aamall

2022年05月13日

ハランの花の秘密☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚


ハラン
(葉蘭・キジカクシ科)の花は葉の根元の地面に咲く、とても変わった花です。
探しても今まで見つけられず、めったに咲かないものなのかと諦めていたところ、ありました! 奇跡のようです。(4月中旬

根元の地面は枯葉が厚く積もっているだけで何もありません。
枯葉を取り除くと、咲いていました!

ハラン

下のほうに写っている緑っぽいものは、実ではなく開きかけの花


どういうわけか、横向きです。
開いても上向きになることもなく、このままでした。
茎に付くのではなく、根っこに咲く花を初めて見ました。


ハラン



4個目の花です。
肉厚の花被片が8枚(8裂?)。
中の赤い部分が柱頭なんだそうです。
断面の写真を見ると、この下に雄しべがあります。


ハラン



ハラン



も一個ありました。 これはこのままにしておいて経過観察。


ハラン実



実家の庭で取って来た実を半分に切ってみました。

ハラン実


オレンジ色のは驚きでした。
若い種は透明感があり、寒天ゼリーのように柔らかい。

ハラン実



葉は斑入りで艶があり、気に入っています。

ハラン



蘭の葉に似ていて大きいから中国名で「馬蘭」とつけられていたとか。バランハランなって葉蘭の字が当てられたとか。
でも、ぴったりの名前です。



根は横に張ってそこから緑の茎が伸び出して、刈っても刈ってもあっという間に葉が茂ります。

ハラン根っこ



3週間近く経った現在の花の姿
他の花を取って見たら、ぐちゃぐちゃで実になる気配はありませんが、これはこのまま置いておきます。

ハラン




☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


ハランの花は
「世界で最も変わった花」と言われているそうです

ナメクジが花粉の運び手であるという今までの説を覆したすごい内容を、神戸大学理学研究科の研究ニュースから、引用してみます。

《直接ハランの花に訪れる動物を、自生地である黒島において2年間にわたり昼夜を問わず観察を続けました。》

寝ずに番をしたかとびっくりしましたが(^_^;)、監視カメラですよね。 
その結果、ナメクジが花粉の運び手であるという通説を覆し、キノコバエであることが証明されました。

《ハランに訪れたキノコバエ類は、素早く花の内部に潜り込み大量の花粉を体につけて飛び去りました。》  
 
ハランの花に着地した段階で、すでに前の花に訪れた時につけた花粉を付けたキノコバエも見られました。またそのようなキノコバエが訪れたハランの花を、後日、観察すると確かに結実していました。これらの観察結果は、キノコバエが有効な花粉の運び手であることを証明するものです。》

《今回花に訪れていたCordyla属やBradysia
属のキノコバエ類は、いずれも幼虫がキノコを食べることが明らかになっている種です。つまり、ハランの奇妙な花姿は、キノコに擬態することでキノコバエ類を騙して、花粉を運ばせようとするしたたかな戦略であることが示唆されました。》

すごい! キノコに擬態! 初めて聞く言葉です。

ハエがポリネーターなら、
最も変わっているとは言い難い。

他にもサトイモ科やウマノスズクサがありますから
「キジカクシ科のハラン、お前もか!」の巻きでした。

 


muku765 at 14:36|PermalinkComments(17) 野草 

2022年05月11日

公園内の植物(利根運河春散歩4・4月中旬)  


怖い蜂に威嚇され思う方向へ進めず、早足で逃げるもブーンブンとしばらく追いかけられました。怖かった。

園内の開けた場所、ハス池へ。
ダイサギの餌探し、鴨も来るしセキレイもいる、カワセミも飛ぶことのある池です。

池のほとりに満開のニワトコ(レンプクソウ科)

ニワトコ


ニワトコ



青みがかった小花が宝石のように美しい
ノヂシャ野萵苣・オミナエシ科))ヨーロッパ原産の帰化植物です。

ノジシャ




ヘビイチゴ(蛇苺・バラ科)


