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2018年12月13日

日光植物園・5(野草・10月下旬)



高原では、息をのむほど美しい野草の紅葉によく出会いますが、花が終わっているので名前が分からず、いつももどかしい思いでその場を後にします。

標高600mほどのここ日光市でも、見慣れた野草の平地とは違った紅葉模様に出会いました。

美しく染まった羽状複葉の前で立ち尽くすばかりです。
野いちごの紅葉でもないし・・・と。

キンミズヒキ



まあ、なんということ! この実なら間違いようがありません。

庭では毎年黄色に染まるキンミズヒキ(金水引・バラ科)だったのです。真っ赤になるとは、とてもとても想像ができませんでした!

キンミズヒキ

萼筒のふちに付いたかぎ状の刺と、まで赤く染まり、萼筒の縦筋部分にもほんのりと赤みが。
庭では、実は緑から一気に茶色に変わります。



   マムシグサ(蝮草・サトイモ科)の仲間も見事な黄葉。

    マムシグサ


場所により、まだこんな実も。

マムシグサ




   シオデ
(牛尾菜・ユリ科)
の黒く熟した実。
   しなやかな巻きひげが絡みつくつる植物。
   葉柄の基部にある托葉が変化して巻きひげになったもの。

   シオデ



カンボクの木に絡まっていた、初めて見る大きな綿毛の塊。


カザグルマ



園の方にカザグルマ
(風車・キンポウゲ科)と教えて頂きました。
花は7〜12僂搬腓く、園芸品のクレマチスの原種になっています。つる性の小低木又はつる性多年草

カザグルマ



花柄だけになっても、十分興味を掻き立てる
トチバニンジン(栃葉人参・ウコギ科)
実の落ちた後の放散花序でも色鮮やか。
花茎があまりにも長すぎて傾斜しています。
40〜50僂發△襪任靴腓Δ。

トチバニンジン



   木陰に咲くという
テンニンソウ(天人草・シソ科)
   小粒のが並んでいます。
   緑の葉と甘いほのかな紅葉が混じり合い、群生する一帯は
   光が射したような明るい雰囲気です。

    _edited-1



テンニンソウ


霧降高原のテンニンソウの蕾 咲き始めの花

虫に大人気の先進んだ花1 花2  

花期は9月〜10月となっていますが、いずれも8月撮影です。

花は咲くそばから萎れていくので、見栄えがちょっと。。。



様子の違うテンニンソウがありました。

オオマルバノテンニンソウ



オオマルバノテンニンソウ
(大丸葉の天人草・シソ科)の名札あり。中国地方、四国、九州に分布する半低木
とても力強さを感じる花序でした。
別名ツクシミカエリソウ。珍しい植物のに出会えました♪

オオマルバノテンニンソウ



初め実に思えたものは、どうも蕾のようですね。
唇形花から突き出る蕊は赤。夏期は9月〜10月。
花よりも蕾の方が個性的かもしれませんね。

オオマルバノテンニンソウ



 最後は方々で咲いていた花、
リンドウ(竜胆・リンドウ科)です。 

   リンドウ



雌しべを包み込んでいる花粉を出す前の葯に見とれました。

リンドウ



リンドウ


雄性先熟の雄性期。葯が開いて雌しべが顔を出しました。

リンドウ



*画像の上でクリックすると拡大されます



muku765 at 17:42|PermalinkComments(6) 野草 | 日光

2018年12月09日

日光植物園・4(キク科の野草・10月下旬)



出会った野草の中で、キク科を集めてみました。

至る所で見かけた
シロヨメナ(白嫁菜・シオン属)

シロヨメナ



先端に固まってつき、花は小さめ。

シロヨメナ



葉は三行脈が目立ち、毛が少なくすべすべしている。
と言っても、触っていないので受け売りです。

シロヨメナ



シロヨメナ

総苞の様子も確かめてくればよかった・・・



名札で分かった
リュウノウギク(竜脳菊・キク属)

リュウノウギク


傍にノコンギクの名札もあったので、間違えてはいけないと、葉や総苞を確かめました。 
 

葉は三中裂

リュウノウギク



総苞の縁に半透明の茶色の膜(乾膜質)。キク属の特徴です。

リュウノウギク



オヤマボクチ
(小山火口・ヤマボクチ属)


オヤマボクチ




   1〜2メートルにもなるナンブアザミ
(南部薊・アザミ属)
     目の前にだらっと垂れた葉の大きいこと!
   切れ込みのない葉っぱなども印象的でした。


    ナンブアザミ



別の場所に咲いていたアザミ。ナンブアザミ? 
その変種のトネアザミ(タイアザミ)?

