2007年04月01日

2006局地的同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー 650無味乾燥地域

2007年"度"が始まりましたが、
2006年もいろんな作品がありました。

オブ・ザ・イヤーはここだけではありません、
みなみさんによる 2006局地的同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー おすすめ同人紹介地域もありますよ〜。

■主演男優部門:
藤石宗吉:ですろり(機械式少女)

 元がなよなよ君だったのが、伝説の力の象徴になるという成長。
 如何にも夢物語としてありきたりなのですが、
 彼自身の生き様の真っ直ぐさには"かっこ悪さ"の姿良さが感じられます。
 確かに人を弁当扱いするところは残酷ではありますが、残虐ではないところが救いどころ。
 誰かさんの思惑通り、活躍し最期を迎えますが、
 これまたありきたりです、物語とプレイヤーの心に確かな生を刻み込んだと思います。


■助演男優部門:
ノルガトル&ラメンコ:THE MAN CALLED CRIMSON-Episode I-量子コンピューターの少女(因果堂Type-I.G.)

 AK47!AK47!
 
 装備の項目は彼らの叫びによって生まれたといっても過言ではありませんw
 それに加えて外人ネタとしてのお笑いのツボに入りましたが、
 実際のところは彼らの気に入った部分は誇り。
 AK47にしても自国の誇りの表れであり、端々に感じられる自己以外に由る自己の信念は尊敬に値します。

■主演女優部門:
アイシス=リンダント:Dagger(The sense of sight)

 成長するヒロイン。
 ティスト(主人公)の弟子としてめきめきと腕を上げる一方、
 塞ぎがちだった心が優しさで氷解し、その優しさを自己も獲得するという
 心技の成長が著しい女の子。
 また、別ルートにおいての活躍も凄く、
 彼女がティストのために怒ってくれる姿には、感嘆でした。

■助演女優部門:
華:氷花ノ幻夜-小春日和-(FAKE STAR)

 背負う業。悲しさの本質をしるからこそでる言葉。
 そして、母にもにた懐の深さ。
 一方で、子供形態にも似合った主人公賑やかな掛け合いと
 畏敬と親しみやすさが絶妙でした。
 エピソード事態はちょとでしたが、
 テーマ曲:Frozen Flowerとの親和性が抜群でした
 

■話:ストーリー総合:
ひぐらしのなく頃に 解(07th-expansion)

 恐怖系推理ものから、教育シナリオに変貌!!
 という良いのか、悪いのか微妙なところはありましたが、
 身の毛がよだつ恐怖シーン描写、一方でこれでもかという楽しい仲間の
 陰陽落差が一つの方向をつっぱしたことに凄さが。
 設定の奇抜さというよりは、演出を含めた勢いがある文章が
 キャラに根付いて楽しめた作品でした。

■流:脚本部門:
僕はキミだけを見つめる〜I gaze at only you(れいんどっぐ)

 ドラマ化できるの作品。
 1本で凄い長さですが、伏線回収具合、
 展開の淀みなさはまさに流。
 向日葵に辿り着いた時の納得感はガチです。

■心:感動部門:
氷花ノ幻夜-小春日和-(FAKE STAR)

 助演に華さんがいますが、
 どちらかというとこれは華が関係しないここみシナリオが主。
 互いに傷つけあった二人、そう簡単にはあの頃にもどれない。
 それでも諦められない。
 そんなもどかしくも、根底に互いの優しさが、
 視点交換とその表現もあいまって滲み出ていました。

■喜:陽部門:
しぇいむ☆おん (ツンデレ喫茶製作委員会)

 ゲーム本編も元が2chだけ明るいですが、
 その製作過程とOPのネタのツメコミから溢れる雰囲気が良かったです。
 
■怒:ゴルァ部門:
禽ノ哭ク刻(トリノナクコロ)(猫丸堂)

 ルートによって大分違いますが、
 将門さんの出来なかったことに根付く怒り
 おまけ的最終ルートの結末のプレイヤーも巻き込む主人公達との怒りとか
 いろんなバリエーションの怒りがありました。
 ホントに怒ってるキャラがいると、プレイヤー側はかえってひくので、
 共感のバランスが良い怒りだと思います。
 
■哀:泣き部門
ですろり一章〜チカラ〜(機械式少女)

 この部門は単純に涙がどれだけ流れたかで決定しました。
 丁度ラストの歌前で、達成感というか、原初の到達、郷愁で流れました
 
■楽:ライト部門
Plumage Cafe(べろシティ)

 ”たの”しいではなく、"らく"
 "光"ではなく、"軽"
 
