の声優には真似できないほどに真に迫るものを感じた。『恋愛成就のお守り』は主人公だけでなく彼女もまた所有しており、しかしそのお守りの効能が『破局のご利益』だと主人公が彼女に告げる場面で号泣するところの演技が上手すぎ。つられて泣いちゃうわ。涙流す時に若干過呼吸が入ってひくひくってなる感じが好きなんだよ。

3.ペットボトルおもらし
2019-08-30 (7)
影知らずこの作品には体験版ムービーなるものが公開されているのだが、その動画の終わりは彼女が電車の中でトイレに行けなくなる状況に見舞われてしまい、漏れちゃうと連呼してしまうところであった。したがって否応なくこのシーンの出来には発売前からの期待感は膨らむのであるが、結論から申し上げるとここの一枚絵は大変良かった。うん。高嶺の花の優等生ヒロインがする恥じらいの表情はそそった。
2019-08-30 (9)
しかしながらおまんこを見られた→見せていいのは旦那様だけ→それなら彼に責任取ってもらおうというの流れから、若干主人公に対してどのように好きになったのかというところに疑問を感じる展開が続いてしまう。彼女もおばあちゃんの教えが悪い方向に働き主人公に対して不愛想になったりしてするのだが、ここまで一気に溜め込んだ主人公への気持ちが先述した『奏雨さんの号泣シーン』で爆発するので、そう思えばここのヒロインの気持ちがあまりにも感じられなかったくだりも悪くはなかった。

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