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2013年12月07日

電気自動車が今より150万円以上安くなったりするかも!  (3413投稿)

『車用電池、走行距離3倍 〜積水化学が新材料 コスト6割削減』
という見出しが日経新聞のトップに出ていた。

内容を要約すると、
・従来のリチウムイオン電池の3倍の充電容量がある。
・製造工程を簡素化できる素材を開発し製造原価を6割低減できるかも。
ということ!


つまり、現在の日産「リーフ」などの電気自動車(=EV)の持つ2つの難点を克服できる可能性が出てきた。
現在のEVの問題は以下の3点だ。(本当はもう一つ、リチウムイオン電池の安全性ということもあるのだが…)
・一つは航続距離が200キロ程度と短いこと。
・もう一つが電池の価格だけで200万円程度と車両価格に対して電池の価格が高すぎること。

この2点がEVの普及を遅らせている要因となっている。
普及を車の問題が阻害している一方で、充電インフラの問題もある。
・『航続距離が短い→遠距離の場合は出かけた先でこまめに充電→充電スポットの数が必要→そこでの充電時間(数十分〜1時間)の課題』
という”出来ないスパイラル”な具合だ。

それが先の新型電池技術が本当に製品として普及できれば
・航続距離が現在と同等の電池容量で3倍の600キロになるので使用感はガソリン車と変わらない。
・よほどの遠距離に行かない限り家庭での夜間充電だけで事が足りるので屋外施設での充電インフラは不要。
・20キロワットの電池生産価格が200万円のところ、1/6の30万円になれば現在のEVの価格が単純に150万円以上は製品が安くなる。
ということが実現する!


アバウトだが、日産リーフは定価で400万円で補助金を入れると300万円の購入者負担。これが150万円以下で購入できるようになればガソリン車と価格面でのデメリットはほとんどなくなる!
もしかすると、これで一気に電気自動車の普及が進むかもしれない…。

reaf



しかし、ここでその裏側のドロドロしたところで…実は障害になることがあるかもしれない。
現実には自動車メーカーの存在だ。

自動車メーカーは数十年にもわたってガソリンエンジンの開発を中心としたノウハウを相当蓄積している。その中で”特許”の影響力は金銭だけでなくとも世界的にも非常に大きい。しばしば国際的な特許裁判が起きていたりします。その内燃機関であるガソリンエンジンやその動力伝達のトランスミッションの技術が電気動力によるモーターに変わるということになれば、従来のノウハウの多くをを捨てることにもつながりかねない。また部品点数も少なくなり電気製品化していけば、従来の自動車メーカーよりも昔からの電機メーカーの特許のほうが影響力が強くなる可能性もある。
そうなると常識的に考えて、既存の自動車メーカーにとってみれば、EVの普及は新たな市場でもあるが、自社の絶対的な技術の強みを削いでしまうような”諸刃の剣”となる。
現在も”エネルギー転換”が叫ばれている中で、EVの普及が遅々として進まないのはなぜだろう?単に技術だけの問題か?相当のモーターなどの電気技術を持っているH社などの重電メーカーなどが電気自動車の開発に本格参入しても良いと思うのだが、なかなかそうは動かない。例えば、H社に限らず電機メーカーは各社ともに大手自動車メーカー系との取引が大きく、その競合関係にある事業には参入しにくかったりするのだろうか?
また、自動車業界大手の自動車メーカーは国策に対する影響力もあるのでしょう。なにしろ、日本国民の雇用も含めてサプライヤーや小売りの現場なども含めれば非常に裾野の広い自動車メーカーは国家への影響力大きいはず。自社にとってデメリットのある政策に対しては賛成しにくかったり、逆に必要性はわかっていたとしても我社にとっても総合的にメリットの出る時期を模索しながら焦らしているのかもしれないと穿った見方をする人もいるかもしれない。
どちらにせよ、自動車産業は海外との競争も含めて大きな転換期に差し掛かっているのは間違いない。

EVの普及は大きなビジネスチャンスでもありますが、取り組み方を一歩間違えると企業の存続を危ぶませるほどの課題。我社もそのあたりは慎重にその動向を見極めていきたいと思います。
EVの普及は既存のガソリン車は当然ながら、現在の走っているハイブリッドカーや市場で市販されているEVの中古車流通市場価格に対するインパクトも大きいので、そのあたりも現業への影響を考えて見ていきたいと思います。




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コメント一覧

1. Posted by shimizu   2013年12月09日 20:14
5 今後、5年後10年後の中古車市場を考える時に、今の情報の必要性を感じました。

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