ヘビイチゴ



ノミノフスマ(蚤の衾・ナデシコ科)
小さな葉っぱをノミの布団に喩えた、
可愛いような、可愛くないような名前・・・
 
ノミノフスマ



ノミノフスマ




理想会公園



林へ入ります。
夏には薄暗くなり藪蚊に悩まされるこの林も、今は比較的明るくて、花も探しやすい。


アマドコロ 

アマドコロ



アマドコロ



ポツンポツンとまばらに生えているマムシグサ(蝮草・サトイモ科)
浦島草より群生は少ない気がします。 

マムシグサ



仏炎苞の中の附属体が茶色のマムシグサ
これは初見です。

マムシグサ



最も数の多かったウラシマソウ(浦島草・サトイモ科)
ひしめくように群生するところもよく見かけます。

ウラシマソウ



マムシグサ



ホウチャクソウ宝鐸草・ユリ科)

IMGP9998_ホウチャクソウedited-1



ホウチャクソウ



外来種のオオアマナ(大甘菜・キジカクシ科)は華やかな花。

オオアマナ



オオアマナ
(大甘菜・キジカクシ科)
ムラサキケマン(紫華鬘・ケシ科)の群生

オオアマナ



オオアマナ


珍しいものは見つけられず、いつもの野草たちでした。

次回は、一回利根運河をお休みして庭に戻ります。

*画像の上でクリックすると拡大されます
 


muku765 at 07:30|PermalinkComments(18) 植物 | 利根運河

2022年05月09日

理窓会公園の林床(利根運河春散歩3・4月中旬) 


斜面を降りて、細い流れにかかった丸木橋をこわごわ渡ると、透過光に輝くモミジ

モミジ



薄暗い林床に、咲き始めの
キンラン(金蘭・ラン科)
嬉しいことに、あちらにもこちらにもポツポツポツと。
いっぱいあって、一株一株訪ね切れませんでした。


キンラン



キンラン



キンラン



キンンラン



キンラン


ブナ科の樹木と共生関係にある菌に寄生して多くの栄養をもらう半腐生植物。だから咲いている場所はほとんど林の中。
観察を始めた頃、先輩から「綺麗だからと性質を知らずに盗掘した人が、菌がないから結局枯らしてしまう」という話をよく聞かされました。


2枚セットの葉っぱが、互い違いについている面白い草。
 
ナンテンハギ




やや、葉柄の付け根に変わった形の托葉が。
一体何者か?

ナンテンハギ



ナンテンハギ



特徴をすっかり忘れていたナンテンハギ(南天萩・マメ科)でした。
小葉が2枚の複葉で、別名フタバハギ

=参考=ナンテンハギ の花はこんな花。

ナンテンハギ



いやでも目に入る大きな葉っぱ、
シラヤマギク(白山菊)の根生葉
このふくよかな形から、星空のような小花をちょっと想像できません。


シラヤマギク




ミツバツチグリ(三葉土栗・バラ科)
似ている黄花の中で、いちばんのお気に入り。

ミツバツチグリ



ミツバツチグリ



親戚のキジムシロなどとも絡み合って、楽しい林床です。


ミツバツチグリ他



せめて葉っぱだけでもと、
アケビ
(木通・アケビ科)の葉
グランドカバーのような形の良い掌状複葉です。

アケビ



キスジコガネ
  初めての昆虫に出会えました♪

キスジコガネ



他にも何種類もの野草が芽吹いていて、全部は見て回れないほど。
カントウタンポポもありました。後ほど登場です。

*画像の上でクリックすると拡大されます



muku765 at 16:30|PermalinkComments(10) 野草 | 利根運河

2022年05月08日

雑木林の樹木など(利根運河春散歩2・4月中旬)


理窓会公園へ降りずにそのまま進んで、道の上から公園内の樹木を眺めます。


ここは高木を目の高さで見られる嬉しい場所。
形の違う葉っぱが次々に現れて、風にそよいでいます。

(1)メタセコイア 

メタセコイア



繊細な複葉。若葉の頃は殊に美しい。

メタセコイア



(2)コナラ(小楢・ブナ科)は今はもう葉っぱだけ。

コナラ



(3)クヌギ
(椚・ブナ科)も緑の葉っぱだけ。
若葉の針状の鋸歯ってなかなか素敵! 
 
