【無】無印良子の持込映画館

ごくたまに映画に関する日記を書きます。

素晴らしい主題歌。「once ダブリンの街角で」

第80回アカデミー賞歌曲賞受賞。素晴らしい主題歌。

D・フィンチャー監督「ドラゴン・タトゥーの女」

フィンチャー監督といえば色調を抑えた暗い画づくりが特徴ですが、この作品は北欧が舞台なだけにその手腕が遺憾なく発揮されていて、とにかく映像が美しかったです。極寒の冬の空気感や雪に閉ざされた町の閉鎖的な匂い、そしてそこに浮かぶ家の光までが、どこか生と死の境界線のような危うさをもって表現されています。原作は映画の前に読みました。よく「原作の方が良かったうんぬん…」とつまらない比較をする人もいますが、私は原作と映画を割り切って楽しめるタイプなのでどちらも純粋に面白かったです。たしかにけっこうはしょられている部分はありましたが、むしろ原作のあのボリュームをあの映画の時間で、ほぼ破綻なくまとめられたことの方が私はすごいと思う。私がフィンチャー贔屓だからそう思うのかもしれませんが…。

しかしいろいろとこの作品について考えてみると、けっきょくのところ自分は予告を観ている時期が一番ワクワクしていました。本当にカッコいい予告です。初めて映画館で観たときは、かなりぐっときた。トレント・レズナー(ナイン・インチ・ネイルズ)とカレン・O(ヤー・ヤー・ヤーズ)によるレッド・ツェッペリンの「移民の歌」のカヴァーが、フィンチャー監督の乾いた映像にすごくマッチしています。

そら

2012年4月12日 午前9時 快晴
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Tahiti80のグザヴィエ・ボワイエが歌うCM曲

 録りためていた「ファッション通信」(BS JAPAN/毎週土曜日23時〜)を観ていたら、すごくナイスなCMを発見しました。キョンキョンこと小泉今日子さんが出演している資生堂エリクシール シュペリエルのCMです。

 やっぱりキョンキョンは可愛いいねぇ……と惚けながら見ていたのですが、よくよく耳を澄ませるとバックに流れている曲が最高にカッコいい。そしてこの特徴ある憂い声、間違いなくTahiti80のグザヴィエ・ボワイエと確信。

 久々のTahiti80の新曲? それともグザヴィエのソロ?

 期待に満ちた心で調べてみたところ、この曲は音楽プロダクション株式会社THIRTIETH(サーティース)制作によるオリジナルCM曲とのこと。今のところCD化の予定はないそうです。うーん残念。

■資生堂エリクシール シュペリエル公式サイト(ここでCM曲聴けます)
http://www.shiseido.co.jp/eis/index.htm

ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル


フォスベリー


チュ・チュ・トゥ・タンゴ

こちらはグザヴィエのソロアルバム

退廃的なサウンドが心地い〜ウルトラ・オレンジ&エマニュエル

 ジュリアン・シュナーベル監督「潜水服は蝶の夢を見る」で使われていたウルトラ・オレンジ&エマニュエルの「Don't Kiss Me Goodbye」(♯7)がずっと耳から離れません。エマニュエルの独特なアンニュイ・ボイスと乾いたサウンドが心地よく耳に残り、なんだかノスタルジックな気持ちになってしまう曲です。

 ちなみにエマニュエルはロマン・ポランスキー監督の奥様エマニュエル・セニエです。「潜水服は蝶の夢を見る」では主人公の元奥さんを演じていました。また「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」では娼婦役もやってました。しかし女優のお遊びバンドと思って侮ってはいけません。ハマる人にはとことんハマるであろう、気怠く可愛い、ちょいエロボーカルです。

ウルトラ・オレンジ&エマニュエル

iTunesで「Ultra Orange & Emmanuelle」で試聴できます。

ひな祭りに思うこと。

ひな祭り

 3月3日です。ひな祭りです。女の子のすこやかな成長を祈る日です。桃の花とガーベラ飾って甘酒のかわりにビールを飲んで自分の成長を祈りました。

 久々に母ミチコの話しをします。ミチコは残念を通り越して無念なほどの面倒くさがりです。特に料理に関しては「手作り」という概念がまったく無く、幼少の頃「良子、茶碗蒸しが食べたい」と言った娘に対し「茶碗蒸しはお寿司屋さんしか作れない」と真顔で言い放ったほどの女です。

 そんなミチコですが、雛飾りは無印が生まれてから今まで、毎年一度も欠かすこと無く出してくれています。7段ほどある大きな飾り段の骨組みを組み立てるだけでも大変なのに、さらにその上に男雛、女雛、三人官女、五人囃子、右大臣と左大臣、三歌人、ひし餅、牛車、楽器、箪笥、鏡台などなど、細かい飾りを器用に並べていきます。

 娘の成長を願う思いを人形に託す母の気持ち。とてもありがたいことです。

 ただミチコは他の家のお母さんに比べると娘の成長をいくぶん強く望みすぎるらしく、出した雛飾りをなかなか片付けてくれません。いつだかはGWに帰省した際、甥っ子の端午の節句の五月人形と無印の雛飾りが仲良く並んでいました。フリーダムです。ノールールです。ノーボーダーです。いろんな意味で欲張り過ぎです。さすがミチコです。

  「雛飾りは片づけが遅れるとお嫁に行くのが遅くなる」
  という言い伝えがあります。

 最近ではそれがリアルになりつつある無印良子です。母よ。娘のすこやかな成長はもうこれ以上望まなくてもいいから、せめて4月前には雛飾りを片して欲しいです……。

ディズニー 段飾り


 忙しいを言い訳に年々帰省する回数が減り、私は私のために飾られた雛人形を見ない年が何年か続いています。それでも離れて暮らす娘のため、毎年変わらずに大きな雛飾りを出してくれる母に、愛情の深さを感じています。ー「クッキーはケーキ屋さんしか作れない」ー。そんなつまらない嘘を付き、娘に手作りクッキーも食べさせなかった母ですが、やはり私には最高の母ミチコです。

アカデミー授賞式の司会者によるニコルソン・イジり。

 アカデミー授賞式は司会者の辛口ジョークが面白い。

 前回のエレン・デジェネレスは自身がレズビアンであることをカミングアウトしているので、こんなジョークを。

 「(私が司会だから)今年は黒人かユダヤ人じゃないとオスカーは取れないわよ」

 さて今年は前々回も司会を努めたジョン・スチュワートが再び司会者に。日本での知名度は低いですが、エレン・デジェネレス同様、アメリカではとても人気のあるコメディアンです。そのジョン・スチュワートさんのコメントで一番笑えたのがこれです。

 「会場には妊婦がいます。ジェシカ・アルバにケイト・ブランシェット。
  しかしジャック・ニコルソンもいます。
  授賞式が終わる頃には妊婦の数は増えているでしょう」

 このパンチの効いた俳優イジりをお見舞いされたニコルソン、かなり嬉しそうに笑っていたのが印象的です。

ディパーテッド

御歳70歳にして今もなお奇妙な言動、性的ゴシップ、絶対的な演技力でハリウッドに君臨するニコルソン。「ディパーテッド」で共演したレオナルドは、ニコルソンのネズミのモノマネ演技に本気でチビリそうになったとインタビューで話していた。無印も寒イボたちました。

アバウト・シュミット

年相応にこういったダメ親父も演じられるのが、またハリウッドで一目置かれるところなのでしょう。

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜作品賞

 おお! やっぱり「ノーカントリー」ですか!

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜監督賞

 ジョエル&イーサン・コーエン監督! 助演男優、脚色賞に続き監督賞もゲット。

 ということは、このまま作品賞も!?

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜主演男優賞

 きました! 大本命ダニエル・デイ=ルイス!

 「マイ・レフトフット」(1989年)以来2度目の主演男優賞受賞!

