Color for Invisible Man 【カラホM】

「カラホム」といいます。『色』についてのブログです。色彩心理、配色方法、色の知識、カラーマーケティング、カラーリサーチなどを書いていきます。

マンセル表色系

マンセル表色系⑦-色表示の仕方-

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マンセル表色系では上図のように色を表記します。
「5BG」は色相、
「4」は明度、
「6」は彩度を表します。

読み方は、「5ビージー、4の6」です。

マンセル表色系による色表示は、色の三属性つまり
①色相、②明度、③彩度
をもちいて表わすということです。
上記の色は等色相断面では(↓)になります。
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抜き出して色表示してみると、こんな感じです。

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また、無彩色の場合は明度のみを表記して、
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のように書きます。
読みかたは「エヌ6.5」です。
Nはニュートラル(neutral)=無彩色を意味します。


【色相】
ところで色相の「BG」はブルーグリーン=青緑を表しているのですが、
その前の「5」という数字は何?と思われる方もいると思います。
これは下図のように各色相をさらに細かく表すときに使う数字です。
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(↓)この部分を拡大したものです。
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マンセル表色系の色相環では、
R(赤)→YR(黄赤)→Y(黄)→GY(黄緑)→G(緑)
→BG(青緑)→B(青)→PB(青紫)→P(紫)→RP(赤紫)→繰り返し
のように循環しますから、
数字が小さいときは前の色相に、大きいときは次の色相に近い
ということになります。


【明度】
また明度は(0~10)で表示します。
数字が大きいほど明るく、小さいほど暗くなります。
この場合、
最も明るい色(理想的な白)、最も暗い色(理想的な黒)
現実には存在しないため、実際に表記されることはありません。

またマンセル明度は一般的に
100等分に分割したスケールが用いられることが多いようです。
また、
明度10~8.75を「白」
明度2.25~0を「黒」
とされています。


【彩度】
マンセル彩度は、現在0~14までで表記されます。
0は無彩色を意味するので、実際には書かれません。

また、これはあくまで現在の彩度であり、
今後もっと鮮やかな顔料でも見つかれば、この数値は
伸びる可能性があるようです。

マンセルシステム-⑥色立体-

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マンセル表色系

マンセルシステム(マンセル表色系)は色の3属性である、
①色相、②明度、③彩度を用いて色を伝えます。
この3属性について、下の図のように尺度をとったものがマンセル色立体です。

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中心軸を無彩色とし、
高さ方向が明度を、中心角が色相を、中心軸からの距離が彩度をあらわします。
マンセルシステムで前回の等色相断面が色相ごとに異なる形をしているため、
立体にした場合、いびつな形になるのが特徴です。

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マンセルシステム-⑤等色相断面-

マンセルシステムでは(1)色相、(2)明度、(3)彩度を用いて色を伝えいます。
具体的には色票(紙や板に彩色したもの)を用います。
マンセルシステムでは、この色票を明度・彩度ともに測色・測光に基づいて、
覚的に等間隔に並べる方法をとっています。
すると各色相ごとに下図のような等色相断面色(横軸が彩度、縦軸が明度をあらわす)
と呼ばれるものができます。

等色相断面はマンセルシステムに限らず、他の表色系でも同様の概念は存在する。
マンセルシステムの等色相断面の特徴は、
①各色相によって最大彩度が異なる
②各色相によって最大彩度となる色票の明度が違う
があげられる。とりあえず、下の等色相断面を見てみましょう。

69_mansel[R]

70_mansel[YR]

71_mansel[Y]

72_mansel[YG]

73_mansel[G]

74_mansel[BG]

75_mansel[B]

76_mansel[PB]

77_mansel[P]

78_mansel[RP]

上の等色相断面をみてみると、最大彩度の値は以下のようになっています。
赤(R)   →14
黄赤(YR)→14
黄(Y)   →14
黄緑(GY)→12
緑(G)   →10
青緑(BG)→8
青(B)   →8
青紫(PB)→12
紫(P)   →10
赤紫(RP)→12
8283


