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【シリーズで富山県、岐阜県版も市販されてる山岳遭難救助隊の書籍】





冒頭から
あぁ〜耳が痛い!
って僕も含めて何となく感じる人も多いかもしれないが..........
是非とも本気で登山が好きなら読んでもらいたい書籍だよぉ!

なるほど!
そうだよなぁ〜
って思える内容がズバッとストレートに..........
一部抜粋して引用するのでどうぞ読んでみて下さいな!

そのあとは是非ご自身で購入して読んでもらえたらなぁ!
と思います。


前山岳遭難救助隊隊長をされてたH氏から

【現代の登山者にひとこと】
昭和31年の第三次マナスル登山隊のヒマラヤ、マナスル初登頂を機に日本にも登山ブームが到来し長野県内を訪れる登山者も一気に倍増した。
その頃は山岳部や山岳会などの組織登山が主流で登山者の年齢層は現在と比較すると断然若かった。
一方、登山者の増加とともに遭難も多く発生した。
当時は遭難が発生すると山小屋の従業員や山案内人が遭難者の仲間とともに救助に当たったと聞いている。
「登山は自己責任で行うもの。遭難を起こした時は自分たちで対処する」という登山の大原則、すなわち「登山の本来あるべき姿」が登山者に広く浸透していたのだろう。
では今は、と考えると登山者の年齢層もだいぶ高くなり、その中には登山者の知識や技術が乏しい者も多く「登山は自己責任で」という意識がずいぶん薄れているような気がする。
もはや、かって当り前だった「登山の本来あるべき姿」とは大きくかけ離れてしまった感があるが、そもそも「あるべき姿」自体がすでに変わっているのかもしれない。
以下にあげるような現代の登山者を見ると、つくづくそう思ってしまう。

とあり..........


◆季節感のない登山者
山には四季折々の素晴らしさがあるがその裏には四季折々の危険も潜んでいる。そうした危険に対処できるように知識と技術をしっかり身に付け必要な装備を万全にしておかなければならないのだが、その辺りの見極めが出来ていない登山者が目立つ。
知識不足によって季節感のない登山者になってしまっているのだ。
例えば、天候によっては真冬並みの状況になることもある春山や秋山に、夏山に行くのと同じ感覚で登ってしまう。
当然、装備は不十分だし計画も甘い。夏山の装備でゴールデンウィークの涸沢にやってくる登山者などはその最たるものだろう。
また、山小屋の営業が終わっていることを知らず登ってきてクローズしている山小屋を前に唖然とする登山者もいる。
事前に調べておくべきことをやらないのは温泉地のホテルや旅館のように山小屋も通年営業だと思っているからだろうか。

◆経験や体力を過信する登山者
自分の体力や経験を過信して途中でバテてしまい動けなくなって救助を要請してくる登山者があとを絶たない。何年か前、中房から燕岳に上がってきた登山者が山小屋に泊まらずそのまま先へ進んでいき稜線上で力尽きてしまったという騒ぎがあった。
通報を受けて現場付近くの山小屋の従業員が駆けつけてみたら、その登山者は「もう歩けません」と言って道端に座り込んでいたという。
これは、とくに自称「登山歴ウン十年」の年配登山者によく見られるパターンである。
そういう人たちは、昔はバリバリ山登りをやっていたのでプライドが高く人の言う事を聞こうとしない。
「やめたほうがいいですよ」と言っても「いや、大丈夫です」と言って行ってしまう。
確かに若い頃は可能だったかもしれないが、加齢と共に体力は確実に衰える。
素直にその事を受け入れて無理のない計画を立ててもらいたいものだ。

◆メンバーの結束が弱いパーティ
かつては山に登ってくるパーティといえば、しっかりしたリーダーのもとに統率された山岳部や山岳会のパーティがほとんどだった。
しかし、今は管理されるのを嫌う風潮が強くなり気の合った仲間がなんとなく集まって山にやってくるというスタイルが多くなっている。
こうしたパーティは自由気ままと言えば聞こえはいいがパーティを組んでいながら個々でバラバラな行動をとるので実に始末が悪い。
最初から歩くペースは人それぞれでペースの遅い人に合わせることもない。途中で誰かの具合が悪くなっても素知らぬ顔だ。
宿泊予定の山小屋では、夕方になっても到着しないメンバーがいて遭難騒ぎになってしまう。
果たして、それで同じパーティと言えるのかどうか。
単にスタートと集合場所が同じだというだけで統率の取れていない団体登山のようなものである。
もちろん、メンバー同士の結束など望むべくもなく逆により多くのリスクを抱え込むことになっている。

◆単独登山の根強い人気
単独登山については様々な意見があると思うがリスクが高いことだけは間違いない。
万一、遭難してしまった場合には、最悪の事態になるケースが多いということははっきり言える。
いちばん困るのは、下山予定日までにもどらず、行方不明になったままどこへ行ってしまったのかわからないというケースだ。
そうなると、捜索に時間がかかるし隊員も大量動員しなくてはならない。
しかし、夏山シーズンのようにほかにも事故が頻発していると、緊急を要する案件を優先させなければならず、敏速な対応ができず、どうしても捜索は長期化する。
それで見つからなければ、当然、ある時点で捜索は打ち切りとなる。
無事に帰ってくるまでずっと心配をしているはずの家族や友人はどうして単独登山を許してしまうのか。
反対しているものの、やむを得ないと諦めてしまうのか。
実際の救助を通じていつも切なく感じる点である。 「パーティを組むよりは、単独の方がより慎重になるので安心だ」という意見もあるが、相対的に見てどうか。
自分自身で慎重に判断して頂きたい。 警察としては「なるべく単独行は控えてください」と言うしかない。


ってな事から本編へ突入していく!

ほぼ文章のみで写真は僅かしか掲載されていないが文章のみで十二分に読応えはある!


ヘリが飛べない時は隊員が背負い搬送で遭難者を運ぶ!

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平成18年5月針ノ木雪渓での雪崩捜索
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是非!是非!
3冊共購入して読んでみてねぇ~(*^^)v





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