マイ・レフトフット

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜主演女優賞

 「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」のマリオン・コティヤールが取りました! これはすごく嬉しい。ケイト・ブランシェット、ジュリー・クリスティのアカデミー賞女優を抑えての受賞です。復活劇が大好きなアカデミーだから、ジュリー・クリスティが「ダーリン」以来43年ぶりのオスカー受賞!てことになるのでは?、と勝手な予想をしていましたが、本当に良い意味で裏切られました。

 歌と愛に命を捧げたピアフの生涯を迫真の役作りで演じたコティヤール。これには久々に女優さんの演技で鳥肌が立ちました。

エディット・ピアフ~愛の讃歌~ (2枚組)


世界でいちばん不運で幸せな私


ロング・エンゲージメント


ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜助演女優賞

 「フィクサー」のティルダ・スウィントンが助演女優賞をとりました。個人的には「アイム・ノット・ゼア」のケイト・ブランシェットに期待をしていましたが、ティルダ・スウィントンも好きな女優さんなので、まあ良しとします。ちなみに「アイム・ノット・ゼア」も「フィクサー」も未観なので、本当に勝手なコメントです。

サムサッカー 17歳、フツーに心配な僕のミライ コレクターズ・エディション

この作品で主人公の母親役を演じたティルダ・スウィントンが素敵でした。

第80回アカデミー賞授賞式、勝手に速報〜助演男優賞

 助演男優賞は「ノーカントリー」で寡黙で非情な殺し屋を怪演したハビエル・バルデムに決まりました。つい先日「ノーカントリー」を観たのですが、彼の役は助演というより、すでに主演級の存在感でした。
 
 ハビエル・バルデムは「夜になるまえに」(2000)、「海を飛ぶ夢」(2004)でヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞、「ノーカントリー」ではすでにゴールデングローブ助演男優賞を受賞済み(スペイン人としては初)。文句なしのアカデミー受賞ですね。

夜になるまえに【廉価2500円版】


海を飛ぶ夢

bjorkとコソボ、そして混沌としたグルーヴ感

 bjorkのライブでストーカー行為に目覚めかけた無印です。こんばんは。今夜はそのライブの内容についてお話しします。

 今回は新作「ヴォルタ」のツアーということですが、実際には新旧織り交ぜての選曲で、しかもアレンジはひたすら激しくリズミカル。特に面白かったのが「リアクタブル(reactable)」という、かなり不思議な楽器を使用していたこと。青く光る丸テーブルの上に呪術的な模様が書かれたブロックを置くと、音が発生するシステムらしい。さらにそのブロックを回転させることで、音に変化をつけることができるみたいです。もうこれは口では上手く説明できないので、YouTubeを観て下さい。そのリアクタブルを使ってアレンジされた「Hyperballad」〜「Pluto」への流れは最高でした。bjorkの力強い歌声と生命力に溢れたパフォーマンスに引き上げられ、会場の盛り上がり方も凄まじかったです。

 そしてライブ中「コソボ!コソボ!コソボ!」(ライブの前日2月17日にコソボはセルビアからの独立を宣言)というbjorkの叫びに、とりあえず盛り上がる節操ない日本人(自分含む)。

 なんというかものすごく混沌としたグルーヴ感。

 やはりbjorkは最高でした。



【セットリスト】
00. Intro.
01. Brennid pid Vitar
02. Earth Intruders
03. Hunter
04. Aurora
05. All Is Full Of Love
06. Pagan Poetry
07. Unravel
08. Vertebrae By Vertebrae
09. Joga
10. Desired Constellation
11. Army Of Me
12. I Miss You
13. Five Years
14. Vokuro
15. Wanderlust
16. Hyperballad
17. Pluto
(Encore:)
18. Oceania














無印が持ち合わせていた意外な性質。

 お久しぶりです。突然ですが、昨日bjorkのライブ@武道館に行ってきました。無印は基本的に、何をするにも単独行動の人間です。映画館もライブも旅行もお一人様行動。この歴史はけっこう長く、子供の頃にはひとり、自分対自分でオセロのコマを動かしゲームを楽しんでいたような人間です。いってみればお一人様のエキスパートなので特に不自由を感じた事はありません。いつも映画やライブが始まる前は、両隣のカップルの会話に耳を傾けたり、石になる練習をしたり、ドラゴンボールの登場人物の名前を何人まで言えるかに挑戦したりと忙しいのですが、昨日のライブには偶然にも会社の隣の席のSさんも来ていたので、せっかくだから武道館の中で彼を捜す事にしました。

 「ウォーリーをさがせ!」ならぬ「Sさんをさがせ!」的な。
 
 事前情報は「僕はアリーナ席です」のみ。しかし幸運にも無印は1階のステージの真横の席だったので、アリーナを広範囲に見渡す事ができたのです。

 捜索開始から約15分後。遥か彼方にそら豆ほどのSさんを発見。

 その瞬間、なんとも言えぬ達成感を体中に感じました。その後ライブが始まる10分もの間、私はSさんをずっと観察していました。テーマ曲はホール&オーツの「Private Eyes」。心の中で繰り返される「ウォッチング・ユー」のフレーズ。Sさんが私に気づいてくれる事は無い。でもいいの。そっと影からみつめるだけで……なんて妄想で遊んでいる瞬間、悟りました。

 ストーカーへの第一歩は、こういった些細なきっかけからなのだと。

 無印良子28歳と8カ月。期もせず自分の中のストーカー素質を発見してしっまった夜でした。

北海道のごはん

 北海道日帰り出張は時間的にとても厳しく、現地でゆっくりする事もできませんでしたが、おいしいご飯は満喫してきました。

お昼ご飯。
海鮮丼その2







晩ご飯。
海鮮丼








 どんだけの魚好きだよ、と会社の人にはつっこまれましたが、好きとかの次元じゃないんです。I LOVE 魚、なんです。愛なんです。でもデザートにラーメンくらい食べておけばよかったなと、ちょっと後悔しています。

リアルに、日帰り出張中。

さっぽろ
 今日の札幌はえらい吹雪いていました。都会の真ん中で、吹雪い死ぬかと思いました。でも道民の方は傘ささないんですね……。こんなの日常なんですね。無印は鞄を持つ手が寒さのあまり千切れるかと思ったんですが。

 これから千歳空港に向って、東京行きの最終便に乗り込みます。その前に、ご飯、食べたい。せめて温もりのあるもの、食べたい。

ほんとはそんなに信じていないんだけどね。

あけましておめでとうございます。
地元に帰ると「まだ結婚しないの?」という、ずいぶんなご挨拶をお見舞いされる回数が年々増えてきた無印良子、2008年です。

初詣にて、6歳の甥っ子とおみくじをひきました。

甥っ子=大吉、無印=末吉、の結果でした。

正月やおめでたい時には「凶」がつくおみくじを意図的に外しておく寺社が多いらしいですね。その際、一番悪い結果は「末吉」となりますよね? がしかし、仮にも「吉」がついてるわけだから、末でも「吉」なわけだから、枝に結んで厄を祓う必要もないだろう、と持ち帰りました。

家に戻り、しみじみとおみくじの内容を読んでみると下記の2点に大問題が……。

◯恋愛 深入りするな
◯縁談 むりにすれば腹立ちごとありて後に困ります

恋愛運の「深入りするな」もキツい物言いだけれど、他の運勢の説明文が1行なのに対し、3行もの文字数を使って完全に否定された縁談運が、何気に哀しい。

2008年は「まだ結婚しないの?」という質問に対し「おみくじに反対されたので」を貫き通させていただきます。

では、今年もよろしくお願いいたします。

無印良子

おみくじ

魅惑のマッスルボディ300人集合〜「300」

 先日三連休をとりました。三日連続休めるなんて何ヶ月ぶりだ?って話しでした。で、久々の三連休に何をしたかというと、特に何もしなかったんですけどね。なんの約束もない72時間! 何者にも拘束されない72時間! 出たくない電話に出なくて良い72時間!

