2010年01月09日

C77作品レビュー12 針鼠城殺人事件 序 幻を瞰る男の話

BlogPet 今日のテーマ これぞ日本の冬!?
「あなたの家にコタツはありますか?」

人類の3大発明の一つですね、勿論あります。
こたつむり〜こたつむり〜


さて、第2437回は
過去11回のC77作品感想のラインナップから
650さんの趣味を推察しましょうとか無茶振りをしつつC77作品レビュー。
1945さんの 針鼠城殺人事件 序 幻を瞰る男の話 の感想です。

20100109
針鼠城殺人事件 序 幻を瞰る男の話
創作サウンドノベル(奇妙奇天烈ボーイズラブ推理ノベル)(1945)win
注:R15
プレイ時間:3時間程度

過去作感想はコチラ 灰かぶりと亡霊たち 凡庸な戦争記録の欄外註

■概要
 精神病棟に押し込まれた、『7月2日』仇名をもつアレクセイ・アリーソフ。
 面会に来た妹は、友の仇のカレル・イーゲルをつれてくる。

 「俺がこの殺人事件の犯人だ。有罪になりたい、助けてくれ──」

 山の上の通称針鼠城で起こった5人の娘バラバラ殺人事件の真相究明
 その突飛なその申し出に、
 復讐を果たすべく精神病棟の壁をダイナマイトでぶち破り彼に協力する。

■感想

何だ!?この不思議な同調(シンクロ)は?

上のジャンル名の括弧書きは冊子裏に書いてあるもので、
ぶっ飛んだ感じですが、まさにその通りです。
序の視点主は、前作で狂気とミステリアスを纏っていた『7月2日』のアレクセイ(以下アリョーシャ)。
そんな彼がちょっと現実味がある精神病棟に入っており、
神秘から電波ちっくになってるところに、
前作からさらに変態度を増したカレルさんがコンビとなるマーベラス。
おいおいこんな二人で物語進むのか?と思いつつも、
アリョーシャと読んでいて同調するところも多数。
まーそれはツッコミ的なところなのですが、
幽霊とか背負ってるのに結構まともな部分が根っこにあって、
奇天烈だけど着いていける不思議な感じが味わえました。

物語の目的は、殺人事件の究明。
犯人候補はいきなり現れ、しかも自分の有罪を願うという
始まりにして"終わってる"状況ですが、当然ながら一筋縄ではいきません。
トリック的にどうこう・・・までに辿りつきませんし、
作中にもでるノックスの何たらは絶望感を醸し出す要素に成り果てます。
人間として終わってる感があるメンバーで、
軽やかに殺伐な雰囲気で、オカルトを織り交ぜて進行。
とはいっても、前作よりカオス訓練が行き届いてる読者なので、
実に自然感じられる命がけのじゃれあい共同戦線に笑い的な面白さを得つつ、
双方ともにある"正義"の芯は軽んじられません。
むき出しの現実が故の混沌、
現実から目を背けた奇麗事の皮がないが故に共感するところがありました。
でも、"序"だけに事件に関しては真相とかそんなレベルじゃなく、
ん?ん?ん?とはてなが並ぶ感じ。
貴重な常識人はまだか!?

P.S.
 姉さん・・・カッコよすぎです!!
Posted by muko650 at 21:31│Comments(0)TrackBack(0)

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