総評 ■■■■□□□ 4
シナリオ ■■■■□□□ 5
主人公  ■■■■□□□ 4
ヒロイン ■■■■■□□ 5
CG   ■■■□□□□ 3
音楽 ■■□□□□□ 2
声優 ■■■■■□□ 5
演出 ■■■■□□□ 4
2019-12-28 (3)
『あざらしそふと』×『SMEE』との夢のコラボが実現!と作品内容には記載されているが『あざらしそふと』要素は背景画程度のものでBGMやテンションから実質『SMEE』が製作しているようなものだった。恐ろしいことに330円という驚異の低価格群ながら、悪徳商法として名高い『HOOK・SMEE・ASa3000円FD商法』と同じ程度の尺を誇っている。皮肉なことに『SMEE』自身が己のFD商法の尺の異端な短さをこの作品にて証明してしまったような気がした。

2019-12-28 (4)
エッチシーンは一回のみ(一枚絵は二枚)。しかも処女血有り、かつ一枚絵もセックス場面は公式ギャラリーに既に記載されているのでエッチシーン目的での購入価値は比較的薄いと言えるのがやや残念か。ではこの作品がある程度購入に値すると言える理由とは主人公・ヒロインの心理描写にあると思う。

2019-12-28
主人公目線とヒロイン目線で二つの物語が用意されているのだが、これを採用することによって低価格なのに関わらず他作品よりもダイレクトに相手のどこに惚れたのか?がわかるのが良かった。例えば真澄ちゃんは『変にテンション上げてくる他の男子と違い祐一君の真面目な返しが好き』と明言しており、冴えない主人公に対して朗らかに接している様子が印象的だった。主人公はやや彼女の惚れた理由が『いつの間にか好きになった』とやんわりしていたり、パンツを見たり性的なスキンシップで芽生えたドギマギを恋心と勘違いしたんじゃないか?という疑惑もあるにはあるが、告白の威風堂々とした立ち振る舞いは『SMEE』作品らしさが如実に伝わった。

2019-12-28 (2)
この『二つの物語形式』も不満が無いわけではなくて、主人公目線でもヒロイン目線では大筋の会話内容は同じであり、+αに個人個人のその状況下における心理描写が加わるから、同じ会話を二回見せられることにはなる。短い作品なのでそれほど苦では無かったが、尺を稼ぐ為にわざわざこのような形式にしたのかと邪推してしまう。追記するならば背景には『アイカギ』BGMが『Making*Lovers』等様々採用されていたので少し懐かしい気分になれたのが良かったかも。