クヌギ

(=参考=)
3月には木全体を黄色に染める雄花が綺麗です。
落葉樹の劇的変化はなんとも楽しい。

クヌギ



(4)
いつも代わり映えしない印象の常緑樹のシラカシ(白樫・ブナ科)の芽吹きは、とても新鮮です。

シラカシ



初々しさと勢いと。☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚

古い葉に紛れて見落としがちな素敵な光景。
この日一番の収穫かもしれません。


シラカシ



(5)ムクノキ
(椋木・アサ科) 

葉と同時展開の花の蕾が飾りのよう。

ムクノキ



ムクノキ



(6)
枝先に雄花も花粉もない静かな?
スギ(杉・ヒノキ科)

スギ



いえいえ、帰ってから拡大すると・・・

葉と同じ色で分からなかった若い雄花がいっぱ付いています。

スギ



上の方には茶色の雄花。まだ花粉が飛んでいなくてよかったわ。

スギ



(7)
マルバヤナギ(丸葉柳・別名アカメヤナギ・ヤナギ科)
くにゃくにゃと派手に暴れまわる雄花に、びっくり。

マルバヤナギ



マルバヤナギ

(=参考=)
目立たないマルバヤナギ の雌花

マルバヤナギ


若い果実

マルバヤナギ


別名の
由来となった赤い若葉

マルバヤナギ



公園内の池を見下ろして。


池


滑らないように気をつけながら斜面の踏み分け道を下って、理想会公園へ降りて行きます。



(注)ブログの仕様が変わり、リンクした画面のプレビューは時間が経つと開けなくなりました。
自分で困るので、=参考=として本文中に入れたため、枚数が多くなり見にくくてすみません。

 


muku765 at 07:30|PermalinkComments(16) 樹木 | 利根運河

2022年05月06日

ヤナギと道沿いの野草 (利根運河春散歩1・4月中旬))


4月中旬 久しぶりに春の利根運河へ散歩に出かけました。
芽吹きを追うにはちょっと遅いけれど、きっと何か発見があるはずと、期待を胸に。

橋の上から見下ろす、利根運河の水辺。
まだちょっと恥じらうような新緑です。

利根運河



運河沿いの道に入ると、いつもの堂々たるマルバヤナギ
気持ちよく枝を広げた姿は、シンボルツリーのようです。
黄緑色がひときわ爽やか。初々しく感じます。

マルバヤナギ



他の木をズームすると、雄株で雄花が咲いていました。

マルバヤナギ



緑の微妙な違いを楽しみながら、道を進みます。
惹かれるのは、やはりヤナギの萌黄色。

運河の風景



道沿いの野草たち。
 お馴染みさんばかりです。 

(1)
イタドリ(虎杖・タデ科)の若葉
赤味や

イタドリ



落ち着いた黄色味  

イタドリ



葉脈がくっきり。ドクダミのような雰囲気です。

イタドリ



(2)今日もいました、不気味な
ヤセウツボ(痩靭・ハマウツボ科)。地中海原産の外来種の寄生植物

葉緑素を持たず、他の植物へ根を伸ばして栄養をもらって生きる寄生植物というのは、有名な?話。 (´▽`)
この子の場合、周りに写っているカラスノエンドウが宿主です。


ヤセウツボ

以前花をアップにしてレポートしました。
よろしかったら→こちらです。



(3)花粉大好き♪ コアオハナムグリとても美しい茶色でした。
オオアマナの雄しべを抱え込んで幸せそう。


コアオハナムグリ



この角度、気に入っています。


コアオハナムグリ



ここでは良く見かけるヒメウラナミジャノメ

ヒメウラナミジャノメ



(4)
菜の花(アブラナ科)

ナノハナ



ナノハナ



(5)コメツブツメクサ
(米粒詰草・マメ科)


コメツブツメクサ



(6)シロツメクサ
(白詰草・マメ科)


シロツメクサ



(7)ノアザミ (野薊・キク科)
総苞部分を触っても粘らないので、???。
これから粘液を出すところなのでしょうか。 
 
ノアザミ




ノアザミ

ニッポンヒゲナガハナバチ(日本髭長花蜂)
ぶんぶんさんに教えていただきました。)
ミツバチじゃなかった!触覚がひどく長いです!



