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2018年11月30日

日光植物園・1(モミジなど・10月下旬)



遡って10月下旬、「日光植物園」で園職員による紅葉ガイドの企画があることを知り、お気に入りの植物園に行くチャンス!と勇んで出かけました。

ブログを振り返ってみると、最後の訪問は2012年の8月下旬。
時の経つのは早いもの、なんと、6年も間が空いていたのです。

カエデ類の紅葉案内が主となる観察会でしたが、葉っぱの形の違いに興味が向き、写真を見ながらいろいろ調べてみました。


     葉身が掌状に5〜9裂する楓3種


     日光で最も数が多いというオオモミジ

    オオモミジ



葉はイロハモミジより大きく、7〜12僉
(イロハモミジは、4〜7僉

葉の切れ込みがイロハモミジよりやや浅く、別名ヒロハモミジ
掌状に裂けた裂片の先がスーッと長く伸びて、尖っています。
(=尾状に尖る

大オオモミジ



先端が切れてしまったのか、個体差なのか、丸いふくらみの方が目立ち、ずんぐりぽっちゃり。

オオモミジ



<標本のオオモミジ
細かく揃った鋸歯。 
葉が5〜7裂するモミジの中では大きめの7〜12僉
むっちりと肉付きが良い。

オオモミジ



<標本のイロハモミジ
不揃いで粗めの重鋸歯。 葉身は4〜7僉
痩せ気味です。

イロハモミジ



ついでに、<標本のヤマモミジ>も。
同じく不揃いで粗めの重鋸歯。
葉身は5〜10僂如▲オモミジとイロハモミジの間の大きさ。


ヤマモミジ


中間的なものも変異もあるようですし、出会いの場でどこまで分かるだろうか・・・頑張ろう〜。


オオモミジの翼果も大きめ。どっさりついていました。


オオモミジ


↑↓翼の開き方は、水平と見間違いそうなほどの鈍角。

オオモミジ



オオモミジ


図鑑では「やや鋭角、または鈍角に開く」となっています。
そのうち、やや鋭角のオオモミジの翼果に出会うこともあるのでしょうか。


因みに、イロハモミジの翼果は水平に開きます。


       葉身が9〜11裂する楓2種

    初めて知った
ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)
    ”雛”という名が上品で素敵。

    ヒナウチワカエデ



葉身は、4〜7僉まん丸というより、少し縦長。
切れ込みが深く、細い隙間が見えています。
鋸歯は不揃いで粗い。

ヒナウチワカエデ



ハウチワカエデ
(葉団扇楓・別名メイゲツカエデ)
 
葉身は7〜12僉Nけ方は浅め。
全体に丸くて天狗の団扇を連想します。
鋸歯は重鋸歯。


ハウチワカエデ



      葉身が11〜13裂する楓

オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)  
主脈の基部の位置が少し中心に入り込んでいる所為で、葉の形がまあるく見えて良い形。重鋸歯も細かくて繊細な印象。
それでもハウチワカエデと迷うこと、しょっちゅうありました。


