2010年04月16日

C77作品レビュー59 私に咲く華を見て彼は笑った 精神≠現実 〜存在〜

BlogPet 今日のテーマ 国境の長いトンネルを抜けると…
「川端康成の小説は読みましたか?一番好きな作品を教えてください!」

読んでるようで、読んでない。


さて、第2534回は
気を病むことが微妙にあっても、
否定的考えを極めればどうということはないとか言いつつC77作品レビュー。
NeOresさんの 私に咲く華を見て彼は笑った 精神≠現実 〜存在〜 の感想です。

20100416
私に咲く華を見て彼は笑った 精神≠現実 〜存在〜
完全オリジナルノベル「真理追究ノベル」(NeOres)WIN
プレイ時間:5〜6時間

■概要

 孤立編の裏側で何が起こっていたのか。
 主人公を天真爛漫な少女:朔に変えて、
 同じ時系列を再び辿っていく・・・

 幼少の折、不幸な事件で仲たがいをしてしまった、
 朔と小春。
 拓人達の騒動の出会いと並行して、
 朔は偶然見かけた小春に話しかけるのだが・・・

■感想


甘えを許さない!

それは本当に甘えなのかというところはあるのですが、
最後にきちんとけじめをつけてくるところに感銘を受けました。
決めること、諦めることのその表裏一体性は共に線引き。
それこそ、存在するだけではない、意思を以って為しえる事割のように思えました。
小春だけではなくて朔も(・∀・)ニヤリ

物語は、いきなりファンタジーちっくな二重人格をつきつけられて、
WHAT! (゚Д゚;)とびっくり。
さらに、小春・・・?誰??(゚Д゚;)
と、前作プレイ済でも状況把握に努める時間が存在。
単純なら裏ルートではなく、朔:彼女自身の問題が主軸となります。
しかしながら、やはりあるのが精神疾患系のお話。
病状の散々たるや・・・というのが孤立編とは別口に、
如何ともし難しとつきつけられます。
明るく前向きに・・・だけではななんともならない、
頑張る・・・頑な張る→視野限定思考放棄ですねと、
熱血主人公では超えられない壁をがっちり築き上げ、
そのどうしようもなさが実に腹立たしく読んでおりました。
さらに、異常表現。心の病。
脳の信号バーストぶり表現は、自分の経験とそう違わないのところがあり、
異常よりも現実感をもって読めるので、ポカーンとならず
理解できるからこそのイライラ感。
そこらへんがくどくて嫌になることもありますが、
都合よさマイルド目の現実感がたまらないです。
一方で、ちょと脇道にそれたところでの都合よさが気になりました。
お姉さんエピソードが後引かずばっさり終わるところや、
インスタント危ない通りで、いかにもな展開には、
意味自体はあるのだけど、プロットのむきだしぶりが顕著。
そこのところで、物語から剥がされるような感じがありました。
あと、朔がどっちだか?が不明瞭な部分で、
きっちり入れ変わり表示・サインがあったほうが・・・とか思うところも。
はじめこそは明確なルールを語ってるのですが、
中盤あたりではどうでもよさげになって、終盤でそういえば
程度になってしまうので、インパクトの鮮度がかなり落ちてるようなきがしました。


Posted by muko650 at 21:14│Comments(0)TrackBack(0)

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