2011年03月20日

手仕事の魅力

本当に久しぶりに、ブログを書きます。
パソコンのややこしい部分をついつい夫に任せているうちに
座ることが少なくなっていました。
前回書いたのが冬至だったので
明日が春分ということは、かろうじて四季折々というのには間に合ったのかしら。

2011.3.11 息子の誕生日が翌日なので、遅ればせながら何かプレゼントをおくらないとなと思っていました。
地震の午後2時46分ごろ、私は週に一度働いている障害者の作業所の社会見学で都内のスカイツリーを見て帰るときでした。
1週間あまりの間に、原子力発電所のことは、図解できるほどにわかり、私たちの暮らしが、危険と隣りあわせだということを否応無しに体験させられたました。
いろいろな報告や緊急インタビューなどもたくさん見ることで、日本全国の人たちが以前から休まず原子力発電の問題を伝えてきてくれたことを知りました。そのなかで、とても元気の出た映像をご紹介します。
こちらBotanic Greenでも2回トークライブをしていただいた正木たかしさんの娘さんの正木ラビさんから送られてきたものです。震災の前に編集されたとは、思えないタイムリーな映像でした。http://www.youtube.com/watch?v=AVPPEQoxJWM&feature=player_embedded
私たちも、自然エネルギーを選択していこうと切に思いました。

3月の上旬に2本手織りしました。
春モノショールアップ2 しばらくしていなかった両端から糸を入れていく織り方で、黄色がサイカチの葉で染めたヘンプ糸、緑がクコで染めたヘンプ糸。真ん中で糸を交差するのでギザギザの模様になっていきます。大好きな葉山のカフェを3月4日に訪ねたときに、ミモザの花が咲いていました。 
coya ミモザ 
その花と葉をイメージして織りました。
Coyaでは、5月の6日、7日、8日とBotanic Greenの展示会とワークショップをさせていただきますが、久しぶりにのんびりした時間を過ごし、そこで織ったダンボール手織りをミモザといっしょに写真におさめました。



今回は、手紡ぎの苧麻(チョマ)も使ってみました。これは、ネパールのフェアトレードの糸でしたが、手で紡いだだけあって、かせにした後、よく洗って、乾かして染めて、ほどいて巻いてというのに、あまりにも時間がかかって
織る前の作業にかなりの時間を要しました。
春モノショールアップ1
味わいある糸なので、良い雰囲気です。
細くて、切れやすい糸は、糊付けすると切れにくいと知っていたのですが、のりをたいて、漬けて乾かし、ほどいて、巻くという工程を考えたら、なかなか取りかかれなかったのです。

糊付け写真 家にいて、動きがとりにくかったこの一週間の最後に、夫が染めてくれた苧麻の糸を糊付けしました。ふのりを炊いて、溶かして糊状にして軽く絞って干す。
乾きかけたら時々回して、糊がまんべんなくいきわたるようにする。
カンタンな作業です。

明日は、春分の日。
この一年の活動のはじまり。

日本の、地球の、人類の次なる暮らしをどのように紡いでいくのか、
私なりに、ここ高尾の自然の声を感じながら
ゆっくり着実に歩んでいきたいと思います。


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2010年12月21日

緑の葉っぱ染のワークショップをする

高尾に引っ越して、2回目の四季を経験している。
昨年の2月に引っ越してきたので、冬から始まった。
寒いところからスタートしていて、何かと寒さには対応できているように思う。といっても、最初からいうとストーブは2つ買い足した。
2つともリサイクルショップで、5千円以内のもの。石油ストーブだ。
薪ストーブとか憧れるけど、煙があがって近所から苦情がでそうなので、あきらめた。もっと山の中なら話が別だろうけど。

2回目の春から秋にかけて、夫は染に加えて、オリジナルの服のデザインも加わり、展示会の相談やDMハガキの製作などデザイナーに手伝ってもらいながらも、多種類の仕事をこなすことになった。

早朝から葉っぱを刈り取り、家に帰って、葉っぱをツルから手ではずしていく。昨年は採取を手伝ったりしていた私も、手織りやオリジナルの服の布の手配、縫製の手配、そして、ネームつけなどの仕事を受け持っていて、いっしょに野山に行くことは昨年よりは少なくなった。 

