2009年09月06日

C76作品レビュー23 灰かぶりと亡霊たち 凡庸な戦争記録の欄外註

BlogPet 今日のテーマ 料理ができる人に惹かれます。
「得意な料理は?」

おむすび

ラップ使うのは邪道だといっておこう。




さて、第2315回は
海上保安庁に乗ってた船が拿捕されたとき、
密漁じゃないかきっちり"船倉"確認されてましたとか、
沖縄旅行の思い出を語りつつC76作品レビュー。
1945さんの 灰かぶりと亡霊たち 凡庸な戦争記録の欄外註 の感想です。

はいかぶり
灰かぶりと亡霊たち 凡庸な戦争記録の欄外註
ビジュアルノベル(1945)WIN
プレイ時間:5時間程度

関連作感想:サンドリヨンの亡霊たち -前-

■概要
祭り上げられた英雄:カレル・イーゲル。
狙撃手であり、小部隊の隊長。
内乱鎮圧に派遣され、敵陣の要人・・・といっても噂の魔女を狙撃する。
しかし、今回の街では勝手が違った。
命中した対象が起き上がり、動き出すのだった。
そして、長引く戦乱の中、彼のお気に入りの補佐官も死んでしまう。
失意の中で弔いをするものの、彼は生き返りを果たす。
噂では生き返った日の3日後には消えるというのだが・・・

■感想

磨耗の果てに

こっくりさん、オカルトじみたいなところ語りかけから始まり、
内戦・・・どちらかというと斥候任務で激しさより、緊張感が主体。
それが物語開始前の状態から続いてるので、
結果として磨耗の果ての達観、またそれ故に望むものが垣間見えてくる作品。
なんてことはない、それは"幸せ"。そう、"幸せ"・・・

物語は、祭り上げられた英雄さんで、
狙撃手の小隊長さん:カレルが、
容姿がヲタ趣味(二次元絵本)に合致した補佐官:ミケシュを宛がわれるも戦死
・・・と思ったら復活したよ(゚Д゚)というもの。
そして、3日で消えるという噂もあり焦りも滲んできます。
戦争は戦争で、当たったらそれまでよの刹那的なところはあるのですが、
それに呪術的な要素が加わり何とも読み難い戦況。
呪術といっても、爆発魔法でえいやーというわけではなく、
生きてるの?死んでるの?と何を信じていいのやらの不信がメインで
緊張感がたっぷり・・・と言いたい所ですが、
ところどころで予想外のヲタ成分やら(ネト)ウヨ成分でトーン的にはカオス。
変化球やら、霊感少年将校ローエングリン(´∀`)的なゆる顔とかが、
美麗レベルがやたら高い中で崩すものが点在して、
一瞬どこに向かってるんだろう・・・と頭を抱えるところもあります。
しかしながら、それはそれとして最後まで行くが吉。
中二のさらにその先、その末路といった、
読んでいて負というか零に近いオーラに共感するものがありました。
特に

僕も、偶に思うのさ。
 何か凄く、生きがいを感じたいと思うけれども、
 生きがいを求めることこそが、
 もう死んでいる証じゃないかてね


という台詞には自分の中の枯れた部分に響いた感触がはっきりと。
戦争という記号的になりがちな題材をきちんと個人に結びつけて、
人間の本質・現実的なところに切り込めてる作品でした。

Posted by muko650 at 13:16│Comments(0)TrackBack(0)

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