鹿ノ浦大橋と鹿ノ浦トンネルで構成される鹿ノ浦バイパスは相川地区戸中集落と南片辺集落の間にある佐渡島最長の南片辺トンネルの相川側にある。バイパスと言うが旧鹿ノ浦隧道がある旧道は実質廃道になっている。
kanoura
国土地理院の地形図には一応旧道の線がひかれている
崖マークがものすごい事になっている。

<鹿ノ浦トンネル>
DSCN3067
南片辺側、鹿ノ浦トンネルは鹿ノ浦大橋とともに旧鹿ノ浦隧道のバイパスとして作られた。
DSCN3069
銘板より2003年竣工、延長270m、幅員(歩道+路側帯+車道+路側帯+歩道って事だよね)11.25m、高さ4.7m
DSCN3068
鹿ノ浦トンネルの扁額
DSCN3102
戸中側、こちらは四角なトンネルポータル。出るとすぐ鹿ノ浦大橋に差し掛かる。

<鹿ノ浦大橋>
鹿の浦 1
いい写真が無かったので過去の写真から(2003/12撮影)
開通2003年、延長256m、竣工は上記の鹿ノ浦トンネルと同じ年だが、鹿ノ浦トンネルの方が先に完成していたような記憶が有る。絶壁に鹿ノ浦トンネルの戸中側が出来ていて、どうやって旧道とつなげるんだろうと疑問だった。
写真は開通1カ月後の姿でまだ旧鹿ノ浦隧道の口は開いていおり工事用の桟橋の姿も見える。
DSCN3099
黒御影石の「主要地方道佐渡一周線」と書かれた銘板?「A2下」の白マジックの文字が意味するのは、おそらくA(橋台)2(一般的に橋の両端の橋台はA1、A2と表す)下は下り車線かな?
DSCN3107
反対側には「鹿ノ浦大橋」こちらは「上A2」のマジック(上り車線ってことかな?)完成時から残っているのなら、このマジックの耐久性は素晴らしい。しかし普通完成時に消すよね・・・後で書かれたものかな。
せっかくの黒御影石なのに勿体ない。
DSCN3101
下をのぞくと目がくらみそう
DSCN3103
この岬を鹿ノ浦大橋と鹿ノ浦トンネルで通過している。
崖沿いに道跡のように筋が見えるが鹿ノ浦隧道開通以前の旧旧道では無く天然の地形のようだ。かつての旧旧道は戸中よりにある平根崎の辺りから現道より内陸を通り、旧鹿ノ浦隧道の上部を通り現在の鹿ノ浦トンネル南片辺側の辺りに下りていたらしい。
地図では内陸部にトンネルの山側上部の圃場に通じる道が有るが、その道が旧旧道の名残のようだ。(いずれは探索にいかねば)
DSCN3104
この橋を渡る際に視線に入るのは日本海の荒波!夏場なら穏やかな青い海!が一般的だろうが、少しでも廃なモノに興味が有る方は、山の方が気になるのではないかと。
現道と旧道、そして旧道の奥に眠る旧鹿ノ浦隧道、こう見ると旧鹿ノ浦隧道の小ささが良く分かる。
DSCN3105
大橋から見る旧道の様子。鹿ノ浦大橋が出来る前は、この崖っぷちの筋がかつての県道45号線だった。
もちろん現役当時は大型車も走った訳で、少しでも広い所でお互い譲り合ってやり過ごしていたものだ。
DSCN3106
旧道の石積み
この道の建設当時を考えると大変な苦労が有っと思う。

<旧鹿ノ浦隧道>
DSCN3070
旧鹿ノ浦隧道への旧道は南片辺方面からは、真ん中のガードレールに沿って左にカーブをして行く。
写真左奥が鹿ノ浦と書かれている海岸線だそうだ。
DSCN3074
車止めの先手前にセンターラインが見える。
この先に旧鹿ノ浦隧道が眠る。
DSCN3075
進むと、旧鹿ノ浦隧道が見えてくる。
DSCN3078
旧鹿ノ浦隧道。
立てたH鋼に丸太を差し込んだだけのバリケード?完全には塞がれてはいない
DSCN3079
右書きの扁額。その右には壊れたハチの巣が・・・巣が現役時代でなくて良かった・・・
DSCN3077
坑口の手前は掘割になっており、その脇には現役時代に高さ制限のポールが有った土台が置いてある。
DSCN3080
明確に立ち入り禁止と書いてないし、立ち入り禁止と言う訳ではないだろう(勝手な解釈)
DSCN3082
おじゃましまーす
反対側も見えているので閉塞はしてない。
今回はライトを持ってきた(大山隧道の時は、わずかな距離なのに入ると真っ暗なのが良く分かった。廃隧道初心者です、すんません・・・
トンネルの中はモルタルの吹き付けになっている。
DSCN3084
蝙蝠が冬眠していた
DSCN3086
潮風が吹きこむのか、隧道内部の壁際の路面には塩が溜まっている。
さて、どなたの足跡でしょうか?
DSCN3096
天井に取り付けられていた、照明のケーブルを抑える格子がはずれケーブルが垂れ下がっている。
念のため照明の下は歩かない方がよさそうだ。
外れた格子が端寄せられたりしていて、少なからず人の出入りがあるのか・・・
DSCN3087
モルタル吹き付けの様子が良く分かる。
DSCN3088
出た所から鹿ノ浦大橋が見える。
DSCN3089
廃止から13年経った旧道の様子。
季節がらなのか、思いのほか雑草が少ない。
DSCN3090
絶壁に作られている鹿ノ浦トンネル
DSCN3091
旧道からの鹿ノ浦大橋の眺め
DSCN3093
旧鹿ノ浦隧道戸中側
こちらも同じように塞がれている。
DSCN3094
こちらも右書きの扁額、「道」文字の横には何か書いてあったのか?
鹿の浦 3
13年前の鹿ノ浦隧道
デジカメの性能が違いすぎる・・・

鹿ノ浦隧道(かのうらずいどう)
1934年竣工、延長225m、幅員4.5m、高さ3.7m
日本の廃道 隧道データベースより


(2016/1/探索)