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2016年05月27日

オドリコソウの蕊など 




[5月上旬]の野草の続きです。

シソ科の唇形花の中でも特に花弁の切れ込みが深く、面白い形のオドリコソウ(踊り子草・シソ科)
花笠をかぶった踊り子の姿にたとえた名前です。
花が咲きそろうと、茎を背にして輪になって扇を手に踊る賑やかな光景が広がります。

   オドリコソウ

↑真っ直ぐ伸びた茎に対生した葉が、やぐらを組んだ舞台のようにも思えます。

咲き揃う前の変わった雰囲気の花序も撮ってみました。
蕾も表情豊かです。


オドリコソウ



笠(冑型の上唇)を目深に被っているので中の様子が分かりません。茎を倒して中を覗くと、4個の葯が見えました。

オドリコソウ



ピント合わせが難しく写りが今一つですが、なんとか蕊が計5本あるところが確認できました。
花糸(雄蕊)が4、中心に細い花柱(雌蕊)が1。

オドリコソウ

ハナバチが下唇を足場にして止まり、蜜を求めて顔を入れると、背中が葯と柱頭に触れる仕組みになっていてるそうです。
この複雑な花の形も、重要な意味があってのことなのですね。



4月に花を見たヤブニンジン(藪人参・セリ科)を付けていました。まあ
、こんな形?! 
約2僂虜拂垢ぁ匹海麕西”で、上向きの毛がびっしり。
先端に付いているのは雌蕊の名残です。


ヤブニンジン



ヤブニンジン



花序の中心部の花は雄花、外側の花が両性花。
実は外側だけに付き、中心部は結実していないのがよくわかりますね。

ヤブニンジン


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muku765 at 18:29|PermalinkComments(6)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年05月23日

野草6種




[5月上旬] 林床の野草5種、草原の野草1種です。


別々に見ると分かり難かったギンランササバギンラン
並べて見て、葉の幅の違いに納得です。

ギンラン
(銀蘭・ラン科)
 

ギンラン



ササバギンラン(笹葉銀蘭・ラン科) 


ササバギンラン



      キンラン
(金蘭・ラン科)も。

   キンラン



ホウチャクソウ(イヌサフラン科)

ホウチャクソウ



     イチリンソウ(一輪草・キンポウゲ科)

     食欲旺盛な「虫ブローチ」のおまけ付き。


       イチリンソウ



暗い林を出て、明るい野原で。 明るい場所を更に明るく楽しくしてくれるミヤコグサ(都草・マメ科) 
花は花柄の先に1~3個。 ここではどれも2個セット。


ミヤコグサ


鮮やかな黄色い子が肩寄せ合って、とっても可愛い。

ミヤコグサ


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muku765 at 14:49|PermalinkComments(10)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年05月20日

林床の自生の野草たち




暗い林床を案内していただいて出会えた、珍しい野草3種。
勇んでご紹介したいと思います。 
自生との貴重な出会いでした。

初見のミヤマウズラ(深山鶉・ラン科)。花期は夏(8~9月)

樹の下で人知れず静かに芽を出し、葉を広げた様子が想像されるシックな佇まい。あみだくじ風のユニークな斑入り模様の葉は、しっとりとして思った以上に素敵でした。

ミヤマウズラ



キッコウハグマ(亀甲白熊・キク科)
 こちらも初見。
花期は秋(9月~10月)。細い花弁、突き出た蕊・・・
可憐なハグマの小花はとっても楽しみ。

キッコウハグマ



 ワニグチソウ
(鰐口草・キジカクシ科)は、2回目の出会い。
 花を守る様に覆う2枚の苞葉が特徴です。
 花はほとんどが蕾ですが、運よく一個だけ咲いています。

   ワニグチソウ


   
   すぼんだ先端がちょこっとだけ開いて開花です。

   ワニグチソウ

重々しい名前の鰐口草。
もっと可愛らしい名前でもよかったのでは?と思います。
鰐口とは、神社や寺院の拝殿堂に吊るされている、参拝者が縄を振って叩いて鳴らす金属の音具のこと。
こちら

2枚の苞葉がこれに似ているところからの命名だそうですが、ちっとも似ていなくて不思議です。
もしや・・・花ができる前の苞葉は、閉じて2枚合わさって鰐口にそっくりなのかもしれません。是非確かめてみたいものです。




