2006年03月21日

徹底論戦 「vs.小兄」編

せっかくいろいろ挑発したのに(笑)、ノってきませんでしたね。

えせ記者徒然 の 刑法の解釈

殴り書きの反論を見てみたかった気もするのですが、永田議員のようにおとなしくなってしまった小兄を見るのはなんとも辛いことです。(挑発)


わかりました。

そちらの土俵に上がっていこうじゃないですか。

今回に限りですが。

そもそも討論する際には
「○○という問題があり、私はこう思うわけだが皆さんはいかが思われますか?」
というのが紳士的というか謙虚な奥ゆかしさというか常識というかあたりまえな話なわけですが、そのあたりを全く無視して「何がどう違うのか知りたいので下の問いに答えてくださらんか。」と一方的に問題を突き出すあたりがなんとも小兄らしくて素晴らしい。(再挑発)

その傍若無人っぷりに敬意を表して、稚拙な回答ではございますが精一杯答えて参りたい所存。


しっかし、「述べよ」とだけ言われても一体何をどう述べればいいのかがわかりません。

死刑。その6

に小兄が例を出した

>Aが持っている拳銃をBが盗んでCを射殺した。
>いかなる犯罪が成立するか。

の延長と捕らえて 「いかなる刑法犯罪が成立するか。を述べよ」

でよろしいのでしょうか?


とりあえずそれでいきます。

>問い

>甲が乙から盗んだ拳銃で丙を射殺した。
>当時、甲は麻薬を使用し錯乱状態にあった。
>(いかなる刑法犯罪が成立するか)述べよ。

 

刑法犯罪が成立しそうなのは

甲の
「拳銃を乙から盗む」―――― 窃盗罪 
「拳銃で丙を殺す」 ―――― 殺人罪

の2点のみ。

つまり

「麻薬を使用」「拳銃の不法所持」は刑法に該当無しなので、

「窃盗罪」と「殺人罪」。 状況により併合罪となる。

か、もしくは

刑法31・32・34の2・35〜39・41・42・66〜72条各規定により、
上の「窃盗罪」「殺人罪」、もしくはその併合罪(殺人罪)が
状況により免除・失効・減軽を受ける。


ですね。


私の答えれる範囲としてはこれが精一杯です。

 


ちなみに司法試験の刑法の過去問には同様の問題(麻薬ではなく酒・拳銃ではなく暴行)があり、

問題は
  峺彊において自由な行為」とは何か?
◆,修遼[Ч坩戮蓮
 典型的な「原因において自由な行為」の事案と、本問の違いは?
ぁ々辰虜畧佞蓮

というものでした。

小兄の問題は
「大きな枠組みの刑法」(「刑法」と「刑法以外の刑事事件を扱う法律」)なのか、
単に「刑法」なのかを考えたとき、単に「刑法」だけかなと思ったので上記の回答をさせていただきました。
(麻薬使用に関する本人の意思の確認が記されていませんでしたしね。)

 

 

さて、なにがどこからどうこじれたのかを、
もう1度振り返ってみましょう。

思い当たる原点はここ。 えせ記者徒然 の 死刑。その4


私は文中でもピックアップされていたように「死刑制度」

>感情的な面は極力入れるべきだと思いますし、
>それが社会的に行き過ぎないように、
>もしくは足りな過ぎないように社会性に照らし合わせて
>監視するのが元来の報復刑の役割だと思うからです。

と書いており、それが小兄や霧鈴からバッシングを受けました。


今回、改めて条文を読んでみて考えが変わりました。

 

「感情的な面は極力入れるべき」


と書きましたが、実際は


「感情的な面は絶対に勘案しなければならない」


でしたね。

 

そのことは上の回答の2つ目、

>刑法31・32・34の2・35〜39・41・42・66〜72条各規定により、
>上の「窃盗罪」「殺人罪」もしくはその併合罪(殺人罪)が
>状況により免除・失効・減軽を受ける。


の「状況により」の部分。

小兄も取り上げていた

刑法36条(正当防衛)
◆)姫劼猟度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、または免除することができる。


刑法37条(緊急避難)
(中略)
但し、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、または免除することができる。


刑法38条(故意)
(中略)
但し、情状により、その刑を減軽し、または免除することができる。


刑法66条(酌量減軽)
(中略)
犯罪の情状に酌量すべきものがあるときは、その刑を減軽することができる。

 

といったこれらの条文中の「情状」とは、まさに「感情的な面」のことではないのでしょうか?

 

 

 

・・・・・と、ここまで書いて「感情的」という言葉に少し引っかかった。

奥ゆかしい日本語では「まあそう感情的になるな」といった使い方がしばしば用いられるからである。

と思って調べたら こういう結果

 


かんじょう-てき【感情的】(形動)

1 感情に関するさま。
「―な対立」「君の意見は―にはよくわかる」

2 理性を失い、すぐ感情に走るさま。  ⇔理性的
「―になる」
 


一応使い方は間違っていなかった(もちろん1の意味ね)ので一安心しましたが、誤解を招く表現は以降気をつけます。

 

てか、そういう意味で使ってないことぐらいは 死刑制度 の

>私は「感情を外して法律論議する」流れを「論理詰めで理系的」などと
>言うことそのものがいかにも文系的な思考そのものだと思いますが。

から始まった一連の流れの上で誤解されてるとは考えにくいのですが念のため。

 

 

さて、では問いの解答なるものを小兄先生からお聞きしましょう。

 

 


その後で、以下の問いに答えていただければ幸いです。


問い

甲が乙から盗んだ拳銃で丙を射殺した。
当時、甲は麻薬を使用し錯乱状態にあった。
以下の場合についてそれぞれ述べよ。

 々辰郎乱状態で無関係の通行人丙を射殺した。

◆々辰郎乱状態から一瞬冷め、日頃から小競り合いの耐えない丙を射殺した。

 甲は錯乱状態で幼少より酷い虐待を受けてきた父親丙を射殺した。


 

誠意あるご回答をお願いいたします。



muddymolly at 17:58│Comments(0)TrackBack(2)

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1. http://ayzad-khast.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/__b7b9.html  [ 霧の中の鈴 ]   2006年03月22日 00:43
さてさて。 「えせ記者徒然」と「書きなぐソ陪審」での議論にぼくは、 微妙に明ら
2. 刑法の解  [ えせ記者徒然 ]   2006年03月22日 02:34
僕は過去に「死刑。その6」で刑法と死刑制度とはあまり関係ない死刑存廃論は、刑法を

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