ナンブアザミ?トネアザミ?




       端正に並んだ花後の綿毛が美しい。

     オタカラコウ



オタカラコウ


黄金色の花を咲かせるオタカラコウ
(メタカラコウ属)です。

花は終わっても、フキに似た大きな葉っぱは緑を残し、不釣り合いなほど元気です。

オタカラコウ




      モミジガサ
(紅葉傘・コウモリソウ属)

    モミジガサ


種と綿毛

モミジガサ

御岳山のモミジガサの葉と 



オクモミジバハグマ
(奥紅葉葉白熊・モミジハグマ属)
の茶色の冠毛は細筆の穂先の様。
センボンヤリの閉鎖花を思い出しました。

オクモミジバハグマ



葉は掌状に浅く裂け、鋸歯がある。
虫に食べられてしまったのか、ボロボロでした。

オクモミジバハグマ


御岳山のオクモミジバハグマの葉と 


今回アップの7種のキク科植物はそれぞれ別の属でした。
シオン属、キク属、ヤマボクチ属、アザミ属、メタカラコウ属、コウモリソウ属、モミジバハグマ属。

今まで気に留めていなかった”属”による分類に目を向けると、混乱しがちだった部分もすっきりと整理され分かり易くなるものだと、今更ながら目から鱗です。 


muku765 at 07:00|PermalinkComments(14) 野草 | 日光

2018年12月05日

日光植物園・3(シンワスレナグサなど・10月下旬)



もう一つ楽しみにしていた植物は、青い宝石のような
ワスレナグサ(勿忘草・ムラサキ科) 
3回目の出会いです。(以前は5月と9月)

今までワスレナグサと呼んできたこの花が、植物園のHPには、
シンワスレナグサ(真勿忘草)別名ワスレナグサとなっていました。新鮮な響です。

花壇でよく見るワスレナグサは、ノハラワスレナグサやエゾムラサキ、またはその交配種であって、それと区別する意味で、このヨーロッパ原産の水辺に生える花をシンワスレナグサと呼ぶようです。


水芭蕉池に葉が一面に広がって、見事な群生でした。
ここでは春から秋までずっと花を咲かせ続けているというのですから、花期の長さに驚かされます。

池に落ちないように気をつけながら、精一杯身を乗り出して一心に小花に迫りました。

シンワスレナグサ



茎の先にサソリ形花序をつけ、花はいつも先端に固まって咲いています。


シンワスレナグサ



  シンワスレナグサ



淡い青色の小花同士が身を寄せ合って、ピンクの蕾が陰から顔を出す可憐な姿。
今を精一杯咲きながらも、未来への思いも胸に秘めているような花姿に惹かれます。

シンワスレナグサ



   咲き進むと、茎が伸びて萼だけがまばらに残ります。


   シンワスレナグサ

     サソリ形花序 
↑ が、運良く写っていました。
   蕾の先端がアンモナイトのように丸くなっています。
   巻いていたものがほぐれるように、ここから次々に花が
   開いて行きます。(キュウリグサと同じ)




   カリカリになった花後の花序は、
カワミドリ(シソ科)

    カワミドリ



     先端が5裂した萼も花色と同じ紫色。
     花後も少し綺麗に見えるのはこの色のお陰です。
     (花は4本の長い雄しべが突き出た唇形花)

    カワミドリ

   
      濃い紫の華やかなものも見つけました♪
      お花が咲いているようですね〜。

              カワミドリ


      *画像の上でクリックすると拡大されます




muku765 at 15:08|PermalinkComments(10) 野草 | 日光

2018年12月02日

日光植物園・2(マルバノキ・10月下旬)



今回、出会いを楽しみにしていたのが
マルバノキ(丸葉の木・マンサク科)

観察会が終わると、田母沢川にかかる通御橋付近へ探しに向かいました。

薄暗い湿った場所に、枝を広げた低木が、形の良い真っ赤な葉をつけて立っていました。
紅葉に目を奪われていると、花があるってまず分からない。
虫が付いているのかな?と思えるほど遠目には頼りない小花ですが、紅葉と花が一緒に見られる珍しい樹木です♪