ワニグチソウと同じキジカクシ科に分類されたアマドコロ(甘野老)の群生も見られました。
花の先端がスカートのように開くところが似ていますね。

   
アマドコロ


アマドコロ


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muku765 at 20:28|PermalinkComments(12)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年05月14日

ムラサキケマンの実




庭が緑で溢れ返る前の3月~4月、陽の当らない暗く狭い場所に紫の花が咲き始めます。 

2年前に福寿草が消えてからは、花の無い地面を飾るトップバッターの野草ですから、少し暗めの紫色も華やかに感じられます。 
細やかに切れ込んだ葉も美しいムラサキケマン(紫華鬘・ケシ科)です。

ムラサキケマン




その後、咲く傍から実を付けて葉も茎も枯れ、5月の今現在残っている株は少なくなりました。 実が縦に連なった塔の様な姿は撮りそびれて、淋しい姿しかお見せできません。

例えば、萎れた花と未熟な実をつけたもや、


ムラサキエマン


堅くしっかりしてきたけれど、まだ小さめ(1〜1.2僂曚鼻の実、

ムラサキケマン 実


実が全部無くなって、柄だけ残ったものなど。

ムラサキケマン


大き目の膨らみのある実にふと触れたとき・・・パチッ!
細いゴムを当てられた様な、弱いけれど鋭い衝撃が手の中に走りました。目の前の実が突然消えました! エッ? 
電光石火の早業、まるで手品のようです。

           ・
           ・
           ・
           ・
          ・


触り方が上達すると、鞘は柄に留まって衝撃の正体を見せてくれました。 果皮が丸まり鞘が二つに裂け、その勢いで種を散布する仕組みです。 あは、オモシロイかたち。

ムラサキケマン


子供を世に送り出しホッとしたかのように、ブランブランと風に揺れていました。

ムラサキケマン



同じ株の別の実も今にも弾けそう。触るのは止めました。

ムラサキケマン



       鞘の縁が二本取れずに残った完全形。
       掌に種がプチッと当たりました。


    ムラサキケマン 弾けた実




捕まえた種は3個だけ。1个任后
白い付属体のエライオソームが写真で確認できました(矢印)
エライオソームは蟻の大好物ですから、巣まで運んでいって遠くに散布してもらえるというわけです。

ムラサキケマンの種


去年は咲いていなかった場所で、突然花が咲くのはこの所為ね。

何年も花を見ながら、今年初めて弾けた実や種に気付きました。


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muku765 at 17:28|PermalinkComments(12)TrackBack(0)植物 

2016年05月09日

フクロウの巣立ち雛(2)




場所を変えると、また別の表情が。

フクロウ



フクロウ雛



フクロウ 雛



見上げる姿勢に体も疲れ、気分転換にと森を散策して1時間半後に戻ってみると・・・まあなんと!
正面の枝に降りて、こちらを向いているではありませんか!♪

フクロウ



フクロウ 雛



フクロウ 雛



フクロウ 雛 



最後の一枚、ふわもこ雛ちゃんのあどけない姿です。

フクロウ 雛


到着してから2時間半、親鳥ともう一羽の巣立ち雛には会えぬまま、ウォッチングを終えて森を後にしました。

今はもう最後の一羽も無事巣立ち、親鳥と共に三羽仲良く森の奥へと移って行ったことでしょう。
来年も又会いに来ようかな。


2010年の親フクロウと 巣箱の雛巣立ち雛

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muku765 at 22:40|PermalinkComments(14)TrackBack(0)野鳥 | 牛久自然観察の森

2016年05月08日

フクロウの巣立ち雛(1)




巣箱で生まれたフクロウの雛が、毎年5月の連休のころに巣立ちます。久しぶりに(6年ぶり)、モコモコの雛ちゃんに会いに行きました。

今までは缶がむき出しになって白かった巣箱が、クヌギの樹皮でお化粧されて、見事なカモフラージュがなされていました。
今年は3羽生まれて2羽巣立ち、残りの一羽がまだ巣箱の中という状況で、時折、顔半分と伸ばした翼が窓からちらりとのぞきます。

    巣箱


最初に巣立った雛はどこにいるのか分かりません。

木の遥か上の方で後ろ向きになった二番目の雛ちゃんは、大きなゴミの塊のように見えました。遠いな〜。
正面の枝に止まって愛らしい表情を見せてくれた前回と、大分趣が違います。