ノアザミ



(8)カラスムギ(烏麦・イネ科)
質素なイネ科の群生はたまらなく素敵です。
 
カラスムギ




(9)変わった姿に戸惑いました。
花の咲き終わったハルガヤ(春茅・イネ科)は、
小穂が横に広がって三角形へ、濃い緑色へ変身していました。
 
ハルガヤ



*画像の上でクリックすると拡大されます





muku765 at 13:39|PermalinkComments(17) 野草 | 利根運河

2022年05月01日

サンショウ2(芽吹き・雄花雌花)


続きです。

前回から10日後 4月中旬  雄花序が伸びました。
一つ一つの花は花糸が伸びていないのでまだ、と言っていいのでしょうか。
緑だった葯がほんのり色づいてきました。

サンショウ雄花



更に1週間後
  葯が黄色になりました。

サンショウ



パッ! 雄花が咲きました。

 サンショウ雄花



\(^o^)/

サンショウ雄花



・・・・混芽(雌花)の芽吹き・・・・


3月下旬
  雌株は日当たりの悪い場所に生えています。
そのせいなのか、雌花序を探しても数が少ない。

サンショ雌花


雄花に再登場してもらって雌花と見比べ。
  肉眼ではなかなかこの形の違いには気づけません。

サンショウ雄花



雌花の蕾
の拡大。 

サンショウ雌花



10日後 4月上旬
 
雌しべが顔を出して、雌花開花\(^o^)/咲いても萼?は開かないのですね。

サンショウ雌花



1週間後 4月中旬  子房が大きくなっています。

サンショウ雌花



100%結実してくれるでしょうか、初めての観察です。

サンショウ雌花



4月下旬 雄花は役目を終えて消え去るのみ、でした。

サンショウ雄花


細かな葉っぱと小さな花のサンショウが、どんな顔をして育っていくのか追ってみました。

運良く雌株が8メートルほど離れた場所に生えているので、やる気も出たというもの。
雌雄異株とは知らないまま、2本も邪魔だからと切ったりしなくてよかったです。(^^)


*画像の上でクリックすると拡大されます


muku765 at 20:30|PermalinkComments(16) 野草 

2022年04月29日

サンショウ・1(冬芽と葉痕・芽吹き)


里山探検隊の趣の実家の庭。
今回は、鳥の落し物の
サンショウ(山椒・ミカン科)です。
サンショウは雌雄異株。うまい具合に雄株雌株が揃いました。
な〜んと気が効く鳥さんでしょう。


現在、木は春真っ盛り。眩しい新緑に覆われています。

サンショウ雄株



・・・・・冬芽と葉痕・・・・・


遡ること二ヶ月まだ寒い2月下旬。 
 
日当たりの良い場所の雄株の硬い冬芽と葉痕
力強い(托葉が変化したもの)の造形の魅力に惹かれて、側芽ばかり撮っていました。万歳する悪戯坊主です。

サンショ



サンショウの冬芽は芽鱗のない裸芽
一番外側の葉には伏毛が密生して寒さを防ぎ、中の幼い葉を守っているのですね。

サンショ



伏毛が見えないので、写っていそうなところを拡大すると・・・
ボケていますが、白い毛が確かにありますね。

サンショウ伏毛



サンショウ伏毛




特に変わり映えしませんが、日陰気味の雌株冬芽と葉痕
たまたま左右のトゲが非対称の
またちょっと違う表情が見たくて並べました。

サンショウ



サンショウ雌株




・・・・・芽吹き・・・・・

2週間後 3月中旬 ほぐれかけて、中の若葉がチラリ。
 
もう一つ芽がありますが、これ何?
頂生側芽(頂芽に何かあった時のための予備の芽)でしょうか?
 
サンショウ


サンショウの頂芽は仮頂芽
仮頂芽とは
、新枝の先端(頂芽)を落とした後、最も上にあった側芽が本来の頂芽の役割を果たしている芽のこと。

どの木にも、いろいろな戦略があるものです。w(*゚o゚*)w



・・・・葉芽の芽吹き・・・・


2週間後 3月下旬 
蕩けそうな赤ちゃん若葉が開きました。

サンショウ



サンショウ雌株




・・・・・混芽(雄花)の芽吹き・・・・・
  

同じく3月下旬 
葉っぱに包まれた雄花序が顔を出しています。

サンショウ雄花



サンショウ雄花




サンショウ雄花



3日経つと大分伸びて、葉が開きました。花序も緩んでいます。

サンショウ雄花



サンショウ雄花



木の全体の様子。 


サンショウ雄株


続きます。

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muku765 at 23:54|PermalinkComments(14) 樹木 

2022年04月27日

続・ハコベ(いろいろ)