    マルバノキ



心と視線は小花へ一直線。

マルバノキ



楽しみにしていた、星の形と深い紅色。

雨に濡れた為でしょうか、張りがなく捉えどころのない形。
少しとまどいながらも、ともかくピント合わせに励みました。

マルバノキ


↑↓雌蕊が見えませんが、キュッと集まった雄蕊の葯が美しい。

図鑑によると「7〜8ミリの花びらが5個
そうは言っても、10枚の花弁がくにゃくにゃと踊っています。

また「葉腋に短い枝を出し、暗紅紫色の花を背中合わせに2個つける」と。
枝?・・・一見すると、花柄や花茎に思えるけれどそうは言わないらしい。
そして、背中合わせに2個、というくだりがなんとも不思議。
知らずに行ったので、しっかり観察出来なかったのは残念です。

マルバノキ


☆「背中合わせ」は、下の3枚の写真で解明できました☆

こけしのような可愛い蕾。
2個の黒い部分がヒラタアブさんの複眼のようでもあり、とっても不思議な形で、こんな蕾は見たことがありません。

枝の下側の花を見ると、黒い部分から左右にそれぞれ1個ずつ花が咲き出して、背中合わせになっているのが分かります。

マルバノキ



マルバノキ



マルバノキ



花の真正面に回ると、後ろの花の5個の花びらが一緒になって、10個の花びらのように見えたのです。
別の花の花びらを合わせて見ていたので、バランスも悪く綺麗に見えなかったのです。



自然豊かな植物園のこと、訪問者には事欠きません。
蜘蛛と昆虫、2名様。ということは虫媒花なのですね。
(追記=マルバノキが虫媒花であることは確かですが、蜘蛛が花粉を運ぶわけではないので、虫媒花の証明にはなりませんね

マルバノキ



入り口の駐車場付近のマルバノキ

マルバノキ



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muku765 at 21:06|PermalinkComments(14) 日光 | 樹木

2018年11月30日

日光植物園・1(モミジなど・10月下旬)



遡って10月下旬、「日光植物園」で園職員による紅葉ガイドの企画があることを知り、お気に入りの植物園に行くチャンス!と勇んで出かけました。

ブログを振り返ってみると、最後の訪問は2012年の8月下旬。
時の経つのは早いもの、なんと、6年も間が空いていたのです。

カエデ類の紅葉案内が主となる観察会でしたが、葉っぱの形の違いに興味が向き、写真を見ながらいろいろ調べてみました。


     葉身が掌状に5〜9裂する楓3種


     日光で最も数が多いというオオモミジ

    オオモミジ



葉はイロハモミジより大きく、7〜12僉
(イロハモミジは、4〜7僉

葉の切れ込みがイロハモミジよりやや浅く、別名ヒロハモミジ
掌状に裂けた裂片の先がスーッと長く伸びて、尖っています。
(=尾状に尖る

大オオモミジ



先端が切れてしまったのか、個体差なのか、丸いふくらみの方が目立ち、ずんぐりぽっちゃり。

オオモミジ



<標本のオオモミジ
細かく揃った鋸歯。 
葉が5〜7裂するモミジの中では大きめの7〜12僉
むっちりと肉付きが良い。

オオモミジ



<標本のイロハモミジ
不揃いで粗めの重鋸歯。 葉身は4〜7僉
痩せ気味です。

イロハモミジ



ついでに、<標本のヤマモミジ>も。
同じく不揃いで粗めの重鋸歯。
葉身は5〜10僂如▲オモミジとイロハモミジの間の大きさ。


ヤマモミジ


中間的なものも変異もあるようですし、出会いの場でどこまで分かるだろうか・・・頑張ろう〜。


オオモミジの翼果も大きめ。どっさりついていました。


オオモミジ


↑↓翼の開き方は、水平と見間違いそうなほどの鈍角。

オオモミジ



オオモミジ


図鑑では「やや鋭角、または鈍角に開く」となっています。
そのうち、やや鋭角のオオモミジの翼果に出会うこともあるのでしょうか。


因みに、イロハモミジの翼果は水平に開きます。


       葉身が9〜11裂する楓2種

    初めて知った
ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)
    ”雛”という名が上品で素敵。

    ヒナウチワカエデ



葉身は、4〜7僉まん丸というより、少し縦長。
切れ込みが深く、細い隙間が見えています。
鋸歯は不揃いで粗い。

ヒナウチワカエデ



ハウチワカエデ
(葉団扇楓・別名メイゲツカエデ)
 
