2009年08月22日

C76作品レビュー8 空想彼岸

BlogPet 今日のテーマ どれも名作ですが・・・
「ジブリ作品で一番好きなのは?」

魔女の宅急便?
あまり、みていないので。


さて、第2200回は
夏の暑さもなんとやら・・・とかいうので、
まだまだ蒸す部屋でプレイをし続ける男のC76作品レビュー。
さんの 空想彼岸の感想です。

くうそうひがん

空想彼岸
全年齢向けオリジナル狐ノベル()WIN
プレイ時間:6時間程度

体験版の感想はコチラ

■概要

 「お兄ちゃん、誰?」

 四季巧士は気がつくと、狐耳をした少女に話しかけられていた。
 現代日本で暮らしてたと思しき彼だったが、目覚めた世界では
 人間は滅び、動物達の世界になっているという。
 そして、人間化して妖力を行使できるモノもいるという。
 一時取り乱すも世界を受け入れる巧士、
 当てがあるわけでもなく、少女の郷に世話になるのだが、
 どこか寂しげな雰囲気。
 何やら隠されてるものもあり、
 そこにつっこんで行く覚悟は巧士にはあるのだろうか・・・

■感想

信たるもの


この作品は各章構成で、それぞれ題名が凝っています
・至極当然 [地獄同然]
・友愛[崇拝]
・見上げた空[見下げた面]
            ・・・etc

基本的に韻を皮肉的に踏んでる形ですが、
単なる題名だけではなく内容的に多面的・・・というよりは
反転的で緊張感がつきまとってきます。
体験版の感想ではそこらへんから猜疑心を抱えたのですが、
読み進めてて強く現われたのはその反対。
対立があるからこその説得力、
そして読了の余韻が気持ちいい作品でした。

物語は、人間がいなくなった世界で、
狐と狸が互いの生存をかけて一触即発な状況のところに、
主人公:巧士:が狐側に拾われてスタート。
狐が嫌われる理由に、圧倒的な力をもつ妖狐があり、
その歌声をきいたものは発狂してしまう・・・
セイレーンのようなところが起因してるらしいのですが、
巧士が狐さん達と暮らす日々は暖かな物。
しかしながらそれは束の間の平和だった・・・
ということで、そこから狸さんとの衝突になっていくのですが、
バトルものではなく、争いが起こるまでの背景・対話
そして責任みたいなものが双方に描かれ、
奇麗事ではない状況をきっちり描かれていることが特徴。
双方がポイントで、その結果出てくる登場人物それぞれに
理解そして何より誇り的なものがよかったです。
パッケージ画像の各人の表情の深みは確かに本編にありました。
また勧善懲悪的ではないので、ぐだぐだするかと思いきや、
話の組み立ての整理具合が抜群で、テンポがいいです。
題名からしての汎用語で特徴バーン!!という箔的なものはあまりないのですが、
中身充実ずっしりの完成度の高い作品でした。
Posted by muko650 at 12:53│Comments(0)TrackBack(0)

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