2008年08月28日

今年で 十回目を迎える

「三人の酒屋の遊盃の会」

参加蔵も今回は 24蔵と過去最多となります

出品されるお酒も今まで以上に

貴重で美味しいお酒を出品する予定です

日時 平成20年9月14日(日)午後4時開宴

場所 仙台市青葉区上杉2丁目 勝山館

会費 6,000円(チケット制)

定員 180名


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写真をクリックすると拡大されます




(11:08)

2008年06月19日


地震発生以降メディアの被災地の報道かなり多いです

確かに 駒の湯温泉を中心に悲惨な状況

今から四十年以上前に始めて訪れた谷あいの温泉でした

栗駒山麓には 駒の湯はじめ

多くの温泉があり その殆んどが

営業できない状況です

わたくしも 若かりし頃

十回以上 春夏秋冬 栗駒山へは行っております

岩手県側 磐井川の源流 産女(うぶすめ)川は

東北の 原風景とも言うべき美しいところです

水清く 滝美しく 源流にはお花畑が限り無く続いています

栗駒山は 何故栗駒山と呼ばれるようになったかと言うと

栗原地方から見る栗駒山の春先の残雪の模様が 

天かける白馬の形になるからです

この白馬は じっくり栗駒山を見なければ

見つけられません

これが すごくカッコいい馬です

ところで 酒蔵様ですが

聞くところによりますと

幸いにして 人的被害は無いようです

震源地に最も近い綿屋は土蔵の土壁が落ちましたが

製品被害は殆んど無いとのことです

萩の鶴はだいじょうぶです

栗駒山 宮寒梅は商品の被害かなりあったようです

伯楽星の新澤さんが被害が大きかったようです

それでも 新澤さんは

被害状況や片付け作業風景を写真付きメールで

いち早く送ってくれました

大変な状況の中 その精神力やフットワーク

我々取引先への心遣い たいしたものです

すでに今週月曜日から通常営業しています

ご心配おかけしておりますが

皆さん元気でがんばっております

(22:44)

2008年06月16日

今回の地震では 幸いにして当店では何の被害も無く

地震当日より通常の営業をしております

一昨日からのテレビなどの報道を見ていますと

今回の地震の被害の大きさに

改めて驚き、恐れ、悲しみを禁じ得ません

今回の地震の被害のあった地域には

当店も取引のある酒蔵や友達の酒屋など沢山あります

地震直後から 心配しておりましたが

こちらから電話するのも憚れる状況でした

各方面から 情報が昨日今日と少しずつ

入ってきております

幸いにして各酒蔵では人的被害は無かったようです

しかし 酒蔵の設備や貯蔵酒にかなり 

被害があり 千本くらいお酒が破損したり

土蔵の土壁が落ちたりと けっこう被害があったようです

今年の宮城の美味しいお酒は

年末にはたぶん品切れになっているかもしれません

ご心配おかけしました

御礼方々 ご報告申し上げます

ありがとうございます














(22:14)

2008年06月14日

今朝の地震ですが かなり揺れました

仙台市若林区では震度5強 私は地震発生時

住まいのマンションでテレビを見ておりました

十階建てのマンションですが

住まいは二階ですので上の階に比べれば

揺れも少なかったようで被害はありませんでした

上の階では食器棚から食器等が落ちて大変だったようです

その後 店舗に直ぐに行き(徒歩で3分)

少々心配しておりましたが 店のほうも

被害なく ライフラインも平常通り支障なく

通常の営業をしております


今回の地震で懸念されるのは 

取引のある宮城県北や岩手県の酒蔵様です

酒蔵は建物が古く耐震性の弱い土蔵の蔵などが多く

大変心配ですが 連絡を取るのもはばかられる状況です

被害が少なければよいのですが・・・・・





(13:00)

2008年02月21日

日高見会







今年も「日高見新酒披露宴」が石巻で開催されます

今年で十六回目となるお酒を楽しむ会です

この冬に造ったお酒(新酒)の出来栄えを皆さんに味わっていただく

年に一度の楽しいお酒の会です

東北放送の渡辺俊之アナウンサーの司会で食事をしながら

楽しい懇親会があります。(抽選でお酒のプレゼントたくさんあります)


1. 日時 平成20年3月23日(日) 午前12:00〜

2. 場所 石巻グランドホテル

3. 会費 ¥4,000.−(当日)

*準備の都合上3月15日頃までに出欠のご連絡お願いします。


(21:01)

2008年01月15日

年末から新年にかけて今年の新酒が取引先の酒蔵から届きます

いつも思うのですが

新酒らしいフレッシュさだけがとりえでなく

新酒の旨みのあるきれいでみずみずしいお酒を

だしてくれればいいのにと思っています

私の このブログは酒蔵の蔵元などが多く見てくれているようなので

あえて 書いちゃいます

今年は まだ酒蔵見学に行っていませんが

米の出来不出来 高温障害(酷暑の夏におきる米質の障害)等



酒造り これからが本番です

美味いお酒を出してください

年頭のご挨拶









(22:20)

2007年11月15日

11月第3木曜日 午前零時解禁

今年も ボジョレ・ヌーヴォー仕入れました

そして今 飲んでおります

地酒専門店として すこし恥ずかしいのですが

酒屋になって お酒の魅力を覚えたのはワインでした

ワインは 最もわかりやすいお酒だと思います

赤・白・ロゼ・スパークリング・甘口・辛口

こんなに明瞭にバラエティーに富んだ

お酒の種類は無いと思います

それで 今年のボージョレ・ヌーヴォーですが

昨年、一昨年以上に酸味が高いように感じました

ワインに限らず お酒は「自然の恵みなのだ」

としみじみ感じながら グラスを傾けております











(21:28)

2007年11月08日

今月から 宮城県加美郡加美町(中新田) 
    
山和酒造のお酒を扱うようになりました

二年ほど前から気にしていた酒蔵でした

先月 蔵にお邪魔しまして 

若い蔵元と若い蔵人に案内され

酒蔵を見せていただき

酒造りのお話など聞かせていただきました


新しく仕入れたお酒は

純米吟醸 ひやおろし『山和』 と

特別純米『山和』です

酒造りの丁寧さが感じられる良いお酒です


山和酒造 純米吟醸 ひやおろし








山和酒造 特別純米




(12:30)

2007年10月30日

「伯楽星」で全国的に有名な新澤醸造店から

今年の新米で造った新酒の生酒が入荷しました

愛宕の松限定純米吟醸おりがらみ生です

愛宕の松純米吟醸おりがらみ生



(21:48)

2007年10月12日

十月も中旬 さすがに仙台も朝夕は涼しくなります

お燗酒を飲みたくなる季節到来です

9月24日の「三人の酒屋の会」でお燗酒を出しました

お燗酒を出していただいた酒蔵様の中で

昨日ご挨拶に来ていただいた川敬商店の川名社長

先日の酒の会で「お燗酒を出して大変好評でした」

と おっしゃっていました

川名社長








川名商店の代表銘柄は「橘屋」です

橘屋 特別純米 雄町






(21:14)