オオイタヤメイゲツ


見分けは 葉柄の長さが強い味方になりそうです。

ハウチワカエデは、葉柄の長さが葉身の2分の1以下で有毛
オオイタヤメイゲツは、葉柄の長さが葉身と同じ、又は3分の2で、無毛。



        三出複葉の変わった楓

メグスリノキ。背の低いこの木はまだ紅葉には早かった。

メグスリノキ


同定の強い味方、葉柄と茎の毛をパチリ。

メグスリノキ



         楓以外の紅葉2種

初めて聞く
シオジ(塩地・モクセイ科)  
野草のシオデと名前を混同しそうです。

シオジ



ヤマザクラ
(山桜)
の紅葉。
青空を背景に、甘いピンク色に映りました。

ヤマザクラ


日光植物園、続きます。


muku765 at 19:12│Comments(12) 樹木 | 日光

この記事へのコメント

1. Posted by とんちゃん   2018年12月01日 08:09
日光植物園へいらしていたのですね
行ってみたいと思いつつ・・・機会がなくあきらめています。
ガイドさんつきの観察会って大助かりしますね
一言でモミジ カエデといっても・・・
とても覚えられそうになくなんとなく・・・で済ませています
葉の大きさとか形などから細かく分けられているんですね
翼果の角度まで見分けの対象になるとは!
シオジ・・・これは初めて聞く名前でした。
メグスリノキはきれいに色づき大好き!
勉強になることいっぱいでしたね
2. Posted by とんとん   2018年12月01日 17:24
とんちゃんさん
ガイドさんの話がきっかけで興味も広がり印象にものこります。
掌状のカエデは似ていて〇〇かな?が多くて、
一度しっかり確認したかったので良い機会でした。
メグスリノキは面白いですね!
翼果といえば、今一番印象に残っているのは、大町で見たトウカエデの翼果です。
3. Posted by 山ぼうし   2018年12月01日 19:03
たくさんのカエデの仲間を関心をもって初めてみた時に面白いな〜と思い、葉を拾って押し花ならぬ押し葉にして壁に飾りました。今もそのままです。
カエデの仲間は、葉身の厚みが薄いので下から見てもキレイですね〜。
4. Posted by YAKUMA   2018年12月01日 22:57
モミジの仲間もいろいろありますね。
なかなか区別が難しいです。
綺麗な紅葉を見ると気持ちいいですね。
5. Posted by とんぼ   2018年12月02日 01:09
 モミジの同定も難しいですね。教えていただいても自分のものにはできないです。

 昨日京都御苑で紅葉を楽しんできました。楽しむだけで学びは少なかったかな・・
6. Posted by 楽   2018年12月02日 09:51
楓類イロイロ
解説を聞いているときは、納得したようでも、解説無しだと、みんな同じに見える楽でした。
7. Posted by asitano_kaze   2018年12月02日 18:45
6年ぶりの訪問ですか。
紅葉案内とはいかにもとんとんさんの興味関心を惹くものですね。
私など最近面倒くささがつのり、すべてモミジですませています。
こうして違いを教えてもらうと、なるほどそうか、と思い知ります。
観察眼がすごいですねぇ。
オオモミジのプロペラ、そしてハウチワカエデ、シオジに目が行きました。
8. Posted by とんとん   2018年12月02日 21:12
山ぼうしさん
逆光に透かして見るとキラキラ輝いて嬉しくなりますね。
紅葉も園芸品が多いので、胃之イロハモミジでいいのかしらと、自信がないことも多いです。
せめて大モミジとは間違わないようにと、書き留めておきました。
9. Posted by とんとん   2018年12月02日 21:14
YAKUMAさん
紅葉は葉の形が良いので、緑でも赤でも黄色でも本当に美しいですね。
トウカエデは、葉っぱも幹も一番分かりやすくて、大好きです。(笑)

YAKUMAさんのブログへのコメントが拒否されてしまって、コメントがかけません。
ノイバラの記事のあたりからです。
原因がわからず、コメントはしばらくご無沙汰してしまいすが、すみません。
10. Posted by とんとん   2018年12月02日 21:16
とんぼさん
種類が気になって仕方がないとんとんです。
すぐに忘れてしまうのも気になって仕方がありせん。(涙)
京都御苑・・・素敵なところでしょうね。
11. Posted by とんとん   2018年12月02日 21:17
楽さん
イロハモミジも疑いの目で迷ってしまうとんとんです。
右脳が発達していると、きっと覚えられるのでしょうね。
12. Posted by とんとん   2018年12月02日 21:21
asitano_kaze さん
樹木も、葉っぱと花と実が全部一緒の付いてくれていると
同定がしやすいのですが、そうもいきません。
掌状の葉っぱは、その場になると皆同じに見えてしまうこと
しばしばのとんとんです。
プロペラが大きいと見ていてとても楽しいです。

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