どちらも明度5で最大彩度14の赤(R)と、最大彩度8の青(B)をくらべてみると、
確かに赤のほうが鮮やかです。
8483


上は、どちらも明度5、彩度8の赤(R)と青(B)
知覚的に等しい鮮やかさに感じます。

上のことからもわかるように、赤の彩度8と青の彩度8は知覚的に等しい彩度です。
ほかの色相においても同じことがいえます。これはマンセルシステムが、色相・明度・彩度のどれについても、
色票同士の間隔を知覚的に等間隔になるように扱っているからです。
彩度に関していえは、
たとえば彩度0と彩度2がどの色相でも同じような違いになるようにしているわけです。
マンセルの等色相断面がいびつな形なのは、
等色相断面が正三角形や長方形になるように色と色の間隔を調整しているのではなく、
ひたすら、色相・明度・彩度に関して知覚的に等間隔に色票を並べていったら、
このようないびつな形になったということです。

等しい彩度、明度に注目してもう一度みてみると、たしかに等間隔に並んでいるように見えます。
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次に、各色相での最大彩度時の明度を見てみると、
赤(R)   →5
黄赤(YR)→7
黄(Y)   →8
黄緑(GY)→7
緑(G)   →4~7
青緑(BG)→4~7
青(B)   →4~6
青紫(PB)→4~5
紫(P)   →3~5
赤紫(RP)→5~6
という値になり、黄色は明るい色のときに最大彩度になり、紫は逆に暗い色のときに最大彩度になる
ということがわかります。
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左は赤(R)明度5彩度14、右は黄(Y)明度8彩度14

たしかに黄色のほうが明るい。

ちなみに、この等色相断面は、現在の顔料で表現できる範囲を示しているらしく、
今後さらに断面が大きくなる可能性があるらしい。
(たとえば鮮やかな暗い黄色を表現できる顔料でも見つかれば・・・ということだと思う)

マンセルシステムを使うと、等しい明度・彩度の色相をならべることができる。
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(明度5、彩度8の各色相)

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(明度5、彩度4の各色相)

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(明度7、彩度6の各色相)

このように等しい明度・彩度で並べることはトーンの考えかたに通じています。

マンセルシステム-④彩度-

色の鮮やかさを「彩度」というが、
マンセルシシステム(マンセル表色系)の彩度は、0~14までの数値で表される。
(0が無彩色で、数値があがるほと鮮やかさが増す。)
これは色相と明度が等しい色票間の鮮やかさの違いが等間隔になるように尺度化されている。
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マンセルシステムにおける「彩度」の特徴は、
・色相によって彩度の最大値に違いがあること。
・明度50%のときに必ずしも最大彩度にならず、色相によって最大彩度時の明度が異なる。
ことがあげれらる。
このことについては次の「等色相断面」でもう少し見ていくことにする。

ちなみにマンセル表色系の彩度は表面色の見え方にのみ用いる。
「鮮やかさ」という概念は表面色だけでなく、光の色にも用いられる。
また物体の色でも照明の明るさを変えることによって鮮やかさは変化する。
そこで、
①知覚クロマ・・・マンセル表色系の彩度のように、表面色の見え方のみを測る「鮮やかさ」
②飽和度・・・発光物体、または照明光に対して知覚される「鮮やかさ」
③カラフルネス・・・照明下の物体の「鮮やかさ」。物体の色は一定でも照度を上げるとカラフルネスは増す。
のように「鮮やかさ」を使いわけるのが一般的である。

マンセルシステム-③明度-

マンセルシステムの明度は、
最も明るい色(理想的な白)と最も暗い色(理想的な黒)との間を、
知覚的に等間隔に10段階に分割している。

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一般的には、100等分に細分されたスケールを用いるのことが多い。
JISの系統色名では、無彩色で数値が
10~8.75のものを「白」
8.75~2.25のものを「灰色」
2.25~0のものを「黒」という。

明度は400段階くらいまでにわけられると考えられ、
それらは十分に見分けられるという。
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