2012年01月18日

C81作品レビュー17 蟲ノ目 第一章

■今日の一言

 忘れものに注意しよう!・・・ちゅういしよう ・・・チュウイシヨウ


さて、第3148回は
カッコつけるのではなくても、
目を押さえる仕草してますよーをアピールできるのが事務職とか言いつつC81作品レビュー。
ヨツツジエコーさんの 蟲ノ目 第一章 の感想です。

20120118
蟲ノ目 第一章
異能伝記系ADVG(ヨツツジエコー)WIN
プレイ時間:4〜5時間程度

■概要

女子大学生は二條久保は、同級生の本の虫:三荊にバカンスに誘われて、
長野県の奥深くに刑部村に同行することになる。

辺鄙な田舎で三荊が求めるのは『虫送り』。
人の中に巣くう悪しきモノ、『虫』を追い出す儀式。
知己の史書さんの協力のもと、その資料を漁るというものだったが、単なる民俗学研究に終わらなかった。
その実は三尸九虫の『蠱毒』という虫憑き達による戦い。
公社・教会・円卓それぞれに属する虫の力をもった3人3陣営の戦いに組み込まれてしまうのであった。

■感想


カーニバルの開幕だ!

全四章予定の第一章。
まさにオープニングで、ここからだ!という感じではあるのですが、
主たる蟲憑き達によるバトルロワイヤル『蠱毒』は一段落ついた、
収まりいいところというか、ある意味での完結はあるので悪しからず。
9つの蟲、それぞれの特性、や2つ名が登場し、
能力もこんなに見せてもいいのか?と思うほどでてるのですが、
なんというか

このままじゃ終われねなー

中二路線を前面にだしている異能伝記系ADVG。
蟲に由来する能力をもった9人女の子達が、3陣営に別れて戦うもので、
宗教・民俗学、生物学(科学)の符号したところが背景。
まず、実際にある庚申(こうしん)信仰、人に宿る三尸九虫を、
割とメジャー?な虫、そして二つ名、西洋から大罪もミックスして云々。
一般的に馴染みのない単語が中二系ストライクで結構でますが、
疑問を持つタイミングでの情報開示・整理がさっと入り
フレームワークを理解はしやすい構成となっております。
一方、勝利条件は具体的に何だろ?、組織って結局何のもやもやが、
うまく展開進行で気を逸らされてるような〜と、もったいつけられて、ぐぬぬもあり。
四章の初っ端ですからな〜 =ω=

但し、半端無いのが蟲能力の応用ぶり。
冒頭で語られるので臆さず列挙すると(虫はあえてカタカナで、別名は能力にかなり効いてくる)

一:イモムシ  適応(メタモルフォーゼ)
ニ:トンボ   退避(マルチモニター)
三:クワガタ  進化(エゴイスト)
四:ミミズ   回帰(リセット)
五:カマキリ  排除(コンクエスタ)
六:ユスリカ  群生(マスゲーム)
七:カブトムシ 拒絶(マイワールド)
八:ムカデ   寄生(リビングビハインド)
九:クモ    眷属(クラスタ)

パッと見た感じ、寄生とかが HUNTER×HUNTER 念の《操作系》なのかな〜とかざっくり思っていたら、
そういう分類でいくと《操作系》『にもなる』能力者が結講沢山いることが判明します。
一つの象徴能力でいろんなことができるようなる応用性が上級者は顕著、
そんなことにも使えるんだ〜これでもかと。
象徴由来の枠があるようで、それを飛び越えてしまってる感もあるな。
ただ、これは蟲のポテンシャルの高さを見せつける一方、
読み手サイドの想定が追いつかず、戦闘作法(読み手に対するDLLのようなもの)説明が今一歩足りていない感じ。
実際のところ《操作系》とかの分類ではない、
想定・分析・実験という蟲戦理論に基づく『リスク管理型』、『寄生型』等の話はあるのですが、
そちらは、単語の汎用属性が強すぎることと、
本編での体系化レベルではなかったところで、イメージと整理が難しかったかな〜と
能力体系でのもう一講座・図解が欲しかったところ。

で、最後に登場人物の方の感想なのですが、
基本逃げ進行で、戦う動機は裏知ってる人達には隠されて、
その他は大体が会話にならない状態になって、まだまだなんとも言いがたい状況。
 六斉堂の姐さ、まじえげつない
 五百雀さんはいい娘だな〜
 七々原さん ( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!(違っ
とか表面上の印象段階でございます。
ただ、一番気になったのは主人公:ニ条さん。
ちゃんと回想シーンもあって、三荊ちんに微百合路線も納得納得〜ではなく、
だからこそ見えてくるバックグラウンドの空虚さというか、
割合彼女自身というのを感じさせないのですよ。感情は豊かなんだけどね・・・
第一章を経て、目的意識はばっちりできるのですが、
受身に見えるこれまでの人生は何だったでしょうか?

またそれとは別に、九全部登場?ヾ(≧▽≦)ノの裏側で、
そもそも三組織に九虫以上の上位レイヤーの気配を感じますし、
煽り文句の『まず”は”九つからはじめよう』の『は』が限定を表すから、
それ以上の何かが出てきそうな感じ。
スルーされていた、アイキャッチでみえる遁甲盤ちっくな干支っぽいのがあって、
それがその内新たな軸となってくるのかな〜。
Posted by muko650 at 21:25│Comments(0)TrackBack(0)

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