2015年08月
2015年08月31日
気の毒なアオドウガネ
庭の無農薬の葉っぱで生息出来る虫たちは幸せです。
不運にも室内に迷い込んでしまった子は本当にお気の毒。
ばたばた飛びまわる子はまだいい方で、こちらが知らぬ間に弱ってしまったり息絶えてしまったり。
緑色に輝く綺麗な虫アオドウガネが、床に転がっていました。
触っても動かないので、「あら、死んでるわ。」と、そのままにしておいたら・・・
夜になって、敷布団の上にへばりついているではありませんか。
死んだふりだったのね〜。ここに居られても困りますから・・・

後でゆっくり撮影しようとテレビ台の上に乗せておいたら、また居なくなってしまいました。
ふと横を見ると、糸巻きの上にちょこん。
もう可笑しくて可笑しくて、笑いました。
赤いので花と間違えてしまったのでしょうか。



このあと高く飛び上がり、どこに行ったのか分かりません。
後日見つけて外に出しましたが、生き延びたのか怪しいほどの弱りようでした。
以前、同じく部屋に迷い込んだアオドウガネを、コガネムシとして間違えて掲載していたので訂正しました。
コガネムシはメタリックに輝き、アオドオガネはもう少し落ち着いた光り方をしているようです。
実物を並べてみればきっとすぐに判別できるのでしょうね。
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2015年08月30日
名前調べに四苦八苦(虫の世界)
ここのところの戸惑うほどの涼しさに、セミの声もぱったりと聞こえなくなりました。秋の訪れも楽しみですが、あまりに早く夏が去ってゆくのも淋しいものです。
あと2日で8月も終わり。 暑さ真っ盛りのころに出会った昆虫7種、急ぎ登場してもらわねば。
何種類もの蝉の合唱に、何ゼミかしらと幹の上を探すと、まずは地味な子。何ゼミかよくわかりません。
色が出ていなくて黒いからクマゼミ?かと思いましたが、クマゼミはもっと幅が広くごつい感じがするそうです。
これはツクツクボウシ。ashitano-kazeさんに教えていただきました。

いつものアブラゼミに少しがっかり。

木の下に、腹部の黄色の帯の波型模様が特徴のモンスズメバチ。
アブラゼミの頭に食いつく姿を、こわごわ望遠で。


しばらくの後、セミの頭が消えて体だけが無残に残されていました。 『雑木林の樹液でよく見られ、幼虫の餌にするためにセミを好んで狩る。(昆虫エクスプローラより) 』
なるほどね、頭を食べ切ったわけではなく、幼虫のために持ち去ったのですね。
ヤブガラシの小さな花盤に湛えられた蜜を上手に吸う
キンケハラナガツチバチ・雄。

↑雄には、腹部に黄色の帯が入っていて、
雌に黄帯はない。
↓雄は触覚が長い(体長の半分ほど)ので、これは一目瞭然。
雌の触覚は短い。 今度、雌雄を並べてみたい♪

庭のいつものヤマトシジミ。
代わり映えしませんが、つい可愛くて。

小さな子を前に右に左にと回り込んで、パチリパチリ。

何かいないかと一才カマツカの葉裏を覗くと、5ミリほどの小さな塊を発見。 円形にしか見えなかったものが、カメラで覗くと虫の形をしています。やった!

横から見ると、ゾウムシの形。初見のスグリゾウムシでした。

干からびている様な目元に、死んでいるに違いないとがっくり。

葉を動かしているうちに歩き出し、ホッ。

体には節まであって、茎にそっくりの見事な擬態。
動いていても、本当に生き物なのかと疑う程。
どちらが頭か分からず悩みました。
一か所を起点にしてピッと立ち上がる抜群の筋力?
にも驚愕です。

↑オモトの葉にいたのは、
フタナミトビヒメシャクという蛾の幼虫でした。
似た種の多い虫の世界に目を白黒させています。
写真を睨みつけながら、名前にたどり着く頃にはへとへとです。
間違いがありましたら、ご指摘をよろしくお願い致します。
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2015年08月27日
赤い雌蕊のアカメガシワ雌花(7月)
現在は実が熟し種が出て落ち始めているアカメガシワですが、遡って7月の雌花の写真です。
[7月中旬] 買い物途中の小さな林で、念願の赤い雌蕊の花が咲いてるところを見つけました。
(1)

(2)う〜ん、やっぱり期待通り。今まで近所で見ていたくすんだ黄緑色の雌花より、華やかで目立ちます。

(3)花びらは無く、花柱が3〜4個。
子房には刺状の突起が目立ちます。

(4)運良く下方の枝の数か所に、まだ咲き始めの花序があったので、成長段階の違いを見比べてみました。

(5)子房は紅色の星状毛に覆われていて、(3)の様な刺状の突起はまだ肉眼では見えないほど短い。(超トリミングでやっと見える程度)
時間の経過とともに星状毛が落ち、(3)や前回掲載の若い実の様に、白い腺点が現れるのでしょう。