 さて、がっつりと時間ができたので半年以上も前に録画しておいた「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(約9時間)のイッキ観を敢行。集中力の無い無印にとって、これはまさに時間との戦い。そしてそもそもファンタジー作品は得意じゃないってことを3作目の開始20分あたりで思い出し、気分がいっそう重たくなる。しかし世界の破滅を食い止めるべく、ホビットもエルフもドワーフも人間も死ぬ気で悪と戦ってくれていたので、無印も死ぬ気で眠気と戦いながらその物語の結末を観届けました。

 そして続けて観たのが「300」。これはもう、……濃い!熱苦しい!鬱陶しい!の三拍子揃い。見事に割れた腹筋のマッチョマン300人が心許ない腰当て一枚で暴れ回っている様子を見せ付けられ、いろんな意味でハラハラ&息苦しさを覚えました。

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)

 紀元前にテルモピュライ(ギリシャ共和国)で起こったスパルタ人とペルシア人の戦闘「テルモピュライの戦い」をモチーフにした映画。イラン政府の「この作品はイラン人の先祖であるペルシア人を激しく冒涜している」との非難に対し、製作者側は「戦争物語を真実と異なる形で語っているもので、歴史を正確に伝えるものではない」と、この映画が実際の事実とは異なることを認めています。モノクロトーンの映像に戦闘シーンでスローモーションを多用した演出は、かなり過激なファンタジー作品風。そして何よりファンタジックなのは、スパルタ人の見事に割れた腹筋の隆起。それ自体が意思を持った生命体のようでした……。


ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX

無印はヴィゴ・モーテンセン演じるアラゴルン(右から3人目)が好みです。

タイトルをマイナーチェンジ。

 突然ですが、タイトルを少し変えました。

 【無】無印良子の持込映画館(旧題)
 ごくたまに映画に関する日記を書きます。

 2005年の3月からスタートした無印の映画ブログですが、ここ1年でめっきりと映画の話題が減ってしまいました。タイトルに映画って言葉が付いているのに映画の話題が少ないじゃん、と日々自分ツッコミを入れていたわけです。しかしメディアマーケティング部のKさんが付けてくれた「【無】無印良子の持込映画館」は気に入っているので変えたくない。じゃあタイトルの最後に「(旧題)」を付けてそのまま使用しよう、という安易な考えでこうなりました。というわけで新タイトル不在なまま、これからは「ごくたまに映画に関する日記を書きます」的な感じで行かせていただきます。

沢田研二さんが13年ぶりに紅白出場?のつづき。

 紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。

 そこに沢田研二さんの名前はありませんでした。

 とりあえずひと安心。でも何でしょう。「あ、やっぱり出ないんだ……」とひとり呟いた声には少しばかり淋しさが混じっていました。これが複雑な乙女心ってやつですかね。

 そして「タイガース時代のジュリーは若すぎるからNG」とか言いつつも、しっかりとタイガース主演映画はチェックしちゃう。まあこれも複雑な乙女心ってやつですね。

ザ・タイガース 世界はボクらを待っている


ザ・タイガース 華やかなる招待


ザ・タイガース ハーイ! ロンドン

この三作でヒロインを演じた久美かおりさんがとっても可愛らしい! しかし嫉妬したジュリーファンの嫌がらせや脅迫に耐えきれなくなり、芸能界から引退してしまったらしい。いつの時代も女は怖い。

沢田研二さんが13年ぶりに紅白出場?

 大晦日の紅白に沢田研二さんが13年ぶりに出場か? なんてニュースを耳にしました。今年の8月に作詞家の阿久悠さんが亡くなり紅白でも阿久悠さんの特集を組むことは間違いない。そこで阿久さんの作品、「勝手にしやがれ」「時の過ぎゆくままに」「ダーリング」などを大ヒットさせたジュリー(沢田研二さん)に出場の期待がかかっている、という話らしいです。

 無印はジュリーが好きです。ただし期間限定、72年〜85年あたりのジュリーが好き。タイガース時代は若すぎるし、85年以降はちょっと崩れはじめているのでNG。とにかく誰がなんと言おうとも、無印にとってジュリーの旬は72年〜85年になるわけです。

 そんなわけで2007年現在のジュリーが紅白に出場するのは、個人的に大反対。なにも激しく変貌したジュリーを無理にひっぱりだして昔の曲を歌わせなくても良かろうよ。昔の映像を使ってくれた方が親切じゃないかい? それとも踏み絵か? 踏み絵的な試練なのか?

 これが今のジュリーです。それでもあなたはジュリーのことが好きですか?

 別に今のジュリーだって嫌いじゃないですよ。「カタクリ家の幸福」(2002年)や「幸福のスイッチ」(2006年)のジュリーはとっても良い役者さんです。でもやっぱり今のジュリーに昔のヒット曲を歌わせるのは、なんか痛々しい空気が流れるような気がしてならないんですよね……。

カタクリ家の幸福


幸福のスイッチ

「限りなく透明に近いブルー」とパイナップルの缶詰

4ba5b24e.JPG 飲んで朝帰りの途中、公園の橋の上から東の空を眺めたら、徐々に日が昇り始めていました。ふと思い出したのが村上龍の「限りなく透明に近いブルー」です。10年以上も前に読んだ本なので、内容は限りなくうろ覚えに近い。福生に住む若者たちのドラッグとセックスに溺れた日常を描いていたような……。で、なんか強烈に頭に浮かんだのが、パイナップルの缶詰。だぶん小説の中に出てきたんですね。無性にパイナップルの缶詰が食べたくなってコンビニを3店まわりましたが、どこにも置いてなかったです。置いてないもんだね、パイナップル缶。




限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

79年に作者の村上龍自身が監督を務めた映画では、三田村邦彦と中山麻理が共演してました。なんつーか感慨深いものが……。公開当時、興行的には惨敗だったようですが、無印の記憶としてはそんな酷い映画ではかったと思います。現在市場には中古DVDしか出ていないのが残念。


限りなく透明に近いブルー VHS

取り残されて……

先日やっと仕事が一段落し、友人に会うため久方ぶりに盛り場へと足を運びました。

なんつーか、街がクリスマスに向かって浮かれ気分になっているのが、イラッときたね。

なんかオレ、季節に取り残されてる…?

で、久しぶりに会った友人からこの報告。

「彼にプロポーズされた」

「…………おめでとう!」

やっぱりオレ取り残されてる?いろんな意味で…

「彼の写真とかないの?見せてよ」と無印。

「プリクラでいい?」と携帯を取り出す友人。「今って便利だよね〜。撮ったプリクラが携帯に送れるんだから」

……プリクラってまだあったんだ。つーかそんな進化を遂げて生き残ってたんだ……。プリクラがたどった進化の恩恵にあずかることなく、あたしは生きてきたよ。

気分が落ち込んだ時にはこれを観よう〜Carlton Draught のCM

 オーストラリアのビール「Carlton Draught」 のCM。「フラッシュダンス」のパロディですが、かなり素晴らしいです。審査員の仕草とか、ダンスの振り付けとかけっこうきちんと再現している。だた、踊っているのは肥えたおっさんだけど。海外のCMってバカバカしいのを本気作り上げてるところが好きです。



フラッシュダンス


「スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組み)」が12月に発売になります。

 「スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組み)」が限定生産で12月7日(ジョン・レノンの命日の一日前。関係ないけどね)に発売になります。

 収録作品は「2001年宇宙の旅 スペシャル・エディション(2枚組)」「時計じかけのオレンジ スペシャル・エディション(2枚組)」「フルメタル・ジャケット デラックス・エディション(1枚組)」「シャイニング スペシャル・エディション(2枚組)」「アイズ ワイド シャット スペシャル・エディション(2枚組)」の5作品がリマスター&ワイド・スクリーンで収録。さらに特典ディスクとして「STANLEY KUBRICK: A LIFE IN PICTURES(1枚組)」をプラスした豪華10枚組になっているらしい。ちなみに特典ディスクは単品販売は行わないので、このBOXを買い逃したら手に入らないらしい。

 デザインがなかなかステキなBOXですが、個人的には「シャイニング スペシャル・エディション(2枚組)」だけ欲しいなと思ってます。でもやっぱり「シャイニング」も単品販売はしないんですって!

