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2017年05月01日

ツマキチョウを求めて




4月下旬、3〜5月の一時期だけ現れる春の妖精、ツマキチョウ(褄黄蝶)を求めて里山を訪れました。

気持ちよく晴れ渡り、木々の緑が眩しい爽やかな一日でした。

谷津の風景


ツマキチョウの裏羽は大理石のような豪華な模様。
雄の前翅の端は素敵な蜜柑色。わくわくしながら谷津の道を進んで行きましたが、一向に見つかりません。
飛び交う白い蝶は、スジグロシロチョウばかりです。

湿地で作業中の職員の方に出会い、ツマキチョウについて尋ねると、「先週はいっぱいいて、飛んでいる白い蝶のうち8割はツマキチョウだった。今日も飛んではいるようだけど少ないね。暖かくて風の無い日がいいよ、今日は肌寒いからね。」と。

気を取り直して、ムラサキハナナの付近で佇み湿地の奥に目を凝らすと、枝にぶら下がったツマキチョウが目に入りました♪

ツマキチョウ



見え難く、撮影には不利なシチュエーション。
それでも、運よく翅を広げた雄が写ってくれました。

ツマキチョウ



交尾中のようですが、下になった雌がバタバタと暴れまわり、ハラハラさせられます。
上手く体を支えられないのかもしれません。


ツマキチョウ


雄も振り回され、体の向きがどんどん変わります。

ツマキチョウ


ツマキチョウ♂♀


ツマキチョウ♂♀


アツマキチョウ♂♀


ツマキチョウ♂♀

↑この間10分。騒がしい交尾です。

このポーズでしばらく動きを止めました。
なんだかおかしな格好ですね。


ツマキチョウ



シオヤトンボ

シオヤトンボ


翅を震わせ飛翔するシオヤトンボ♀は、正に黄金色のトンボ。 
キラキラと金色に輝く翅のあまりの美しさに、息を呑みました。


コンクリートの道にべたりと張り付いたシオヤトンボ♀。

シオヤトンボ♀


シオヤトンボ♂


シオヤトンボ♂



シオヤトンボ♂



シオヤトンボ♂



ルリタテハ
もペタリ。

ルリタテハ


ルリタテハ


ルリタテハ


シオヤトンボ、ルリタテハ、共に初撮りです。(^^)




muku765 at 22:42│Comments(18)TrackBack(0) 昆虫 | 大町自然観察園

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この記事へのコメント

1. Posted by ぶんぶん   2017年05月02日 14:10
こんにちは。
今年はツマキチョウに会わなかったな〜・・・まだチャンスはあるかな?
ツマキチョウに限らず、今年はちょっとチョウが少ない気がします。
シオヤトンボとダビドサナエは多く発生、今のところカワトンボは少ないです。
ルリタテハ等の越冬明けのチョウは最近見かけなくなり、
次の羽化を待っています。
2. Posted by とんぼ   2017年05月02日 17:18
 ツマキチョウの素晴らしいシーンが撮れましたね。
こちらではツマキチョウはめったに見られないです。

