余談

2013年10月02日

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10月2日(水) 晴れ
 9月はあっという間に過ぎて行ってしまったような。麦星農園の周りの木々はそろそろ色づき始め、秋が深まっていきます。

 先日のニュースで、東日本大震災の津波と直後の火災で幼稚園の送迎バスが被災した件の裁判で、損害賠償の判決を受けた幼稚園側が控訴した、との報道がありました。事故や判決の詳細は把握していませんので、裁判そのものについては触れませんが、幼稚園側の主張の一部、「おびえている園児たちを一刻も早く親元に帰したかった」という点について、想うところがあります。

 私の両親は小学校の教師でした。私の地域の小学校では、9月1日の防災の日に合わせて、始業式終了後、「災害の時、保護者に学校まで児童を迎えに来てもらう」訓練というのをやっていました。しかし、同じ地域で教師をしている私の両親は、当然実の子よりも教え子の方を優先するわけでして、私のところには祖母が迎えに来たこともあったと思いますが、ほとんどは友達のお母さんに連れられて、という形をとりつつ、何となく勝手に帰っていたように思います。
 子どもの頃の私は、それを当然のことと思っていて、別にさびしいとか不安に感じたことはなかったのですが、両親にとってはやはりいくらか後ろめたい思いもあったようで… ある時、父がこんな話をしてくれました。父が法事で寝台列車に乗った時に見た夢の話で、揺れる車内でようやく寝ついて見た夢の中で、父は大地震にあったのだそうです。そこらじゅう揺れっぱなしの中慌てて家に戻ると、出迎えた夢の中の私が、父に向って「教え子をほっぽらかして帰って来ちゃだめじゃないか。学校に戻るべきだ」と叱ったのだとか。そのころ私は確か高校を卒業したくらいで、やたらと理屈ばかり捏ねていたころでした。

 ちょっと寄り道が過ぎましたが、私は以前から疑問だったのです。小学校は鉄筋コンクリート造りが多く、敷地も広く、災害時にはしばしば避難所として利用もされます。無理をして親元に帰すよりは、しばらく学校で預かった方がより安全なケースもあるはず。少なくとも、親が迎えに来れない子どもは学校に停め置くべきではないかと。しかし昔も今も、なるべく早く親元に帰す原則は揺らいでいないようです。今回の裁判のケースは幼稚園ですが、親元に帰すよりも、まずはより安全な方法を選べれば良かったのに…

 そこで父が見た夢に戻るわけです。学校や幼稚園の先生や職員も、大災害の現場では被災者です。家庭を持っていれば、一刻も早く家族の下に戻りたいと思うのは当然です。学校での待機時に万一のことがあれば…という責任問題も気にしなくてはいけないのかもしれません。
 結局のところ、私には「こうすべきだ」なんて断言できるような知見があるわけではないんですが、ニュースを見て感じた想いを、だらだらと書いてみました。

2012年02月20日

2月20日(月) 晴れ −12.1〜6.1℃
 朝の冷え込みは厳しかったけど、日中はポカポカと温かく、日差しもまぶしくて、やはり季節の移り変わりを感じさせられます。

 光市母子殺害事件の被告に死刑判決確定。この事件に限らず、残虐な事件のたびに、ネット上では「死刑は当然」「被害者と同じ苦しみを与えてやればいいんだ」といった論調がわきあがります。私の中にも、そういう感情が渦巻きます。しかし、どうしても引っかかるのです。被害者の、遺族の苦しみ、悲しみを思いやるのはいいとして、加害者への憎しみまで共有することに、はたしてどういう意味があるのでしょうか? それは中東で行われているようなテロの応酬と、本質的に違うものでしょうか?
 今回の事件では、死刑判決が出たことで、言ってみればおさまりがついたわけですが、仮に無期懲役のまま確定していたとしたら? 橋元徹氏が知事になる前にテレビ番組で、「担当弁護士に懲戒請求をすればいい」と煽ったことで起きた騒ぎを思い出します。あれは被害者や遺族の悲しみの代弁というよりも、無関係な第三者が勝手に共有した憎しみに駆られた行動なのではないでしょうか?

 だからどうだって所までは結論があるわけじゃないんです。ただ自分は、悲しみを思いやっても憎しみまでは共有しないような自分でありたい、それだけです。

2011年04月12日

4月12日(火) 晴れ −4.0〜12.3℃
 予定より3週間ほど遅れて、味噌の仕込みを始めました。毎年2回に分けて仕込んでいますが、去年は4月4日には2回目の仕込みを終えていたのに、今年は4月中旬にしてまだ1回目。農作業が幾分暇なうちに終わらしておきたかったんですが、震災関連のニュースを見ていると、どうにもテンションが上がらず… 多少忙しくはなりますが、麹の保温は温かくなっている分、多少は楽になるはず。