 すでにジャック・トランスという名前が不吉な予感ムンムンの「シャイニング」、大好きです。オープニングの空撮で画面にヘリコプターの羽の回転が若干映りこんでいたり、崖にもヘリコプターの影が映っていても、大好きです。 あと雪山のホテルに向かう途中、トランスが息子のダニーに聞かせた話を覚えてますか? 

 ロッキー山脈で遭難して、仲間の人肉を食べて生き延びたドナー隊のこと……。

 あれ、本当にあった話なんですよ。 怖ぇっ!!

【初回限定生産】スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組み)

近所の気になるお店・その2〜「古本 すうさい堂」

すうさい堂
古本屋さんです。「suicide(スーサイド=自殺)」をもじって「すうさい堂」ってことですよね。店に並ぶ本のラインナップが気になってしょうがないです。

近所の気になるお店・その1〜「気軽に飲める酒処 闇太郎」

a681e184.JPG 「気軽に飲める」というわりには、ずいぶんと尖った店名ではないでしょうか。(※詳しくは画像をクリック)

「地鶏 十九二(とくじ)」の“コラーゲンたっぷり白スープ鍋”情報

1f061f28.jpg 昨夜神戸の友人夫妻にご馳走になった恐ろしく美味い鶏肉鍋の正体は、神戸ハーバーランドモザイク店内にある「地鶏 十九二(とくじ)」の“コラーゲンたっぷり白スープ鍋”でした。店名に地鶏とあるように、このお店は朝引きの特選地鶏を使用した、鳥肉と卵料理にこだわったお店らしい。それ分かる! 鶏肉はぷりっぷりで弾力がありつつも柔らかく、最後の雑炊に使用した生卵は黄身がキレイな色で、美しいふくらみ方をしてました。

 ここで関東にお住まいの方に朗報です。「地鶏 十九二(とくじ)」の姉妹店が「地鶏と地玉子 TOKUJI」という名前で、東京の汐留シティセンターと茨城県つくば市にもありました。もちろんこちらのメニューにも“コラーゲンたっぷり白スープ鍋”はあります。鳥好きの方、コラーゲンに目がない方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

東京行き最終の新幹線に飛び乗りました。

a831488b.JPG夕方に仕事を終えてから、神戸に住む友人と友人の旦那さまに会ってきました。

港の夜景が見える雰囲気の良い店でコラーゲンたっぷりの恐ろしく美味い鶏肉鍋をご馳走になってきたので、明日の仕事も頑張れそうです。

では東京まで爆睡します。おやすみなさい。

いつだって波乱万丈!!

本日3連休の初日、関西の方に日帰り出張です。クリーニングから戻ったばかりのシャツにストライプのパンツを合わせて、ちょっとフォーマルな装いです。

いや、装いでした!

飲み終えた野菜ジュースの紙パックを握力32の右手で遠慮なく潰したところ、中にはまだ余裕で野菜ジュースが残っていました。

するとまぁ美しい直線を描き、野菜ジュースが無印めがけて……。

もう着替えている時間なんてないんですよ?
だいいち、このクローゼットにはもう一枚たりともシャツなんてありませんよ?

今、新幹線の中でこれを書いている無印はカットソーとジーンズに身を包み、乱暴に脱がれたままのシャツとパンツの染みを思い、憂鬱になっています。

無印良子28歳、好みの男性はジュリー(沢田研二)です。

 昨夜録画しておいた「巨星・阿久悠の世界〜永遠の歌をありがとう」(TBS)を観ました。阿久悠さんが生涯で作詞した歌は5,000曲以上にもなるらしいのですが、ここで紹介されたのは60曲弱ぐらい。驚いたことに、無印が生まれる前の曲、もしくは物心つく前に流行っていた歌たちにも関わらず、9割がた知っているものばかり。改めて、阿久悠さんが日本歌謡界に大きく貢献されていたことを知りました。

 なお私のお目当て、ジュリーこと沢田研二さんの曲は5曲紹介されていました。
(タイガースを含めると6曲)

 カサブランカ・ダンディ(沢田研二・1979)
 色つきの女でいてくれよ(ザ・タイガース・1982)
 LOVE/抱きしめたい(沢田研二・1978)
 勝手にしやがれ(沢田研二・1977)
 サムライ(沢田研二・1978)
 時の過ぎゆくままに(沢田研二・1975)
 (※放送された順番)

 なかなかのラインナップです。しかし欲を言えば「ダーリング」「ヤマトより愛をこめて」「OH! ギャル」あたりも観たかったです。それに「サムライ」が10秒ぐらいしか流れなかったのがとても残念。無印は「サムライ」が大好きです。これを歌う若かりしジュリーにヨダレがたれます。

 余談ですが、普段自分のパーソナリティをSとかMで考えたことはありませんが、「カサブランカ・ダンディ」を聴く度に思います。

  聞き分けのない女の頬を ひとつふたつはりたおして
  背中を向けて煙草を吸えば それで何も言う事はない

 100パーセント、Mでいい。ジュリーに頬を張り倒してもらいたい、と。

ロイヤル・ストレート・フラッシュ

無印の個人的な沢田研二ベストテンです。ちなみに無印は年齢詐称疑惑をちょくちょくもたれることがありますが、ウソ偽り無く28歳です。

 1. サムライ
 2. 勝手にしやがれ
 3. 時の過ぎゆくままに
 4. カサブランカ・ダンディ
 5. ダーリング
 6. LOVE(抱きしめたい)
 7. ヤマトより愛をこめて
 8. OH!ギャル
 9. 麗人
10. 許されない愛

夕暮れ時〜BLANKEY JET CITY「赤いタンバリン」

夕焼け
 本日社外で打ち合わせをしていました。すると突然先方の社長が「すげえキレイな夕焼けだー」と叫びました。「無印さん、これは見とかないと損だよ」と社長にうながされ、2人ベランダに並びタバコを吸いながら、しばし空を眺める。社長、無印グッときてしまいました!ところで夕焼け空を眺めると、BLANKEY JET CITYの「赤いタンバリン」の歌詞を思い出します。

 夕暮れ時って悲しいな
 オレンジジュースとミルクまぜながらつぶやいた

 夕暮れ時が悲しいかどうかより、オレンジジュースとミルクをまぜた味ってどうなんだろうと、いつも気になります。

1997-2000


Pepin

無印はBLANKEYの「pepin」が好きです。

キリマンジャロに雪を取り戻そう!〜アル・ゴア氏製作「不都合な真実」

 アメリカのゴア元副大統領が制作した、地球温暖化問題をテーマにしたドキュメンタリー映画「不都合な真実」。2007年のアカデミー賞「最優秀長編ドキュメンタリー賞」と「最優秀歌曲賞」の2部門を受賞しました。

 ゴア氏は30年以上取り組んできた地球温暖化問題の知識をフルに活かし、図表やグラフ、統計、写真、アニメーションを使い、温暖化が地球に及ぼす悪影響を解りやすく伝えている。ちょっと大げさなことばかり言い過ぎなんじゃない? と思うところはいくつかあるが、実際に雪に覆われたキリマンジャロの30年前の姿と今の丸裸の姿を見せられれば、その差は一目瞭然。やっぱ地球ってどんどん暖かくなってるのね、と改めて温暖化の深刻さを感じた。