今まで撮ったハコベの写真は、コハコベだらけだろうとPCの中を探してみると、意外な結果になりました。


数年前から身近なハコベに2種類あって、茎の色で見分けがつくと知ってから気にして確かめると茎は赤く、撮るのをやめてず〜っとミドリハコベ を探していました。
そういうことも手伝ってか、コハコベらしきものがありません。

忘れていたハコベが5種類出てきたので、自分の記録の為にここでまとめておくことにしました。


その前に、もう一度ミドリの見分け方について。
前回記載の特徴を基本とした上で、以下も参考にしていきます。

わぴちゃん(岩槻秀明氏)によると、『見分ける時には、茎や葉の色、大きさはあてにならない、ミドリハコベ でも日当たりの良い乾燥した場所では茎が赤っぽくなり、葉が小型になり、コハコベでも、日当たりの悪い場所では、全体が緑色になり葉も大きくなる』 
コハコベクイズ?(笑)より抜粋・要約)


(1)この頃は雄しべの数については知識がなく、茎が赤みがかったところがあったから、即コハコベとしてアップしてしまったハコベ

ハコベ



今になって詳しく見てみると・・・こういう次第。
ミドリハコベ 決定。
茎がべったりと赤かったわけではありませんしね。

ハコベ



別の場所のハコベも、雄しべ8本につき、ミドリハコベ でいいと思うのですが、日陰だったのか茎が赤く写っている部分がありますね。

ハコベ



こちらも雄しべ8本 ミドリハコベ 

ハコベ


というわけで、以前撮ったものは、とりあえずミドリハコベばかりなのでした。
な〜んだ、見分けを知らない頃出会っていたのだわ♪




(2)丈夫そうな名前のウシハコベ(牛蘩蔞)
雌しべを確かめれば間違いようのない・・・5本。w(゚o゚)w 

ハコベが1〜2年草に対し、こちらは2年草または多年草
大型で草丈50僂曚匹砲覆蝓腺毛がありややベタつく、葉は先端が尖るなど特徴がいっぱいありますね。

ウシハコベ



ウシハコベは以前は何度も見ていましたが、最近全く出会えません。

ウシハコベ



ウシハコベ



ウシハコベ



(3)花びらのないイヌハコベ(犬蘩蔞
ヨーロッパ原産の帰化植物。
萼片の基部が紫色になるのが特徴で、萼が星型に開くそうです。

イヌコハコベ



(4)
高尾の日影沢の
サワハコベ(沢蘩蔞) 多年草です。
花びらの先が浅く切れ込みます。ここがなんとも優雅です☆*゚ ゜゚

日影沢サワハコベ



(5)
日光のミヤマハコベこちらも嬉しい多年草
他のハコベ同様、花びらの先が深く切れ込みます。

茎には2列になって毛が生えているという面白い特徴を、いつか是非確かめたいですね!

日光ミヤマハコベ



=おまけ=

名前だけ一緒で、別グループのルリハコベ(サクラソウ科)
庭で咲かせて、目の覚めるようなブルーがとても素敵でしたが、1年草なので数年で消えてしまいました。

伊豆七島 四国 九州 琉球諸島などに分布(帰化植物の可能性あり)。園芸品としても流通しているそうです。

春の庭ルリハコベOK



春の庭ルリハコベ大


ハコベ、終わりです。

muku765 at 10:37|PermalinkComments(16) 野草 

2022年04月24日

小ハコベ? 緑ハコベ?


春の大地を飾る白いハコベ(蘩蔞・ナデシコ科)
ひれ伏さないと観察できないほどの超小花。
愛らしい赤い葯に惹かれて、ひれ伏します。

ハコベといえば、ヨーロッパ原産のコハコベと在来種の
ミドリハコベがありますが、野で出会うのはどういうわけかコハコベ の方ばかりでした。
なんとかミドリハコベ を見つけたいものだと思っていたところ、
実家の庭にハコベを見つけました。

見分け方は、

雄しべの数
コハコベは2〜7本ミドリハコベ は5〜10本
茎の色
コハコベが赤紫色ミドリハコベ は緑色
草姿
コハコベは横に這う傾向にあり、ミドリハコベ は立ち上がり気味
環境
コハコベは人の手の入った環境(農耕地や市街地)を好む
ミドリハコベは比較的自然度の高いところを好む

と言ったところでしょうか。


さぁ〜、どっちかなぁ〜。意欲満々。
雄しべが8本・・・ミドリハコベ です。\(^o^)/

ハコベ



これは・・・7本?(葯が落ちているだけ?)8本?
8本ならミドリハコベ ですが、7本となると断定できません。

ハコベ



こちらは雄しべが6本・・・どちらとも言えませんが、 
 
ハコベ



茎を見ると一部茶色→コハコベ?
でも立ち上がっているし→ミドリハコベ ?