(6)さて、花柱ですが、密生している乳頭状突起(=絨毛・微細な突起)は、「初め紅色で成熟すると黄色になる」と図鑑(樹に咲く花)にあるのですが、
子房が膨らむ前に早々と黄色に変化してしまうこの様なものや、

(↑わずかに紅色の残る花柱も見えますね)
(7)若い実に育ってからも赤いままのものもあり、個体差を目の当たりにしました。

(8)ごろごろ感満点の迫力の一枚。(気持ちが悪いと言われます)

100%と思われる結実率の良さにも感服します。
やたら毛や突起や分泌物の多い混み入った形が、花粉を定着させ易くしているのかな?などと思いを巡らせてみました。
=おまけ・黄緑色の雌花=
(5)と同じ段階の花序 早々に黄色に変り、子房を含め真っ赤なところを見たことがありません。

(2)と同じ段階の花序

(7)と同じ段階の花序

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2015年08月26日
アカメガシワの果序
アカメガシワ(赤芽柏・トウダイグサ科)の実が割れて、無数の漆黒の種が見られる季節になりました。
枯れ果ててたように見える地味な姿ですが、

目を近付けると、複雑な造形と茶と黒のコントラストが衝撃的。
実の殻にも種にも力強さが感じられ、「遂にここまで来たね、立派だね」という気持ちが湧いてきます。

地面にはぽろぽろと種が転がっていますが、まだ未熟な実をいくつか残した果序も。

8m程の高木ですが、下方の枝に未熟な実だけの小さな果序も見つかりました。

↑てっぺんに萎れた花柱の名残をつけています。
実の表面は白い腺点に覆われて、刺状の突起が多数突き出た変った形です。
どうしてこの様な複雑な形になっているのでしょうか?
どんな戦略が隠されているのか知りたいです。
この木は、ずっと探していた「花柱の赤い雌花」を咲かせていました。折角なので、念願の赤い雌花もアップしたいと思います。
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2015年08月24日
コブシの実
コブシ(辛夷・モクレン科)の実は武骨でごつごつとねじ曲がり、残念ながらあまり美しいと感じたことがありません。
特に近所の大木では、瑞々しい緑の実が育つにつれてススの様な黒い汚れが纏わりついて、無残な姿ばかりを見ています。
ところが今年、色も形も美しい辛夷の実に初めて出会うことが出来、心が浮き立ちました。
*****8月中旬 野田市の小高い場所で*****
花なのか?、暑さで色づいた葉なのか?と思うほど。




若い実の清々しい色合いにも感激。

コブシの実は幾つもの袋果が集まった集合果です。
コブの様な球形のものが袋果。
一つ一つの袋果が熟すと裂開して、中の赤い種がぶら下がます。
ぶらぶら揺らして遊ぶのも面白い♪

*****昨日 近所のコブシを見に行くと*****
今年もやっぱり・・・
育ちも悪く、例年通り煤けていました。がっかり。



これは「すす病」というらしい。植物の汁を吸う害虫(アブラムシやコナジラミなど)の排泄物を栄養にして繁殖するとのこと。
傍に高い木があり風通しも悪そうですから、仕方ありませんね。
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2015年08月18日
池の鷺たち(坂田ヶ池・4)
ダイサギのいる爽やかな風景です。
直射日光の下で鷺はよく暑くないものだと、こちらは木陰から感心しながら眺めます。

あれあれ、右を向いたり左を向いたり面白そう〜。
何をやっているのかと知りたくても、100mm一本ではかなり苦しく、トリミングもあまり効きません。




悠然と飛来したアオサギ。 「良い眺めだな〜」とばかりに、人間のように左右を見回す動きが面白い。
ここも燦々と陽の当たる場所。暑くないのかとまた気が揉める。
ポツンと立っているだけで存在感に圧倒されるアオサギさんですから、遠くても小さくても目が離せません。

キョロ、

キョロ、

キョロ。 首のカーブに表情が♪

喉をぶくぶくとふくらませていたのが、暑さ除けの行動だったのかもしれません。

あぐらをかくようなアオサギ独特のスタイルを、ついにゲット♪
羽を中途半端に開いているようですが・・・
それにしても、姿を隠す葉が憎い。

この子たちも、
色が濃いだけに暑苦しそうで気になります。(^^ゞ

池の畔のコナラ(小楢・ブナ科)の幼木。
辺りに特に見る花もなく、赤い若葉が心を捉えました。

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2015年08月16日
水生の植物たち(坂田ヶ池・3)
池の畔の樹の下に、無造作に生えるハス。
時折そよぐ風に大きな葉がたなびいて、木漏れ日が踊ります。
日陰のハスって考えたこともなかったわと、初めて見る素敵な光景に見惚れました。