 しかし大変だな〜と思いながらも、近い将来に人間が地球に住めなくなるなんてこと、やっぱり実感として沸いてこない。でも全く無視できる作品というわけでもなかったらしく、この夏の猛暑日の中、無印家のエアコン設定は常に「送風の30度」だった。やっぱり少しは意識してましたよ。だってエアコンの温度下げようとする度に、雪が剥げたキリマンジャロの姿が頭に思い浮かんじゃって……。

 言い訳っぽいですが、こういったドキュメンタリーを観て180度考えを改めたり、一度にいろんなことを頑張る必要は無いと思うんです。自分が無理無くできることを、ちょっとづつ意識してやってみる。そんなことを、この作品を観た人ひとりひとりが行なえば、痛んだ地球はきっと回復してくるんじゃないのかな、と楽観主義の無印は思ってます。小さなことでも自分の意識を変えてくれる作品は、とても貴重なものです。観ていない人は機会があったら観てみて下さい。

 ちなみにゴア氏、ナッシュビルにある自身の大邸宅では、2006年の1年間に約22万1000キロワット時の電力量を消費。これは米国の1世帯当たりの平均電力消費量約1万700キロワット時の20倍以上に相当するらしい。1カ月の電気代は平均1359ドル(約16万円)。世界各国で1000回を越える講演を行うためにはいろんな打合せや準備もあるだろうし、妥当な消費量ってところ?

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション


不都合な真実

「一瞬だけ大統領になったアル・ゴアです」と自らを紹介したり、ジョークもがんがん飛ばすゴア氏。真剣な公演の中でも笑えるところが所々有り堅苦しくない。退屈しないで観ることができました。

「ツイン・ピークス」ジョージア缶コーヒCM

 先日クーパー捜査官が言っていた「ジョージアのTVCM」です。そういえば無印が初めて飲んだ缶コーヒーはジョージアでした。どうでもいい情報ですね。

そもそも、ダイアンって誰なの?〜「ツイン・ピークス ゴールド・ボックス 【10枚組】」

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  『ダイアン、1990年代に海外ドラマの草分けとして社会現象を巻き起こした「ツイン・ピークス」を覚えているだろうか? デヴィッド・リンチ監修の下、序章と全29章の本編を完全リマスターしたDVD BOX(「ツイン・ピークス ゴールド・ボックス 【10枚組】」)が11月9日に発売されるという情報を耳にした。なんと初回限定盤には、あのジョージアのTVCMも収録されているそうだ。これはファンにとって見逃すことはできないだろう。31,500円 (税込) と安くはない金額だが、限定盤でしか観られない特典映像は数多い。それを考えると31,500円 (税込) は決して高額な値段とも言えないのではないだろうか……? DVD BOX購入の件に関しては、もう少し時間をかけて考慮する必要があるだろう。私は勢いに任せてAmazonの購入ボタンを押すようなことはしたくはないのだ。結果は後日改めて君に報告したい。
 ところでダイアン、スター◯ックスの豆乳ラテはコクがありながらも喉越しが良く、非常に美味い。ぜひ君も試してみるといい』

 クーパー捜査官でした。(※ウソです。念のため)

ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

まもともな登場人物がひとりもいない、話が進むごとに謎が深まり収集がつかなくなる、犯人がまったくわからない……。これはすごいドラマです。

デビッド・リンチ監督「ロスト・ハイウェイ」のオープニング

 今さらだけど、YouTubeって本当に素晴らしい。たいていの探し物は、ここで見つかる。最近のお気に入りはデビッド・リンチ監督「ロスト・ハイウェイ」のオープニング。デビッド・ボウイの「I'm Deranged」と、暗闇に浮かび上がるハイウェイが最高!これを繰り返し眺めていると、なんか別の世界にいっちゃってる自分がいる。



ロスト・ハイウェイ(サントラ)

サントラもあります。

アメリカの異常(Sicko)な医療保険制度〜マイケル・ムーア監督「シッコ」

シッコ
 ただいま公開中、マイケル・ムーア監督の「シッコ」、なかなか興味深いドキュメンタリーでした。今までムーア監督にはなんとなく引っ掛かりを感じており、「ボウリング・フォー・コロンバイン」も「華氏911」も、あまり熱心には観ていませんでしたが、これにはけっこう観入ってしまいました。

 今作でムーア監督は、アメリカの「異常(Sicko=シッコ)な医療保険制度」にメスを入れた。無印はこれを観るまで知らなかったのですが、アメリカは先進国で唯一、国民皆保険のない国。つまり健康保険は公共サービスではなく、おもに民間の保険会社が受け持っている。そのため貧困層は保険料が払えず、国民の2割以上が無保険者だという。

 冒頭から興味深いエピソードが紹介された。仕事中に事故で中指と薬指を2本切断した男性が出てくる。彼は健康保険をもっていない。病院に行くと「指をつけるには、中指が6万ドル(720万円)、薬指は1万2千ドル(144万円)かかります。どちらにしますか?」と医者にきかれる。男性は中指をあきらめた。

 これって異常じゃないですか? 日本だったらどうなんでしょう。たぶんそんな馬鹿げた質問はなしで、中指も薬指もつけてくれますよね?

 しかしこのドキュメンタリーは「無保険者は酷い扱いを受けるんですね」って話じゃない。ここで取り上げられるのは、きちんと保険に加入しているのに、いざ病気になったら充分な医療を受けられない、受けさせてもらえない人々の話。

 保険料を払っているのに、なぜ医療が受けられないのか?

 それは簡単に言ってしまうと、加入者に保険料を支払わなければ保険会社が儲かるシステムだから。例えば保険会社は、保険に加入している30代のガン患者に「あなたの年齢でガンはあり得ない。ガンではありません」と言ってお金を支払わない。本当にガンを患っているのにだ。また、保険会社と医者が手を組んで、保険料の支払いが必要な病気の診断を決してしない(病気の診断をしない医者は優秀な医者として、保険会社からボーナスが貰えるシステムになっている)、などいろんな手を使って、とにかくお金を支払わない。しかし実際に病気なわけだから、患者は保険料を支払ってもらえなくても、自分で莫大な医療費を支払い治療を受ける。そしてその結果、自己破産という道も少なくないらしい。病気になり、さらに自己破産。まさに、踏んだり蹴ったりだ……。

 そんな恐ろしい話が次から次へと紹介されるわけです。アメリカのこんな保険制度、まさにSicko(異常)ですね。

 そして今回ムーア監督は、アメリカの異常ぶりを際立たせる為、保険制度が整っているカナダ、イギリス、フランス、キューバの人々の暮らしも紹介している。誰もが平等に医療が受けられるからと言って、その国々がアメリカよりも優れた国だという短絡的な考えはどうかと思うけが、人情とユーモアに溢れた見せ方をしていてなかなか面白かった。特にアメリカとは敵対する立場の、キューバの医者たちの患者に対する誠意溢れる対応が紹介されたとき、柄にも無く無印はちょっと涙を浮かべてしまった。

 今回ムーア監督は、以前の作品から比べると過剰なパフォーマンスは抑えていたように思う。もちろん、度肝を抜くような突撃取材もなかにはありました。しかし「シッコ」では、弱者の立場に立ち、弱者と同じ目線でこのドキュメンタリーを作り上げたように思う。そのため今回の作品からは、胡散臭さや偽善的な匂いをあまり感じること無く、純粋にドキュメンタリーとして楽しむことができたのだと思う。

シッコ


マイケル・ムーア ツインパック 「華氏 911」×「ボーリング・フォー・コロバイン」 (初回限定生産)

「ボウリング・フォー・コロンバイン」で印象的だったのは、大人げない態度をかましたチャールトン・ヘストンとディック・クラーク。そして一番の驚きは、あのマリリン・マンソンがとても良識的な受け答えをしていたこと。「もし犯人のティーン・エージャーに何か言うことができたら?」と聞かれたマンソンは「何も言わない。彼らが言いたいことを聞いてあげる。そんなこと、誰も彼らのためにしてあげなかったと思うから」と言っていた。

華氏 911 コレクターズ・エディション


ボウリング・フォー・コロンバイン マイケル・ムーア アポなしBOX

「甲虫の一種で、チャバネチンマリコガネ」ですって。

チャバネチンマリ

 誠に不本意ながら、このブログに正体不明の虫をアップします。詳細は「タネログ」にて確認を! 種山さん、これは完全に私に対する嫌がらせですよね?

