2012年08月20日

C82作品レビュー 9 その芸術は理解されない1 次なる舞台への渡り鳥

■ライブドアお題

領土問題、どう考える?

南沙諸島でググればいいと思うよ。

さて、第3010回は
文庫はそれなりに混んでても読めるのがいいよねとかいいつC82作品レビュー。
影法師さんの その芸術は理解されない1 次なる舞台への渡り鳥 の感想です。
sonogei
その芸術は理解されない1 次なる舞台への渡り鳥
アート・ファンタジー(影法師)小説


■概要

己が内の、幻材料を用いて異能を発揮できる創作家。
国家ライセンスがあるほどで、王室の護衛は勿論のこと、
創作家達がギルドを作り、そのアートを以って世間で仕事をしていた。

駆け出し創作家のコジロウ・砂城は、
ギルド内で陰湿な嫌がらせを受けていた。
それは彼が保有する原材料が通常に比べて圧倒的に少なく、
二つ名『小さな器(リトルボウル)』が所以。
才能に恵まれないコジロウはそれでも逃げ出さず、
自身の『創作』を研鑽し続けていたのだが・・・


■感想


くっ、えぐる

才能がある人でも、自身の才能のなさに苦しむもの、
況や、回りに烙印を押されてるものや。
ということで、同業に比べて格段に電池が少ない、
さらには、ガタイや顔もまた一段と劣るコジロウの心境たるや、
結構、シンファシーを覚えるもの。

良くも、悪くも・・・  くそっ、同属嫌悪ちっくなところあるぜ(;´Д`)


今度の影法師さんは小説だの、アートファンタジー。
創作家《クリエイター》が異能者で、それぞれの具現化した芸術《アート》、
そして個性《ユニーク》なる特殊能力を発現。
この人たちが社会に認知されて、ギルドを組んで実際に仕事をしてる世界が舞台。
メジャーなものでたとえると、
 ハンターハンターの念能力と
 鋼の錬金術師の社会性
のミックスみたいな感じです。

そんな中、駆け出し創作家かつ、
『小さな器(リトルボウル)』という能力の低さからきた仇名をもつコジロウさんが主人公かつ、
一人称形式で物語は展開。
嫌がらせに大人な様な対応を、ガキそのものの態度でという、未熟さが際立つ感じの進行。
その生き様は、テンプレな衝突はしないものの、
なんともま〜小賢い感じで、卑屈さを呼び込んでる感じ。
これが、陰属性をもってる人たちには共感覚えるところだと思う。

が、幼馴染リーフィとの関係。
主人公属性たる朴念仁度はそこそこ高いもの、
二人のやりとりをみると

だめぽ


爆発しろwww
甘々じゃないさ、だけど同郷という自然さはかなりもので、リアリティを呼び起すのですよ。
ぐぬぬ・・・


それはさておき、1巻ということで避けられないのは説明の数々。
ただひたすらどばぁーと出てくるのではなく、
一人称たる会話で、《創作家》や、個々人の《芸術》まで話の流れで紹介されていきます。
また、すぐさまバトル系が複数生じて、具体的なイメージも掴める構成。
には違いないのですが、カタルシスポイントが結構微妙なことに。
多分、クエスト成分が微妙で受身の連続という感じなのが効いてると思う。

Posted by muko650 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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