総評 ■■■□□□□ 3
ナリオ ■■■■□□□ 4
主人公  ■■■■□□□ 4
ヒロイン ■■□□□□□ 2
CG   ■■□□□□□ 2
音楽 ■■□□□□□ 2
声優 ■■■■■■□ 6
演出 ■■□□□□□ 2
2020-02-28 (17)
野々原まどかさんのポテンシャルが存分に発揮されたアミューズクラフトエロチカの作品。最近の作品だと『ココロネ=ペンデュラム!』綾森リールゥ役などが記憶に新しいですが、根は優しいけどちょっぴりいたずら好きでエッチなヒロインとの相性が抜群。ギャル口調で『おじさ~ん』と呼びかけられてイチャイチャしたかと思えば、母親みたいにお世話されながらの濃厚エッチもしたりと癖のあるあーちゃんとの日々に引き込まれた。しかしながらタイトル通りとはいえ『Hしまくり』(言い換えれば日常パートが少ない)なお話の構成であったりとか、射精音の気持ち悪さなど細かい文句も多く総括すれば前作『幼なじみのお姉ちゃん先生とHで内緒な関係!』のほうが満足感は大きかった。

2020-02-28 (22)
まず第一の文句に『射精音の気持ち悪さ』が挙げられる。最初聞いた時に抱いた印象は『寄生虫が産卵しているような音』『酷い下痢』『詰まりかけの歯磨き粉を思いっきり絞った時のような音』等ととにかく奇怪な印象しか受けなかった。本作品ではHシーン中でも積極的にSE音は多用されるため、野々原まどかさんのお声に耳を傾けたいと思っていたところに不協和音が聞こえてきてげんなりしたところがある。勿論システム面からSE音はOFFに出来るとはいえ、Hシーン重視の作品でこの手の作り込みの浅さが見られたのはやはり不満ではある。

2020-02-28 (21)
第二の文句には『シチュエーションの幅の少なさ』がある。タイトルの通り『温泉旅行』とあるので風呂場でのエッチシーンが豊富とはいえるが、正直言うと全部同じ構図なのであまり充実感を抱かなかった。致し方ないがどうしても服装が『全裸』or『浴衣』に固定されてしまうと、台詞まわしで異なるシチュエーションとは理解できるものの全部似たように見えてしまう。『マットプレイ』『授乳手コキ』『カラオケエッチ』等々中にはお風呂屋との組み合わせで昇華を遂げたシチュエーションもあることにはあるし、特に授乳手コキ』でプライドも捨ててバブバブ言って赤ちゃんプレイをする主人公の様子は見ていてなんだか可愛らしかった。

2020-02-28 (20)
しかしこうした文句も挙げながらもこの作品の素晴らしいところとしては、あーちゃんが抱えてる悩み事『SNS炎上イベント』を最後に解決する場面での主人公の対応。主人公の性格は温泉旅行でひたひたと感じた事だが良い意味で『軽く考えられる』人間でそれがあーちゃんにもプラスの影響を与えてくれます。例えば他の場面ではあるがヒロインさんに経口避妊薬を実は飲んでなかったから責任とってね♪と言われても『責任とればいいだけじゃん』と開き直ったりと難しく考えがちな現代人にとってこういう考え方をしていくのは大事だなぁと感じました。

2020-02-28 (16)
自分が五年間の社畜人生を終えて犯してしまった過ちをあーちゃんに語り『あーちゃんの気持ちに少しでもなれたかなって。はは、だったら悪いだけでもなさそうだ』とそういう人生も肯定してあげてるところに彼の人間的な魅力を感じた。怒鳴られて過ごした日々も後から思えば笑い話にできるというか、『あーちゃんの気持ちになれた』という些細なことだけでも自分のしてきたことには意味があったと五年の月日も『軽く考えられる』ところは中々に痺れる所であった。よってこの終盤の下りが存外良かったため中盤にかけての性行為中心の構成には聊か勿体なさを抱いた。

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