二葉と俊樹の入れ替わり説、説明はこちらです。

年号は推定です。±1年程度のズレがあるかもしれません。
『』は角川スニーカー文庫 『君の名は。 Another Side:Earthbound』 本文からの引用です。

■1985年頃
 宮水二葉(17)は夢の中で、2014~2016年もしくはもう少し先の未来の宮水俊樹(58~?)と入れ替わる。何度か入れ替わりを繰り返すうちに、彗星被害から町民を救った筋書き、自分が死ぬ運命を悟る。

 また、未来を知ったことと、60歳前後の政治家のフリをしなければならなかった手前、齢17歳にして人の相談に的確に答える力を身につける。それが町民からは人智を超えたような神格が備わって見え、町民から神のように崇められる。

本文引用:『まるで、《この世のすべての疑問に対する正しい答えが書かれた本》を持っていて、それをいつでも参照できるかのようだと俊樹は思う。高校を卒業するかしないかのころから、こうした相談ごとが舞いこむようになったのだと二葉は言っていた。』

☆この部分は推測ですが、おそらく二葉も三葉が瀧に会いに行ったように、俊樹に接触しようとした可能性があります。当時の俊樹(29)はまったく覚えていないし身に覚えもないでしょう。 二葉にとっても、入れ替わった先の時代があまりにも未来な為、時系列のズレにも気づいていて、若いだろうことは承知で会いに行ったのではないかと思われます。この時の接触が入れ替わりのトリガーになり、またその後溝口俊樹は何かに導かれるかのように宮水神社へやってくることになります。


■1993年頃
 溝口俊樹(37)が宮水神社にやってきて、二葉(25)と出逢う。
 この時二葉は、俊樹を見て『何かに驚いた顔をして、それからすぐに「あら」と言ってにっこりした。まるでしばらく会わなかった親しい友人を迎えたような破顔だった』
 『女性は長いこと探していた大事なものを今見つけたような笑みを含んで俊樹を見ていた。』

 二葉は入れ替わり後なので、俊樹に運命を感じるものの、俊樹は入れ替わる前なので、二葉の態度を不思議に思う。
『自分の背後に別の客人がいるのかと俊樹は一瞬振り向いたくらいだ』『(何だ?)』

 また、別れ際に俊樹がその時の態度について尋ねると、二葉は『「どうしてだかわからないのですが、初めてお会いしたとき、私はあなたと結婚するような気がしたのです。どうしてでしょう。ふしぎですね」』と言った。

 その後、二葉の口説き文句に俊樹はまんまと落ちて、二人の距離はどんどん縮まってゆく。

■年号不明
 俊樹と二葉が結婚する。
 民俗学者としての職も、親族もすべて捨てて、二葉と結婚し神職についた俊樹が、自分の運命を不思議がっていると二葉は言う。『この世のすべてはあるべきところにおさまるんやよ』

■1996年
 三葉出産
 二葉の台詞『この子も、なにかしらの意味があってここに生まれてくるんやよ』

■2003年
 四葉出産

■2005年
 
二葉(37)は三葉(9)に里芋の剥き方など家事を教え始める。
 包丁を使わせるのは早すぎるのでは、と言った俊樹(49)に二葉は、
『この子たちには少しでも早くいろいろなことを教えておきたいから』
 二葉は自分の死期を悟っていた為、準備を始めていた。


■2007年
 二葉(39)、病気を発症するも、大病院への入院を拒み続け、亡くなる。
 二葉が最後に俊樹に宛てたメッセージは、『《これがお別れではないから》』
 俊樹(51)は『いつも正しいことを言っていた彼女が、最後に間違えた。死ぬということは、最終的な別れではないか。』と悲しみにくれ、かなり荒れる。
 二葉の死を運命として受け入れる一葉や町民が憎らしくなり、糸守町にはびこる宮水神社への信仰を恨み、それを薙ぎ払う為に政治の道に進むことを決意する。

■2009年
 俊樹(53)糸守町長に当選する。

■2013年
 映画本編の、三葉(17)と3年後2016年の瀧(17)との入れ替わりが発動する。

 瀧が入った三葉と遭った俊樹(57)は、中身が三葉ではないことに気づき、そして二葉と出会った20年前に想いを馳せる。
 そして、様々な二葉と語った言葉を思い出して、三葉が言う彗星被害から町民を救える自分の立場に気づき始める。
 そこへ異常事態を察した一葉と四葉が面会に来たことで、ほぼ確信に変わり、元の体に戻った三葉本人が説得に来た時にはすでに、確信していた。

『今、自分が、この立場で、ここにいるということが、定められたひとつの導きだというのか。 三葉の非現実的な言葉を聞くことのできる自分が、町のすべての人々に干渉できる権限を持っている。』
『そういうことすべてが、「あるべきところに自然に導かれる」ということなのか。自分は意味があってここにいるのか。』

 そして、三葉の顔を見た俊樹は思う。
『とてもなつかしい顔をしていた。完全に同じではないが、はっきりとした面影が残っていた。もう二度と見ることができないと思っていた顔が、そこにあった。』
『そうだ。二葉の言った通りだ。あれがお別れではなかった。彼女はいつも正しかった。』

 そして町民を糸守高校に避難させ、500人を超える町民の命を救う。

■2016年
 瀧が、2013年の三葉と入れ替わる。

■???年
 俊樹(58~?)は1985年、17歳の二葉と入れ替わる。
 そして『《これがお別れではないから》』という二葉の言葉の本当の意味を知る。
 良かったね、俊樹( ;∀;)!!

 以上、私が考察しました『君の名は。』新説でした。