葉身は7〜12僉Nけ方は浅め。
全体に丸くて天狗の団扇を連想します。
鋸歯は重鋸歯。


ハウチワカエデ



      葉身が11〜13裂する楓

オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)  
主脈の基部の位置が少し中心に入り込んでいる所為で、葉の形がまあるく見えて良い形。重鋸歯も細かくて繊細な印象。
それでもハウチワカエデと迷うこと、しょっちゅうありました。


オオイタヤメイゲツ


見分けは 葉柄の長さが強い味方になりそうです。

ハウチワカエデは、葉柄の長さが葉身の2分の1以下で有毛
オオイタヤメイゲツは、葉柄の長さが葉身と同じ、又は3分の2で、無毛。



        三出複葉の変わった楓

メグスリノキ。背の低いこの木はまだ紅葉には早かった。

メグスリノキ


同定の強い味方、葉柄と茎の毛をパチリ。

メグスリノキ



         楓以外の紅葉2種

初めて聞く
シオジ(塩地・モクセイ科)  
野草のシオデと名前を混同しそうです。

シオジ



ヤマザクラ
(山桜)
の紅葉。
青空を背景に、甘いピンク色に映りました。

ヤマザクラ


日光植物園、続きます。


muku765 at 19:12|PermalinkComments(12) 樹木 | 日光

2018年11月26日

六義園(樹皮)



樹林の道を行くと、太いが目に飛び込んで来
ます。珍しくない種類の樹木ですが、普段は目にしない堂々とした佇まい。
しばし足を止め、長い年月が育てた樹皮に見入りました。


唯一無二の木肌。古木の
マツ(松・マツ科)
亀甲形にひび割れて、幾何学模様のように揃ってとても美しい。

マツ



        
クスノキ(楠・クスノキ科)
        細い縦筋模様がびっしり

     クスノキ



スダジイ
(ブナ科)
クスノキとは樹形の違は明らかですが、やっぱり細い縦筋模様。

スダジイ



遠目には同じような縦筋も、近づいて見ると・・・


クスノキ
は、
短冊状にお行儀よく割れて、

クスノキ



スダジイは、
不規則で荒々しい。ヨレヨレになった短冊の様。

スダジイ



上部が朽ちてしまったスダジイの古木に葉が茂っていました。
太く短い幹には威厳があり、感動的でした。

スダジイ




池の周辺にて


ハゼノキは、老木になると細かく割れています。
酷い肌荒れの様ですね。
(前回、紅葉と実を掲載)

ハゼノキ



割れたりしない滑らかな木肌の
モチノキ(黐の木・モチノキ科。)
(前回、実を掲載)

モチノキ


タイプ分けして鑑賞していくと、また楽しみが広がりそうです。

六義園、終わります。

muku765 at 07:30|PermalinkComments(18) 植物 | 六義園

2018年11月24日

六義園(この木何の木?)



樹皮がうろこ状には剥がれているこの木、ケヤキに似てますけど違うんです。アキニレでもないんです。


イスノキ



見上げると、枝にオレンジ色っぽい実がいっぱい。
高すぎてよく見えないので、上を向いて懸命に撮りました。

捉えどころのないようなちょっといびつな形。
面白そう〜・・・何だろう〜。


イスノキ



地面に落ちているものを拾って、分かりました!
実じゃなくて、虫瘤(むしこぶ)だ!

この形、この大きさ・・・アブラムシに寄生されてできた
イスノキ(マンサク科)の虫瘤(虫癭・ちゅうえい)に違いあません。

イスノキ

木化した虫瘤には、まるで工具で開けたような綺麗な穴。
どうやったらこんなに上手く開くのでしょうか。

ここから虫が出て、中は空っぽ。ここに息を吹き込むとヒョンと音が鳴ることから別名ヒョンノキ

篠笛を練習している夫が吹くと、ホーッと高目の良い音が鳴りました♪ ハート形と雫型の笛の誕生です。



茎についたこの虫瘤の他に、
葉っぱにも半球形の虫瘤が見られます。100ミリレンズ撮影で、分かりにくいですが、ここには6個写っています。(2個に黄色矢印をつけました。)

イスノキ



それぞれのアブラムシの名前は、なんとかかんとかと、難しすぎてとても無理でした。

かの有名なイスノキの虫瘤に、柳沢吉保の造った名高い「回遊式築山泉水庭園」でお目にかかれるなんて、全く予期せぬ出来事でした。
やっぱりお出かけは面白い♪

*画像の上でクリックすると拡大されます 


muku765 at 13:57|PermalinkComments(8) 植物 | 六義園

2018年11月19日

六義園(ハゼノキなど)



