2015年08月

2015年08月06日

開業しました!!

ご無沙汰しております。

無事、8月3日むく動物病院、開業することができました。
 

たくさんの方々のお力添えのおかげで立派で素敵な動物病院ができました。 

お陰様で、地域の皆様にも少しずつ来院頂いており感謝申しあげます。
この場所で開業してもらって助かりました、とのお言葉がとても励みになり、田舎ではありますが地域密着で頑張っていこうと気持ちを新たにする毎日です。

来院頂いた患者さんには、「先生はむくさんなんですか?」「むくってなんですか?」と聞いていただけるので、少し由来をお話させて頂ければと思います。

病院名の由来である「むく」は我が家の愛犬だったビーグルの名前です。

むくはトリマー専門学校のモデル犬や獣医学部の実験動物として人生の大半を過ごしてきました。
そして、むくが13歳の時に大学の研究室で出会い、卒業と同時に愛犬として迎え入れました。

過酷な環境で育ってきたので、どうなるかな~と不安でしたが、むくは名前の通り純真無垢で素直な子でした。
すでに高齢犬でフィラリアも陽性でしたので、開業して最初に診てあげようと心に決めて、代診時代は経験を積もうとがむしゃらに走り続けてきました。
しかし、いよいよ開業を決意し、本格的に準備を始めた矢先に亡くなりました。自分の誕生日の次の日でした。いつまでも忘れない日になりました。

このような思いがあり、病院の名前は「むく動物病院」に決まりました。
病院のロゴもデザイナーさんにお願いして、ビーグルにしてもらいました。 

 

今回の病院設計、建設にあたり、感謝してもしきれないほど多くの方にご協力を頂きました。
この場をお借りして、感謝の思いをお伝えさせて頂きます。

大きな動物病院さんを手がけておられ、新規開業は断られるかな・・と不安でお電話をしたところからご縁が始まった北海道のオフィスDBという会社さんには、病院のトータルコーディネートをお願いし、素敵な建物を実現して頂きました。遠方にも関わらず何度も足を運んでいただきありがとうございました。

また、そのデザインを忠実に表現して実際に建築をして下さった、ご近所の(有)松光建設さんにも多くのわがままを聞き入れていただき、頭があがりません。
山手のマルシェというイベントで、なんて素晴らしい活動をされているんだ!!と感動し、建築をお願いするに至りました。
何があっても松光建設さんにお願いしたい!!という気持ちをご理解いただき、少ない予算で立派な動物病院と自宅を建てていただき感謝いたします。棟梁を始め、建築に関わってくださった業者さんも皆さん優しくて温かくて、暑い中の作業、本当にありがとうございました。わがままばかりですみませんでした。
山手のマルシェ実行委員の皆様にも感謝申しあげます。

他にも税理士さん、銀行の方々、医療機器会社さん、製薬会社さん、皆さんが若い私たちのために必死に動いてくださって、今、こうしてスタートラインに立たせて頂いていると痛感しております。

「仕事」ということを考えると、「お金を稼ぐ」ということが大切なことではあると思いますが、今回出会った皆様は、お金を稼ぐという気持ち以外に仕事に対しての熱い気持ちをもっていらっしゃることが伝わってきて、開業準備にくじけそうになった時には、そういった諸先輩方の背中を追いかけることで乗り越えることができました。

自分たちも今後、仕事に対してはお金を稼ぐという側面だけでなく自分たちの仕事に誇りと情熱をもって臨んでいきたいと思います。

今回、皆さんが作り上げてくれた「むく動物病院」という土台に、私たちが少しずつ肥料をまき、水をまき、地域の皆様が安心して集える大きな木になりますよう、育てていきたいと思います。
そして、動物の純真無垢な気持ち、高齢から自宅に迎えても打ち解けて信じてくれる素直な姿、そういたった動物の素晴らしい部分を、より多くの人と共感し、実感してもらえる動物病院になっていければいいな、と思います。


開業にあたって出会うことができました皆様とのご縁に感謝申しあげます。

院長 安藤健二 

 



muku_club201508 at 19:04|PermalinkComments(0)