2019年11月24日

活字中毒(読書欲)との戦い

ある時期まで、自分は完全なる活字中毒者でした。
 
本があれば読まずにはいられない――さらには一度読みだすと本の世界に没入し、周囲の音もろくに聞こえないような有様でした。
 
その上、本の途中で読書を中断するのが嫌で、できることなら「最後まで一気読みしたい」というタイプだったので、下手をすると日常に支障をきたすようなレベルでした。
 
高校生の時など、風邪で学校を休んだにも関わらず、じっと寝ているのが暇過ぎて、うっかり家にあった遠藤周作さんの「沈黙」に手を出し、熟読してしまった結果、少しも体調が回復せずに休みを1日延長せざるを得なくなったという、社会人だったら完全アウトなエピソードまであります…。
 

沈黙 (新潮文庫)
遠藤 周作
新潮社
1981-10-19

 
あの頃はそんな風に、読書への欲望をほとんど抑えることができずにいたのです。
 
そんな自分の活字中毒が多少マシになったのは、大学受験がきっかけでした。
 
高校3年ともなれば、さすがに読書ばかりに時間を割いているわけにはいかず、勉強のための時間を作らざるを得ませんでした。
 
そんな自分が読書欲を抑えるためにとった手段のひとつが、(特に何度も読み返すような)お気に入りの小説シリーズをごっそり丸ごと(専門学校への進学が決まっていた)友人に預けるというものでした。
 
どんなに読みたくても、実際に手元に本が無ければ読みようがない、ということです。
 
さらには、その他の本についても、一度でもページを開けば読書に没頭してしまうので、「とにかくページをめくらない」「本を手に取らない」という感じで、(参考書以外の)本というモノを物理的に避けて避けて避けまくっていました。
 
そんな時期を経て、現在ではある程度、読書欲をコントロールできるようになりました。
 
…と言うか、さすがに社会人になると、読書に没頭して寝不足になったり体調を崩したりするとシャレにならないので「コントロールせざるを得ない」というのが本音です。
 
今も、読書(小説)に没頭すると、ついつい一気読みしてしまうクセはあまり変わっていないので、最近は「まとまった時間のある時でなければ表紙を開かない」という方法で対処しています。
 
(最近は土曜日出勤も多いので、なかなかそんな「まとまった時間」もとれず、未読本がどんどん溜まってしまっていたりもするのですが…。)
 
ネタバレが嫌いなタイプなので、実際に読むまではレビューも読まず、なるべく事前情報を入れないようにしています。
 
ただ、発売されてから時間が経てば経つほど、ふとした場所でポロッと情報を拾ってしまうことがあって難しいのですが…。



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