2007年10月11日

東北自動車道を古川I.Cで下りて
約二十分で中新田の町に着きます
洒落た石畳の商店街の一本西側の通りに
山和酒造店があります

今から15年位前に一度お邪魔したことがあり
記憶が曖昧ですが外観は新しくなったようです


外観








蔵の内部は十数年前とあまり変わりが無く
今は まだ酒造りも始まっていませんので

ガラーンとした雰囲気の中に
これから始まる酒造りのための
エネルギーを蓄えつつ静かにしている
そんな感覚が酒蔵全体に感じられます


ヤブタ








酒を搾る機械です他の酒蔵のものよりかなり大きいです







蔵元








専務の伊藤大祐さんと若い女性の蔵人(酛屋)
蔵人は杜氏以外は全員30歳以下の若い人たちだそうです

9月24日の三人の酒屋の会で
静岡の志太泉の蔵元が三和酒造のお酒を高く評価しておりました
宮城にまたひとつ楽しみな酒蔵を見つけました



(21:25)

2007年10月08日

9月24日に三人の酒屋の会がありました
今年で9年めのお酒の会です
われながら よくも九年も続いたものだと思います

来てくださったお客様には心より御礼申し上げます

また 遠いところから来ていただいた酒蔵様 蔵人様
ありがとうございました
おかげさまで 大変楽しいお酒の会になりました

三人の酒屋の遊盃の会







今年は 初参加の酒蔵が五蔵ありました
酒蔵さんの利き当て



(18:16)

2007年08月27日

大変ご無沙汰しております

今年の夏は大変暑い夏でした 残暑も厳しく 

暑さの影響もあって お酒の販売も芳しくありません

そうは言っても 季節は日に日に秋に近づきます

八月末から九月初旬にかけて各酒蔵からは

「ひやおろし」がつぎつぎに出荷され

いよいよ お酒の美味しい季節となります


ところで 今年も

仙台市内で地酒を販売している(私を含めた)

三人の酒屋が お酒を楽しむ会を開催します

「三人の酒屋の 遊盃の会」
   
    酒蔵と共にお酒を楽しむ会です


今年は 24の酒蔵に来て頂き

各酒蔵の代表的なお酒や酒蔵の秘蔵酒、鑑評会出品酒など

沢山のお酒を揃え お客様皆様に味わっていただき

お料理を召し上がっていただきながら

酒蔵の方々とお酒のことや酒造りのことなどお話できる

楽しいお酒の会です 抽選でお酒のプレゼントもあります

お酒を あまり知らない人も 知ってる人も

お酒の 強い人も 弱い人も ひとりでもグループでも

それなりにけっこう楽しめる 雰囲気のあるお酒の会です

ぜひご参加ください


日時 9月24日 午後四時開宴
場所 仙台市青葉区上杉二丁目 勝山館
会費 6,000円(チケット制)
定員 180名

(21:18)

2007年06月28日

金賞受賞酒の話ばかりで恐縮ですが

石巻の日高見も今回久しぶりに金賞を取りました

今年は 大吟醸タンク2本仕込み

それぞれのタンクの中取りをブレンドして出品したお酒が

見事金賞を受賞しました

酒蔵は鑑評会に出品するお酒を

それぞれに工夫を凝らしているわけです

この「中取りブレンド日高見の大吟醸酒」

一升瓶で(五月末現在)約400本あるそうです

価格も通常の大吟醸と同じで(税込み)¥5,250−

大変お安くなっております

本数も少ないので今の時期だけの限定品です

日高見大吟醸












(10:53)

2007年06月08日

数年前まで

全国の鑑評会で金賞を受賞した酒蔵は

その受賞したお酒と同じタンクで仕込まれたお酒を

金賞受賞酒として商品化することが良くありました

その時には一般的に一升で一万円 四合瓶で五千円

の小売価格が普通でした

この価格が妥当なのかどうかは私は良く解りませんが

正直販売しにくい価格ではあります

最近はすこし安くなり一升で7000〜8000円

四合瓶で3500〜4000円位になってきたようです


今年の金賞酒の中でできるだけ安いのは無いか探しておりましたら

ありました

宮城県美里町の川敬商店大吟醸「杜氏五代」

この酒蔵は毎年 大吟醸をタンク一本しか仕込まない酒蔵です

長年取引させていただいておりますが

過去12年の間に10回全国で金賞を受賞している蔵です

恥ずかしながら 今年初めて気づいたのですが 

これは物凄いことです

全国には 毎年金賞を受賞している酒蔵は沢山ありますが

毎年大吟醸をタンク1本しか仕込まず金賞を過去12年で

10回も受賞している酒蔵は全国でも殆んど例が無いと思います


この大吟醸「杜氏五代」はとても安いです

一升で税込み5100円 四合瓶2268円

実に欲の無い酒蔵です 私はこのような酒蔵が大好きです
杜氏五代

(21:58)

2007年06月05日

大手の酒蔵がこの鑑評会に

あまり積極的な対応をしていないのかもしれない


大手の酒蔵が金賞を取ったところで

その金賞受賞酒はその酒蔵の造るお酒の何百分の一だから

売上にあまり影響ないのだろう


現在市場に出回っているお酒の70%位は

大手の酒蔵の大量生産されるパック酒らしい


以前は 日本中から優秀な杜氏を迎え入れそれぞれの杜氏に

何本もの大吟醸のタンクを任せ鑑評会用にお酒を仕込んでいた大手の酒蔵も

今年は一本も金賞を取れなかったようだ


大手の酒蔵は設備も技術も技術者も経営者も一流なのに

田舎の零細な酒蔵が適うはずがないのに

大吟醸酒タンク1本しか造れない酒蔵が何年も連続して

金賞を受賞したりの面白さがある業界だと思う


全アルコール飲料の中の清酒の消費量は10%を切っている

その中の数パーセントの吟醸酒と言う極々限られた酒の酒類の中の

狭い世界の話ではあるが

「清酒の品質向上に寄与することを目的としている」

鑑評会は酒類業界には必要不可欠な存在だと思う





(12:42)

2007年06月04日

「鑑評会は、その年に製造されました清酒を
全国的な規模で調査・研究することにより、
製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、
もって清酒の品質向上に寄与することを目的としています。
 現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、
製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて
大きいものがあると考えています。」

