CT200h

 ハイブリッド専用車として、LEXUSブランドでは既にHS250があったが、プレミアム・コンパクトとしては本車が初めてといえる。
最近発売される日本車は経済性が一番に優先されて、クルマを所有し、走らせる喜びが蔑ろにされている嫌いがあった。
また同じLEXUSではFR車のIS250/350があるが、もはやクルマのコンセプトそのものが旧いと言えるだろう。

 筆者自身、同セグメントのAUDI A3に乗っている関係でライバル車の動向が気になるところでもある。 そこで普段の「足」との比較の意味もあり数年ぶりに近所のLEXUS店を訪問した。

CT200h内装

 筆者はクルマ選びで重視するのはシートを始めとする内装である。
トップグレード以外はファブリックになる。 これがなかなか良い感じだ。ヒータ付となっているのでハイブリッド車でエンジンが温もるまでエアコンが効かない状況であっても助かるだろう。
メータは標準でタコメータの代わりにECO表示。 スポーツモードでタコメータに変わるようになっている。
但し、コンソール周りがちょっと雑然としており、この点ではA3の方がシンプルでありながら高級感がある。
なお、カーナビはリモートタッチによるオペレーションで、タッチスクリーンほど直感的にはできないが、画面に指紋が付く心配もなく、ダイヤルオペレーションのMMI方式より遥かに使いやすい。

なお、LEXUSといえば、マークレビンソンのオーディオシステムであるが、CT200hでも選択可能である。 標準のオーディオシステムの音質も決して悪い事はないが、2ランク上の音を聴かせてくれる。
但し、一番上位バージョンあるいはひとつ下にレザーシートオプションを選んだ時のみ選択可能であるのが悩ましい。

さて、実際の乗り心地であるが、これまた従来のTOYOTA基準とは違うものだ。 静寂性に関しては圧倒的に静かで、ドアを閉めると外部のざわめきがシャットアウトされる。
何よりも驚いたのが、発進のかったるさだ。
軽くアクセルをオンした位では全然加速しない。
ECOモードの設定であるからアクセルが一気に開かない設定なのかと思ったが、ノーマルでECOモードは更に「遅い」という。

TOYOTA車から乗り換えるのであれば全く加速しないとマイナスイメージを持つのではないだろうか?

また、17インチホイールは明らかにオーバースペックで、見た目重視で乗り心地も損ねているように思う。
標準が15インチであるがこれで十分に思える。但し、標準仕様ではリアのディスクブレーキの口径が小さくなるようだ。

安全装備に関しては上記ブレーキを除いて標準で搭載されるのは良い事だと思う。 先日まで見ていたコンパクトカーの様に、「安全を金で買う」のではないのはコスト制限が厳しくない、このクラスだからだろう。

さて、トランクルームであるが流石に上下には狭い。
それでも「ゴルフバックが横に乗る」といった基準は満たしているようだ。(筆者にはどうでも良い事であるが)

「マークレビンソンが欲しい」を基準とすると最上位のversion L(430万円)を元にオプションを選択するのがリーズナブルとなる。
欲しいオプションとしては、
・ムールルーフ
・寒冷地仕様
・グラスコート
となる。
相変わらずであるが、フロアマットが8万円もする。
レクサスコートと称するグラスコーティングも8万円である。
これはA3より高い!
なお、毎度のサイドバイザーもお断りした(これまた2.73万円である!)
逆に是非とも欲しい、マッドガードがオプションリストになかった。
最近は装着する人が少ないらしいが、雪国では必須だと思うのだが、いかがだろうか?

さて、総支払い額であるが485万円!
もちろん値引きゼロである。
プリウス2台分に近い。

これは流石に高いと思う。
一般的に輸入車=高価と思われるかもしれないが、実際は円高を原資とした「値引き」が存在する。
従って総額500万円であれば
AUDI A4

AUDI A4が手に入るくらいである。

筆者は訪問している最中も沢山の来客があったが、実際のところいかがだろうか?