ハコベ



一緒に生えている中にこんなのもあって、茎全体が赤っぽいわけでもなく中途半端です。

ハコベ



後日、色違いを何本か抜いて見易く並べました。
赤みがかったものがありますが・・・ 

ハコベ


ひっくり返すと、裏側はほとんど緑色。

ハコベ


近年中間的な個体が増えて来ているとのこと。
種の形で正確な判断ができますが、小さすぎて難儀です。

雄しべ8本のミドリハコベ (1枚目)が確かにあったし、茎の色も緑が多いし、全部ミドリハコベ としたい気持ちです。
真実はどうなのでしょう。
わかる方、教えてください。

ここは、草取りなどの手入れの加減で植生が変わります。
今度はどんな種が飛んできて、どんな草が生えて来るでしょうね。

*画像の上でクリックすると拡大されます



muku765 at 12:46|PermalinkComments(18) 野草 

2022年04月22日

ニワトコの蕾・花・若い実


前回から2週間後 3月下旬  いよいよ開花です。

花柄が伸びてきて、ブロッコリーは姿を消しました。
花序の軸は込み入っていて粗い網目のよう!w(゚o゚)w 
円錐花序ですが、込み入っていて迷路のよう。
アリさんは迷わないかしら?(゚∀゚)


ニワトコ

ハチが来ています(左上寄り)


はあるのか?と調べると、萼について触れているものはほとんどなく、「松江の花図鑑」でやっと判明しました。
白?半透明?の退化した薄い萼でした。


ニワトコ


ニワトコは子房下位でした。


最も早く開花していたのは、花芽A。 ちょうど見頃。


ニワトコ



細かすぎてお手上げだった小花。やっと詳細がわかりました。
花びらが5裂、雄しべも5個

ニワトコ



ニワトコ



初めて見た時は傷んでいるようにも思えた赤い点々は、
三裂した赤い柱頭

ニワトコ




ニワトコ



ニワトコ



花は咲いてくれましたが、アブラムシがあまりにひどくて、この木は実は期待できそうもありません。

アブラムシ



アブラムシを食べる芋虫がおりました。
あの可愛らしいヒラタアブの幼虫だそうです。

ヒラタアブ幼虫


   。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


更に2週間後 4月中旬
刈り込んでしまった株のたった一つの花序が、緑の実に変わっていました。

ニワトコ実



熟すとまん丸になる実も、若い頃はしずく型。
お弁当いっぱいつけて賑やかです。

 ニワトコ



柱頭の名残や、雄しべの他に茶色いものが・・・
枯れた花びらのようですね。

ニワトコ_


真っ赤に熟す頃、また会いに行きますよ〜。

*画像の上でクリックすると拡大されます



muku765 at 12:02|PermalinkComments(16) 樹木 

2022年04月20日

ニワトコの蕾


前回の続きです。

また更に10日後 3月中旬

立派なブロッコリーに育ちました。
いえいえ、ニワトコの蕾でした。

ブロッコリー


写真に名前を入れる時、何度「ブロッコリー」と間違えてしまったことか。検索する時もついブロッコリーとやってしまう。


まだ固い蕾。


ニワトコ



ニワトコ


=おまけ=
蕾が
アオキ(青木・アオキ科・ガリア科)に似ていると思い立ち、比べてみたらちょっと違う。肉眼ではぎっしり見える蕾が大分疎らです。

アオキ



ユーモラスな姿に、夢が膨らみます。


ニワトコ



前回アップの3月上旬のこの枝が、

ニワトコ
 ↓
 ↓

生長してこんな風になりました。
頂芽は万歳しています。\(^o^)/

ニワトコ



花芽Aの根元を覗くと、花序の軸だけであとは何もありません。
やっぱり花だけです。

ニワトコ



混芽の根元は、2本の葉柄と花序の軸。 
短い線状のものは、花外蜜腺。 ソクズの花外蜜腺には負けるけど、こちらもかなりユニークですね!

