August 2005
August 24, 2005
シリアの環境への取り組み 〜第13回アラブ環境キャンプに参加して〜
8月20日から28日にかけてシリアアラブ共和国バース党内、青年同盟の環境発達局主催のアラブ環境キャンプが行われた。今年で13回目となるこのキャンプには、シリアおよびアラブ諸国（エジプト、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、チュニジア）の青年が110人ほど集まった。キャンプでは、環境保全のための野外活動や、環境教育を担う若者たちの役割を考えるワークショップなどが行われた。青年たちの7割が高校生から大学生である。その他、ボランティアで参加するエンジニア、設計士、デザイナーの方々などが主に運営側になって参加していた。
青年同盟にある環境発達局からの誘いがあり、20日から24日の4日間のみキャンプに参加させてもらった。シリアに来て一ヶ月、ほとんどの時間をダマスカスで語学習得のために費やしてきた私にとって、初めて多くのシリア人、特に同世代の若者たちと出会うことができたすばらしい機会であった。今回の大きな収穫は以下三つ挙げられる。一つ目は、シリア人の若者たちのリアリティを感じられたこと。二つ目はそのような若者たちの中で、環境問題に取り組む難しさや疑問を感じたこと。そして最後に、若者たちの中には、自国の環境問題（特にごみ問題）に対する意識の高い人もいることがわかったことである。
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青年同盟にある環境発達局からの誘いがあり、20日から24日の4日間のみキャンプに参加させてもらった。シリアに来て一ヶ月、ほとんどの時間をダマスカスで語学習得のために費やしてきた私にとって、初めて多くのシリア人、特に同世代の若者たちと出会うことができたすばらしい機会であった。今回の大きな収穫は以下三つ挙げられる。一つ目は、シリア人の若者たちのリアリティを感じられたこと。二つ目はそのような若者たちの中で、環境問題に取り組む難しさや疑問を感じたこと。そして最後に、若者たちの中には、自国の環境問題（特にごみ問題）に対する意識の高い人もいることがわかったことである。
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mtamworld at 06:08｜Permalink│Comments(0)│
August 13, 2005
今日は僕のお盆
異国に住んでいると、体験したことのない経験が、予告なく訪れることがある。大学時代からの友人Ｍとは、週に2回以上は会い、アラビア語を教えてもらったり、他愛もない話をしてすごしてきた。イスラムの慣わしどおり、僕は彼の家を訪ねても彼の妹やお母さんに会うことはできない。当然のことのように、僕は彼らの顔も姿さえも見ることはない。いつかご挨拶できる日はあるのだろうか？
今日は金曜日。イスラムではお休みの日。週休二日にするために土曜日も形式上お休みになっているらしい。イスラムの人たち、あるいはシリアの人たちが普段どんな生活をしているのか、なかなか詳細にはわかりにくい。特に金曜日は、家族で会うことになっていると聞いているものの、その様子はこの国に家族のいない僕には見えては来ない。
Ｍに誘われるまま彼の奥さんと息子、娘をつれて、Ｍの兄の家に向かった。8月12日、おそらく日本の人々はお盆を田舎で過ごしているだろうこの日に、僕は毎週行われるという家族の食事会に行くことになった。
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今日は金曜日。イスラムではお休みの日。週休二日にするために土曜日も形式上お休みになっているらしい。イスラムの人たち、あるいはシリアの人たちが普段どんな生活をしているのか、なかなか詳細にはわかりにくい。特に金曜日は、家族で会うことになっていると聞いているものの、その様子はこの国に家族のいない僕には見えては来ない。
Ｍに誘われるまま彼の奥さんと息子、娘をつれて、Ｍの兄の家に向かった。8月12日、おそらく日本の人々はお盆を田舎で過ごしているだろうこの日に、僕は毎週行われるという家族の食事会に行くことになった。
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August 12, 2005
配属先未決定の日々
お約束の木曜日が終わった。木曜日というのは、日本の感覚で言うと金曜日。つまり週末に入る前日になる。イスラムでは金曜日が休日とされるため、ほとんど街は静まり返る。その前日の木曜日のダマスカスは、もちろん「花金」ならぬ「花木」の盛り上がりをみせる。
とはいえ、僕は結構それどころではなく、これから２年間働く場所の決定会議に挑んだ。もちろん会議といってもそうフォーマルなものではない。参加者は以下。