 ちょと一息という喫茶店を舞台に、結構深い問題でも
 舞台がもつ雰囲気で包み込んだという特徴的作品でした。
 
■理:ロジック部門
衛星軌道精霊伝 魔法少女 サカナ 運命の輪Ver.1.0(サカナノベル)

 魔法少女もので魔法少女の活躍が印象の陰にいってしまうほどの知略。
 650兄弟やっていたのですが、二人とも頭いいな〜と感心する展開でした。
 そういった解決策的論理も素晴らしかったですが、
 作品構築上での"最強の敵に最強の駒をぶつける"という確かな命題が提示され
 そのために小命題を解決するプロセス事態が実に論理的でした。
 不思議系ではいきあったりばったりの重大な命題が突如湧くことがありますが、
 この点で他の作品より作品方向に対する安心感がありました。

■笑:爆笑部門
東方サッカー(はちみつくまさん)

 馬鹿カッコイイ(・∀・)。
 あからさまに大げさなのですが、スケールがでかいとニヤニヤが止まらない
 

■脚色部門(2次創作)
ひぐらしデイブレイク(黄昏フロンティア)

 ていうかむしろ原作。
 アニメ版と声優同じだし同人っていうレベルじゃないリアル感。
 みぃ〜☆の萌えは原作以上でした。
 そしてゲームのクォリティにも神がかったもが・・・
 
■アニメーション部門
闇夜ト星ノ冥土館(ティンクルベル)

 著作権無視の黒ねずみレベルと申しましょうか・・・。
 人物の息遣い、緊迫の雰囲気にスピード感。口パクも合わすし・・・
 凄いの一言

■ゲーム部門
シャンテリーゼ(EasyGamneStation)

 単に3Dアクションではなく、剣と魔法をともに使わないといけない
 戦闘バリエーションの方法さ。
 そして、装備しだいで変わる難易度というフレキシブル性。
 最期に、ドルアーガを思い出す宝箱にはじまるやり込み要素。
 楽しめる要素が複合しシナジー効果がある完成度が素晴らしい。
 声も可愛いさ、魔法、効果音演出も絶妙(・∀・)
 
■歌曲部門
Flozen Flower:氷花ノ幻夜-小春日和-(FAKE STAR)

 実を言うと本編では尺の関係で流れないサビ?、
 『幻夜の夢〜』の叫びが一番すきだったりもします。
 650は基本的に複数回聞かないと、歌をの良さを発見できないのですが、
 この歌曲は初めて聞いた時に鳥肌がたちました。
 吹き荒れる吹雪と、積み重なる雪をイメージさせる編曲と歌声、
 歌詞も本編の思いがびっしりつまってるように感じられました。

■作曲部門
ひぐらしデイブレイク(黄昏フロンティア)

 昭和の雰囲気を醸し出しつつ、わくわく感が自然とでてくるのが好きです。


■特殊効果部門
SupremDuels東方奇闘劇2(AQUA STYLE)

 2Dバトル形式に繰り広げられるムービーなのですが、
 奥行き方向を確かに感じ、それ以上に
 ハリウッド映画ばりの爆発、光表現、さらに5.1chサウンドの臨場感といったら・・・
 

■美術部門
メルクリウスの青い砂(Studio F#)

 独特の電脳世界表現や、3Dモデリングの精緻な背景のポイント高いですが、
 ある意味対極的の位置に感じられるような情感が滲み出る背景があるのが特徴。
 『故郷』の複雑な空の色のなんともいえない味わいがありました。

■体験版部門
trade▼off春乃編(The Dungeon In Yarn)

 数の多さもありましたが、ベクトルの違いもあって悩んだ部門です。
 とりあえず総合で選びました。得点表参考にしてください。
 春乃の可愛さも、主人公:ワリシタの気さくさも、システムの懲りっぷりとか、
 音楽の題名とか評価できる要素が多い作品です。

■コンビ部門
夜刀&ミメイ:送電塔のミメイ(TRUE REMEMBRANCE)

 因縁の深さもありますが、
 夜刀の悪態成分をミメイの素直成分で受け流すやりとりや、
 コゴリ退治の時の信頼感がなんとんも心地よかったです。

体験版でその範囲で完結してないものは体験版部門以外の選考からはずしました。
だって、完成したら2年連続に・・・てのがあるので

■選考過程に使用した採点表はコチラ
あくまで一つに決めるために使用したもなので、
心を決めた後の項目は適当になってます・・・。

■4月1日は↓で紹介。


・・・動画っていうのは回線速度もあるし、正直自分がうざったいと思ったのは秘密です。


Posted by muko650 at 00:06│Comments(0)TrackBack(0)

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