ニワトコ


の部分も不明だし、
これもなんでしょう?。葉の一種なのでしょうか。
なんと込み入った造りのニワトコでしょうか!

ニワトコ



地上部をほとんど切ってしまった別の株も、身の丈ほどに復活。
が、やはり力がなくて、花は1箇所だけでした。


ニワトコ


ニワトコ、もう1回続きます。

muku765 at 14:30|PermalinkComments(18) 樹木 

2022年04月18日

芽吹き・4(複雑なニワトコ)


ニワトコ(レンプクソウ科)の蕾を初めて見たのは15年前、里山の自然の中でした。
おとぎ話の世界から抜け出したきたような、魔法をかけられたような不思議な造形美を、夢見ごごちで眺めたものでした。

今年は庭に生えた鳥からのプレゼントで観察開始!
とても複雑なニワトコです。(アブラムシが付いています。


2月下旬
(1)丸くて大きい冬芽、花芽です。

ニワトコ



(2)表情のある芽鱗

ニワトコ



(3)芽吹き始めた細〜い
葉芽

ニワトコ


ニワトコは混芽(花と葉を内包した芽)と図鑑にもありますが、この木には、花だけしか入っていない花芽もありました。
場所が狭くて強剪定しているので、木に力が無いからなのでしょうか?


対生に付く冬芽の組み合わせは自由奔放。

花芽と花芽・混芽と混芽・花芽と混芽
葉芽と葉芽・花芽と葉芽・混芽と葉芽と、いろいろです。



(4)混芽(っぽい)葉芽が一対。

ニワトコ



(5)葉芽の芽吹き

ニワトコ



(6)蕾が覗いている花芽。花芽Aと呼んでおきます。
この時点では、対になったいるのが何芽なのか分かりませんでした。


ニワトコ


    
。。。。。。。。。。。。。。。。。


10日後 3月上旬
  

(7)姿を現した花序。中央の蕾が上の花芽Aです。


ニワトコ



(8)
Aを反対側から見ています。対の芽が開いて混芽と判明。
 
ニワトコ



(9)混芽

ニワトコ



(10)混芽と混芽の頂芽。
芽鱗の中から飛び出した、ブロッコリー型の花序とほぐれかけの複葉。ユニーク! ちょっと衝撃的な造形です。

ニワトコ



(11)混芽と葉芽

ニワトコ



(12)

ニワトコ



(13)丸顔の大きめの葉痕が、まだはっきり見て取れます。

ニワトコ



ニワトコ


=おまけ=葉っぱをむしって現れた衝撃の緑の葉痕。(10月)



(14)10日も経つのに、
葉っぱは(5)とあまり変化がないですね。

ニワトコ


 続きます。


muku765 at 09:30|PermalinkComments(10) 樹木 

2022年04月12日

芽吹き・3(枝垂れモミジ)




今まで何十年も、葉っぱしか見ていなかった枝垂れモミジ

(1)
垂れ下がる枝に、赤い可愛い冬芽を見つけたのは、3月中旬
頂芽が二つ。カツラを思い出しました。

モミジ



側芽

モミジ


枝が垂れ下がっているから、
冬芽も普通の木とは逆向きなのが面白い。


(2)

10日後 3月下旬
芽鱗が割れてほぐれかけて、柔らかな表情に。

モミジ



全体の様子。

モミジ



が残っていました。 

モミジ



(3)
更に4日後  成長しています!
1)から2週間経ち、こんな風になりました。

モミジ

基部にある一番色の濃い部分が芽鱗
芽鱗の割れ目から出ている絹毛を纏った赤い部分が托葉
先端に赤みの差した細長い部分が葉っぱ
・・・ではないかと。



モミジ



(4
この10日後 4月中旬 葉が開き始めました。
(1)から3週間ちょっとで、こんな風になりました。

モミジ



側芽からは茎?がずんずん伸びています。
こうして並べて見ると不思議不思議。
小さな入れ物から、ぞろぞろ長いものが現れる手品のよう。
冬芽は命の玉手箱。

モミジ



全体の印象はボロボロ。綺麗とは言い難いけれど、
シワシワの赤ちゃんのようなもの。

モミジ



モミジ



でも、近づけば味わいが。

モミジ



色あざやかな托葉さんにスポットライト。(^^)v

モミジ



花が1箇所だけ。もう直ぐ開きます。

モミジ


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muku765 at 09:00|PermalinkComments(14) 樹木 