と主催者である「日本で唯一のお酒に関する国の研究機関

独立行政法人酒類総合研究所」はその権威を位置づけています

昨年もこのブログで書いたのですが

今年も東北の酒蔵が数多く金賞を取っております

全国的に見て東北の酒蔵は酒造りの技術水準は

かなり高いのです 

東北地方は 灘・伏見と違いその殆んどが零細中小の酒蔵であり

大吟醸の仕込みタンクの数もせいぜい2〜3本で

毎年1本しか仕込まない蔵もあります

この鑑評会は今回で九十五回になるそうですが

数年前と比べ審査の基準が

大幅に変わってきているのではないかと思われます

以前は、灘・伏見の大手の酒蔵が金賞を独占していた時代もありました

数年前までの鑑評会出品酒は香りの華やかさを競う

香りプンプンのお酒ばかりだったような気がします

ここ数年は香りと味のバランスの良い

綺麗な味わいのお酒が多く金賞を受賞しているようです

これは消費の現場である飲食店や酒屋で評価されているお酒

つまり良く売れているお酒の味の傾向に

近づいて来ているのではないか あるいは

お酒の嗜好が時代と共に変わってきているのではないか

そんな風に感じられます


(21:45)

2007年03月21日

先日 仙台市の郊外 泉区 根の白石 にある

「勝山」に行って来ました

今年で二年目になる新しい酒蔵です

以前 酒蔵は仙台市中心部にあり

格調高く趣のある酒蔵でしたが 機能性と良い水を求めこの地に移転しました

設備も新しくなりコンパクトな蔵ですが

最新の機材を使い造られるお酒は完成度の高い素晴らしいものばかりです

これは遠心分離機です

お酒は通常袋状のものに詰められ搾って清酒になりますが

この機械は遠心力で清酒と酒糟を分離する最新の機械です

遠心分離機













(15:30)

2007年03月19日

昨日 石巻グランドホテルで毎年恒例の

日高見新酒披露宴がありました

毎年大好評で今年も昨年を上回るお客様が来られました


日高見新酒披露宴19年3月18日






(16:12)

2007年02月28日


今年も「日高見新酒披露宴」が石巻で開催されます

今年で十五回目となるお酒を楽しむ会です

この冬に造ったお酒(新酒)の出来栄えを皆さんに味わっていただく

年に一度の楽しいお酒の会です

東北放送の渡辺俊之アナウンサーの司会で食事をしながら

楽しい懇親会があります。(抽選でお酒のプレゼントたくさんあります)


1. 日時 平成19年3月18日(日) 午前12:00〜

2. 場所 石巻グランドホテル

3. 会費 ¥4,000.−(当日)

*準備の都合上3月5日頃までに出欠のご連絡お願いします。




(16:50)

2007年02月24日

先日、ある蔵元が言っておりました

「昨年は 一昨年と同様に米の出来があまり良くない」

昨年の米で今年のお酒を仕込んでいますので

今市場に出回っている大方のお酒は一昨年の米からできています

当店に今並んでいるお酒も八割は一昨年の米から造ったお酒です

昨年末から新酒のしぼりたてあらばしり

順次入荷しており徐々に新酒と切り替わっていく

今は そうした季節です

今年は 昨年と比べると暖冬で 寒仕込のお酒にとっては

杜氏や蔵人はお酒を造るのに苦労しているだろうと思うのが普通です

まして 米の出来が悪いとなれば 今年のお酒にあまり期待できないのでは

思うのが一般的です

ところが その蔵元曰く「一昨年同様米の出来があまり良くなくても

今年は幸いにして暖冬だったので逆に良い酒ができています」

との事??

確かに 数件の酒蔵に出向き利き酒をしてきましたが

今年の新酒は全般に昨年よりも良い感じがします

何故こうなるのかというと「米が悪いともろみが溶け易く

暖冬だと発酵が早まる もろみ日数通常25日位のところ

21日位でもろみを搾ることができる そうすることによって

酸やアミノ酸を抑えスッキリした味のお酒を造ることができる

これが昨年のように寒い冬になると もろみの温度が上がらず

発酵が遅れアミノ酸などが多く出すぎバランスの悪いお酒になってしまう」

なるほどなんとなく解ったような気がします

しかし どこの酒蔵でも全国各地から様々な種類の米を仕入れています

良い米も悪い米も全部美味しいお酒を造れるように

杜氏や蔵人が長年の経験を生かし技術力でカバーしながら

酒造りをしています

今の地酒は美味しくなければ売れません 消費者が飲んでくれないのです

「米が悪くとも 暖冬でも逆に美味しい酒ができました」言える酒蔵が

毎年美味しいお酒を造れるのかもしれません





(22:12)

2007年02月16日

物凄く久しぶりにブログを書いてみる

どうして今までブログを書かなかったのかと言うと

書くのが だんだん面倒になってきたのが一番

このブログを見てくれている方の多くが身近な業界の方で

特に取引のある酒蔵の方々に日々チェックされている

それが少々鬱陶しくなってきた 書くことが制約される

書けることがだんだん少なくなる

書くことにプレッシャーを感じる だんだんつまらなくなる

書かなくなる

 
しかし 最近全然更新してないのに

アクセス数が以前の三倍くらいに増えている

どしてだろ〜

 と思って 調べてみたら

当店取り扱いの「伯楽星」の検索でこのブログを

見てる方が大勢いるのだと解った






 


(21:18)

2006年05月30日

平成17酒造年度 全国新酒鑑評会が5月10日行われました
独立行政法人 酒類研究所主催(日本で唯一のお酒に関する国の研究機関)です
全国の酒蔵がこの鑑評会で栄えある金賞を受賞するために努力に努力を重ねて
最高のお酒を造り、出品します この鑑評会で金賞を受賞することは
酒蔵にとっても杜氏や蔵人にとっても大変名誉なことです

しかし こうして折り紙つきの銘醸蔵と国の機関から評価されたからと言って
その酒蔵のお酒が全て美味しいかと言えば一概にそうとも言えません

この鑑評会に出品されるお酒はその場(鑑評会)限りのお酒だからです
ひとつの酒蔵で造られる何十本のタンクの中の一本のタンクのその中の
特別に搾ったほんの少し(一升瓶で百本前後)のお酒です
普通に販売されることはめったにありません

金賞を取っても取らなくても 手ごろな価格で個性的な美味しいお酒を
造っている酒蔵はたくさんあります
たとえば 宮城の酒蔵の中では「伯楽星」の新澤醸造店などが代表的です

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それにしても東北の酒蔵の金賞受賞蔵の数の多いのには驚きです
全体の金賞受賞蔵の半分くらいは東北の酒蔵です
これは鑑評会の審査の基準が香り重視から味と香りの
バランスに重点が移ったためのようです
東北の酒は全般的にバランスが良く 造り手の技術レベルも高いことが
証明されたわけです


(12:44)

2006年05月23日

近年 宮城県産酒の評価がかなり高くなってきています
首都圏や関西の有名地酒専門店でも宮城県産のお酒を何種類も
揃えているところが増えてきました それだけ宮城県産酒が大都市の
地酒専門店や飲食店、愛飲家に評価されているのだと思います

今から十五年も前には宮城のお酒と言うと「一の蔵」と「浦霞」が代表的銘柄でした
現在は この二社に加え「日高見」「綿屋」「乾坤一」「伯楽星」など
中小(製造石数で300石〜1200石)の酒蔵10蔵ほどが
首都圏や関西、そして全国の地酒専門店でも扱われるようになっています。