社会に噛み付けない無印の楽しみ〜「水曜どうでしょう」

 なんと7月中に一度も更新していなかったことに、今気づきました。相変わらずのダメ人間です。そして8月も半月過ぎてますがな。

 ところでこんなダメ人間、ここ一ヶ月はけっこうハードな毎日を過ごしていました。さきほどスケジュール帳を眺めていたら、21日間連続勤務の日々だったことが判明。もちろん、連日午前様の日々。軽くイラッときました。

 そんなやさぐれた日々の中で、無印を癒してくれたのが北海道が誇る人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」。最近では鳥取砂丘の砂を盗んだとかなんだかでニュースになっていましたね。

 さて「水曜どうでしょう」の何に心惹かれるのかというと、もちろん大泉洋さんのボヤキです。毎回毎回、大泉さんはディレクター陣から理不尽な扱いを受けます。荒れた土地に連れてかれ「土地開墾して夏野菜植えろ」とか、観光気分で東京に行けば「ここから北海道までバイクで帰りましょう」と50CCバイクを買い与えられたり。その他にも自然かつ強引に、ジャングルやアラスカ、四国八十八ヶ所巡りに連れていかれます。

 日テレの「電波少年」を彷彿とさせる企画の数々ですが、内容はまったく違います。「電波少年」は、出演者に無理をさせ笑いと感動をチラつかせ、観ている者から「がっんばって!」的なエールをむしり取ってやろうという胡散臭い番組。いっぽう「水曜どうでしょう」は、笑いオンリーにマトを絞り、ひたすら乱暴な扱いを受けている大泉さんのボヤキ、ディレクターとの小競り合いを延々見せつけてくれる。とにかく大泉さんはボヤキのレパートリーを数多く持っていて、その他にもとても大人とは思えない様なゴネ方を見せてくれる。まさに天才的な文句言い。
 
 無印は、毎日仕事で遅く帰ってきて「水曜どうでしょう」をビール片手に観るんです。

 社会の中で抑圧されて生きている自分よりも、さらに抑圧された男がそこにはいる。
 しかし抑圧されながらも、大泉さんは言いたいことを言って、社会に噛み付いている。

 社会に噛み付けないサラリーマン(無印)は、そんな大泉さんを観て励まされるんですね。

そのアート作品から想像したもの〜マライケ・ファン・ヴァルメルダム

 「マレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト展」には、2004年にデュマスと二人展を行なったマライケ・ファン・ヴァルメルダムの作品も展示されていた。

 天井から下げられ宙に浮いた80インチ(くらい)のスクリーンに、満開の花をつけた桜の枝が揺れている映像がアップで流れていた。その様子が、延々と、本当に繰り返し、ずーっとただ映し出されている。

 なんと言いますか…、もうそれをただただ眺めていたら、何故か急にあれを思い出したんですよ。あれと申しますのは、あれですよ。

 性交渉。 ずばりセックスですよ。

 なにこんなところで欲求不満な妄想膨らましているんだよ。お前、アートに謝れ。いっそスクリーンに向かって土下座しろ。そんな言葉で自分を戒めつつ、作品のタイトルを見ると…。


 「The Fuck」


 やっぱりアートって懐が深い!

「マレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト展」〜生(エロス)と死(タナトス)

マレーネ・デュマス

「マレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト展」
期間:4月14日(土)〜7月1日(日)
会場:東京都現代美術館
URL:http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/

 東京都現代美術館で、南アフリカ出身・オランダ在住の女性画家マレーネ・デュマス展が開催されている。展覧会タイトルにもなっている「ブロークン・ホワイト」は、アラーキーこと荒木経惟氏の写真作品をもとに描かれた新作などを集めたもの。どうやらこのデュマスさんは、他の作品も同じように写真をモチーフにして描いているらしい。無印が大好きな、写真家であり映像クリエイターのアントン・コービン(正しい発音はコルビン?)ともコラボしている(その作品も「ブロークン・ホワイト展」でみることができます)。

 アパルトヘイト下で育ったデュマスは、差別や偏見、民族やセクシュアリティ、ジェンダーなど、現代社会が抱える複雑で多様な問題を絵にしている。しかしネガティブな雰囲気の絵はほぼ見当たらない。彼女の描く人間からは、確かな生(エロス)を感じることが出来て、そしてその生のなかに死(タナトス)が存在している。こういう絵って、なんだか物哀しくて切なくて、そして卑猥で美しい。

 それにしても土曜日の夕方だというのに、館内はガラッガラ。しかも真っ白な壁の大きな展示室の中に、これでもかというくらい贅沢なスペースをとって作品が並べられていて、その場にいるだけでとても贅沢な気分になれる。やっぱりアートというのは、作品だけでなく、それを包む空間も絶対に美しなくてはいかんな!と、しみじみ思いました。

マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト


マルレーネ・デュマス


Marlene Dumas (Supercontemporanea)


 アートのセンスがユルい無印にはうまく説明できないのですが、彼女の絵をみていると、なんとなくフランスの画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品を思い出す。

This Anguished World of Shadows: Georges Rouault's Miserere Et Guerre


Rouault (Great Modern Masters Series)

どんな偉そうなこと言ってたって、結局酔っ払いは嘘をつくってこと

 田舎の人の「すぐそこだから」

 辛いものが好きな人の「これ辛くないよ」

 酔っ払いの「いやぜんぜん酔ってないから」

 世の中には優しい嘘、親切な嘘など、人を傷つけないためのいろんな種類の嘘が存在する。自分を守るための嘘もある。

 無印良子も保身のために嘘をつく。しかし罪悪感を感じないことはないので、上にあげた3つのポピュラーな嘘くらいは言わないように心がけている。


 ある日の出来事

 午前3時。友人宅からの帰宅途中、警察官トリオに自転車を止められた


 警察官1:飲んでるよね?

 警察官2:自転車も飲食運転はダメなんだよ

   無印:もう酔いはさめてます

 警察官1:ちょっとゆらゆらしてたよ

   無印:でももうお酒は抜けてますから

 警察官3:ところで君さ、靴はどうしたの?



     オレ、靴履いてねぇ



   無印:ごめんなさい。自転車押して帰ります



 無印のポリシー

 嘘がバレたら即謝る。そして国家権力には絶対に逆らわない。


 翌日、無題・本文無しの画像メールが届いた

 画像はもちろん、友人宅の玄関に並ぶコンバース



 オレのコンバース!

