2022年05月13日

地震で脱線したH5系が廃車へ

今春(2022年3月)に発生した福島沖地震。

東北新幹線が通常ダイヤ、利用客は歓迎:産経新聞
東北新幹線 5月13日から通常ダイヤで運転再開 被災後およそ2ヶ月で:乗りものニュース
福島県沖地震に伴う東北新幹線の被害と復旧状況等について【PDF】:JR東日本

約2か月が経ち、本日(5/13)より東北新幹線は通常ダイヤへの復旧がなされました。

2019.3.9 福島駅: H5の画がないのでE5で代用
E5_20190309

あの日の夜、脱線したE6系+H5系で運行の「やまびこ223号」の状況には衝撃を受けました。非常ブレーキがかかっての停車間際ないし停車後での脱線であったようでありますが、17両中16両が脱線し、中には大きく軌道から逸脱した車両もあったことに驚きました。

とは言え、高架橋・軌道や車両に大きな被害は無いように見え、修復は容易と思えたもの、H5系に関しては廃車となることが決まったようであります。

JR北海道「JR北海道グループ2021年度決算」資料より
H20220428
JR北海道グループ2021年度決算:【PDF】:JR北海道

公表によると、台車などの下回りだけでなく車体にも損傷が見られるとのこと。地震の揺れにより、レールから落下・逸脱したことによる台車や輪軸に損傷があるのは理解できるものの、車体に損傷・歪み?があることに理解・想像ができず。物理的に何かに当たったのはではなく、落下・逸脱の衝撃だけで生じたものなのか。車体が軟なのか?衝撃が強すぎたのか?驚いたしだいであります。

それにしても、運用開始から6年程の新幹線車両を廃車にし、特損14億円を計上することは経営の厳しいJR北海道には大きな痛手であろうかと。

8年後の2030年度には札幌延伸が予定される北海道新幹線。それまで、耐え忍ぶことができればとも。

【JR北海道】福島県沖地震に伴い脱線したH5系は廃車の方向か。2021年度決算で特別損失14億円を計上:阪和線の沿線から



msyk0914 at 22:17│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 鳥   2022年05月14日 17:31
この地震は乗客証言により1回目より2回目の方が揺れが大きかったとも言われ、「天井に頭をぶつけるかと思った」といった証言もありました。

さらに写真の4番がレール面にぶつかったことを物語っており、その強さがかなりのものであったこともこの写真だけでわかります。停止状態で単純に横にスライドさせて落とすだけでは、ここまで激しく凹みません。

床下機器のカバーに強度が無ければ、もっと激しく全体が歪んでいます。でも、実際には軽量化を考慮しつつも氷の塊などにぶつかっても変形しないだけの強度を持たせていたのでしょう。ぶつかった形状に合わせて凹んだのは、かなり硬い証拠です。

床下機器のカバーがこれだけ強い衝撃を受けていると言うことは、その衝撃が車体上部にまでダイレクトに伝わります。間に台車という衝撃緩衝部材が存在しませんからね。乗客証言に「天井に頭をぶつけるかと思った」といったものもありましたので、相当な衝撃が加わっているのは確かですよ。人が上に飛ばされているのですから。

特に部材が少なく衝撃が伝わりやすかった前頭部が激しく歪んだことが、1番の写真でわかります。


>物理的に何かに当たったのはではなく、落下・逸脱の衝撃だけで生じたものなのか。

上からの落下物などに当たっただけなら、4番はあり得ません。


>車体が軟なのか?

中の乗客を守ると言う意味でも、硬くし過ぎることは問題です。通常とは全く違う、一般的な事故としても想定できない事態ですので、中の人を守りつつ安全を確保すると言う意味では、車体を歪ませて衝撃を吸収するのが最善です。
2. Posted by msyk   2022年05月14日 20:55
>鳥 様
ありがとうございます。

「車両は壊れても人の命は守る」そんな思想でありましょうか?防災とはいいますが、災害を完全に防ぐとできないかと。被害を最小減にする、”減災”という考えが必要と思うところであります。

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