 塩やトンボがもう出現しているのですね。こちらではまだのようです。
3. Posted by ディック   2017年05月02日 17:55
そうか、表と裏で模様がまったく違い、裏側が何やら繊細な大理石のような模様なのですね。
モンシロチョウより小さいとか…、撮影も大変でしょう。
暖かい風のない日でないと飛ばない、という条件があっては、根気がないと観察できませんね。
4. Posted by 多摩NTの住人   2017年05月02日 20:26
5 こんにちは。昆虫は全く詳しくなくふだんは花ばかりですが、とても参考になります。
5. Posted by YAKUMA   2017年05月02日 23:23
ツマキチョウ、見るだけでも素晴らしい出会いですが、交尾する姿も観察できたのですね。
羨ましいですね〜
初顔のシオヤトンボ、ルリタテハとも出会ってみたいです。
6. Posted by    2017年05月03日 08:36
ツマキチョウの交尾シーンは、初めて見ました。
私はツマキチョウを今年1回だけ見ましたが、カメラがリュックの中。カメラを出したときにはどこかへ。
シオヤトンボやルリタテハは、暖まっているコンクリートで暖を採っていたのか、ミネラル補給(水がないか?)かな。
7. Posted by とんとん   2017年05月03日 10:50
ぶんぶんさん
ツマキチョウに毎年会えたらどんなに幸せでしょうか。
植物と違い見られるかは運次第? 
動くものはわくわくしますね。
今年数が多いので、シオヤトンボに出会えたわけですね。
8. Posted by とんとん   2017年05月03日 10:51
とんぼさん
花に止まるツマキチョウが良かったのですが、暴れまわる番を見ることになりました。
ハラハラしましたよ。
シオヤトンボの黄金の翅は本当に素晴らしかったです♪
9. Posted by とんとん   2017年05月03日 10:52
ディックさん
風がなく暖かな日が好条件と言うことを知りました。
飛ばないわけではないのでしょうが、今度探しに行くときはそんな日を選ぼうかと。
場所が動かなかったので、撮れたようなものです。
10. Posted by とんとん   2017年05月03日 10:55
多摩NTの住人さん
こんな交尾は初めて見たので、ツマキチョウに理由を聞いてみたいです。
この蝶の交尾は30分と言われています。
根気がなくて最後まで見届けられませんでした。
11. Posted by とんとん   2017年05月03日 10:58
YAKUMAさん
雄雌一緒に見られてたのは幸運でした。
バタバタと必死の作業がったのかもしれません。
シオヤトンボは本当に初めてで、こちらも雄雌♪
近いうち又再訪したい場所ですね。
12. Posted by とんとん   2017年05月03日 11:03
楽さん
そういう時って、本当に悔しいですね。
私もカメラの設定を確かめているうちにしっかりと逃げられることも多くて、
いつまで経っても不器用です。

午後4時過ぎで寒くなってきたので、コンクリートに手を当ててみると
信じられないほど温かくて、岩盤浴をしているようなものかしらと思いました。
薬効は無いでしょうけれど。(笑)
13. Posted by asitano_kaze   2017年05月03日 20:08
ツマキチョウ、いい場面に出会いましたね。
私も桜の木の枝でこうしたところを目撃したことがあります。
いずれも貴重なショットです。いや幸運でしたね。
なかなか撮れるものではありませんから。
シオヤトンボにルリタテハ、コンクリの上で身体をあたためていますね。
14. Posted by とんとん   2017年05月03日 21:26
asitano_kaze さん
収穫があって本当に良かったです。
何だか形もはっきりしなくて、贅沢は言えないからという気持ちでしたが、
貴重なショットなのですね。何と言う幸運でしょうか。
トンボやチョウのコンクリートへの懐き方が尋常じゃなかったので、
手で触れて見てそうなのかなと。
そういう習性があるのですね、いろいろ勉強になりました。
シオヤトンボの♀は、着ていた上着に2度も止まってくれたのですよ♪^^)
15. Posted by ディック   2017年05月04日 19:54
シオヤトンボの雌、透明なはずの翅が金色に輝いて見える。
きれいですねぇ!!
16. Posted by とんとん   2017年05月05日 08:46
ディックさん
他のトンボの翅とどこが違うのでしょうね。
飛ぶときに光を反射して、それはもう華やかな金色に輝くのです。
写真に撮れずに本当に残念です。
上着に2度も止まってくれて、不思議な色の複眼でこちらを見つめてくれました。
17. Posted by エフ・エム   2017年05月05日 17:43
ツマキチョウはこのあたりでも数年前まではごく普通のチョウでしたが、昨年も今年も見つけられていません。どうなってしまったのか不思議です。スジグロシロチョウもほとんど見かけません。モンシロチョウばかりです。このあたりでよく見かけるギンイチモンジセセリもまだです。春型は銀色が目立って、とても綺麗ですが。
18. Posted by とんとん   2017年05月05日 21:29
エフエムさん
こちらはスジグロシロチョウの方が多い気がしていますが、地域によって違うのですね。
セセリチョウが良く飛んでいるのですが、止まってくれないと分からなくて・・・
ギンイチモンジセセリはまだ見たことがありません。
春型をぜひ見たいです。

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