フクロウ 雛



場所を移して角度を変えて見上げても、居るということが分かる程度。動いてくれるのをじーっと待つしかありません。

フクロウ 雛



フクロウ 雛



枝の間を縫うように視線を送り、苦しい姿勢で見上げて待った甲斐がありました。程なく、「なにしてるの〜?」と、こちらに顔を向けてくれましたよ♪

フクロウ



太い枝に飛び移り損ねたのか、細い枝先にぶらさがったまま、しばらくゆらゆらしていたり、

フクロウ 雛



フクロウ 雛



フウロウ 雛



近くの枝へ飛び移ったり。
遠いけれど、前回には無い動きで結構楽しませてくれました。


フクロウ



フクロウ 雛



フクロウ


枚数が多いので、2回に分けました。

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muku765 at 22:32|PermalinkComments(6)TrackBack(0)野鳥 | 牛久自然観察の森

2016年05月03日

4月に出会った生き物たち




いろいろな子が出てきます。昆虫、両生類、爬虫類。


若草色のヤブキリの幼虫
淡く優しげで可愛く見えたのですが・・・

初めは葉っぱや花粉を食べ、次第に餌が動物性に変わっていって、それにつれて獰猛になるのだそうです。自分より体の大きなセミまで捕食することがあるようです。

ヤブキリの幼虫



どっちが頭? 
前にも会った気がするけれど、名前は知らない毛虫です。

毛虫



うろこ状に剥がれるケヤキの樹皮。

ケヤキ


一枚はがして見たら奇妙な子が隠れていました。
頭と胴体部分は3僂らいかな?トカゲでもなさそうだし・・・

不明



初めは動かなかった子も、目元をぱちぱち撮っていたら流石に嫌がって、上へ上へと登って行きました。無地に見えた体に模様がくっきり浮き出て、見事に幹に溶け込んでいます。 
まさか!あなたはカメレオン?
いえいえ、ヤモリの子供でしょうね、きっと。

不明



原っぱの草の間を飛び跳ねて移動するニホンアマガエル。

アマガエル

↑なんと見事な保護色でしょう。
枯れ色を配して、脚や指は隈笹の様。

↓初めて見えたお腹側。全身緑色じゃなかったのね。

アマガエル


アマガエル



びっしりと花をつけたハナズオウにやってきたクマバチさん。
コロコロぶんぶん飛び回り、ひと花ひと花に割く時間はチュッチュッとほんの一瞬です。
こちらは追いつけなくて大変ですが、とっても嬉しそうでした。

クマバチ



クマバチ



ホバリングしながら花壇の様子を窺うばかりのホソヒラタアブ。 偶に止まっても、花粉を食べたり蜜を舐めたりする風もなくすぐに飛び立ちます。
花粉が大量に出ない花だから、きっと美味しくないのよね。

ホソヒラタアブ


**追記**

名も知らぬ毛虫は、”クワゴマダラヒトリの幼虫”のようです。
(ぶんぶんさんよりコメントいただきました♪)


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muku765 at 18:29|PermalinkComments(20)TrackBack(0)昆虫 

2016年04月29日

超小花(牛久自然観察の森4月・9)




今回は超小花、2~3弌■喚个硫屬燭舛任后

あまりに小さくて粒にしか見えません。 なになになに?と目を近付けると、ちゃ〜んと花の形をしています。

名前の通りに葉の間に挟まれるように咲いていたハナイバナ(葉内花・ムラサキ科) うっすらと青っぽい。

ハナイバナ



サソリ型花序のお陰で、小さくても花と分かるキュウリグ(胡瓜草・ムラサキ科) 

キュウリグサ



初めて見つけた珍しいピンク色のタチイヌノフグリ(立犬の陰嚢・ゴマノハグサ科・オオバコ科)! 苞の間に4ミリほどの花。

タチイヌノフグリ


標準の青花も、近くにありました。 

タチイヌノフグリ

↑白いものは一体何でしょう???
 咲き終わって色が飛んだ姿なのでしょうか?分かりません。


           =おまけ=

↓以前撮ったタチイヌノフグリ。白いものは見当たりません。

タチイヌノフグリ


       珍しい白花もありましたよ〜。

    タチイヌノフグリ


=おまけ・2=

超小花の咲く原っぱを散策する?ハシボソガラス。


カラス



カラス


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muku765 at 22:40|PermalinkComments(15)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月28日

小花をつける野草たち(牛久自然観察の森4月・8)




花冠1僂曚匹両花たちです。

葉が地面にぺたっと張り付いたキランソウ
(金瘡小草・シソ科)
花序が立ち上がることもなく、茎は横に地を這って広がります。
とても目立つ花色ですが、踏みつけてしまいそうで心配です。別名はあまりにも衝撃的な、地獄の釜の蓋!