展示会が落ち着いた11月末のある日、近所に住むお客さんから、PTA行事に染めを取り上げてみたいと依頼があった。八王子市の小学校で
写真 (13)午前中、染めの授業をすることになった。

校庭の木の葉、草を子どもたちと採取し、家庭科室で小さな布に染めつけた。
採取したのは、秋のヨモギとヒノキの葉、ユズリハの葉だった。アルミと鉄でバイセンして各2色、計6色の色に染めた。
ふくちゃんが染めを教えたの最初の子ども達だ。
写真 (11)

 

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2010年09月25日

気持ちをこめて織る

ここ高尾に来て、夫のふくちゃんの染めの仕事を手伝いながら
植物を少しずつ親しくなってきて
採取をしたり、採取した葉っぱで料理をしたりしていた昨年の夏。
今年の冬は、生葉染があまり続けられなくて
アルバイトをしたり、
私は、介護ヘルパーの仕事をしようかと2級取得の講習に通ったりしたのですが、その合間に大阪で教わった「さをり織り」の機織りを始めました。

アースガーデン冬で夫の服のそばに飾らせてもらって最初に一枚買ってくださったことが、とってもうれしくて、少しずつ織っていきました。
毎回、2〜3枚売れて、なんか楽しくて、糸を染めた素材の葉っぱの話とかをしながら、お客さんと植物の話、織っているときのイメージの話をしたり。

そんなある日、結婚式のお色直しをBotanic Greenの服でとのご要望をいただき、光栄なことにそれに合わせてショールを織らせてもらいました。ななこさん結婚式
服は、半袖のワンピースが新婦に、新郎は、長袖Tシャツにリネンパンツ、そして、それに合わせてそれぞれ、ショールも注文をいただきました。
お二人は、高尾山のトンネルの工事をやめてほしいなという団体(ケンジュウの会)の活動のなかで知り合われたということで、結婚式は、高尾山のツリーハウスでされました。結婚式も出席させていただき、高尾山のビアガーデンでされた披露宴にも参加しました。

大切な日のために織る、毎回一枚一枚、とても織るのが楽しくて、自分のなかに、展示会の合わせて、テーマを作って織っています。

「森との出会い」「明るい森」「暗い森」「モミジイチゴ見つけた!」「森の一日」などなど。
こうした記念日のために織らせてもらうときは、その日の季節感。その人の好きな色。それらをいっしょに考えて、そして、織りながら生まれてきたイメージを織り込んでいきます。
糸の準備から、縦糸はり、そして織りすすんでいく
その時間は、私にとっても大事な瞑想的な時間になっていきます。
展示会のために織るときも同じ。季節がどんなふうな色をのぞんでいるのかなとか、首にまいたとき、気持ちがいいのはどんな素材かなとか。
8月の初めにも、仲間との結婚式の服とショールを注文いただきました。お腹に赤ちゃんがいて、式の時には4ヶ月くらいとのこと、それほど目立たないときなので、半袖ワンピースをコゴメウツギという緑の葉なのに和なピンクに染まる植物で染めました。
君嶋さん結婚式の写真

新郎には、手持ちの手織りパンツに合うようにとのことで、きれいな緑にいったん染めてから、カキドオシなどでグレーをかけて出す、海松色(みるいろ)に染めたシャツを着てもらいました。

ショールに合わせてコゴメウツギのピンクとシャツの海松色と織り込みました。新婦が、前々回のブログで紹介したカモジグサの色が好きだと話しておられたので、その薄い黄色もアクセントに。
そしたら、織っているうちに、あー、この黄色はお腹の赤ちゃんの光のイメージだなって思えてきました。            髪飾りも、色を大事にされて調和していて、素敵な記念写真を送ってもらったのでブログに掲載させてもらいます。このとき、同じ縦糸で織った、別のショールは、結婚式と同じ日に「キのうえ」で展示会のときに売れていきました。
コゴメウツギのピンクのきれいなショール
この秋、初めて関西での展示会をします。
13年くらい前からの友人で、パン屋さん、素敵なテラスのあるCAFEが併設されているameen's ovenで、展示販売させていただきます。
少し涼しくなってきたので、初めてウールを織り込んでみたいと思います。                      

exhibition@夙川 ameen's  oven
「森色Terrace」
10/8(金) 9(土) 10(日) 11:00~20:00
8(金)19:00~ 一二三(hi-fu-mi)Live 
 

mulberriean at 12:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)