冬に色づく柑橘系の樹木は好きだ。冷たい空気のなか、常緑の葉に包まれてある丸く黄色い実。弱くなった陽射しを補うために空からおりてきた小さな太陽のようだ。
ピンク色の山茶花は満開。
庭先の木から木へ、または金網にからまるカラスウリ。乾いた実は白っぽくへこりとくぼみ、蔓はしなやかさを失いパリパリと折れ曲がっている。
揺れる電車の沿線に見えるそれらの色へ視線を飛ばして遊ぶ。
何故こんなことになったのか、もやは記憶が遠い。
先へ先へと延びる線路をぼんやりと眺める。
車両の一番前の席を陣取ったが、仕切板があるため、運転士の姿はレバーを握る左手しか見えない。厚みのあるその手は時折レバーに置かれたまま、確認するように前方を指差す形を作る。
電車の揺れは眠気を誘う。
ゆらゆらと心地よい眠りの波に漂いながら、運ばれながら、こんな人生もありかな、と思う。
やわらかさと気の強い感じが同居する響きのいい言葉を宝物のようにつぶやいてみる。
ピンク色の山茶花は満開。
庭先の木から木へ、または金網にからまるカラスウリ。乾いた実は白っぽくへこりとくぼみ、蔓はしなやかさを失いパリパリと折れ曲がっている。
揺れる電車の沿線に見えるそれらの色へ視線を飛ばして遊ぶ。
何故こんなことになったのか、もやは記憶が遠い。
先へ先へと延びる線路をぼんやりと眺める。
車両の一番前の席を陣取ったが、仕切板があるため、運転士の姿はレバーを握る左手しか見えない。厚みのあるその手は時折レバーに置かれたまま、確認するように前方を指差す形を作る。
電車の揺れは眠気を誘う。
ゆらゆらと心地よい眠りの波に漂いながら、運ばれながら、こんな人生もありかな、と思う。
やわらかさと気の強い感じが同居する響きのいい言葉を宝物のようにつぶやいてみる。







このポスターの背景上部の色合いとそっくり。