11月初めから少しずつ紅葉が始まる六義園。

特別紅葉の美しいハゼノキ(櫨の木・ウルシ科)

ハゼノキ



こちらの木には、実が房になって下がっています。
ハゼノキは雌雄異株。これは雌株。


ハゼノキ



実は核果
少し平べったい球形で、形が揃っていないところが面白い。

ハゼノキ



    ハゼノキ



古くからロウを取るために栽培されてきたハゼノキ。
実の外の薄い皮が剥がれると、縦筋のある白いロウ質の中果皮が現れるそうなので探してみたら、
1個だけ見つかりました!

ハゼノキ



右の木も左の木も、実が一つもないので多分雄株

ハゼノキ



これは雄株かな〜と見ると、あら? 実が真ん中に一房写っているので雌株でした。
後から写真を見返して、色々分かるのも面白い。


ハゼノキ




大木を見上げると、
浅く3裂した葉っぱが甘く色づいていました。
トウカエデ(唐楓)です。

トウカエデ



ささくれ立ったトウカエデの特徴的な木肌。
これは上部の太い枝。

トウカエデ



元の方は、なんと!見たこともないどっしりとした幹の姿です!
盛り上がった太い筋、少し艶も感じる木肌に、年を経たトウカエデの強い意志が滲み出ているように思えました。
基部に、子供が甘えているような膨らみも・・・

     トウカエデ



モチノキ
(黐の木・モチノキ科)
の実

モチノキ




muku765 at 22:01|PermalinkComments(18) 植物 | 六義園

2018年11月18日

六義園(庭園の風景など)



体調不良により間が空きましたが、前回の続きです。

六義園は中央部には池と木々の美しい景観が広がり、周りを囲む樹林の道は山道を歩いているような安らぎが感じられ、味わい深い庭園でした。


11月上旬
 すでに冬支度。
植木に施された雪吊りが印象的でした。
庭園内の最も高い場所「藤代峠」より 中の島を臨む眺め。

六義園



「千鳥橋」

六義園



六義園



六義園



雪吊りの後ろに「吹上茶屋」

六義園



今頃は紅葉がかなり進み、艶やかな庭園風景が広がっていることでしょう。ライトアップ時には混雑して、入場券購入に列ができることもあるようです。


    ・・・吹上茶屋付近で見られた花と実・・・


繊細な雌しべの集まりが美しいフジバカマ(藤袴・キク科)

フジバカマ



     筒状花から伸びた2裂した雌しべ
  綺麗に開いて咲いた後、大分くたびれてしまった様子です。

  フジバカマ



燃え立つ灯のような
クチナシ(梔子・アカネ科)の実
葉陰に隠れることなくいつもいくつも、小さくチラチラと、嬉しい実りです。

クチナシ



 クチナシ



    ・・・池を囲む樹林の中の赤い実3種・・・


     センリョウ(千両・センリョウ科)

   センリョウ



シロダモ
(クスノキ科)

シロダモ



クサギ
(臭木・シソ科←クマツヅラ科)

クサギ



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muku765 at 13:34|PermalinkComments(12) 植物 | 六義園

2018年11月12日

六義園(冬ガモ・カラス)



説明文に、「小高い築山と広い池を持つ明るい庭園」とある、
『六義園』の訪問記です。

池には冬鳥のカモが浮かんでいました。
カルガモを除くと、この秋初めて目にするカモさんたちです
から、嬉しい出会いです。

ホシハジロキンクロハジロ
同じ潜水ガモ同士、名前もハジロ同士で仲良くお休み中でした。
1羽が動き始めたところをパチリ。

ホシハジロ・キンクロハジロ



しばらく庭園を回っているうちに、全員お目覚めです。
静かな庭園に動きを添えてくれるカモたちの姿に心和みます。

ホシハジロ キンクロハジロ



キンクロハジロ



ホシハジロ・キンクロハジロ




人の食べ残しが目当てなのか、庭園で必ず見かけるカラス

よく見ようと寄っていく人も、目尻を下げて眺める人もあまりおりませんが、視界に入るといつも動向を注視することにしている私です。いったい何を始める気なのかな〜と。



.ラスが何か咥えて、目の前の芝生を足早に通り過ぎました。

カラス

 