 今日の作業は蒸米。一昼夜水につけた玄米を、薪の火で蒸します。今日は風が強く、おまけにここしばらく雨がほとんど降っていないので、火の取り扱いには要注意です。かまどの周辺の枯れ草に、あらかじめホースでたっぷり水を撒きました。
 もうちょっとで蒸米が終わるってところで、火災発生を知らせるサイレン! 私の所属する分団にも出動指令が出ました。ここで作業を中断するわけにもいかず、とにかく米を蒸し終え、かまどの周りの火の始末をしっかりやってから現場に急行。どうやら畑のそばでゴミを燃やしているうちに、風にあおられて燃え広がって、まわりの土手草からさらに山火事になりかかっていました。
 鎮火の目星がついたところで、私は一旦帰らせてもらって、蒸した米に麹菌を植え付ける「床揉み」の工程。近所の新規就農仲間のN君に助っ人に来てもらって、大急ぎで終わらせてから、再び火災現場へ。幸い今度はほどなく「幹部を警戒に残して解散」となりました。

 思えば、去年も味噌の仕込みをしている時期に火災がありました。春先は枯れ草など燃えやすいものが周りにたっぷりある上に、空気も乾燥しがち、さらに風邪の強い日が多いと、思わぬ失火を招きやすい条件がそろっています。あらためて自分も油断は禁物と、気を引き締め直しました。

2011年02月06日

2月6日(日) 晴れ 8.0〜−6.4℃
 「東京都の石原慎太郎知事は4日の定例会見で、「今さら大騒ぎするのは片腹痛い。私の知っているかぎり相撲はそういうもの。昔から当たり前のこととしてあった」と持論を展開した。」(MSNニュースより)
 言ってることは珍しくもっともだし、大相撲に対して一家言持ってるのもわかる。しかし、なぜ定例記者会見で? 直近の春場所は大阪開催だし、相撲協会に対して都知事が何らかの許認可権限を持ってるわけじゃなかろうし、かつて理事就任要請も辞退したとのことで、要するに石原都知事とは関係ない話。都政とは関係ない話になると石原知事の舌鋒は一層鋭くなるようで、知事にへつらう記者が勇ましくぶった斬ってくれるのを期待したのか、あるいはなにか暴言失言をかましてくれるのを期待したのか? と勘繰りたくなる。

 さて、本題の八百長について。大相撲は元来神にささげる神事であり、由緒正しい武道であり、寸鉄まとわぬ力士(ちからびと)同士が戦う格闘技であると、建前上はなっています。しかし相撲文化が花開いた江戸時代には、興行・見世物としての側面が強くなっていたわけです。そのころからすでに八百長はあったようで、いわば脈々と受け継がれてきた、相撲の伝統の一部とさえ言えます。伝統であればこそ、今までたびたび疑いが指摘されても、あるいは角界をはなれた元力士からの証言が出されても、まともに向き合うことなくなおも受け継ごうとしてきたわけです。
 今回はメールの復元という形で動かぬ証拠を突きつけられ、3人が関与を認めたとのこと。しかし一方で、携帯電話の提出を求められた力士の中には、「家族に壊されてしまった」として提出を拒んだ人もいたとか。証拠が揃っていても、簡単に認めるわけにはいかないほど、角界全体にひろく深く行き渡っている問題なのかもしれません。一相撲ファンとして、今度こそ積み重なってきた八百長問題を一掃してくれることを願います。

 さて、今回八百長問題が発覚したのは、野球賭博問題を捜査していた警察が、捜査の過程で出てきた八百長の証拠を表ざたにしたことからですが… それが角界の正常化につながるのなら喜ばしいことかもしれませんが、捜査の過程で知り得た操作対象者の秘密を、捜査対象となった犯罪行為とは直接関係ないのに、こんなに大っぴらにしていいものなのでしょうか? 八百長そのものを罰する法律はなく(観客から詐欺行為で告発される可能性はあるけど)、要するに警察の守備範囲外だったわけですが… どういう経緯でこの情報をリークするにいたったのか、ちょっと気になります。 


2010年11月27日

11月27日(土) 晴れ 10.9~0.5℃
 今日は長野有機農研のイベントで長野市へ。急増するシカやイノシシ、クマなどの獣害をふまえて、鹿肉料理の講習会とシンポジウム。なんだかローカル局のニュースで一瞬肉を切ってるシーンが映ったらしいです。
 地元では「鹿肉は臭くて硬くてまずい」という評価が一般的ではありますが、きちんと下処理された鹿肉はなかなかの美味。獣害対策の一環として頑張って食べるのではなく、立派な食材として鹿肉も成り立つのです。

 政治がらみの話をちょっと。北沢防衛大臣が自衛隊施設内で民間人が政治的な発言をすることを抑制する旨の通達を出したんだそうで、産経系のネットニュースが「言論封殺だ」と盛んに噛みついています。

 自衛隊は、先日図らずも仙石官房長官が失言で示したように、まかり間違えば非合法的にこの国の政治をひっくり返す実力を持った組織です。それを知っているからこそ三島由紀夫は市ヶ谷で決起を呼びかけたりしたわけです。そして当時の賢明なる自衛官たちは、自分たちの実力の恐ろしさをちゃんと理解していて、誰も決起に応じなかった。このことを産経関係者は、いったいどの程度分かっているのか? このニュースによれば、問題となった発言は自衛隊員に向かって「一刻も早く管政権をぶっ潰そう」という趣旨だったとか。どちらの方がより危険な兆候でしょうか?
 罷免された田母神元航空幕僚長は、自衛隊の海外派遣を違憲とする発言が出た時に「そんなの関係ねえ」と当時流行のギャグを使って無視する意向を示しましたが、これなんか公安警察によって暗殺されたっておかしくないくらいの超ウルトラ問題発言ですが、産経さんはそれについちゃあ危険な兆候だとは思わないんでしょうか?

