総評 ■■■■■□□ 5
シナリオ ■■■■□□□ 4
主人公  ■■□□□□□ 2
ヒロイン ■■■■■■□ 6
CG   ■■■□□□□ 3
音楽 ■■■□□□□ 3
声優 ■■■■■□□ 5
演出 ■■■□□□□ 3
2019-12-24 (1)
怒涛の展開で息をつく暇がないコミカルな作品であった。『Little Sick Girls』は『アフロディーテシンドローム』に罹患してしまったヒロインが主人公を病的に好きになってしまい、主人公はその偽りの恋心を素直に肯定できず治療に専念していくも、それは同時に彼女との恋人関係を解除も意味しており…という悲恋的な要素も孕む作品だと前作では感じていたのだが、本作は全然そんなことなかった。『学校を休もうとしただけでエージェントが家に押し寄せてくる』『セックスが終わったら突然発狂し始める』『流林檎ちゃんの実況性行為動画を1000万人が視聴しに来る』等のぶっとんだ展開が笑いの渦を巻き起こしてくる。

2019-12-24 (5)
シナリオ展開については主人公の独善的な行動にやや不快感は覚える。流林檎ちゃんを捨てた両親を『政府からの補助金を渡す』という名目に自宅に呼び寄せるが、流林檎ちゃんよりも金を優先するクソ親に主人公は辟易する。母親が最後に流林檎ちゃんを抱きとめたから結果論的には病気に治療の一因にはなったのだが、流林檎ちゃんのトラウマを再燃させるような危険な行いを彼女に無断で行ったというのは中々許しがたい。ただそれ以外の部分ではマウントを取るような口調は相変わらずではあるが彼女の独白対して『よく話してくれたな』と同調的な態度で接してくれたので根の優しい部分が伝わってきていい人物像だったと思います。

2019-12-24 (4)
エッチシーンについては実用性は高い。世界史の授業中、アイドル活動中、人目があるあらゆる場所で彼女は犯される。完全にネタとしか感じない言葉選びが秀逸で『オーラが視覚化されたら、きっと俺たちはピンク色』『ヘレニズムは……あ、ああ、ローマ文化の発展の中に、ぐぅ、中にあん…ああ、このまま中に……っ!!』『どっせい!!』『あ、これ大丈夫かな……?俺、今季の故障者リストに数えられてしまうかも。』等々、行為中でも微笑ましい会話が続けられる。

2019-12-24 (2)
前作の感想では『人前で犯されるシーンが5シーン以上もある』ことを嘆き苦しむように書かせてもらったのだが、今作では彼女の治療という名目であったりとか、先述した言葉選びのせいか、はたまたもう諦め慣れてしまったのかはわからないがそれほど不快感は感じなかった。ただし、おっさん。お前は許さんからな。
2019-12-24 (6)
後は前作との比較として最後に仲睦まじさが感じられる子供三人とのエピローグを作ってくれたのは嬉しく思えた。前作は『END』だけぼーんと最後に載せた打ち切りみたいな終わり方だったのでやはり評判が悪かったのでしょうか。『両親から愛されていない』というのが流林檎ちゃんの人生を形作ったといえる悩みであったので、そのような過去を感じさせない子供たちの日々を楽しんでいる豊かな生活を見せてくれたのは安心というか人心地つく気持ちになった。

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