総評 ■■■■■□□ 5
シナリオ ■■■■■■□ 6
主人公  ■■■■■□□ 5
ヒロイン ■■■□□□□ 3
CG   ■■■■■■□ 6
音楽 ■■■■□□□ 4
声優 ■■■■■□□ 5
演出 ■■■■■■□ 6
2020-01-02 (11)
有名ホラーゲーム『コープスパーティー』で有名な祁答院慎さんがライターを務め上げた本作品は『悪趣味すぎる自殺シーン』の数々が見どころと言える。その枠なんと10枚程度。登場人物が皆遊びにいくような感覚で一人また一人と自殺していく様子は幾分心をやられてしまう。表現方法も巧みで『親友を応援してからの自殺』『告白してからの自殺』『温かい家庭を描いてからの集団自殺』等々、止めてくれ!とこちらが叫んでしまいたくなるほどの怒涛の自殺が繰り広げられる。惜しむらくは『BADEND+to be continuedの続編商法』と後味は最悪。この作品の序盤で散りばめられた謎は解決されることが殆どなくもやっとした感情でこの作品を見送ることになる。

事務的情報も語っておくとCG枠は18枚。値段相応と言えますが『一般向け風』と『血生臭いグロ風』の差分が一つのCG枠に含まれていたので想像以上にたっぷりと用意されているような気がしました。

良かったところ
1.侵食されていく探偵パート

2020-01-02 (13)
この作品は『主人公の学園の屋上から飛び降りた女子学生三名の死因を特定する』という問題解決型のミステリー的な要素から徐々にSF的なホラーゲームの様相を帯びだしていく。しかしながら『ミイラ取りがミイラになる』というべきか本人らが自覚しないままに『自殺願望』を植え付けられていくのが痛ましく胸が痛まされる。

2020-01-02 (14)
登場人物もいい性格をしていて由宇君はどこか危なげでこうした事件関連の事柄もウキウキして語るから信頼するに値するか疑問に思ってしまうんだけど、主人公の事を『本当にいい性格してる』と評し自然と人を慈しむ主人公を褒めたりと悪い人物では無いように感じてしまったり。そして最後には彼も漏れなく本性を現し…といった具合に何度も何度も登場人物に抱く印象が様変わりしていく感触が心地よく思えた。

2.藤咲ウサさんの絶叫

2020-01-02 (12)
藤咲ウサさんが喉から血を吐きまくって自殺します。ASMR生配信で可愛いお声を堪能してる最中の出来事だから、そのお声が壊れていく様子はこちらもゲロゲロしたくなる気持ちに襲われます。『今はのぞみのこと誰より応援してる。沢月にだって絶対負けないよっ!』と未来に向けた意気込みを語らった突如の出来事なので、それが理不尽に潰されてしまうことが悟られるこの場面は一番記憶に残ったかもしれません。