また、仙台市内の飲食店でも宮城の地酒が数多く並ぶようになり
日本酒は「宮城の地酒」だけと言うお店(飲食店)も多くなりました

これは 全国的な地酒ブームの追い風に起因するところが大きいのですが

それと共に、その追い風に乗って
宮城の蔵元が危機感を持って酒造りに真剣に取り組んできたこと
蔵元の世代交代がスムースに出来 新しい感覚で販売や経営が出来たこと 
また県酒造組合の一般ユーザーへ「宮城の地酒」の認知の普及活動
など 様々な要因が考えられます

ここまで宮城の地酒が普及したと言っても 
現実には一部の酒屋(当店のような)だけにこれらのお酒が入り
大多数の酒屋は仕入れたくても仕入れられないと言う現実があり
結果として消費者にとっては近くの酒屋に無いので
遠くの地酒専門店に買いに行ったり
ネットで首都圏の地酒専門店から取り寄せたりと
矛盾した状況になってしまった

これは宮城の地酒に限ったことではなく 全国的な状況なのです
中小の酒蔵の製造能力があまりに小さいため
物流のシステムが限られたものになってしまうからです

また 中小の酒蔵の製品は少量生産のため 完成度が高く美味いお酒が出来
流通が限られているため大手のお酒と比べると
その流通段階での品質の劣化を防ぐことが出来ます







(21:25)

2006年05月18日

昨年、秋に好評だったお酒
今年の新酒の生が入荷しました
綿屋特別純米「ひとめぼれ」です

昨年の秋に発売されたお酒は生ではなく「火入れ」でした

今回ご案内するお酒は新酒の生酒です
まろやかでフレッシュさの中にお米の味のするジューシーな味わいです

減農薬有機栽培のひとめぼれで造られたお酒です
ご飯にして美味しい米はお酒になっても美味しいのです


新酒のご案内



(15:26)

2006年05月13日

春から初夏にかけての季節
酒蔵からさまざまな新酒が出荷されます

冬の季節には、「しぼりたて生原酒」が
どこの蔵からも新酒として市場に出回りますが
今の季節になると生酒だけでなく
「火入れ殺菌」されたフレッシュな新酒もたくさん出てきます

酒店の冷蔵庫の中には昨年からの熟成したお酒のほかに
今年の「しぼりたて生原酒」「加水生新酒」「火入れ殺菌新酒」と
さまざまなタイプのお酒が並んでいます

つまり、これから初夏にかけて地酒の品揃えは
最もバラエティーに富んだ世界になります

それらのお酒を 出来るだけ多く紹介していきたいと思っています

(14:18)

2006年04月15日

三月から四月にかけて新酒が沢山出荷されます

最近の傾向として新酒生酒も一昔前とは比較にならないほど
さまざまなタイプの物が出ております

本醸造から純米大吟醸中取りや雫酒
にごりうすにごり
弱発砲あるいはシャンペンのような物凄い勢いで栓が飛ぶ活性酒など
バラエティに富んでおります
個性的で味わいのある新酒生酒が多くなりました

しかし 新酒生酒は本当に美味しく飲める期間が短いのが現実です

我々小売店もそのタイミングを逃さず
お客様に飲んでいただきたいと思っています

そこで これから一年近く美味しく飲めるお酒をご紹介します

米鶴の活性にごり「大吟醸雫あらばしり」
このお酒は最初に栓を開けてはいけません
栓を開けると半分以上吹きこぼれてしまいます
アルミのふたの上からアイスピックのような物で
穴を開け少しずつガスを抜いてから栓を開けます

最初は極上のシャンペンの味わい
炭酸ガスが抜けきっても上品なふくらみのあるにごり酒の味
一升の酒でさまざまな味を楽しむことの出来る
素晴らしいお酒です

米鶴大吟醸雫あらばしり



(11:44)

2006年03月06日

今年の酒造りの様子を見に、三本木の新澤醸造店に行ってきました。
昨年も何度かブログに載せましたが
新澤醸造店は「伯楽星・愛宕の松」の醸造もとです。
最近、メキメキと頭角を現してきた酒蔵です。
蔵元と蔵人が二十歳代という事で 何かとマスコミなどで取り上げられることの
多かった話題先行?の酒蔵でしたが、世間から注目されるプレッシャーを
自分たちの「やる気」に換えて、物凄い勢いで進化している酒蔵です。

酒造りの技術、設備、製品の出荷まで昨年に比べ格段にレベルが上がっています。
また何よりも専務の巌氏はじめ蔵人が若く、生き生きと仕事をしています。

昨年一昨年と蔵元の新澤巌氏が全国の取引のある酒販店をくまなく回り
日付の古いお酒を回収し新しいお酒と交換する作業をしました。
これは酒蔵にとってかなり経費のかかる仕事です。
全国の酒販店の店頭に「蔵元がお客様に是非とも飲ませたい酒」を
並べることによって、酒販店から大きな信用を得る事が出来ました。

つまりこの酒蔵のお酒は、「フレッシュさが命の酒だから熟成し過ぎた味は自分の目指すお酒の本来の味ではないので販売しないでください。」という厳しい酒蔵のこだわりの姿勢を示しています。

お酒は一般的に適度の熟成期間を経て(流通段階での熟成を予測して)出荷されます。
代表的なお酒として秋口に出荷される「ひやおろし」があります。新澤醸造店でも「伯楽星純米吟醸ひやおろし」を9月に出荷します。しかし、その「ひやおろし」はその年に造ったお酒の中でその時期に出荷するのがベストのお酒と言う事です。


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新澤醸造店に限らず他の地酒メーカーも同じように消費者の口に入る瞬間に一番良い状態のお酒をめざしているのですが実際にはどの酒蔵でもすこし早めの出荷になりがちです。
どうしてそうなるかと言うと、それぞれのケースによって異なりますので、はっきりしたことは言えません。
このように少し若い状態のお酒を実際のテ−スティングと予測によって適度な状態まで熟成させ、そのお酒の個性を引き出し、提供するのが我々酒屋の究極の仕事ではないだろうかとも思っています。これが結構難しく、こだわり過ぎると商売にならないし、適当にすると信用をなくす恐れがあるしと、地酒屋も大変です。



(21:21)

2006年02月25日

今年も「日高見の会新酒研究会」が石巻で開催されます
今年で十四回目となるお酒を楽しむ会です
この冬に造ったお酒(新酒)の出来栄えを皆さんに味わっていただく
年に一度の楽しいお酒の会です
東北放送の渡辺俊之アナウンサーの司会で食事をしながらの楽しい懇親会があります。

1. 日時 平成18年3月19日(日) 午前11:00〜

2. 場所 石巻グランドホテル

3. 会費 ¥4,000.−(当日)

*準備の都合上3月5日頃までに出欠のご連絡お願いします。


(15:52)

