FZ1のECU書き換え情報

FTecuを使ったECUの書き換えでフルパワー化やリミッターカットを行っています。 また通常セッティングではPCVを使ってセッティングを詰めていきます。

AIS(エアインダクションシステム)の解除

最近のバイクにはAISがついています。
正式名称はエア インダクション システムといいYAMAHAさんの商標登録らしいです。
他社では別の名称になっているらしいですが原理は同じです。
wikiでは二次空気導入装置と出ていました。


◆AISとはどのような物?
エンジン内部で燃え切れなかった排気ガス(ガソリン)に対して
シリンダーヘッドの排気ポートに新鮮な空気を送り
燃え残った排気ガス(ガソリン)を再燃焼させるシステムです。

お国のCO2削減政策にメーカも対応するために取付けられています。

◆AISのメリットとデメリットは?
 メリット
  ・排ガスに含まれるガソリンを燃やすため環境にやさしい。

 デメリット
  ・マフラーからパンパンとアフターファイヤーが出る。
純正でも実は発生しています。
    社外マフラーに変えエンブレを使うとハッキリとわかります
  ・燃調をかなり薄くしないといけないため
   始動性やアイドリングの悪化(不安定)やトルク不足を感じる。
  ・燃調(混合気)が薄いため排気温度の上昇も早くなり、エンジン温度の上昇につながる。
    →エンジン内部の摩耗・劣化にもつながる。


マフラー交換したらAISをキャンセルするという風潮があります。
アフターファイヤー対策だと思いますが
個人的には純正マフラーでもAISはキャンセルすべきだと考えています。
本来持っているトルクを削られている点が非常に残念なところです。

FZ1の国内仕様の場合は
特に低速時のトルクがないと感じることがあります。
また信号待ちから出発する際にエンストするという
ライダーとしてはあまり遭遇したくない事態になることもあります。
(海外仕様だとドンツキの改善にも役立つようです)
これらを改善して乗り易くなるのであれば純正マフラーでもAISをキャンセルした方がいいかと思います。

ただし社外マフラーの場合はマフラーの種類や状態によっては
排気ガスの再燃焼が無くなるため
車検にひっかかるリスクが上がるので要注意です。


少し話がずれますが、YoutubeにUPされている動画をみると
外人さんはドリルで触媒もブチ壊しています
そんな大胆なことは国内ではやらない方がいいかと思います。
車検に通らないとサーキット専用車であればいいかもしれませんが
公道が走れなくなってはもったいないですしね。



日本国内仕様と海外仕様の馬力を比較してみようと思います。

と言っても公式の情報以外はネットで探した情報を基にしているので
信ぴょう性は低いです。

下記のサイトが馬力計測のグラフのまとめです。
https://matome.naver.jp/odai/2148005304898635801


公式情報によると
FZ1 最高馬力
 日本仕様:94ps
 海外仕様:150ps


はい。絶望的に日本国内仕様は残念な子ですw
馬力の MAX値はいいとしてどのような特性なのかを
比較したかったので、ネットで公開されている馬力計測したグラフを参考に
比較してみました。

<< 注意 >>
 車体の個体差、状態、計測環境、周囲温度/湿度によって
計測結果は変化しますので、参考程度にして下さい。

FZ1馬力比較01


青いグラフが国内仕様

赤いグラフが海外仕様です。

メーカー公式の数値はクランク計測ですが
一般的に馬力計測する際は後輪計測となるので
後輪計測っぽいグラフで比較しています。

 
不細工ですが黒線を入れてみました。
国内仕様8000-9800rpmまでほぼ横ばいです。
最初に乗った時にブン回しても加速しないと感じたのは
これが原因でしょうね。
9800rpm以降は下がってます。(これは計測が原因かも)

それに対して海外仕様は11400rpmまで伸びています。
(1万回転以上の伸びは緩やかですけど)

国内仕様で横ばいになる8000rpmでは80PS程度ですが
海外仕様で同じは8000rpmでは既に95PSくらいは出ています。

国内仕様で横ばいになる80PS8000rpmですが、
海外仕様80PSになるのは7100rpmくらいです。


国内仕様乗りとしては
 ましい!!
この一言につきますね。

私は公道がメインなので、
最高速(最高馬力)はあまり興味が無かったとはいえ、
このグラフのカーブ差は別次元ですね…。
別の乗り物ですよ。。。

ECUを書き換えて乗り味やトルクUPは感じていますが
馬力計測して実際自分のバイクがどの位の数値なのか
海外仕様に近いカーブになっているのかを確認したくなりました。

