2007年04月11日

ブログは犯罪を誘発するのか

昨日、出がけにバタバタしていたら、つけっ放しのTVからこんな言葉が聞こえてきた。

「ブログというものがなければ、こんな犯罪は起きなかったわけです」

発言者は精神科医として著名な香山リカさんで、話題は諏訪の放火魔 くまぇりだった。

短期間に放火を繰り返し、その模様をブログに掲載してた、という事件だ。

  懲役10年の判決を受けた彼女のニュースはこちら

「この事件は、ブログに掲載するために放火を繰り返した、という特異な事件で、以前は田舎にいると(ブログのように他者に発信する手段がなかったため自己アピールを)あきらめていたわけです。それがブログのようなものがあったため、この女性は犯罪を犯してしまったという一面も…」(注:うろ覚えなのでセリフは正確ではありません。こんな意のことを言っていたように聞こえただけ)

むむっ、香山さん、その言葉は誤解を招く。

ブログは犯罪を誘発するのですか?

ミルミル始め、ブロガーは犯罪者予備軍ですか?

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くまぇりの事件は特殊だった。

ブログの話題作りに放火を繰り返す、という行為は異常で、確かにブログという手段がなければ放火しなかった、と論理をつむぐことは可能ではある。

だがそれは「携帯電話がなければ誘拐事件は起きなかった」とか、「ATMがなくて全部窓口応対だったら振り込め詐欺は増えなかった」とか、「車がなければ交通事故はない」とか、と言うに似て、本質から目をそらす。

どんな道具も悪用する輩はいるわけで、それらの人々にかかればマッチ1本も放火の道具だし、携帯電話も盗撮の手段でしかない。

我々ブロガーは毎日のネタを探すために努力している。時にヘンなものを買ったり食べたり、それで自爆しても、自分が燃える分には誰にも迷惑がかからない。他者を苦しめる放火とは全く違う。

TVを見る層はブログを読み書きする層とはちょっとずれている。あの「ネットは犯罪の温床」という極めて短絡的な意見を助長しないかと心配だ。

ブログは新しい表現手段で、ミルミルのように株仲間で情報交換したり、純粋に自己表現を楽しんだり、地震の時救助の輪を広げたり、メリットの方が計り知れない。

一方で、そのブログを悪用して放火犯が出たことに、香山さんが精神医として非常に衝撃を受けた、ということは想像できる。彼女がそれを「残念だ」と思っていることも。

言葉は誤解を招きやすい。一瞬で電波に乗り、消えてしまう言葉はなおさらだ。

話す側の注意も必要だが、聞く側も注意深く、受け取らねばならない。

昨日は一日「ブログは犯罪を誘発するのか?」と結構考え込んでしまった。

いやいや、誘発するのではない。ブログを犯罪の手段として使う者も世の中にいる、それだけのことだ。

増えないことを願うばかりだ。



mujinakko_2009 at 06:46│TrackBack(1)

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