July 30, 2005

茶の味 - 石井克人の脳の中

15b0ff89.jpg石井克人監督作品、「茶の味」を見ました。「鮫肌男と桃尻女」「PARTY 7」も見ましたが、この作品が最もよかった。これまではどちらかというと激しめの作品でしたが、今回はとても和やか。基本は典型的な日本映画によくある「淡々と日常を描く系」なんですが、それに石井克人の独特の世界観がプラスされた感じ。ストーリーは…
『春野家の家族はそれぞれ心にモヤモヤとした悩みを抱えていた。長男ハジメは片思い、妹の幸子はときどい巨大化した自分を見てしまうことにとまどっていた。母親の美子は仕事復帰に悩みを抱え、父親は妻に取り残されたような感じを抱く。そんな春野家に美子の弟アヤノが帰省。彼はある決心をして帰ってきたのだが…。』(アマゾンより)

見終わった後まず感じたのは、監督の考えているイメージだとか表現したいことが、とてもストレートに表現されているな、ということ。特に、長男ハジメと妹・幸子の周りで起こる出来事はなんというか…監督自身のような気がしました。そしてアニメーターである母・美子の劇中の作品は完全なる彼の趣味(Party7しかり)。

以前、ZAZENBOYSの向井秀徳が夢は何かと聞かれて、
『映画を作ること。なぜなら自分の考えていることをイメージ・映像として表現するというのは数ある表現の方法の中でも究極のものであるから』
みたいな話をしてて…私は今回の「茶の味」を見て、なるほどと感じたわけです。確かにこの映画は監督が考えていることがとてもよく伝わる、これは石井克人の脳の中だ、と。

なんかどうでもいいことを書いている気がしてきました…

さて、そんなことはおいといて、この映画自体かなりいいです。感動するし、笑えるし、田舎を舞台とした映像もきれいだし、音楽もいい(リトルテンポ)。どのキャストも魅力的、歌もアニメもCGもある。縁側でお茶を飲むのもいい、と盛り沢山。全体的に分かりやすい作品なんじゃないでしょうか。

オススメ。
mumblemurmur at 18:55 │Comments(0)TrackBack(1)movie 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 茶の味  [ 日々映画三昧 ]   August 09, 2005 23:32
オフィシャルサイト → 茶の味山間の小さな町に暮らす春野家の人々。彼らはそれぞれ悩みを抱え悶々としていた。内気な高校生の長男・一は恋に悩み、小学校に入学したての妹・幸子は時折ふと現われる巨大な自分の分身に困惑している。母・美子は子育てが一段落したことでアニ

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