△匹海膿べようかな〜と悩んでいる様子で、斜面を登ったり降りたり、あっちウロウロこっちウロウロ。

カラス



そんなことをしているうちに、目をつけられてしまいました。
 横取りカラスがバッサーと襲い掛かります!。

カラス



だ簑仞簗

カラス



おい!「は、はい。」

カラス

縮み上がっているのが分かるような、羽の盛り上がり具合や、頼りなげな足元を見てやってください。
2羽の目つきの違いも見事です。


分かってるだろうな。「も、もちろんです。」

カラス

姿勢はこれ以上ないというくらい卑屈。卑屈の極みです。


А屬鼻△匹Δ勝」 雛ちゃんのような従順さ。
 よし、いいだろう。

カラス

逃げるどころか、体が、アΒГ箸匹鵑匹鷁取りカラスの方に向いていますね。


この後、
横取りカラスが白い餌を咥えて飛び去り食べていました。


野生動物には倫理観というものがないのか!という気持ちに駆られます。殊に
頭のいいカラスさんなのですから、今後の精神面の進化に期待したいと思います。無理か?( ̄‥ ̄)

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muku765 at 17:52|PermalinkComments(14) 野鳥 | 六義園

2018年11月10日

絵本美術館のガーデン(軽井沢)



絵本美術館へ向かう途中の街路樹。
近隣では見ることのできない、目の覚めるような濁りのない紅葉でした。

紅葉



絵本美術館の洋風ガーデン。

絵本美術館ガーデン



初めて見る奇妙な草が植えられていました。

ヒロハマウンテンンミント
無数の蕾が順番に開き白い花が咲くようです。(右下の花)


調べてみると、ヒロハマウンテンミントというハーブでした。

ヒロハマウンテンミント



白い花序が風に揺れる姿を想像しつつ撮った
サラシナショウマ(更科升麻・キンポウゲ科)の枯れ姿。

サラシナショウマ



傷むことなくカリカリに乾いたこげ茶も魅力的。


サラシナショウマ



一つ一つの実は裂開し、既に種を落として中は空っぽ。


サラシナショウマ



  アザミのお化けのような
オヤマボクチ(雄山火口・キク科)
    大のお気に入りの野草です。
   枯れて更に迫力が増したようで愉快です。

   オヤマボクチ


丈夫そうな綿毛。旅立ち準備OKです。

オヤマボクチ



まだ赤い蕊の残る花もいくつかありました。

オヤマボクチ
  


     緑の芝生一面に広がった落ち葉は、

   落ち葉



華やかな色を留めて、美しい絵のようでした。

落ち葉



目を引く紅葉。同定できず。


紅葉




      絵本美術館 ガーデン




ハウチワカエデの大きな葉っぱに乗ったクロスズメバチ

クオロスズメバチ



なんの木か分からず頭を悩ませました。

IMGP1472リョウブ_edited-1



    リョウブ
(法令・リョウブ科)と思いつくまでに、
    また1日掛かり。

         リョウブ



     バス停へ急ぐ足を止めた美しいつる植物 


    紅葉
 

             *画像の上でクリックすると拡大されます 

muku765 at 07:00|PermalinkComments(16) 植物 | 軽井沢

2018年11月08日

塩沢湖の紅葉(軽井沢)


11月初め、
標高933mにある軽井沢の塩沢湖の紅葉を楽しみました。


塩沢湖を中心にして作られた自然公園といった風情の場所ですが、湖畔の道をぐるりと一周する間、樹木の紅葉、対岸の眺め、中の島の起伏など、清涼な空気の中、明るく気持ちの良い散策でした。

特に珍しい出会いがあったわけではありませんが、ひとつひとつの葉がそれぞれの個性に合わせ、環境に合わせて色づく姿には愛おしさを感じます。



入り口付近で見上げた
コナラ(小楢・ブナ科)の紅葉。
緑と橙色が同居するコナラは、爽やかで新鮮に映ります。

コナラ



      湖畔のモミジ
      黄色から赤へのグラデーション。

           モミジ



塩沢湖 これからもっと華やかになるのかもしれません。

塩沢湖




塩沢湖



赤い実に、オレンジがかった紅葉です。

カマツカ


 
枝の張り方と紅葉の色合いがヤマコウバシに似ているかな?と、葉を揉んで見ると、何にも匂わない。困った。。。実も上向きにつくことしか覚えていないし・・・違うようです。