キランソウ



ツクバキンモンソウ(筑波金紋草・シソ科)。
赤紫の葉脈が走る葉、個性的です。葉裏も紫色とのこと。

ツクバキンモンソウ



ツクバキンモンソウ



花期が4月~11月、ほぼ一年中見られるトキワハゼ(常磐はぜ・ハエドクソウ科・ゴマノハグサ科)


トキワハゼ



茎が毛深いヤブニンジン(藪人参・セリ科)
よく似たセントウソウ(毛がない)も咲いていました。
(撮り忘れ)

ヤブニンジン



小花の集まった頭花が可愛らしいスズメノヤリ(雀の槍・イグサ科)
黄色と小豆色の対比が美しく、大のお気に入りです。
葉っぱの縁から伸びている乱れに乱れた絹毛もあどけない。

スズメノヤリ

こちらは、小豆色の花被片から繊細な黄色の雌蕊(3裂した柱頭)が伸びている雌性期の花。


こちらは、
花被片が開いて雄蕊が花粉を出している雄性期の花。
ほとんど出し終わって葯が萎れていますね。
黄緑色の子房が見えています。

スズメノヤリ



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muku765 at 16:26|PermalinkComments(8)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月26日

ニリンソウなど(牛久自然観察の森4月・7)




斜面に咲くニリンソウ
(二輪草・キンポウゲ科)

ニリンソウ


間にカタクリの葉や、

ニリンソウ


     ギボウシの葉が顔を出しています。


       ニリンソウ



     オドリコソウ(踊子草・シソ科)

      オドリコソウ



クサノオオウ(ケシ科)  
鮮明な花色と霞むような蕾の白い毛の対比が綺麗でした。
茎を切って出る黄色の液は、鎮静沈痛の作用があり、皮膚病にも効くという。有毒ですから液をまだ確認したことがありません。

クサノオウ


   繊細な雄蕊の真ん中に不釣り合いな緑色の太い雌蕊 
   どこからが子房なのかしら?


      クサノオウ

  雌蕊は徐々に伸びて、雄蕊が落ちる頃には棒のようです。
        (参考→こちら)



マルバスミレ(丸葉菫)

マルバスミレ


花茎や葉柄、葉にも短毛が見られます。

マルバスミレ



  森の外の路傍で、シロバナタンポポ
(白花蒲公英・キク科)

      シロバナタンポポ


[4月10日]

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muku765 at 22:21|PermalinkComments(12)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月25日

ヒトリシズカ(牛久自然観察の森4月・6)




光沢のある深い緑と赤紫のシックな衣装をまとった白い妖精たちが、林床に集っていました。
楚々とした佇まいのヒトリシズカ(一人静・センリョウ科)です。

    ヒトリシズカ


やっと、この不思議な姿をじっくり眺める機会に恵まれました。

深い色合いと艶のある葉っぱは魅力的。
2対の葉が十字型に対生する付き方もお洒落です。

ヒトリシズカ



白い糸状のものは、細い花弁なのか?雌蕊なのか?雄蕊なのか?と、興味の湧くところです
。(シライトソウの細い糸は花弁、ヒヨドリバナの筒状花から飛び出す糸は雌蕊といろいろですから。。。)

ヒトリシズカ



ヒトリシズカには花びらも花柄も萼も無く、雄蕊と雌蕊だけが花軸に多数付く穂状花序

白い糸状のものは雄蕊
葯は雄蕊の基部につくという変わった雄蕊なのです。


ヒトリシズカ



白砂糖をまぶしたような雌蕊の柱頭その下に丸い緑色の子房

3本の雄蕊が根元で合着し、外側のおしべには黄色のがあり、中央の雄蕊には葯はない・・・ややこしいつくりです。

ヒトリシズカ


真上からの分かりやすい写真がありました。

ヒトリシズカ

↑子房の側面に雄蕊が付いているのが良く分かります。
葯は花糸の下側に付いているので、上からは縁しか見えませんが、この花は花粉を出し始めているように見えますね。



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muku765 at 16:05|PermalinkComments(16)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月22日

