2010年04月17日

こみっとコミティア 91 その4 夜の中に浮く花たちの片側

BlogPet 今日のテーマ あなたはどっち?
「暑がりですか?寒がりですか?」

体内脂肪が激減してからは寒がりになっと思います。


さて、第2535回は、
子供の頃に、山の中でドラム缶で何か燃やしてたおっちゃんが
凄く恐かったな〜と何を連想したんだとツッコミつつティア91作品レビュー。
人工くらげさんの 夜の中に浮く花たちの片側  の感想です。

20100417
夜の中に浮く花たちの片側
オリジナル現代ファンタジーノベルゲーム(人工くらげ)WIN
プレイ時間:2時間程度

■概要

五山の送り火、祭りの日に
京都の町を囲むように次々に火をつけられる

「大文字」
「妙・法」
「舟形」
「左大文字」
「鳥居形」

お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされる。
その5つを1日内で見ようとする院生がいた。
彼は、大の字がいたづらで『犬』になってしまった為に、
現世に止まる事になったという幽霊:まひる に憑かれ、
除霊の儀式が送り火制覇だという・・・

■感想

畏ろしい(゚□゚;)

幽霊がでて、きゃー恐い死者の国にいっちゃう〜♪とかではありません。
犬耳の女の子:まひると、いい友達関係で、
京都の町を冒険にも似た探索模様で気持ちがいいくらい。
なのに、畏ろしい・・・
恐ろしいじゃなく、畏ろしい。
なんというか、思考レベルの次元が違います。
単に不思議だね〜と住むものではなく、
はっ(゚□゚;)と驚きつつ納得させられる"真言"に近いところ。
どんだけ、頭いいんだ・・・とテストの頭の良さなんかじゃない、
日常の観察に基づく、分析力が光る作品でした。

物語は、犬耳に幽霊に憑かれた主人公が、
その幽霊とともに、除霊手段である五山送り火を1日で回るルートを模索するもの。
幽霊というファンタジーちっくな存在がいますが、
基本的に自転車移動で、普通に下見探索において汗かいて頑張ります。
その探す中で、実際に京都の写真がふんだんに使われ、
夏の光、息づく草木、生活観がある民家・・・
と観光名物の側面からより身近に感じられます。
それは目的なのですが、一端 帰省して、
母子家庭になった姉の娘さんの面倒を見始めて・・・と
あれ?話の主軸どこ?と思うような展開にも。
ここらへんは、五山送り火がどんなものかを念頭に置かない不思議ちっくで終了する予感。
なんというか、ポニョ的ニ面性を感じさせてくれます。

それはさておき、そのストーリーラインの中で、
当然、地の文とかの流れがあるのですが、
ここらへんで冒頭にあげて真言的なものが半端ないです。
例をあげると、小さな子供が思うように動いてくれない時、
普通なら、『子供は何を考えてるか分からない』というところを
この物語の主人公は『何故、「こいつが何をしたい」が分からない』という疑問に置き換えます。
前者と後者を比べれば、どっちが物事を解決する寄与するかに
大きな違いがあると思います。
また、静かな子に対する教師の見解が、
単に良い子周りを優先する子ではなく、
 『考えながら喋っている』
 『自分の気持ちは、この言い方で大丈夫かって、言葉を探りながら』
と齟齬がでることは必須の言葉の不完全性に絡めて説明とか、
通り一辺倒で流さず、きっちり分析が施されています。
それが随所に物語内で溶け込んでるので・・・
なんというか、頭がいいというのはこういうことだな〜と
徹底的な敗北感、それ故の畏れを感じるに至りました。

Posted by muko650 at 18:08│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muko650/51645377