2010年06月18日

C77作品レビュー70 ほたるゆき

BlogPet 今日のテーマ こっちの水は甘いぞ
「ホタルを見たことはありますか?」

ない。近くの河は緑だったな(;∀;)


さて、第2597回は
今日のブログペットのお題がほたるだったので・・・なC77作品レビュー。
(猫)milkcatさんの ほたるゆき の感想です。

20100618
ほたるゆき
純愛ビジュアルノベル((猫)milkcat)WIN
注:18以上
プレイ時間:3時間程度


■概要

 日課の素振りをかかさないが、
 剣道の道をある事件で断念した高校生:高峰康太。
 

 ある日彼は、下級生:結里ほたる にぶつかり、
 彼女の落し物を飴玉を拾う。
 それがきっかけで、屋上で猫と戯れると会話し、
 落し物を返して普通に帰ろうとする間際、

   気をつけてね・・・

 それは、彼女が死神と呼ばれる所以の警告だった・・・

■感想

やわらかな けじめ

キャラデザ:KYOHEIさんの柔らかなタッチからくる、
印象がすこぶる強い作品。
内容自体は結構"酷"な因果があるのですが、
結構そのやわらかさに近しいところがあります。
それは人間関係。
なんというか人間関係に恵まれすぎだろ、おい!!
とツッコミたくなる主人公:康太をいい方向へ、方向へ変えてくれる人達。
本人の主体性には首を傾げるところもあるのですが、
決めるところは決めることに向かう、
そんなやんわりとしたとけじめが確かにある作品でした。

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OPムービーの2nd seriesの標記でんっ?(・ω・)と思いつつ、
物語は、サークル前作ヒトナツの夢(リンクは感想ページ)の主人公:須貝君が、
先生になって戻ってきた!?(゚□゚)と驚くも、
実際はちょいお助けキャラ程度で大きくはかぶりません。
んでもって、今作の主人公の康太が色々過去がありつつも、
幼馴染や、悪友と普通に学園生活を営んでいたのですが、
周りを不幸にする少女と出会ったことを契機に、
彼と周りの人間関係が動きが!?
恋愛系の思い思われが結構入り組んで小康状態だった時に、
新たな人物(因果つき)で崩れ・・・・?

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微妙に言いよどんだのはどことなく都合のいいところ。
ああ・・・物分りいいな〜 ー∀ー というのは無きにしも非ず。
そんなラッキー主人公なので、あまりいい感じはしませんが、
よくも悪くも地の文少なく、オレ思考・・・自己正当化ぶりは
あまりないので、まー・・・ねー・・・といったろこと。
ここらへんがむしろそう悩みをパパーんと解決できるような奴はいないよ!!
的な現実感を逆に持ってるところでもあると言う感じでしょうか。
ただ、事象の解決"寄与度"的なところが弱さは否めないので、
そこらへんには若干のファンタジーがあってもとか思いました。


BGM、グラフィックが冒頭でも書いたように感じよし。
内容は結構暗めなのですが、この成分の陽の属性が結構心地よかったです。
そして、画面・システムの整い具合も良いのですが、
個人的にはふんわり彩色を堪能したい&会話が主体の文ということで、
3行程度のテキストウィンドウ枠だったらな〜とか思いました。
一方、結構気になったのが声。
残念ながら主人公さんの、"入り"が共通して単調というか
人間的に不自然な統一感・・・要するにキャラ作ってる感じが強かった印象。
気だるさとか背負ってしまってるものはあるのですが、
それを"だすための力"が気取られてしまう感じがするからかも。

Posted by muko650 at 20:53│Comments(0)TrackBack(0)

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