「鋼と硝子でできた声」ってのが彼のキャッチらしい〜秦基博(ハタ・モトヒロ)

 最近は映画の話なんてこれっぽちもしていないような気がするのは、まったくもって気のせいってことにしといて下さい、無印です。

 昨年、デビュー曲の「シンクロ」が全国のFMラジオ43局のパワープレイに選ばれ、伸びやかなヴォーカルと独特な詩の世界が瞬く間に話題になった秦基博(ハタ・モトヒロ)。今年3月に発売された全編セルフプロデュースによるミニアルバム「僕らをつなぐもの」では、彼の飛び抜けたソングライティングセンスが惜しみなく披露されました。

 そして今月発売になった2ndシングル「鱗(うろこ)」は、初夏の風景を思い起こさせる爽やかさと切なさを併せ持ったメロディに、ひたむきな恋心を綴ったラブソング。

 てか、タイトル「鱗(うろこ)」でラブソングかよ

 的なツッコミもあるけど、本当に良いですよ「鱗(うろこ)」。
 ここで気になる歌詞をサビのとこだけご紹介。

 君に今 会いたいんだ 会いに行くよ
 たとえ どんな痛みが ほら 押し寄せても
 鱗のように 身にまとったものは捨てて
 泳いでいけ 君のもとへ 君のもとへ それでいいはずなんだ

 つまり鱗ってのは、好きな人に向う時、躊躇してしまったり言い訳してしまってなかなか素直になれない感情のことで、それをとっぱらって君に会いに行こう、ということなんですって。秦さんがTVで言ってた。

 ネガティブな感情を「鱗」に例えてみる

 なんかこのセンスにやられました。

 でも、鱗捨てたら泳いでいけないんじゃないの・・・

シンクロ


僕らをつなぐもの


鱗(うろこ)(初回生産限定盤)(DVD付)

「鱗(うろこ)」は、東京事変のベーシスト亀田誠治がサウンドプロデュースを手掛けている。Tr.3にはオリジナル・ラヴの名曲「夜をぶっとばせ」のカバーを収録。

「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」〜クロード・モネ

「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」
期間:4月7日(土)〜7月2日(月)
会場:新国立美術館
URL:http://monet2007.jp/

 新国立美術館で開催されている「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」を鑑てきました。平日の午前10時5分くらい、開館とほぼ同時に入館したというのに館内は既にものすごい人だかり。冗談抜きで、部屋の中の様子が見渡せない。もうどっからどっちへ進めばいいのやら…。

 その日は60代〜くらいの女性が多かった。で、異様にリュックサック率が高くて、がんがんリュックがぶつかってくる。気持ちはすっかり人間サンドバック。モネの絵に囲まれながら、心に浮かぶあのメロディ。

 サンドバッグに浮かんで消える憎いあんちくしょうの顔めがけ、叩け!叩け!
 おいらにゃ獣の血が騒ぐ〜 だけど、ルルル〜ルル

 ええ、気持ちはすっかり『あしたのジョー』(lyric by 寺山修司)ですよ。
 
 そして女性客のだいたいが3〜5人で鑑賞しているので、話し声が五月蝿い。思いっきり絵の近距離ど正面を確保しながら「本来絵画っていうのは、ちょっと離れた距離からみないと駄目なのよ〜」って、なんだそれは? コントか!? そして「すごい人だかりね〜」って、あなたもその一部なんですよ? リュックは我慢する。全然我慢する。体をグイグイ押し付けるのも我慢する。だから、もう口だけは開いてくれるな。

 とりあえず、ちょっと離れたところから鑑賞を続けましたが、なんせ150cmもないこの背丈では無理がある。約3時間かけて見終えた時には、頭に酸素が足りず軽く高山病患ってたし。主催者側も、もう少し鑑る側の環境に気を使ってくれると嬉しいのですが、こればっかりはどうしようもないですかね。

 まあ多少の不満があるとはいえ、印象派の巨匠クロード・モネの作品を世界中の美術館から約100点も集めたこの大回顧展は、見逃したら絶対に損。「日傘の女性」とその下絵を並べてお披露目。代表的な連作「積みわら」「睡蓮」もまとまった数でがっつり鑑られる。そして元祖ガーデニスタ(ガーデニングをする人のことをガーデニスタと無印は呼んでいます)のモネといえばこの一枚、「ジヴェルニーのモネの庭、アイリス」まで鑑られる。また、モネからインスピレーションを得た20世紀の画家の作品も数点紹介されているので、本当にお得感溢れる大回顧展になっています。

西洋絵画の巨匠 (1) モネ


印象派若き日のモネと巨匠たちDVD-BOX


美の巨人たち モネ「日傘をさす女」/エル・グレコ「聖衣剥奪」

スガシカオ10周年記念Live DVDが発売に!

 日本のキング・オブ・ファンクことスガシカオ!今年の2月、デビュー10周年を記念して行われた日本武道館公演。その模様を収録したLive DVD「Shikao & The Family Sugar 〜Fan-key Parade '07〜 In 日本武道館」(タイトル長いな)が、本日リリースされました。ファンにとっては10年目にして初のLive DVD。そして10周年記念ライブという事で、数々の名曲が一気に聴けて観れて、むせび泣くほど嬉しい。

 しかもですよ!コンサートで演奏した曲は、一曲も漏らすことなく完全収録。このライブのチケットは、二日間とも発売同時に即ソールドアウトだったので、行くことが出来なかったファンは、絶対に買っとくべき。もちろん、ファンじゃなくても買って損は無し。だって耳にした曲がいくつもあるはずだから。「夜空ノムコウ」も歌ってるから。ちなみに無印、二日間とも行ったけどね(自慢)。

 公演数日前までインフルエンザを患っていたとは思えないほど、スガシカオのパワフルでファンキーでグルーヴ感溢れる演奏は、本当に必見。とにかくこの人はギター持って歌さえ歌ってりゃ、最高にカッコいいです。DVDは、人としてわりと最低なスガシカオのMCはほぼ全てカットされているので、安心して素晴らしい歌だけ楽しめる。あの最低MCだって大好き!というファンにはちょっと物足りないですかね?

 でも安心してください。disc2には、2006年にスガシカオがたった一人で行った、弾き語りツアー「Hitori Sugar TOUR‘06-‘07」の全国各地の模様を追ったドキュメント&ライヴ・ダイジェストを収録。こちらではスガシカオの、笑いにまみれたぶっちゃけMCがたくさん収められている。あと、衝撃のプライベート映像「スガシカオ、フットサルを楽しむ」もアリ。眼鏡を外したスガシカオ、ユニフォームを着たスガシカオ、バンダナを頭に巻くスガシカオ、いろんな意味で衝撃映像です。ぶっちゃけ放送事故です。

スガ シカオ Shikao & The Family Sugar ~FAN - KEY PARADE '07~ in 日本武道館 (初回生産限定版)

ギター1本でしっとり聴かせる「愛について」(Tr.1)、出だしのギター&ベースの低音がガンガン腰にくる「 Thank You」(Tr.2)、あの名曲「黄金の月」(Tr.4)、涙を誘う「夜空ノムコウ」(Tr.9)、踊り狂った「午後のパレード」(Tr.19)、そして無印が墓まで持っていくと決めている「あまい果実」(Tr.20)etc...。

フォノスコープ (初回限定盤)(DVD付)

New Single「フォノスコープ」も同時発売。「フォノスコープ」はスガシカオの造語で、言葉の裏や人の心が覗ける望遠鏡のことらしい。夏らしい軽快なファンク・チューンに仕上がってる。

RED HOT CHILI PEPPERS 東京ドーム公演の報告。

 レッチリことRED HOT CHILI PEPPERSの東京ドーム公演に行ってきました。

 思い返せば昨年の富士ロックの公演を見逃し悔し思いをしたのが始まりだった。そして今年3月の単独公演チケットを手に入れて喜んだのも束の間、ヴォーカルのアンソニー・キーディスが急性気管支炎を患い絶対安静のため来日中止、この日まで公演が延期になっていた。どんな焦らしプレイだよ。そして急性気管支炎って…。なんだお前のその筋肉は。見せかけか。見せかけマッチョか。いや、マッチョな人だって病気にくらいなりますよね。だた言ってみただけです。