2006年02月16日

大手の酒蔵であれば見学コースや案内してくれる専門の人がいたりして何の問題もないのですが
小さな酒蔵になりますとそうしたものを特別に用意しておりませんので、事前に電話でお伺いしてからになります。その際、できればその酒蔵と取引のある酒屋に聞いてもらうのがベストです。酒屋(酒店)は取引があれば酒蔵の事情を推察して上手く酒蔵見学ができるように取り計らってくれるはずです。

酒蔵の見学の日時が決まりましたら見学に際しての注意事項があります。

酒蔵の都合もありますがなるべく朝の時間帯に蔵に着くようにお勧めします。
酒蔵は朝一番活気があり 蔵人が忙しく働いております。
蒸しあがった酒米から立ち上がる湯気 酒米を蒸かした香りなど、
初めて目にする光景はなかなか新鮮です。

酒蔵の中では清潔を保たなければなりません
最初に手を洗ったり履物を蔵専用のものに変えたりするのが一般的です

酒蔵では酒造りの工程を順を追って説明してくれます。
酒蔵の中をあちこち案内されますが、そのときに蔵の中にさまざまな道具が
立て掛けてあったり、ころがっていたりします。これらの道具にはなるべく
手を触れないようにしてください。雑菌が付きます。
雑菌は酒造りに悪い影響を与えます。
また酒蔵の中は、いろいろな道具やホースなどが濡れた床に散乱しています
足元にも気を配らなければなりません。

酒蔵の中には「仕込み蔵」と言う琺瑯の大きなタンクがたくさん並んでいる
場所があります。このタンクは作業の都合上梯子がかけてあり中を覗くことが
出来お酒が出来る過程を見れます 
タンクの中は「もろみ」が発酵して二酸化炭素が充満しておりますので
タンクの中に顔を突っ込んだりすると危険です。
タンクの中に落ちると死ぬ可能性がかなり高くなりますので慎重な行動をとってください。
酒蔵見学の注意点はだいたいこんなところです


(15:28)

2006年02月08日

お酒大好きな方で、酒造りに興味をもたれる人は結構たくさんいらっしゃいます。
そこで、酒造りの現場を見たいと思って酒蔵に電話をしたら
「当蔵では、一般の方の見学は受け付けておりません。」と言われ
ガッカリされた方も結構いるようです。

どうして断られるのでしょうか?
一消費者としては、なんとなく納得がいかないことだと思います。

酒蔵にも事情があるようです。
本当は、どこの酒蔵も
「自分の蔵では一生懸命美味しいお酒を造っています。」と
宣伝のために蔵見学をどんどん受け入れたいはずです。

たとえば今の時期酒蔵は一年のうちで最も忙しく、
良い酒を造るために必死になっています。
本来ならば酒造りに没頭したいのです。
特に我々のような地酒屋がお付き合いしていただいている酒蔵は
だいたいが小さな規模(蔵人の数で3〜4人から10人前後)の酒蔵ですので
蔵見学者の相手をする時間と人手が取れないのが実情です。

また、美味しいお酒を造るためにはクリーンな環境を維持しなければなりません。
つまりお酒を造る酵母などの微生物の働きを見守りながら
他の雑菌の繁殖を防ぐことが大切なのです。
雑菌は外部から人が持ち込みますので、人の出入りが多いと
それだけ雑菌が持ち込まれるケースが増えるのであまり歓迎されないのです。

酒蔵にとって、一般人はもとより同業者であっても見られることを拒むような
企業秘密めいたものはほとんどないと思います。
むしろ「蔵見学をおおいに受け入れたい!」と思っている酒蔵がほとんどです。

それでは酒蔵を見学するにはどうすればいいのでしょうか?
方法は、いろいろあります。

近日中に、その方法をお伝えします。



(11:13)

2006年01月20日

しぼりたて初しぼり初ばしりあらばしり
これらは、全て「新酒のしぼりたて生酒」です。

「しぼりたて」と言うお酒が世に出たのはいつ頃でしょう?
私が酒屋になった頃は、宮城県内の酒蔵のほとんどの蔵で
「しぼりたて」を出していました。
おそらく三十年くらい前にはあったように記憶しています。
当時、聞くところによると当店では「浦霞しぼりたて」
数百本販売していたそうです。
たぶんですが、「しぼりたての元祖」浦霞ではなかったかと思います。
ご存知の方がおられましたら教えてください。

最近は「しぼりたて」もいろいろなタイプのものが出ています。
ほとんど全てのお酒が「しぼりたて」で出荷・販売が可能です。
ここ2〜3年の傾向としては「うすにごり」タイプのものが
人気があるように思われます。それで「うすにごり」のお酒を
最初に出した酒蔵はどこでしょうか?
山形の出羽桜「春の淡雪」はかなり早い時期からあったように記憶しています。

この「うすにごり」のお酒が日本中あちこちの酒蔵から出るようになったキッカケは
私は、日高見の「吟醸うすにごり」だと思っています。
なんと言っても「うすにごりの吟醸酒」と言うネーミングが
酒質をピッタリ言い当てています。また瓶やラベルがなかなかカッコいいです。

日高見「吟醸うすにごり」

(22:14)

2006年01月13日

私が、地酒を扱うようになって、最初にお付き合いをしてくれた酒蔵は
岩手県釜石市の「浜千鳥」です。

この酒蔵は、当時「釜石酒造商会」と言う社名でした。
今は、「衂誉蘢」です。釜石酒造商会のころからお酒は浜千鳥で
全国的に知られておりました。
その頃からこの酒蔵の造るお酒の特徴はあまり変わっていないように思われます。
昨今の地酒蔵の中で時流に流されず自身のスタンスを大切にしながら
「地元のお酒」としての道を歩んでいる酒蔵だと思っています。

地酒蔵の多くは首都圏や大都市圏で受ける味のお酒を造ることに一生懸命です。
時代の流れ嗜好の変化に敏感に反応し消費者が求めるお酒を造ることです。
これは酒造りの技術の進歩、販売戦略の見地からも非常に大切なことと思います。
むしろ時代の流行を意識して消費者に支持されるお酒を造ることであり
その流れに乗ることが、お酒(日本酒)の明るい未来を予想させます。

こうした視点から見ると「浜千鳥」はすこし地味な酒蔵です。
しかし、地元の米を使い、地元の食材に合うお酒を造り、
地元の人々に愛飲されることを目指している
そんな姿勢の窺える正当な地酒蔵です。

前置きが少し長くなりましたが
昨年末に発売された新酒のご紹介です。
「浜千鳥・あらばしり」と「浜千鳥・にごり酒」
どちらも岩手県 大槌町(おおつちちょう)産「吟ぎんが」
60%精米の純米酒です。
純米酒らしい味のふくらみ、米の甘みと酸味のバランスの良さ、
味わい深い上品さと優しさのある酒です。
アルコール度も17%台でなめらかです。
下の写真を見ての通りどちらも
300ml、720ml、1800mlと三種類のサイズがございます。
価格もそれぞれにお手ごろ価格で価格以上の美味しさがあります。