カマツカ



優しさ漂う綺麗な色にうっとり。

カマツカ
この下膨れの葉の形、知っているはずなんだけれどどうしても思い出せません。。。

赤く紅葉して、こちらも見事。

カマツカ


帰ってきて1日経って、葉と実から
カマツカ(鎌柄・バラ科)じゃないかと思い至りました。全く忘れ去っているわけではないのに、どうしても思い出せないという老化現象がもどかしい。


幹写真で縦筋の皺と白っぽい斑紋を確認して、多分間違いなし。

分かっていれば鎌の柄や牛の鼻輪に使われるという”堅い”材に触れて確かめられたのにと残念です。

カマツカ 幹



ニシキギ
(錦木・ニシキギ科)
の真っ赤な種。
2つ仲良く寄り添って、なんとも愛らしい。


ニシキギ



ムラサキシキブ
(紫式部・シソ科←クマツヅラ科)の実

ムラサキシキブ



葉が痛んでいても、明るい黄色と紫が互いに引き立て合って素敵でした。

ムラサキシキブ



燃えるように紅葉した
ドウダンツツジ(灯台躑躅・ツツジ科) 
平地ではこれほど輝くドウダンツツジを見たことがありません。
逆光でも順光でも変わらず、鮮烈な赤でした。

ドウダンツツジ



アカヤシオかな?シロヤシオかな?

ツツジ



     
クマシデ(熊四手・カバノキ科)の実
    枝いっぱいに幾つもぶら下がって、ユーモラスな眺めです。

    クマシデ


対岸の紅葉

塩沢湖



睡鳩荘(旧朝吹山荘)を臨む風景。
睡鳩荘は、三越の社長などを務めた朝吹常吉の別荘を移築復元したもの。軽井沢別荘建築の中で最上質のものだそうです。

塩沢湖



塩沢湖


睡鳩荘のテラスより。

塩沢湖



帰ってきてから、塩沢湖は昭和36年に造られた人造湖と知りびっくりしました。
湖畔散策だけでも入場料がかかります。
お店のビーフカレーは美味しかった、です。

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muku765 at 17:07|PermalinkComments(6) 植物 | 軽井沢

2018年10月30日

手賀沼散策(植物・昆虫)



遊歩道沿いにジュウガツザクラ(10月桜)


ジュウガツザクラ



ジュウガツザクラ



ラクウショウ
(落羽松)
紅葉の中に、の実。
地面は落ち葉で真っ赤になっても、実はまだ緑?
初めて見る不思議な取り合わせに、ちょっと感動でした。


ラクウショウ



ラクウショウ



小豆色の穂が美しい
チカラシバ(力芝・イネ科)

チカラシバ



チカラシバ



遠くからでも目立つ、大きな蝶形花。
セイヨウミヤコグサかと思って近づくと、花のつき方が全然違う。帰って調べてみると、熱帯アジア原産の帰化植物の
コガネタヌキマメ(黄金狸豆・マメ科)。 
緑肥作物として栽培されていたものが野生化したものでした。

コガネタヌキマメ



   そこに、数頭のウラナミシジミが来ていました♪

   ウラナミシジミ


産卵中。

ウラナミシジミ



口吻を花の奥に差し込んでいるこの子は吸蜜中。

ウラナミシジミ

↑↓
萼や茎に産み付けられた小さな卵が写っていま〜す。

ウラナミシジミ


ウラナミシジミ



ナガコガネグモ


ナガコガネグモ



裏側に廻ってみると、糸が密集して真綿のよう。
内側の体は全く違う模様。蝶の表翅と裏翅のようですね。


ナガコガネグモ


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muku765 at 22:36|PermalinkComments(12) 昆虫 | 手賀沼

2018年10月29日

手賀沼散策(水鳥)



薄曇りの日。 遥か遠くにヨット。

ヨット



くつろぐいつもの水鳥たち。

ダイサギ


ダイサギ



いるいるいる・・・今日はダイサギが多い・・・
程よい距離が平和のコツ?
カワウコサギも一緒にいる。

サギたち



水草もアート。

水草



孤独なカワウには趣が

カワウ



こうなるとちょっと・・・不気味・・・

カワウ




ダイサギ・コサギ・ダイサギ。 計ったように等間隔。

ダイサギ コサギ



コサギ


コサギ



コブハクチョウ
 

コブハクチョウ



岸近くにカルガモ

カルガモ



オオバン

オオバン



茶色の羽色の若鳥を従えて進むバンを見つけましたが、カメラが追いつかずとっても残念。


再びバン。良かった。

バン


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muku765 at 07:00|PermalinkComments(12) 野鳥 | 手賀沼