樹木の花いろいろ(牛久自然観察の森4月・5)




実が食用になる樹木の花が、偶然集まりました。

花も美しく実も美味しいモミジイチゴ(紅葉苺・バラ科) 
まだ十分開き切らない掌状の葉が瑞々しく印象的でした。
いつもは葉に隠れがちな俯く花も、細身の葉の下では目立ちます

モミジイチゴ



モミジイチゴ



華やかな色合いが目に眩しいクサボケ(草木瓜・バラ科) 
小低木なので”草”の名を貰いました。落ち葉をかき分けるように地面すれすれに咲く様子は、本物の草本の風情です。
3~4僂里罎んだ球形の実は、まだ見たことがありません。


クサボケ



常緑つる性木本のムベ(郁子・アケビ科)。蕾で少し残念でした。 
秋に紫色に熟す実は、アケビの実のように裂開しないという相違点がいつも語られます。食べるには包丁が必要ですね。


ムベ

↑花弁に見えるものは6個の萼片。
開花した写真を見ると、外側の3個は基部の幅が広く先のとがった披針形、内側の3個は細い線形となっていて興味深い形です。
雄花・雌花の違いなども今後の楽しみです。



山ほど花をつけたダイオウグミ(大王茱萸・グミ科)
トウグミの大きいものから選抜され、果樹として栽培されるようになった品種です。実は1.5~2.5とビックリするくらい大きいらしく、別名ビックリグミとありました。(樹に咲く花参照)

ダイオウグミ


この時はほとんどが蕾。その中で数少ない開いた花を探します。

ダイオウグミ


グミの花には花弁はなく、萼筒と4個の萼片で成る変わった形。

ダイオウグミ


真下から見上げると・・・雌蕊が長い! 雄蕊は4個。

ダイオウグミ


6~7月に熟すという実を見に行って、ぜひともビックリしてみたいものです。

ダイオウグミ

[4月10日]


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muku765 at 20:02|PermalinkComments(16)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月21日

ヤマザクラなど(牛久自然観察の森4月・4)




暗い森の中から枝を伸ばした清楚な桜、ヤマザクラ(山桜)
独特の色合いの葉や花の、最高の時期に出会えたようです。
暗い背景が質素な花を美しく引き立たせていました。

ヤマザクラ



     ヤマザクラ



ヤマザクラ


ソメイヨシノと違って、柄にも萼筒にも毛はありません。
筒の基部の膨らみも少な目。

ヤマザクラ 萼筒


ヤマザクラの萼片は鋸歯のない全縁ですが、ほんの一部ささくれているようにも見て取れます。

ヤマザクラ



今まで出会ったヤマザクラよりも豪華な雰囲気が気になり、レンジャーさんに確かめるとやはりヤマザクラとの答えでした。 
花弁が6枚の花も見られ、形も不揃いなものも。
個体変異なのか、他の桜との自然交雑の結果なのでしょうか?


     ヤマザクラ




目の覚めるようなヤマブキ(山吹・バラ科)の花。
花弁にはしっとりとした艶が感じられ、ビロードのような輝きに引き込まれそうでした。

ヤマブキ



ヤマブキ



優しく命を育む「観察の森」の散策の記録、もう少し続きます。

[4月10日]


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muku765 at 23:13|PermalinkComments(6)TrackBack(0)植物 | 牛久自然観察の森

2016年04月19日

赤ちゃん若葉(牛久自然観察の森4月・3)




これから育ってゆく赤ちゃん若葉の色もさまざま。
赤・淡い黄緑・力強い緑色に出会いました。


コナラ(小楢・ブナか科)の幼木は左右に枝を伸ばし、表情豊かです。

コナラ



  コナラ



カラタチ(唐橘・ミカン科)
は黄緑色。
期待以上に初々しい芽ぶきでした。

カラタチ



こちらは[3月中旬]の姿。
前年の葉が傷みもなく緑色のまま一部枝に残っていて、これが若葉かと間違えそうでした。 体力のある木だったのでしょう、落葉樹のこのような姿に初めて出会いました。