午後2時、花弁を閉じた蓮池のハスの花を横目に、
実が育ちつつあるユーモラスな花床にフォーカス。

頭上からカナカナカナと、ヒグラシの心地良い声。

買ったばかりの図鑑には、「ヒグラシの腹には、しばしばセミヤドリガの幼虫が寄生している(日本の昆虫1400・文一総合出版より)」と書かれてありました。 ↑図鑑の写真とそっくりの、楕円形をした白いものが何となく見て取れます。
。。。。。水生植物園を一回り。。。。。
午後3時半、当然スイレンもお休みモード。

水の中から茎を伸ばすはずのコオホネ(河骨・スイレン科)ですが、乾いた地面に生える奇妙な光景です。
コウホネに見えますが別種の植物なのでしょうか。

コウホネの葉にびょんと飛び乗ったイナゴ。
翅の長いタイプのコバネイナゴなのでしょうか?
それとも翅長イナゴなのでしょうか?
似たもの多数の昆虫の世界に、またまたお手上げです。

ミズカンナ(クズウコン科・南米原産)も、ここでは乾いた地面から長い茎を伸ばしています。

ミソハギ


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2015年08月14日
日陰の野草たち(坂田ヶ池・2)
薄暗がりが心地よい周回路。 所々に陽が入り、スポットライトの恩恵に浴した葉に足が止まります。

華やかな花色はキツネノカミソリでおしまい。
あとは、緑に溶け込む地味な味わいの野草ばかりです。
これから花が楽しみなカシワバハグマ(柏葉白熊・キク科)
柏の葉に似ているという大きな葉っぱに驚きました。

ハグマ(白熊)とは、”ヤク”(中国産のウシ科の動物)の白い尾の毛のことで、仏具の払子(ほっす)に使われたそうです。
それに白い頭花が似ているというところからの命名です。
総苞に包まれた硬そうな蕾。

プクッと膨らんだ下膨れの球形の総苞が特徴的なガンクビソウ(雁首草・キク科)。 煙管の雁首に見立てた命名です。
頭花の黄花は燃えるタバコの葉に見えますね。


ヤマユリ(山百合・ユリ科)の出来始めの青い実。
茎が倒れても、実はきゅっと上を向く。(´∀`)

ノシメトンボ


ヒヨドリバナ(鵯花・キク科) まだ蕾のもの、綿毛だらけのものなど、咲き具合はいろいろでした。



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2015年08月12日
キツネノカミソリ(坂田ヶ池・1)
4月に訪れた坂田ヶ池。 立秋を過ぎ燃えるような暑さもいくらか大人しく感じられる夏の日、再び池を訪れました。
池を囲む周回路は、木漏れ日というより日陰。
目にも優しく、木々からは夏の香りが漂います。

花の多い7月が終わり、秋の花まで林の下は静かです。
眼下に池を臨み、まるで山道を歩くように気持ちがいい。
しばらく行くと、緑一色の中に突然キツネノカミソリ(狐の剃刀・ヒガンバナ科)の群れ。 思わず歓声を上げてしまう可愛いらしい姿で、あちらこちら散らばって踊っています。


近寄ってご挨拶。一輪一輪が躍動感に溢れて元気いっぱい。



(フィルターで遊んでみました)

結実しないヒガンバナとは違い、キツネノカミソリはこんな形の実を結ぶのです。熟した種をもらえれば実生に挑戦してみたい。
この出会いだけで野草の部は十分な収穫です。
狐…の名前から、群れる可愛い子狐たちを連想しながら振り返りつつ道を進みました。
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2015年08月10日
庭の常連さん(ヤマトシジミ)
庭に頻繁に訪れてくれるヤマトシジミ。
どういうわけか雌が多い。
ちらちらと数頭が舞う中、偶に一瞬明るい青色が光ったかと思うとすぐに見失ってしまう。翅を閉じると雄も雌も皆同じ。
あれ?どの子だったっけ?
花に止まっても長居せず、すぐに飛び立ってしまう雌。
産卵のためのカタバミの下見でもしているのでしょうか。
虫食いだらけのルドベキアに。

小さいもの同士、
良くお似合いのアカバナユウゲショウに。

ツユクサの葉の上に。

翅をすり合わせるような動きはどんな意味?

ゆっくりと翅を開きます。

光の加減で仄かな青味。
小さなシジミチョウでも、蝶の翅はやっぱり神秘的。

↑雌の腹部は太く膨らんで、先端は尖っています。
矮性のサンジャクバーベナに。

雌と思って見ていたら、開いてみると意外に青っぽい。
くすんでいるけれど高温期にはこんな雄もいるのでしょう。

↑雄の腹部は細くて先端は尖らず、雌とは形が違っています。
今まで、吸蜜、求愛、産卵などいろいろ見せてもらいましたから、この次は、ぜひともあの可愛らしいハート型のウエディングスタイルも見せてほしいものですね。
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