2018年10月25日

こんぶくろ池の植物など



この時期、特に目ぼしい植物は見つけられない暗い森の散策ですが、木々の香りと土の感触、これで十分。心が満たされます。

こんぶくろ自然博物公園



ヒヨドリバナ
(鵯花・キク科)


ヒヨドリバナ



どこにでもある
コセンダングサ(小栴檀草・キク科)
筒状花ばかりの地味な花。 黄色い花びら(舌状花)のついたセンダングサには、なかなか出会えません。

コセンダングサ



蕾も。


コセンダングサ



真っ赤な果皮と中の黒い種の造形は、何度見てもユーモラス。
彩りの少ない森でとても目立つゴンズイ権萃・ミツバウツギ科の弾けた

ゴンズイ



イボタノキ
(水蝋樹・モクセイ科)の青い実。熟すと真っ黒に。

イボタノキ



    。。。。こんぶくろ池
に着きました。。。。

やはりいつも通り、木々に囲まれた秋の池は薄暗く静かです。

しばらく休んでいると、午後の陽が廻り、木の根が魔法のように輝き始めました。 
暖かな日差しに、眠っていた精霊が目を覚まし、生き生きと活動を始めたかの様でした。

   こんぶくろ池



陽が動き、枯れ草にも灯が点りました。

この池ではじめて目にする神秘の光の贈り物に見惚れました。

こんぶくろ池


新緑のこんぶくろ池
←印象が随分違います。



    
   途中の車道沿いで。   

アオツヅラフジ(青葛藤・ツズラフジ科)の若い実。


アオツヅラフジ



色づいた実が一つだけ見つかりました。

アオツヅラフジ



メリケンカルカヤの綿毛がキラリ。

メリケンカルカヤ



名残りの緑色が素敵です。

メリケンカルカヤ
 


背の高くない小さな
セイタカアワダチソウ(背高泡立草・キク科)を撮りました。
伸びる前は威圧感もなく、点在するきらびやかな花色に目を奪われます。


セイタカアワダチソウ
 

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muku765 at 18:20|PermalinkComments(14) 植物 | こんぶくろ池自然博物公園

2018年10月22日

ジョロウグモとスズメバチ



こんぶくろ池の森を歩くと、必ずといっていいほどよく出会うのがヒカゲチョウ

ヒカゲチョウ



そして、出会いたくなくても出会ってしまうスズメバチ。
暗い通路の行く手を低い位置でぶうーんと飛ばれたり、木の幹でごそごそ動いているところに遭遇して、踵を返して通路変更なんてしょっちゅうでした。


ところが、この日はつい夢中になって、少々無謀な至近距離撮影に挑むこととなりました。

獲物がかかるのを待ち構えているはずのジョロウグモ
(女郎蜘蛛)モンスズメバチが覆いかぶさっていました。

回り込んで覗き込むとカリカリと口を小刻みに動かしているので、襲っているところだとわかりました。
ジョロウグモが襲われる場面は初めて目にします。

モンスズメバチ



体の向きを変え押さえ込みながら、まだ息のある蜘蛛を静かに攻撃しています。糸に止まっている蜘蛛を引き剥がすのは、結構手間がかかるようですね。


モンスズメバチ



モンスズメバチ



糸につかまっていた脚を噛み切りました。

モンスズメバチ



最後の一本も、やりました! 遂に我が物♪・・・・

モンスズメバチ



・・・・と、油断をしたのか、その後がいけません。
せっかくの栄養豊富な獲物がぼとり!と下に落ちてしまったのです。
それはそうですよ、止まるところがなくなったのだからしっかり自分で抱えていなくてはいけないのですよ。


突然目の前から消えた獲物を探すべく、草むらの上をブンブン旋回し続けるモンスズメバチ。
”必死”というより、”怒っている”様子です。

モンスズメバチ



モンスズメバチ
 

50僂曚匹竜離で、粗忽者のモンスズメバチに呆れて立ち尽くしているこちらも粗忽者。
危ない! 
八つ当たりでもされたら、大変!と気付き、その場を後にしました。 怪我もなくめでたしめでたしでした。(^^)


muku765 at 21:05|PermalinkComments(14) 昆虫 | こんぶくろ池自然博物公園