Anri 16 Summer Breese BD

先に紹介した映像を高画質化するソフト「Video Monster」を用いて、1994年ツアーのビデオを高画質化してみた。
オリジナルはアナログハイビジョン実験放送でフジテレビが放送したもので、ソースがハイビジョン。 但し、その時代にハイビジョン受信環境を持っているということは、今でいえば「8K放送」に例えられ、とても一個人では所有できるものではなかった。

筆者はS-VHSで録画したビデオテープを所有していたが、さすがに経年劣化も出てきており、できるだけ綺麗にデジタル化したいと考えていた。
先のソフトの試用版で評価してみたところ、明らかに改善が見られたので購入したというものだ。
2,786円は本当にお買い得だ。 もちろんある程度速いマシンでないと変換時間がかかりまくる。

Core i7  3770 と世代的にはかなり旧いが、まあ許容範囲の速度で変換してくれる。
CPUをぶん回すようなソフトで残念ながらGPGPUには対応していないので、CPUの速度が全てだ。

オリジナルは640×480 でかつ縁ありなので、より解像度が低い。
それをBlu-ray用の1920×1080および DVD用の720×480 にアップコンバートしてみた。

これがなかなかいける!
ジャギーがうまくカットできて更にノイズカットが効いている。

さて、同年のコンサートは同名のセルフカバーアルバム(CD 2枚組)に基づくツアーであった。

16th Summer Breeze
杏里
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
1994-07-08


正直、微妙なアレンジが多くアルバム自体は?であったが、コンサートのセットリストは非常に良く、今年のコンサートを全く相手にしないほど完成度が高かった。
何よりダンサーが5名も居て、杏里本人も踊りまくっていた。

まあ、24年前と比較するのは無理があるのだろうが、間違いなく当時の杏里は「一流」であった。
なお、1994年は武道館でコンサートが開催された最後の年(9月26,27日)だ。

肝心のセットリストは以下の通り。

ANRI 16 BD-2

このセットリストと今年のでかなりダブる曲があるのがわかるだろう。
今年のツアーでは「Love Letters」がハイライトと述べたが、この年は「MERCURY LAMP 水銀灯」だろう。
アルバム「COOOL」に収録されて、コンサートでの演奏は久しぶりであり、筆者自身はこのコンサートが初めて聴かせてもらった。
今年は「出すぎる」と思った鈴木明夫氏のサックスも、この時は非常にマッチしていて良かった。

ちなみにDVD/Blu-rayのジャケット写真は、ツアーパンフレットをスキャンしてレイアウト&文字入れしたものだ。 ツアーパンフレットが発売されなくなって久しいが、当時のツアーパンフレットを開くと不思議にコンサートも思い出せる。

それだけに最近のコンサートは同じようなセットリストに僅かな新曲のミックス状態が続いており、全盛時を知っているだけに非常に寂しく感じる。
もはやツアーパンフレットを発行できるほどコストをかけることは不可能なのだろう。