2018年07月14日

ジブリ・マニア必携、ラピュタの雑学や秘話満載の一冊!

今回オススメする本はこちらです。
   ↓
 
スタジオジブリの「天空の城ラピュタ(※)」は、今さら説明の必要が無いほど有名な劇場用アニメかと思いますが、これはそのラピュタの制作陣へのインタビュー、映画の中では語られていない細かな設定裏話、映画公開当時のポスターやチラシ・チケットなどの宣伝材料のコレクション、そして森絵都さん、湯本香樹実さん、上橋菜穂子さん、夢枕獏さん、石田衣良さん、荒俣宏さん等々…著名人によるラピュタ解説などが豪華に盛り込まれた「ラピュタをより楽しく鑑賞するための本」なのです。
 
比率的には文章の占める割合が圧倒的に多く、劇中のシーン・カットや設定画は少ないのですが、そのイラスト部分に関しては比較的カラー・ページが多く、戦艦ゴリアテの大きさや最高速度・ドーラの海賊船タイガーモス号の各部名称など、映画を見ただけでは分からない様々な知識が解説されています。
 
個人的にこの本で知って驚いたのは「ドーラ一家」の中でドーラと血のつながりがあるのが三人の息子だけで、あとは出身地がバラバラの子分だったということです。
(息子は上からシャルル、ルイ、アンリで、全員フランス王の名前からとっているそうです。)
 
5人の子分の中には、なんと日本出身の子分もいます。
(そして中国出身の子分もいて、2人はビミョウに似ていたりします。)
 
宮崎駿監督によるラピュタの初期設定イメージ画も載っていて、初めは最上層に神殿がある予定だったことや、名称が紆余曲折していたことなどが伺えます。
(名称部分、バベル何とか…というのがマジックで消されてラプュワと書かれているのが、ものすごく気になります。)
 
制作陣のインタビュー記事も、スタジオジブリ設立(←スタジオジブリは「天空の城ラピュタ」制作の時に設立されたのです。)の時の話や、音楽を手がけた久石譲さんの話、原画スタッフの話、アフレコ密着ルポなどもりだくさんで「こんな風に作られていたんだなぁ」と感慨深くなります。
 
また、映画公開当時の朝日ジャーナル、週刊朝日の特集記事(コラム)も掲載されていて、当時この作品がメディアにどう受け止められていたのか、その一端も垣間見ることができます。
 
……と、内容は本当に“もりだくさん”なので、ラピュタ好きで文章を読むことが苦でない方なら楽しめること間違い無し――だと個人的には思っています。
(さらに言えば、文庫本なのでお値段も大変リーズナブルな上、コンパクトで場所を取りません(笑))
 
ちなみに個人的にこの本を読んで一番の収穫だと感じた部分は、うちの兄弟間で長い間論争の的になっていた「ラピュタの庭園にいる、パズーとシータに出逢うと水路の中に飛び込んで逃げるタワシにシッポの生えたような生き物の正体」が判明したことです。
 
(カンブリア紀の生物がモデルなのではないかなど、兄弟の間でいろいろな説が出ていたのですが、宮崎監督による架空生物「ミノノハシ」であったことが判明しました。)
 



(※)「天空の城ラピュタ」とは宮崎駿監督、スタジオジブリによる長編アニメ映画のこと。
 
“ラピュタ”はスウィフトの著書『ガリヴァー旅行記』の第三篇「ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記」に登場する“空飛ぶ島ラピュタ(ラピュータ)”が元ですが、ガリヴァーに出て来るオリジナルのラピュタの設定は、映画のラピュタでは、あまり参考にされていないようです(←オリジナルのラピュタが空を浮遊する仕組みは巨大な磁石)。
 
(ちなみに管理人のオリジナル小説「夢見の島の眠れる女神」アクロバット飛行した“ラピュータ”はオリジナルのラピュタの設定からとっています。)



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