 さて今日のライブで驚いたことがいくつかありました。まずヴォーカルのアンソニーの髪型とヒゲ! なんかサージェント・ペッパー時代のリンゴ・スター、もしくは胡散臭い宝石商のようななりをしていました。たぶん今までにない新しいアンソニーです。しかしステージ衣装は相変わらずの黒のベストに黒の中途半端丈のズボン。これは昨年の富士ロックの衣装とまったく同じ。富士ロック以降もワールドツアー、グラミー賞のステージとどこでも変らずこの衣装。金はいくらでもあるだろうに衣装を変えないなんて、よっぽど気に入っているのか、もしくは同じ衣装を何着ももっているのかも。あのマッチョすぎる体に見事にフィットしている感じからして、ベストはたぶんオーダーメイドだろう。

 そしてちょっと前に頭をボーズにしたギターのジョン・フルシアンテ。ボーズの頃はジャスティン・ティンバーレイクに似ていたが、今は中途半端にのびて普通のお兄ちゃん。TVのアップで観るとナルシストの自己陶酔プレイがとっても暑苦しい彼だけど、ドームの1階席くらいの距離を持てばけっこうカッコ良く見える。ちなみにジョンの友人は俳優のヴィンセント・ギャロ。類は友を呼んでナルシストの友はやっぱりナルシストってことか。今回のステージではギター1本でソロの弾き語りを披露してくれたが、これがとっても良かった。曲はABBAの「S.O.S」。ちょっと想像できないだろうけど、あの高音美声で本当に聴かせるんだこれが。ベースのフリーはボビー・ヘブの「SUNNY」をベースで弾き語りしてくれた。あのふざけた男が「SUNNY」かよ!? と、こちらも意外でしょうが、ジョンの以上の美声でしっとりと歌い上げていた。

 アンソニーも、もちろんドラムのチャド・スミスも、4人全員がしっかりと個々の力を見せつけてくれたライブで、本当に楽しくて年甲斐もなく大いにはしゃいできました。どんぐらいのはしゃっぎっぷりかというと、前の席の背もたれに膝小僧を強打して、一瞬息が止まったくらいにです。

ステイディアム・アーケイディアム


S.O.S.〜ベスト・オブ・アバ


続 僕たちの洋楽ヒット VOL.7 ’67~’68

フリーが歌ったボビー・ヘブの「SUNNY」(Tr.6)は物悲しい美メロの名曲です。

主演男優賞〜フィリップ・シーモア・ホフマン主演「カポーティ」

 お久しぶりです、無印良子です。本当にお久しぶりにも程があります。一カ月以上の放置プレイ、本当に申し訳ございません。別に長期の旅行に出かけていたわけでも、なんか悪いことして檻のある部屋に留置されていたわけでもありません。今日から心を入れかえて、また映画その他の話などポツポツと紹介させて頂きます。

 さて、思い返せばもう昨年のアカデミー賞のこと。無印は断然「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンに主演男優賞を取ってもらいたかったのです。なぜって、ホフマンは「カポーティ」以前に主役級の役を演じたことはなかったものの、無印が好きな監督たちの作品では脇役としてナイスな演技をかましていて、非常に気になる存在だったから。なので実際に主演男優賞でホフマンの名前が呼ばれたときは、まるで自分の身内が出世したような、そんな図々しい気持ちになりました。

 「カポーティ」は、トゥルーマン・カポーティが代表作の『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画。これが伝記映画だけあって、非常に丁寧にカポーティの心の葛藤を表現している。彼は取材を通して『冷血』の主人公になる殺人者と密に交流を持ち、その殺人者に対してとても複雑な思いを持つようになってしまう。作家として、あるいは人として、残虐な殺人者に死刑判決を求める気持ちと、交流の中で生まれた情なのか、もしくは殺人者に男として惹かれてしまったのか(カポーティはゲイだった)、彼の死刑を望まない気持ち。そして死刑を望んでいない思いが自分の中にあるということを自覚し、それを恥じる気持ち。

 これは観ていて分かるけど、とにかく脚本が素晴らしいと思う。とても細かなところで、カポーティの心の動きを巧く表現している。特にカポーティが初めて殺人者を目に留めるシーンは、ちょっと息を呑むくらいに美しく描かれている。「あれ? もしかしてカポーティ殺人者に一目惚れしちゃった?」といったギリギリな感じに。このシーンのインパクトがあるからこそ、その後カポーティが辿る地獄のような苦悩が際だってくる。もちろん、ホフマンの腕がなければ素晴らしい脚本だって力を発揮できないわけだから、脚本もホフマンもどっちも良いってことなんだけど。

カポーティ コレクターズ・エディション

特典映像には生前の動くカポーティが収録されている。これを観ればホフマンの役作りの素晴らしさが一発で分かる。普段は映画の特典映像は観ないという方も、絶対に観た方がいいですよ〜。ホフマン凄いですよ〜。

作品中、一番多く登場した衣装は?〜メリル・ストリープ主演「プラダを着た悪魔」

 アカデミー賞ノミネート回数が14回。俳優としては史上最多数を叩きだしているメリル・ストーリープですが、無印が初めてメリルに出会った作品は小学生の頃にTVで観た「シー・デビル」(しょっちゅう深夜で放送されていた)。その後も「永遠に美しく… 」のホラーな女の印象が強く、この人はキワモノ女優なんだ!と、幼心に信じていました。もちろん「クレイマー、クレイマー」(エレベーターで泣くあのなんともいえない表情!)、「ソフィーの選択」(あの完璧なポーランド訛の英語)の彼女に出会ってからは、すんげえ演技派女優ってことを知りました。個人的にはダイアン・キートンと姉妹を演じた「マイ・ルーム」のメリルが好きですが。

 さて、そんな大女優の自身最高のヒット作となったのが、昨年公開された「プラダを着た悪魔」。メリルはファッション界に君臨する生きた伝説、「ランウェイ」誌の鬼編集長ミランだを演じ、14回目となるアカデミー賞ノミネートを果たした。余談ですが、主演女優賞にノミネートされながら(しかもファッション界の女王役で)、まるきり普段着の薄化粧で会場に現れたメリル。ハリウッドで一目置かれる彼女だからこそ、できたことですね。

 ストーリーは、鬼編集長の下で仕事もファッションも磨き上げられていく女の子のサクセスストーリーだけど、ありがちなシンデレラストーリーにならずにすんだのは、衣装に小物、そして映像にいたるまで徹底した美意識の高さを見せつけてくれたからだと無印は思います。「美しい作品をつくってやる!」といった、覚悟というか凄みのようなものが、この作品からは感じられた。

プラダを着た悪魔 (特別編)

悪魔の魂を隠すかのようなミランダ(メリル)の物静かな喋り方は必見。悪魔と呼ばれながらも一度も声を荒げたりはしていない。でも逆にそれが怖っかたりするわけで…。
ちなみに作品中、一番多く登場した衣装はシャネルだったらしい。

シー・デビル


永遠に美しく…

メリルさんの首が…。

マイ・ルーム

姉ダイアン・キートン、妹メリル・ストリープ、メリルの息子レオナルド・ディカプリオ。この組合せ意外にもしっくりくるんです。

いろんな意味で裏切られた映画〜「デスノート」

 映画公開後のDVD発売を抑え、驚きの早さで地上放送をやってのけた「デスノート」。原作だけでなく、映画館で観た観客までも裏切るやり方、嫌いじゃないです。

 「デスノート」の原作を知っている無印、映画はどんなものかと軽く観始めたものの、原作とは違う展開のオンパレードでハラハラさせられっぱなし!原作のストーリーもすっごい練られていて面白いとは思っていたれけど、映画も原作を上手く凝縮しながら、独特の世界をみせてくれた。しかし一番の驚きは、松山ケンイチ君。彼は素顔よりも、不気味極まりないLを演じているときの方が数万倍かっこいい。

DEATH NOTE デスノート


DEATH NOTE デスノート the Last name

「僕はキラなんかじゃない!」と叫ぶ藤原君。どうしても演劇臭がプンプンで…。
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