・僕と同じ環境系の仕事をすでに村で始めている（正確にいうと環境系の仕事はまだしていないが一応肩書きはそういうことになっている。）二人の青年
・調整員といわれる人でおそらく僕らの仕事を調整する人
・衛生・環境部門の取りまとめ役の職員
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とはいえ、僕は結構それどころではなく、これから２年間働く場所の決定会議に挑んだ。もちろん会議といってもそうフォーマルなものではない。参加者は以下。
・僕と同じ環境系の仕事をすでに村で始めている（正確にいうと環境系の仕事はまだしていないが一応肩書きはそういうことになっている。）二人の青年
・調整員といわれる人でおそらく僕らの仕事を調整する人
・衛生・環境部門の取りまとめ役の職員
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August 09, 2005
ズッキーニ！！
配属先がダマスカスになるという話が数日前にあったが、まだ決定ではないことがこの週末にはっきりとした。今週木曜日に開かれる配属先との会合に出席することが許され、いろいろと聞いてみることができそうだ。
うーん、しょっぱなからなかなかうまくいかない。いい仕事の前には腹ごしらえだ。今日は、昨日この国で初めて食べた「ズッキーニの肉詰め」のお話としよう。
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うーん、しょっぱなからなかなかうまくいかない。いい仕事の前には腹ごしらえだ。今日は、昨日この国で初めて食べた「ズッキーニの肉詰め」のお話としよう。
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August 07, 2005
原爆投下６０年目
今年は、原爆が広島と長崎に投下されて６０年になる。おそらく日本では、８時１２分の黙祷を前後としてテレビ、ラジオの全放送局が特集を組んでいるのではないだろうか。特に、最近の日中関係、日韓関係、そして水爆、原爆の開発問題を考えると、やはり国民全体でこの機会をふと立ち止まる機会にする必要はあるのかな、と個人的には思っている。核の問題ともなれば、日本のご近所北朝鮮もさることながら、僕が今住むシリアのご近所イランも世間を騒がせている。他人事ではない。もちろん中国では、抗日戦争に勝利して６０周年となるし、アメリカは日本への上陸戦争を避けて、多くの命を救ったとされる原爆投下から記念の６０年目となる。ここシリアでも、原爆の投下の様子やその後の日本の復興の様子をリアルにニュースを流している。特にアメリカ軍からの情報か、日本では見たことのないようなリトルボーイの映像をみた。
今日という日をわざと選んだわけではないが、ダマスカスの中心にある「軍事博物館」に足を運んでみた。３シリポンという破格の値段（シリアではじめて５シリポン以下の値段を見た。ちなみに６円。）で入場できる。博物館一体は、林のようになっていて、今日は休日で家族ずれや観光客も多いが、普段は町の人たちの憩いの場ともなる。
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今日という日をわざと選んだわけではないが、ダマスカスの中心にある「軍事博物館」に足を運んでみた。３シリポンという破格の値段（シリアではじめて５シリポン以下の値段を見た。ちなみに６円。）で入場できる。博物館一体は、林のようになっていて、今日は休日で家族ずれや観光客も多いが、普段は町の人たちの憩いの場ともなる。
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August 04, 2005
August 02, 2005
サウジアラビア国王の死去とダマスカスの音
ここ、シリアでは、サテライト、いわゆる衛星放送がかなり普及している。現在のバッシャール・アサド大統領の開放政策のおかげともいわれる。そのサテライトの中東のチャンネルをここ数日埋め尽くすのは、サウジアラビアの国王死去の模様だ。死去した昨日は、どのチャンネルを見ても、コーランが流れていた。コーランはイスラム教の経典として有名であるが、人が死んだときに流すフレーズというのがあるらしい。一日5回流れるアザーンと呼ばれるものとは違う言葉をお経のように流しているときは、人が死んだときだとアラビア語の先生が教えてくれた。それがどのテレビ番組でもコーランの文字とともに、放映されている。
この国、いやここダマスカスの街には、独特の音がある。ちょっと観察してみた。
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この国、いやここダマスカスの街には、独特の音がある。ちょっと観察してみた。
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