2010年11月23日

11月23日(火) 晴れ 10.3〜2.3℃
 「竹腰かずゆき」ではなく、「竹越かずゆき」さんでした。あと、CD発売の許可を貰いに行った人物は、また違うコピーバンドの方なんだそうで、別人でした。

 この秋何度か動員のかかった鹿よけのネットを張る集落の共同作業が、とりあえず一段落。集落の東半分を金網で囲った形。せっかくの美しい景観を損なうし、人間が檻に囲まれているという図は、滑稽でもあります。まあほとんど自業自得なんですが。来年は西半分も囲う予定。

 

2010年11月21日

 2006年のゴダイゴ再結成以来、サポートメンバーとしてしばしば参加しているシンガーソングライターの竹腰かずゆき氏は、こどものころからのゴダイゴファンで、小学校の卒業文集で書いた将来の夢が「ゴダイゴになる」ことだったとか。夢をかなえちゃったわけです。
 私がゴダイゴファンになったのは西遊記やビューティフルネームなどの全盛期のころですが、竹腰氏が卒業文集を書いたころは、おそらく活動休止直前のすっかりマイナーになってた時期。何きっかけでファンになったんだろう?
 音楽活動をするようになり、ゴダイゴのコピーをやったところ、声質がタケカワユキヒデにそっくりなことから評判になり、「それじゃあいっそCD作っちゃうか」とミッキー吉野のところに許可を貰いに行ったら、たいへん気に入られてサポートメンバーに入ることになったんだそうです。

2010年03月10日

 長野県の名産品、八幡屋磯五郎の七味唐辛子に異物混入の可能性なんだとか。買い置きがあったはずと思い、調べてみるとドンピシャ。交換してくれるらしいけど、面倒だな…

 JAYWALKのボーカル、覚せい剤所持で逮捕。さらに自宅からは大麻など他の薬物も… 「何も言えなくて 夏…」、カラオケとか軽トラの中でよく歌う曲なんです。残念だ…

2009年12月05日

12月5日(土) 曇りのち雨 9.6〜−2.6℃
 だからと言ってどうということもありませんが、何となく感慨深いのです。さあさ、新たな出会い探しに邁進しましょ。

 今年のJリーグは鹿島アントラーズの3連覇で閉幕。愛する浦和レッズは、今日のアントラーズ戦に0−1で敗戦。シーズンを6位で終え、さらに目の前で鹿島の胴上げを見る屈辱を味わいました。今日の試合に関してはどっちに転ぶかわからない白熱した展開でしたが… 少ないチャンスをものにしたアントラーズに比べ、レッズはパスはよく回るものの、ゴールに向かう工夫が足りなかったのは明らか。サポーターの掲示板を覗くと、「今季を象徴する内容」という評価が多かったようです。
 ただ、昨年・一昨年のゆるい負け方に比べると、最後まであきらめない気迫は感じられました。来季は大幅に選手が替わる可能性が高そうです。2年遠ざかっているタイトルを、是非!

 その浦和レッズに天皇杯で土をつけた松本の地域クラブ、松本山雅が、全国地域サッカーリーグ決勝大会で奮闘中。何と3日間連続で試合をするという、サッカーでは非常識な日程のなか、昨日はPK戦の末惜敗しましたが、今日は横浜のチームに1−0で勝利。明日勝つか、PK戦での敗戦なら、3位のチームが大勝しない限り、全国リーグとなるJFLに昇格できます。同じ長野県内といっても、佐久と松本では地域が全然違うのですが、ここは近所ってことで頑張ってほしい!

2009年12月02日

12月2日(水) 晴れ 10.2〜−2.2℃
 先日郵便局に行った折、記念品としてあれこれもらった中に、洗濯用の合成洗剤がありました。私は普段、洗剤の類は純石鹸を極力少なめに使うことを旨としていまして、合成洗剤は全く使っていません。頂き物でもらうことがあっても、他の人にあげちゃったりでしたが、今回は何となく気まぐれで使ってみる気になりました。その結果… 表題のとおり、激しく後悔しました。香料の匂いがきつ過ぎる! すすぎ・脱水を終えても、干しあがってからも、とにかく臭います。この手の人工的なにおいに慣れている方にとっては仄かないい香りなのかもしれませんが、ほとんど縁のない生活を送っている私にとっては、限りなく悪臭に近い刺激臭です。やっぱり慣れないことはするもんじゃありません。