総評 ■■■■□□□ 4
シナリオ ■■■■□□□ 4
主人公       ■■■□□□□ 3
ヒロイン ■■■■□□□ 4
CG   ■■■■■□□ 5
音楽 ■■■■□□□ 4
声優 ■■■■■□□ 5
演出 ■■□□□□□ 2
2019-09-01 (21)
『これは、彼と彼女の物語。風薫る新緑の季節に芽吹く、若葉たちの恋物語───』という勇ましいキャッチコピーが公式では謳われていましたが良くも悪くも『いつものLump of sugar』という印象。アイちゃんと峰岸都二人のルートが大きく気疲れするお話は無く恋人生活を満喫することが出来たため好印象。ソフィアちゃんは『王族』という設定が絡んでくる以上多少紆余曲折あったものの、彼女の素顔であるだらしない姿と学園中の生徒から慕われる優等生の姿のギャップを堪能することが出来た。しかしながら守宮ひよりちゃんルートの序盤が『久しぶりにヒロインに殺意がわく』ほど見てられないほどに酷い出来でありこの作品に対する印象を大きく下げてしまいました。

良かったところ
1.アイちゃん√(32歳無職独身)

2019-09-01 (18)
『32歳独身無職(身長133cm)』という狂気じみた設定を盾に『ひらがなを書く練習をする』『ゲームセンターで“ラブ勝つ”に全資金を投入して遊ぶ』といった普段多くは見かけない特異なイベントが多かった。アイちゃんの気怠そうな声も癖になるし思わず何回も再生したくなる台詞も少なくなかった。自分は“ラブ勝つ”で子供たちに取り囲まれながら遊んでいるときに引いたカードを大人の余裕を見せつけるかのように子供に手渡す場面が好きでした。ちなみにだけれども“ラブ勝つ”をプレイしていた子供はテキスト描写で見る限りでは全員女児っぽくて安心もした、男に触れて欲しくないので。
2019-09-01 (22)
またアイちゃん√の最後のラストCGが『愛する子供とのツーショット』であったことも、彼女の恋愛で今後発生するだろう問題の一つである『出産が出来るか?』という懸念事項を晴らしてくれて大変ありがたく思いました。彼女の場合身長133cmという低身長のため体も丈夫とは言い難いですし、骨盤の大きさが十分に確保できずに児頭骨盤不均衡により経腟分娩大変そうだな…と思って見てました。更に言うなら32歳で高齢出産ですしこれ以上年月が経てば奇形児のリスクが跳ね上がることになりますし本当に心配で心配で。一枚絵でほんのわずかな期間でしたが元気な子供の姿を見ることが出来たというのはこれからのアイちゃんの幸せを強く信じることが出来る結果となりました。

2.峰岸都√
2019-09-01 (24)
ひとりだけ出演する作品間違えてない?と思わざるを得ない卑猥言語や下ネタの数々に序盤はやや引いてしまいました。都さん自身も平気でおちんちん連呼したかと思えば、主人公に胸を揉みしだかれたことを契機に一日一回オナニー中毒者になっちゃいますしやはり『Lump作品』にあまり似つかわしくない下品な内容で妄想が膨らみました。
2019-09-01 (20)
しかし『ユ―トへの告白大作戦』のテンポ感が絶妙で本作品で一番にやけさせてもらいました。またその告白のくだりに関しても『あの二人が恋人じゃないなんて、簡単なことだよ。恋人になるための言葉を、言ってないからだ』のアイちゃんの発言に胸を温めさせられました。幼馴染から恋人という関係の移り変わりにおいて一見変化のないように思いますが、その実やはり変化はほとんどなくて、その差を別つものは『好き』というただ一言であるという考え方は目新しく思いました。『好き』『いいよ』というただ二言で告白が完結するさまはやはり幼馴染だからか言葉は多くはいらないのかなぁと幼馴染の良さを再認識しました。

悪かったところ
守谷ひより√

2019-09-01 (19)
彼女と主人公の関係は共通で『──あなたが好きです!』という一言をきっかけに始まることもあって初めから好感度は高く、彼女自身のルートを除いた全ルートでは概ね『失恋イベント』なるものが存在する。そこでは勇気を振り絞れなかった自分を顧みてこっそりと泣き見事勝利を勝ち取ったヒロインをほめたたえるという優しい一面が見ることが出来る。しかしながら彼女自身のルートでは『──メイドのままじゃ、ダメですか?』となんと主人公の告白を拒絶して逃げ出すという恐ろしい悪女っぷりを発揮する。
2019-09-01 (14)
『一途な恋心をメイドに昇華させた後輩少女』というのが彼女のキャッチコピーなのだが正しくこの言葉を痛感させられたという気持ちでいっぱいである。『昇華』なのだ。『恋心』は昇華させられて『メイド』としての存在の方が重くなってしまったのだ。極度の恥ずかしがり屋という一面がある為すぐに混乱してしまう性格で『メイドしてなら主人公とお話が出来る』という理論をもとに恋人のステップアップが恐ろしく主人公から逃げ待とう日々がこの√での序盤である。しかも一度だけじゃなくて二度三度言い訳未練たらしく主人公からの告白聞いて逃げ出すし、こんなヒロインに『失恋イベント』設けたの完全にミスだろと思いたくなるほどに、彼女の性格に関しては煩雑なる気持ちを抱いてしまいました。他ルートではあんなに告白の切り出し方力説してたのにどうしたんだ…。