カラタチ

↑カラタチの葉は三出複葉。
 葉柄に翼が付いてなかなか素敵です。



柱のように立っていたごついハリギリ(針桐・ウコギ科)にも、鮮やかな色艶の赤ちゃん葉っぱ。
山菜として、まだ美味しく食べられるのでしょうか。


       ハリギリ



   ハリギリ



若葉ではない、番外編です。
太い木の幹に生えて、冬中緑の姿を保っているシダ植物のノキシノブ(軒忍)  
葉の裏には丸い胞子嚢群が並んでいました。

ノキシノブ



わっ! 拡大したら粒々がありました。
肉眼で分かるのは、丸い塊(胞子嚢群)まで。
とてもこの花粉の様な粒(胞子嚢)は見えません。


ノキシノブ


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2016年04月18日

樹に咲く小さな花たち(牛久自然観察の森4月・2)



クスノキ科の花はどれも小さく、黄緑色で目立たない。
楽しみにしていたアブラチャン(油瀝青・クスノキ科)
の花は、小さいうえに盛りを過ぎて萎れていました。

葉の展開の前に花をつける木に既に新葉が出ているのですから、花を見るには遅すぎました。

   
アブラチャン


せめてもの収穫は、この樹が雌雄異株の雌株だったと分かったこと。 これは雌花。

アブラチャン

1個の雌蕊は…残っていてくれて有り難い。
6個の花被片は…閉じてしまって数えらません。
9個の仮雄蕊は…落ちてしまったのでしょう、全く見えません。
   という残念な観察結果となりました。


参考=裏高尾で見たアブラチャンの雄花
  雄蕊9個(内側に6個・内側に3個)
  内側の雄蕊についている黄色の腺体
がぼんやりと見て取れます。

アブラチャン



     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

花と葉が同時展開するヤマコウバシ(山香し・クスノキ科)
花は意識して初めて目に入る大きさです。 
小人が枝に腰をかけて足をぶらぶらさせているような、なんとも愛らしい姿が見られるのは、この時だけ。


ヤマコウバシ


     開く前の尖った新葉。
     葉裏には初々しい絹毛がびっしり。


      ヤマコウバシ


雌雄別株だが雌株しかなく、雄株なしで結実する(樹に咲く花)
・・・不思議な木です。 

雌蕊がとっても目立ちますから、雌花とすぐに分かります。
9個あるという仮雄蕊は、黄色く見える部分が関係しているのでしょうか? 腺体のようにも思えます。

ヤマコウバシ



      ・・・・・・・・・・・・・・・・

暗がりに咲く泡粒の様なニワトコ(スイカズラ科)の花。
捉えどころのない花姿に、いつも戸惑いを覚えます。


ニワトコ



花弁が反り返り花らしく見えない3~5个両花が、立体的に集まって、仄かな雰囲気を醸し出しているのですね。

ニワトコ



    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウグイスカグラ
(鶯神楽・スイカズラ科)の花を、かろうじて一輪二輪見ることができました。 ↓これは、3月中旬の訪問時の花。


ウグイスカグラ

[4月10日]

*画像の上でクリックすると拡大されます


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2016年04月16日

牛久自然観察の森の桜(4月)




命の躍動が最も強く感じられる季節です。
3月には変化の無かった冬芽のその後の展開の様子はどうかしら?と、わくわくしながら「牛久自然観察の森」を訪れました。
(4月10日)

到着するとまず道沿いのソメイヨシノに目を奪われて、森の入口を素通りし、初めて道を先へと進みました。
花弁を散らしながら、それでもまだ美しい姿を保っています。
森の向かい側にある施設の敷地内の桜です。

   ソメイヨシノ
   ↑黄緑色のコミュニティーバス「かっぱ号」。
    駅から森への足としていつも利用しています♪


   車の後を追うように、花弁がS字の流れを描きます。

    花吹雪



不思議なほど透明に輝く花弁に心打たれて、見飽きたはずの桜を写し取りました。

ソメイヨシノ



ソメイヨシノ



ソメイヨシノ



オオシマザクラ

オオシマザクラ



桜 



森の中に咲く里桜を、道路側から。
光の精が花弁に宿っている様な輝くばかりの美しさでした。

八重桜



八重桜



畑越しに見る桜。

畑


やっと森の入口に戻ってきました。
2月3月とずっと固い蕾のままだったアブラチャンが、気になります。

*画面の上でクックすると拡大されます


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