総評 ■■■■□□□ 4
シナリオ ■■■■■□□ 5
主人公        ■■■■□□□ 4
ヒロイン ■■■■■■□ 6
CG       ■■■■■■□ 6
音楽 ■■□□□□□ 2
声優 ■■■□□□□ 3
演出 ■■□□□□□ 2
2019-09-02 (3)
『一回のプレイ時間が短い周回が前提の作品』という実用性重視のゲームであるのに関わらず『周回』というシステムが盛り込まれており、前代未聞とはいかないまでもかなり物珍しい作品ではあったのでぜひとも多くの人に触ってもらいたい作品でした。この周回システムに関しては後述するが、終わってみれば賛否両論というべきか良い面も悪い面も共に垣間見えたためよりブラッシュアップしてまたお目にかけたいものである。更にこの作品が目を引くところは『豊富なシチュエーションがかき集められたHシーン』にあると言っても差し支えなく、違う服装で、違う場所で、違うテンションで、違う幼馴染のお姉さんの新たな一面を発掘できるかのような彩り豊かなエッチシーンは魅力的でした。

良かったところ
1.何度も変わる豊富なHシーン

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今度はより具体的に構成枠を挙げていきましょう。まず服装関連から挙げるならば全裸・私服・デート服・水着・体操服・先生服(教育実習生のため)・昔の制服・拘束具とピンからキリまでそろっておりました。バック・騎乗位・正常位・正常位の4枠で構成されたよくある没個性なエッチシーンとはわけが違います。特に教育実習生姿でのだいしゅきホールドが好みで、ヒロインの來花お姉ちゃんが主人公が他の女の子とデレデレ歩いてるのに嫉妬して教室に連れ込む様子がいじらしく思いました。來花お姉ちゃんは頭が少しだけ天然ではあるものの、だからこそ嫉妬心という暗い感情を抱くことは中々想像できなかったのでこの時の不満顔がまぁかわいいこと。
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ただし貴重な17枠のエッチシーンのうち3枠が処女喪失に用いられてしまうため『処女血が付着していると抜けない』という一定の層を考えたときにもう少しうまいことは出来なかったのかな?とはやはり首はもたげてしまいました。

2.短い周回が前提の作品
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初期の頃の選択肢はたった一つだけ。
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しかし『3周目』となるとこれだけ分岐点が存在するように。『1周目』『2周目』『3周目』と3回もの周回が本作品には存在しているのだがまず先に欠点から述べておくのであれば、周回ごとに実施されていることは『新たな選択肢の解放』と『周回ごとに欠けていたシナリオの肉付け』という2点であり基本的な流れはどの周回でも変化はほぼない為必然的に『SKIPでテキストを呼び飛ばす作業』というのが存在することとなる。従ってこの作品はSKIPに関して言えば20回くらいはお世話になると思います。幸い速度は速く一瞬でたどり着くんですけどね。それでもやや煩雑な印象は抱いてしまいます。
2019-09-02 (17)
では良かったところはどこかといえば『3周目』でヒロイン視点から物語の真相が語られることとなるところ。『1周目』では『私の初めての人になって欲しい…』という性欲に溺れかけた頭のおかしい人のような発言をしていた彼女も、『3周目』では『主人公がチョコを同級生から頂いた』ことに足元が崩れるかのような危機感を抱き先の発言をしてしまったと『幼馴染のお姉ちゃんが弟を盗られるかもしれなくて焦燥する気持ち』が痛いほど伝わってくる。少し初心で天然な來花お姉ちゃんを見ながら『幼馴染作品』の美味しいところをそのまま頂くこくことが出来た。
2019-09-02 (21)
次に良いところは『周回』作品ならではですが『選択肢が増えるごとに主人公の対応が恋人としてふさわしいものに変化していく』ことですかね。例えばナンパ男にヒロインが襲われていた場面が顕著で、主人公は不甲斐ない対応で『1周目』『2周目』とヒロインにデートの待ち合わせに快くない感情を抱かせてしまう。その時は頼りなさ過ぎる彼に幾何の殺意を抱いてしまいましたが、『3周目』で俺のきーちゃんに声かけやがってと見たこともないほどに煮えたぎった怒りを示し『俺の女』と言いはる場面は胸がすくような清々しい感情に支配されました。こういう面で『一回のプレイ時間が短い周回が前提の作品』というシステムは良悪併せ持つも中々に楽しませてもらいましたので製作陣さんもまた取り入れてもらいたいです。