2022年04月08日

芽吹き・2(ニシキギ・ドウダンツツジ・ナンテン)


この芽吹きシリーズは、実家の庭のものです。
植木以外に鳥の落し物がいっぱいあって、前回のウツギも鳥からのプレゼント。ヽ(´▽`)/

その他、シャリンバイもありがたく頂いたし、いま観察中のサンショウもニワトコもプレゼントです。
困るのは、エノキ、シラカシ、クスノキ、アカメガシワなど。
根っこがとてもとても取りきれません。(−_−;)




この
ニシキギ(錦木・ニシキギ科)は、植えたもの。
3月上旬。この時から一ヶ月経っても、硬い冬芽はなかなかほぐれません。ずっとこんな感じです。


ニシキギ



小枝(細枝)が伸びている枝もあり、面白い。
この小枝は少しずつ伸びています。
ニシキギはこういうものかと思うと、そうでもなくて・・・

ニシキギ



このような小枝のない枝もあるのです。
一ヶ月経ってもこのまま。
ここからいきなり葉っぱが開くのでしょうか?
観察続行です。

ニシキギ



3月上旬の
ドウダンツツジ(灯台躑躅・ツツジ科)。
現在でも少し大きくなったかなという程度で、こちらも動きはゆっくりです。

ドウダンツツジ



葉痕は三角。4つ集まっています。


ドウダンツツジ



3月上旬
常緑のナンテン(南天・メギ科)に、真っ赤な若葉

 ナンテン



複雑な
3回羽状複葉は、
くちゃくちゃと縮こまって、まだ赤ちゃん。
 
ナンテン



一ヶ月経って、複葉の軸は伸びましたが、葉っぱはまだ閉じたまま。

ナンテン



ナンテン


目を見張る勢いで変化するのは、きっとこれから。

明日見に行ったら、どうなっているかしら?
実家まで自転車で数分ですから、頑張りましょう。

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muku765 at 20:52|PermalinkComments(14) 樹木 

2022年04月05日

芽吹き・1(ウツギ)


今年の春は、身近な場所で、樹木の芽吹きを追ってみようと思います。
冬の間に溜めた力を、ゆっくりゆっくり発揮する樹木たち。


鳥の落し物、ウツギ(空木・アジサイ科)
一ヶ月前、枝はまだ裸です。 

まず、葉痕から。 へぇ〜、こんな顔か〜。

ウツギ



一ヶ月経ちました。まだ小さな若葉。
これがどのように成長していくのか、イメージがつかめません。

ウツギ




若葉と葉痕
 
ウツギ


こんなのも。

 
ウツギ



目の覚めるような黄緑色。形も可愛い。
 
ウツギ



鋸歯褐色の縁取り。(☆゚∀゚)

中心の2枚の葉(裏側が見えている)が合掌しているみたい。
この後左右にパッと開くのでしょう。


ウツギ


この段階では、葉のつき方は十字対生。
この後、どのように伸びて対生になっていくのでしょう。
観察続行です。



=おまけ=


ホントに空木の名前の通り、枝は中空でした。(^^)v

ウツギ


中が詰まっていても空洞でも、外からの力に対する強さは変わりないらしい。
空洞にすることで省エネになり、その分のエネルギーを使って枝をどんどん伸ばせるのだ、とか。
これも植物の戦略らしいです。頭良すぎですね。



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muku765 at 21:15|PermalinkComments(10) 樹木 

2022年04月02日

花曇りのソメイヨシノ



花曇りの一昨日、買い物ついでの通りすがりに眺めた近所の満開のソメイヨシノです。

曇り空に冴え冴えと、白く眩しい。例年にない感動でした。

ソメイヨシノ




ソメイヨシノ



どっちがいいのか? 開放? 絞る?
 
開放側 F2.8

ソメイヨシノ



絞り F11

ソメイヨシノ



青紫のアイリス
柔らかな光の中、しっとりと咲いていました。
 
アイリス


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muku765 at 14:11|PermalinkComments(15) 樹木 | 近所の林・草地