はまちどり「あらばしり・にごり酒」



(21:55)

2006年01月11日

昨年の12月13日以来のブログ
酒屋に限らず、どなたも年末は忙しいわけで、
その「忙しさ」がブログを更新しない言い訳にはなりません。

正直、このブログの性質上あまりいい加減なことは書けないです。

アクセス数は少ないですが、
見てくださっている方がそれなりにいらっしゃいます。
見られているということは、プレッシャーです。

商品の紹介だけでも適当に書く事はできません。
結構そのお酒を造っている酒蔵の蔵元がチェックしています。
(ちょっと怖い)

気持ちの伝わる 解りやすい言葉で、お酒の美味しさや楽しさを
お伝えすることがこのブログの使命だと思っています。

言い訳がましいですが、年始のご挨拶とさせていただきます。

今年もよろしくお願いします。


(21:30)

2005年12月13日

昨日、10日のブログのコメント欄に

「え〜、うまい酒と酔える酒の違いって、どんなものでしょうか?」

とご質問がありまして

その返事にまたまた変な回答をしてしまいました。

どちらの文章も酔っ払って書いてましたので、
後で読み返してみて我ながら「ずいぶん可笑しな文章だな〜」と
思っております。

大変申し訳ございませんでした。

当然のことながら美味いお酒でなければ気持ちよく酔えません。

「伯楽星純米吟醸滓がらみ」を飲んだ時の率直な印象が
美味しいと言うよりもいつの間にか何倍も飲めて
いつの間にか酔っ払ってしまい気持ち良くなってしまった。

そう言う事でした。

久しぶりに新酒の搾りたてを飲んで感激してしまったのでした。

とにかく、「伯楽星純米吟醸滓がらみ」
味も香りもものすごく控えめですが
いつの間にか気持ちよく酔える不思議な美味さのあるお酒です。


(22:01)

2005年12月10日

久々のお酒の紹介

本日、お昼前に新澤醸造店の専務の巌氏が
小雪の降る中持ってきた「伯楽星純米吟醸滓がらみ」
1本あけて飲んでみた。

「歓の季」玉川氏がTBS(東北放送)で
「うまいとかまずい」とか言わず
「難しい酒」と言っていた

私は、
この酒は専務の 新澤 巌 の目指している酒だ!
と思った。

つまり、「酔える酒」

お酒の本質は、気持ち良く酔えること

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(22:26)

2005年11月26日

ボージョレ・ヌーヴォーばかりで恐縮ですが
「こだわりの地酒屋」としては、久々の感動でしたので
も少し書きます。

今から15〜16年位前に、マスコミが大きく取り上げ
いっきにボージョレ・ヌーヴォーブームが起こりました。
ちょうどその頃ワインの勉強をしていた頃で、
ボージョレ・ヌーヴォーなどたいして美味しいワインでもないと
思いながらも、ブームに乗って販売していたことを思い出します。

年を追うごとに業界では如何に安く仕入れ如何に安く売るか、
何本売るかだけの世界になってしまい、ワインの味とか質は二の次の
つまらない世界になってしまいました。

そうした中でボージョレの現地では心ある生産者が
「如何に美味しいワインを造るか」と日々努力していたのでした。

と言うことが、今回のボージョレ・ヌーヴォーを
いろいろ飲んで良く解りました。

なんか日本酒や焼酎とおんなじ軌跡を歩んでいる
人知れず努力して良いものを造ろうとしている作り手(生産者)の
思いは洋の東西を問わずおんなじなのだ。

最後に、ボージョレ・ヌーヴォーは
ご承知の通り 解禁日が11月の第三木曜日と決まっています。
そのため、わが国に航空便で届きます。

この航空運賃がかなり高いのです
ボージョレ・ヌーヴォー1本あたり約1000円します
巷で売られている価格は安いもので1600円台からあります。
高いもので3000円台後半でしょうか

年に一度のお祭りです。
千円や二千円奮発して3000円台のヌーヴォーを
お買い求めいただくことをお勧めします。
かなり美味しいです。

(22:23)

2005年11月25日

今年のボージョレ・ヌーヴォーについての寸評と言うことで

単なる一販売業者の発言として聞いてください。
おそらく日本国内に輸入されたヌーヴォーは
何百種類もあったと思います。
当店では、その中の僅か6種類のヌーヴォーしか扱っていません。

しかし、その6種類のヌーヴォーが以外にも
その味わいが それぞれに違い それなりにボージョレらしい
フレッシュさとフルーティーさがありちょっと感動しました。

初めに毎年取り扱っているルイ・テット社のヌーヴォー(写真一番右端)は
例年になく力強くスッキリして切れのある酸味が特徴です。
同じくルイ・テット社のヴィラージュ・ヌーヴォー(写真なし)は
より果実味に溢れ滑らかな味わいでした。

ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール(写真右から2本目)は
オーガニックらしいピュアーな味わいとスッキリした酸味があり
レベルの高さを感じます。

ジャン・ヒィリップ・マルシャン(写真左から3本目)はノンヒィルターの個性が出た
コクのある ボージョレの素朴さを感じさせるいっぴんです。

ドメーヌ・シャサーニュ(写真右から3本目)は、これはすごいです。
さすがボージョレ地区のコンテストで一位になる造り手

ルイ・テットのキュヴェ・サントネール(写真左から2本目)は、
本当にすごいです。ボージョレであってボージョレらしからぬそれでいて
ボージョレの真髄を垣間見る味わいでした。百年の樹齢の果実の味わいは
本当にすごすぎます。

最後に、近くの大手ディスカウンターの輸入している(写真左端)
ボージョレも飲んでみました。価格2,480円
大手ネゴシアン(ワイン商)のノンヒィルター物ですが、思いのほか
泥臭くボージョレらしいと言えばそうなのですが、もすこし
丁寧な造りをしたらかなり良いものになるように思いました。

ボージョレ・ヌーヴォー

(22:30)

2005年11月18日

昨日から ヌーヴォーをいろいろ飲んでおります。
一昨日の続きになりますが、いろいろ味わってみると
同じボージョレ・ヌーヴォーでもかなり味が違うことに
改めて驚きです。

後日、それぞれのヌーヴォーの寸評をまとめて
ブログに載せたいと思います。

ボージョレ・ヌーヴォーのテイスティング

(21:45)

2005年11月15日

ご存知とは思いますが
明後日午前零時をもって、いよいよ
ボジョレ・ヌーヴォーが解禁となります。

しかし、当店には すでにヌーヴォーが入荷しております。

「販売はもちろんのこと、試飲を含めた消費も、指定時刻を過ぎる
まではお控えいただきますようお願い申し上げます。
すべての輸入業者は、関係機関に誓約書を提出し、その約束の下
にボージョレ ヌーヴォーが輸入されています。来年以降もボー
ジョレ ヌーヴォーを扱うことができるよう、必ずお守りいただ
きますようお願い申し上げます。」

