今後の新しいツアープログラムのための第1回目のテストライドに行ってきました。

このルートは今まで基本的にマウンテンバイクで走ることは禁止されていたエリア。
自分がガイドを始めた当初から気になっていた場所(当時はマウンテンバイクの走行の禁止が打ち出されていなかった)であり、今回のきちんとした了解を得てのマウンテンバイク走行にたどり着くまでに多くの方の尽力と何年にもわたって話し合いを重ねた結果やっと可能になったものです。
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関係する伊那市、南信森林管理署、 上伊那地方事務所、周辺の山の権利を持つ地区などとの綿密な調整のもとに、今回特別にという事で様々な制約や条件をクリアしたうえで行わせていただいております。

一応来シーズンの新しいツアープログラムの一環としての開催を目指していますが、今後のまだまだ続く調整の過程でNOと言う判断に変わる可能性も残っています。

この後に掲載する写真を見れば場所を特定できる方もいるかと思います。
事実現時点でマウンテンバイク立ち入り禁止となっているにもかかわらず無断で入りマウンテンバイクで走行している方もいらっしゃるようです。
もしここを走っている方がいたら今後決して行わないでください。ここの場所は今後も基本はマウンテンバイクの利用は禁止です。
その行為が今回のテスト利用と言う形を作るのに尽力してくれた多くの方々の尽力と行為を踏みにじるものになるという事、そしてこの地域におけるマウンテンバイクの評価を失墜させることにつながるという事を理解していただきたいと思います。

私たちはここを使わせていただくために今後この場所の整備などに膨大な労力と時間、そしてお金をつぎ込んでいくことになります。
おそらく今後この場所を使って行うガイドツアーで上がった売り上げ出も足りないと思います。

なぜそこまでしてここを使うのか?その理由はこの後載せる写真を見ていただければご理解いただけるんじゃないかと思います。

この場所を使ってのツアーですが年間で数日のみの利用に限られます。
またルート自体も押し上げ、担ぎ上げなどを含み体力的にも相当なものを要求されます。
トレイルもかなり急でそんな中でも荒らさない走りを絶対にできるライド技術が必要です。タイヤ滑っちゃいました〜は許されません。
ここにご案内出来るかどうかのライドレベル等は事前にこちらで判断させていただくような形をとるようになると思います。
誰でもお連れで来るわけではないという事をご承知おきください 。

以上、長いですがこのテストライドに関係する情報を踏まえて以下をご覧ください。

ライドの様子を順を追って掲載していきます。
入り口付近、亜高山帯の針葉樹林からスタート。
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海外のような雰囲気の苔むした森。
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枯草が風にたなびく尾根
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ゲロはきそうなくらいきつく長い登り、こんなのがルート中10回以上来ます。
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ブナの紅葉
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ここもいい雰囲気ですね〜、こんな森の中の草原が多いのも特徴です。
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小さな池のほとり、素敵すぎます♪
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強烈な樹高のカラマツ林
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笹とカラマツ、信州!って感じかな?
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極上の下り!思わず声が出ちゃう感じ。
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この地域では珍しいブナの巨木、こんなのが生い茂る原生林も一部あります。
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オレンジ色に染まる巻道、上層木はカラマツ、下層僕はブナ。
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一歩踏み間違えば谷底へ
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崩落地のトラバース。ここは補修しないとやばそうです。
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バイクに乗れない押しの箇所もたくさんあります。
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渓流わたります。石はツルツル、踏み外したら極寒です。冒険してる感満載!!
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山奥の渓流、いい感じ♪
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きつ〜い担ぎ上げ!こんな担ぎ上げもうんざりするほど沢山あります。
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きつ〜い押上げ、これもこのルートでは定番ですね。
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極上シングル、でも登り。
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ここは本当に日本!!??度肝を抜かれるロケーション。
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レッツライド!こんな尾根のアップダウンがかなりの距離続きます。
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きついアップダウン、でも最高ー!!
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ここも極上♪
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ヒャッホー!!
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途中の林道、笑顔なし!東松ちゃん体力的に限界か?
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最後は一気に標高差を落とす下り区間。標高が下がると黄葉ヤバシ!
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ウリハダカエデまっ黄色
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里山っぽくなってきた。ここも色が強烈。
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伐採で倒木に埋もれた道。さてどこに道があるでしょうか?ここの整備も今後行わなければなりませんね。
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溝状のトレイルがうねりながら延々続きます。もうこの辺は最高の一言に付きます。ただ斜度が急なので確実なコントロールができないとあっという間に道が掘れていきます。
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この辺はTRAIL CUTTERっぽいね。くねくねの尾根道
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最後は庚申様の石碑でゴール。古より使い込まれてきた道だあることの証ですね。1日で何十回もアップダウンを繰り返すシングルトラックを走り心身ともに限界です。
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朝8時ころ出て帰ってきたのは17時近く、バックカントリービッグライドでした。

まだまだやらなければいけないことは山積み、お連れ出来るのは体力、技術、ともに持ち合わせた方のみ限定となりますが今までのTRAIL CUTTERとは全く違うマウンテンバイクの提案ができると思います。

来シーズンに向けて何とかこれをガイドツアーとして皆様にご案内できるようにしていきたいですね。
関係者の皆様、これからもよろしくお願いいたします。