どなたか計測済みの方がいらっしゃいましたら
是非ご連絡下さい!
(近所に馬力計測できるお店無いんですよ・・・。)

FZ1のECU書き換えが終わってから何人かに聞かれたことがあるので
Q and A方式でまとめてみました。
私自身、まだまだ改良の余地はあると思っているので
ご指摘があればコメント欄からお願いします。


Q:FTECUのお値段は?
A:FZ1用は$380.00が最低限のキットです。
それに日本までの送料が$73.89、到着後に税金が2000円くらい必要だったと思います。
 $380.00+$73.89+2000円=53,640円くらいかかります。
                (2016/11/25現在のレートで計算)

Q:FTECUを1台買えば何台でも書換え出来ますか?
A:出来ません。車種ごとにFTECUがあり、
  同一車種でも1個のECUに対して1つの個体番号があるため
  ライセンスを買わないと書き換えができません。
  1ライセンスあたり$100(約1.13万円)かかります。

Q:国内仕様でもフルパワー化出来ますか?
A:ECUだけで考えれば可能です。
リミッターの解除や海外仕様のECUにもついているスロットル制限も解除できますが
エアクリの豚鼻やベースガスケットの違いがあるので別途そちらも対策が必要です。
裏マップよりは高性能になります。

Q:海外仕様でも使えるの?
A:Made in USAなので使えます。
  むしろ日本仕様の方が心配でしたがこちらも問題ありませんでした。
  海外仕様はブタ鼻やベースガスケット、マフラーが国内仕様と違うため
  真のフルパワーを引き出せると思います。(私自身が国内仕様なので確証はありませんが…)

Q:スロットル制限とは?
A: 下図が純正ECUの点火MAPです。(海外仕様のECU)
   右下の方が不自然に濃い緑になっていますがこの部分が純正では削られています。
   R1なども同様のMAPになっていることからYAMAHAが仕掛けた罠(リミッター)です。
20EUstk011


Q:他車種ではFTECUがPCと接続できないと噂されているがどうなの?
A:たぶんECUを接続する純正コネクタの配線が非常に使いにくいため
  接触不良を起こしているのでしょう。
  心配なら高いですがコネクタ単品を先に手配しておいた方がいいですよ。

Q:FTECUってソフトは更新されますか?
A:更新されます。というか毎回ネットに接続しているので常に最新の状態になります。
  逆にネットに接続できないとソフトが使えません。
  峠にノートPC持参してもLTE掴めないと厳しいです。

Q:パソコンの推奨スペックなどは?
A:不明です。自宅のデスクトップでマップをイジってから屋外ではノートを使ってMAPを転送しています。
  私の環境はOSはどちらもWindows10 Pro 64Bit
   ノートはCPU:i7 RAM:4GB SSD:256GB
   デスクトップはCPU:Xeon RAM:20GB SSD:512GB 
  ノートはメモリ不足を感じてます。
  ECU書き換えリスクを考えるとロースペックPCではやらない方が賢明だと思います。  

Q:ヤフオクや業者の書換えサービスは妥当な値段ですか?
A:保証や安心感を考えれば・・・。気持ち的にはもう少し安くして欲しいですね。
  店舗の近くなら私も依頼して馬力チェックとかやってたと思います。
  ただ書換えだけならアメリカ本国では$200でやっているようです。
  日本からの送料を考えるとメリットは無いですけど。
  ライセンスが$100かかるので2万円くらいでヤフオク参入しようかなw

Q:FTECUは同じECUなら何度でも書換え出来ますか?
A:ライセンスとしては1つのECUなので同じECUなら何度でも書換え可能ですが
  ECU自体のROMの書換え寿命が心配なのであまり書換え回数が多いと良くないと思います。

Q:ドンツキ対策にも有効ですか?
A: 有効だと思います。
  アクセルOFF時の燃料カットが大きく影響していると言われていますが
  これに加えて、AISやEXUPの解除と燃調の補正によってかなり乗り易くなります。
  (個人的には大型バイクらしいトルク感も感じられ乗り易くなりました。)
 

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