2006年09月29日
苔の洞門 支笏湖
雨が降りしきる苔の洞門。平成13年に起きた洞門内の崩落のため、渓谷の見学は出来ないと説明は受けてはいるが、観覧台からでの見学でも良い、一枚だけでも写真を撮ろうと、受付事務所で雨上がりを暫し待つ。うまい具合に小雨になった頃合いを計り、雨傘を差しつつ肩を濡らしながら一気に歩いた。なんとも不思議な魅了に溢れた光景が目の前にある。が、観覧台から前には進めない。ネットの写真情報を見るとドデカイ岩石の崩落で狭い渓谷を塞いでいる。その岩石にも新たな苔が貼り付きつつあるようだ。

苔の洞門は樽前山の噴火による火砕流が侵食されて出来たものだという。難しいことは分からないが、数千年の時をかけ、三十種ちかい苔が日照や湿度などの自然現象で形成されたものと、俄知識ばかりが頭の中を空回転している。
洞門入り口だけの見学だが、人間の文明を拒む生すがままの自然の姿を醸し出しているようだ。辺りは緑一色、撮り終えた写真を見ても緑一色だった。物足りなさは感じるが、これ以上の侵入は自然破壊が得意な人間どものいい餌食になってしまう。
気まぐれの88