と輸入元の商社からお達しがありますので
数百本のヌーヴォーを前にして我慢しております。

「今年のヌーヴォーは・・・・・」と毎年言われながら
またその季節がやってきました。


一昨年は、「百年に一度」
そして今年は「奇蹟的な年」だそうです。


年に一度の「ワインのお祭り」なのですから
今年も、豊穣の恵みに感謝しつつ、
異文化に、シンパシーを感じながら「こだわりの地酒屋」ですので
楽しめることの幸福に感謝しつつ、
解禁日の午前零時まで、礼儀正しく
ボジョレ ヌーヴォーを飲まずに待つのも、良き哉




(22:55)

2005年11月04日

秋も深まり
お酒が美味しくなる季節です。

一般にお酒(清酒)は冬場に仕込まれ、
春先に新酒・生酒などで出荷されます。

生酒とは生の状態のお酒ですので常温に置くと日に日に味が変わり
フレッシュさやフルーティーさがなくなりだれた酒になります。

そのため酒蔵では火入れ殺菌と言う熱処理をします。
つまりお酒を摂氏60度のお風呂に入れるのです。
そうすることによって雑菌の繁殖を防ぎ
お酒を長く保存できる状態にします。

しかし、一度火入れ殺菌したお酒は、渋くて硬いお酒になり
あまり美味しくありません。

この火入れ殺菌したお酒を一度冷暗所や冷蔵庫に保管し
熟成させてから出荷されます。
熟成の期間はお酒によって違います。
早いもので2〜3ヶ月遅いものは1年以上経ってから
酒蔵から出荷されます。

実は、今の季節がこうしたお酒が一番多く酒蔵から出荷される時期なのです。
つまり酒蔵の杜氏や蔵元が味を確かめながら
「うん。この味ならば蔵出ししても良いかな。」
「これはあと一ヵ月後くらいがいいかな」と言ったりして
お酒が出荷され、お店に並ぶわけです。

こうした過程を踏んで出荷されるのが
石巻の「日高見天竺シリーズ」や同じ石巻の「墨廼江の純米吟醸シリーズ」です。

日高見 純米吟醸 雄町













日高見 純米吟醸 山田穂















墨廼江 特別純米 雄町













墨廼江 特別純米 改良雄町













墨廼江 純米吟醸 山田錦

(22:00)

2005年11月01日

先日ブログに載せた「綿屋 特別純米 ひとめぼれ」
限定三百本と言うことで売切れてしまったかなと思いながら
綿屋の専務に電話しました。
以外にもまだ殆ど残っているとの事で、驚きでした。

専務のお話では、首都圏の地酒専門店などでは
「ササニシキ」とか「ひとめぼれ」のような
いわゆる飯米で造られたお酒は「山田錦」や「雄町」などの
高級酒米で造られたお酒に適わないと思われているようです。

私のような常に「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を食している
宮城の地酒屋だからなのかも知れませんが、
今回の「綿屋の特別純米ひとめぼれ」は
いわゆるお米の味のするすばらしいお酒だと思います。

この「ひとめぼれ」のお酒は減農薬・有機栽培のお米で造られました。
減農薬とは、一回だけ除草剤を田んぼに撒いただけです。
一回でも除草剤を撒けば無農薬ではないのです。
が、それをすることによって
より品質の良いお米が出来るそうです。
お酒を飲んでみて納得しました。

綿屋特別純米ひとめぼれ減農薬

(21:55)

2005年10月24日

宮城県北部の「綿屋醸造元」金の井酒造蠅凌珪ι福
綿屋 特別純米「ひとめぼれ」減農薬栽培米使用

蔵に行って五月頃に飲んだ生原酒は
酒米では味わえないふくらみと米の旨みを引き出した
絶妙の美味さがあり 今までに飲んだ「綿屋」のどれとも違う
独特の味わいがありました。

加熱処理され、酒蔵の冷蔵庫でひと夏過ごしたお酒は
きれいな酸味が乗り春に味わった時よりスッキリした
「秋あがり」のお酒になりました。


綿屋特別純米ひとめぼれ減農薬

(18:02)

2005年10月19日

この度メールアドレスの変更をしました。
新しいアドレスは下記の通りです

osake@kumagaisake.co.jp

いかにも酒屋らしいアドレスになってしまいました。

お酒のことで何かご質問とかございましたら
わかる範囲でお答えしたいと思います。
お気軽にお便りください




(21:55)

2005年10月14日

最近、東京の地酒専門店が「カップ酒(ワンカップ)」で
新しい地酒ファンの開拓を目指してがんばっています。

これは私のような小さな地酒専門店にとってはとてもうれしい話です。

ここ数年焼酎に押され地酒が苦戦しております。
そうした中で各地の「地酒、カップ酒(なんと二百種類近く)」を
首都圏で販売され飲まれていると言うことは、
全国の個性豊かな地酒がお手軽価格で楽しめると言う事です。 

我々のような地方都市の場末の地酒屋に出来ることではないのですが
「カップ酒」に親しんだ人たちが、地酒の新しいお客さんに育つキッカケに
なればと期待しています。

私のような古いタイプの「こだわりの地酒屋」などは
「お酒は一升瓶に限る」と固定観念で思い込んでいますので、
このような発想や販売方法はなかなか思いつきません
仮に考えていても具体的に行動に移すことは、はなはだ困難なことです。

『東京だから出来ること、』の対極に『地方だから出来ること』があります。
そうした意味で東京の「カップ酒」は地方の地酒販売店として
これからの地酒が面白くなってくる予感がする出来事であります。


(22:01)

2005年09月17日

燗酒は「割燗」が美味しいです
お酒は冷酒で飲むのが一般的ですが
最近「お燗酒」が注目されているようです
先月の28日には東京のホテルで地酒メーカー20数社が集まり
「お燗酒を楽しむお酒の会」が開催されました。
わたくしは残念ながら参加できませんでしたが、参加した酒蔵さんに聞きましたら
「あの暑い中三百人以上もお客さんが来てくれた」と喜んでいました。

自分でお燗してお酒を飲んだことのない人には徳利とか猪口とか
お燗酒の温度とか考えると面倒に思われるでしょうが
世界中のお酒の中でお燗して飲まれるお酒は
皆無ではありませんが、日本酒独特の飲み方です。
日本の食文化の繊細さを象徴する一面だと思われます。

特に四季の変化に富んだ風土の中で、寒い冬の季節に「鍋物とお燗酒」は
最高のマッチングです。お燗酒は、日本酒の正しい飲み方なのです。

わたくしはいつも電子レンジでチンですが・・・・・
お燗酒は湯煎に限ります。決して電子レンジでチンしてはいけません。

しかし、実際に自分でお燗をしてみると結構難しいものです。

燗酒の温度は昔から
「日向燗」(ひなたかん)30℃前後
「人肌燗」(ひとはだかん)40℃以下
「ぬる燗」(ぬるかん)45℃以下
「上燗」(じょうかん)45℃以上
「熱燗」(あつかん)50℃前後
「とびきり燗」55℃以上
などと細やかな日本の食文化の特徴が良く出ております
同じお酒でもその温度の違いがお酒の味わいに変化を与えます。

そこでお勧めなのが「割燗」です。
50℃位の熱燗にしてそのお酒に8対2の割合で常温のお酒を注ぎ
軽く混ぜるだけでかなり美味しい燗酒になります。
おためしください。

お燗酒は飲む人の肩の力が抜けホッとした和やかなくつろぎ感があります。


(13:10)

2005年09月10日

以前はボージョレ・ヌーボーと言うと「フレッシュで、フルーティー
渋みが少なく果実味に溢れた軽めの赤ワイン」と言うのが一般的な
評価でそれがボージョレ・ヌーボーの個性でした。

今でもこのワインの個性は「フレッシュ・フルーティー」です。

そのため日本に輸入される数百種類以上のボージョレ・ヌーボーの
味わいはどれを飲んでも造り手の個性があまり感じられず、
代わり映えしない味で、どこのボージョレも
「ラベルの違い」だけのような気がしていました。

しかし、数年前からブルゴーニュの著名なドメーヌの生産者などが手がけた
ボージョレ・ヌーボーが一部のワイン専門店などで扱われるようになり
今までのボージョレとは少し違った どちらかと言うと結構ボディのあるもが
出てきました、加えて一昨年の03年は葡萄の出来が高温少雨で日照量も多く
「百年に一度」という触れ込みの商業主義的発想のもとに切れのある力強い
ボージョレが脚光を浴びました。

昨年は一昨年以上に輸入業者が大量のボージョレ・ヌーボーを仕入れたため
今もかなりの量のヌーボーが売れ残っているようです。

しかし私は一昨年のヌーボーよりも昨年の方がボージョレらしい
味わいだったように思いました。

フレッシュでフルーティーな味わいの中に造り手の丁寧さや
努力のあとが感じられるヌーボーだったように思っています。
これは私が仕入れたヌーボーがたまたま良く出来たヌーボーだった
のかもしれませんが、
フランスワインの中でボージョレ地区が生産量や輸出量を
増やしていることはこの地域のワインが
「フレッシュでフルーティー渋みが少なく果実味に溢れた赤ワイン」
だから我々日本人に特に好まれているのだと思います。


(11:59)

2005年09月01日

9月に入ると日本酒も新酒の落ち着いた味わいの「冷おろし」が出荷されます。
以下全品「冷おろし」ラベルです。


 綿屋 特別純米原酒  美山錦 55%   
                   1.8L \2,940-(9月6日入荷)


日高見 中取り純米 山田錦 60%   
                   1.8L \2,940-(9月10日入荷予定)


 有壁の隠し酒 特別純米  美山錦 60%  
                   1.8L ¥2,625-(9月5日入荷)
                    720ml ¥1,313-(9月5日入荷)


乾坤一 純米吟醸  山田錦 50%   
                   1.8L ¥3,320-(9月7日入荷予定)
                    720ml ¥1,680-(9月7日入荷予定)


伯楽星 純米吟醸  蔵の華 55%    
                   1.8L ¥2,940-(9月2日入荷済)
                    720ml ¥1,575-(9月2日入荷済)


Α伯楽星 特別純米  山田錦 60%    
                   1.8L ¥2,625-(9月2日入荷済)
                    720ml ¥1,365-(9月2日入荷済)


А撰勝山 純米吟醸  山田錦・五百万石 50% 
                   1.8L¥2,940-(9月5日入荷)


浦霞 特別純米  ササニシキ 60%  
                   1.8L ¥2,940-(9月16日入荷予定)
                    720ml ¥1,428-(9月16日入荷定)



綿屋「冷おろし」













有壁の隠し酒冷おろし














伯楽星冷おろし















乾坤一純米吟醸冷おろし















撰勝山純米吟醸冷おろし

(22:00)

2005年08月24日

好きなお酒 嫌いなお酒

お酒を売っていて良くある話ですが

同じ日本酒でも
「この酒は好きなタイプだけれど、こっちのお酒は好みでない。」
そんな風に言われる事があります。

私としてはどちらのお酒もそれなりに
個性的で美味い酒だと思っているのですが
一般消費者の方々は単純に(好き・嫌い)で判断し結果を出されます。

先ほど、ある飲み屋さんから
「八十近いお客様から、『最近お燗して美味い酒に出会ったことがない。』
何かそのお客様に満足していただけるお酒はないだろうか?」
と言うお問い合わせがありました。

これは我々酒屋にとって大変難しい問題です。
今のお酒は、精米歩合が高く技術も進んでおりますので
きれいな酒質のお酒が殆どなのです。

おそらくですが、お客様の求めているお酒は、
現在ほとんど造られていないタイプのお酒ではないだろうかと
電話での話で推察できました。

「好き・嫌い」と言うより郷愁に近い感覚ではないかと思います。
齢八十の先輩に満足していただけるお酒
「末期の水」まで飲み続けていただけるお酒を探せ!
大変、難しい問題です。

お酒の好みはお酒を飲み続けているとどんどん変わっていきます。
「好き・嫌い」を言われてもたいした問題ではないのです。

お酒の好みは年齢とか経験に応じて変わっていくことが、
ごく自然だと思います。

本当に美味しいお酒とは、
飲む人の「今生きている」実感のようなことではないかと想っています。


(22:13)

2005年08月23日

もう夏も終わりだな〜と思っていると
酒蔵から「冷卸し」の案内が届き始めました。

冷卸しとは
寒造りで醸造され貯蔵した清酒を、その温度と気温差が
同じくらいになる秋に詰めて出荷することを言います。
昔は、貯蔵していた大桶から小樽に詰めて出荷する事から
「冷卸し」と呼び、その風習が現在も形を変えて残っています。
この時期になると新酒のあらさがすっかり消えて、
丸みが出て程よく熟成した飲み頃の酒とされています


つまり一昔前のお酒は生酒以外全て、
熱処理による殺菌をしていました。
お酒が出来て直ぐの貯蔵時と 
瓶詰め出荷の際の二回殺菌をすることにより
流通の段階でのお酒の劣化を防ぐことが目的でした。

最近の酒蔵は冷蔵設備が充実しています
また我々酒屋も冷蔵設備を導入しているところが多くなり
従来の二回の「火入れ殺菌」をせずに
酒蔵からお酒が届くようになりました。

我々のような地酒販売のプロの酒屋にあるお酒は
本来「生酒」以外はほとんど「冷卸しタイプ」のお酒なのです。

そのために我々地酒専門店のお酒は他の酒屋やスーパー・コンビ
ディスカウンターなどで置いているお酒と格段にお酒の味が違うのです。

本当に美味しいお酒とは
お酒を造る人や扱うひとの「思い入れとか努力」の産物なのです。


(23:21)